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11.2.2.6. CLI を使用して仮想マシンに LVM ベースのストレージを作成して割り当てる方法

以下は、LVM ベースのストレージプールおよびストレージボリュームの作成と、仮想マシンへのボリュームの割り当てに関する情報を提供します。

11.2.2.6.1. CLI で LVM ベースのストレージプールの作成

ここでは、LVM ベースのストレージプールを作成する手順を説明します。

推奨情報

LVM ベースのストレージプールを作成する前に、以下の点に注意してください。

  • LVM ベースのストレージプールは、LVM の柔軟性を完全には提供しません。
  • libvirt は、シン論理ボリュームに対応しますが、シンストレージプールの機能は提供しません。
  • LVM ベースのストレージプールは、ボリュームグループです。Logical Volume Manager コマンド、または virsh コマンドを使用して、ボリュームグループを作成できます。virsh インターフェースを使用してボリュームグループを管理する場合は、virsh コマンドを使用してボリュームグループを作成します。

    ボリュームグループの詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 論理ボリュームマネージャ管理ガイド』を参照してください。

  • LVM ベースのストレージプールには、完全なディスクパーティションが必要です。この手順で新しいパーティションまたはデバイスをアクティベートすると、パーティションはフォーマットされ、すべてのデータが削除されます。ホストの既存のボリュームグループ (VG) を使用すると、何も消去されません。ストレージデバイスのバックアップは、開始前に行うことが推奨されます。

前提条件

  • ハイパーバイザーが LVM ベースのストレージプールをサポートしていることを確認します。

    # virsh pool-capabilities | grep "'logical' supported='yes'"

    コマンドの出力が表示される場合には、LVM ベースのストレージプールはサポートの対象です。

手順

  1. ストレージプールを作成します。

    virsh pool-define-as コマンドを使用して、LVM タイプのストレージプールを定義して作成します。たとえば、以下は、/dev/sdc にマウントされる libvirt_lvm LVM を使用するストレージプールを guest_images_logical という名前で作成します。作成したストレージプールは、/dev/libvirt_lvm としてマウントされます。

    # virsh pool-define-as guest_images_logical logical --source-dev=/dev/sdc --source-name libvirt_lvm --target /dev/libvirt_lvm
    Pool guest_images_logical defined

    作成するストレージプールの XML 構成がすでにある場合は、XML を基にプールを定義することもできます。詳細は、「LVM ベースのストレージプールパラメーター」 を参照してください。

  2. プールが作成されたことの確認

    virsh pool-list コマンドを使用して、プールが作成されたことを確認します。

    # virsh pool-list --all
    
      Name                   State      Autostart
      -------------------------------------------
      default                active     yes
      guest_images_logical   inactive   no
  3. ストレージプールを起動します。

    virsh pool-start コマンドを使用して、ストレージプールをマウントします。

    # virsh pool-start guest_images_logical
      Pool guest_images_logical started
    注記

    virsh pool-start コマンドは、永続ストレージプールにのみ必要です。一時的なストレージプールは、作成時に自動的に起動します。

  4. (必要に応じて) 自動起動をオンにします。

    デフォルトでは、virsh コマンドを使用して定義したストレージプールは、libvirtd が起動するたびに自動的に起動するようには設定されていません。virsh pool-autostart コマンドを使用して、ストレージプールが自動的に起動するように設定します。

    # virsh pool-autostart guest_images_logical
      Pool guest_images_logical marked as autostarted

検証

  1. virsh pool-list コマンドを使用して、自動起動 の状態を確認します。

    # virsh pool-list --all
    
      Name                   State      Autostart
      -------------------------------------------
      default                active     yes
      guest_images_logical   inactive   yes
  2. ストレージプールが正しく作成され、報告されたサイズが期待どおりで、状態が 実行中 と報告されたことを確認します。

    # virsh pool-info guest_images_logical
      Name:           guest_images_logical
      UUID:           c7466869-e82a-a66c-2187-dc9d6f0877d0
      State:          running
      Persistent:     yes
      Autostart:      yes
      Capacity:       458.39 GB
      Allocation:     197.91 MB
      Available:      458.20 GB