Red Hat Training

A Red Hat training course is available for RHEL 8

17.2.2. Hyper-V Enlightenment の有効化

Hyper-V Enlightenment では、KVM が Microsoft Hyper-V ハイパーバイザーをエミュレートするための方法を利用できます。これにより、Windows 仮想マシンのパフォーマンスが向上します。

以下のセクションは、対応している Hyper-V Enlightenment と、その有効化に関する情報を提供します。

17.2.2.1. Windows 仮想マシンでの Hyper-V Englightenment の有効化

Hyper-V Enlightenment により、RHEL 8 ホストで実行している Windows 仮想マシンでパフォーマンスが向上します。それを有効にする方法は、次を参照してください。

手順

  1. virsh edit コマンドを使用して、仮想マシンの XML 設定を表示します。以下に例を示します。

    # virsh edit windows-vm
  2. 以下の <hyperv> サブセクションを XML の <features> セクションに追加します。

    <features>
      [...]
      <hyperv>
        <relaxed state='on'/>
        <vapic state='on'/>
        <spinlocks state='on' retries='8191'/>
        <vpindex state='on'/>
        <runtime state='on' />
        <synic state='on'/>
        <stimer state='on'/>
        <frequencies state='on'/>
      </hyperv>
      [...]
    </features>

    XML に <hyperv> サブセクションがすでに含まれている場合は、上記のようにこれを変更します。

  3. 以下のように、設定の クロック セクションを変更します。

    <clock offset='localtime'>
      <timer name='hypervclock' present='yes'/>
    </clock>
  4. XML 設定を保存して終了します。
  5. 仮想マシンが実行中の場合は再起動します。

検証

  • virsh dumpxml コマンドを使用して、実行中の仮想マシンの XML 構成を表示します。次のセグメントが含まれている場合は、Hyper-V Enlightenment が仮想マシンで有効になります。

    <hyperv>
      <relaxed state='on'/>
      <vapic state='on'/>
      <spinlocks state='on' retries='8191'/>
      <vpindex state='on'/>
      <runtime state='on' />
      <synic state='on'/>
      <stimer state='on'/>
      <frequencies state='on'/>
    </hyperv>
    
    <clock offset='localtime'>
      <timer name='hypervclock' present='yes'/>
    </clock>