Red Hat Training

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19.3. 仮想マシンプロセスのバックトレース

仮想マシンの誤作動に関連するプロセスが機能する場合には、プロセス識別子 (PID) を指定して gstack コマンドを使用し、誤作動しているプロセスの実行スタックトレースを生成できます。プロセスがスレッドグループの一部である場合は、スレッドもすべてトレースされます。

前提条件

  • GDB パッケージがインストールされている。

    GDB および利用可能なコンポーネントのインストール方法は、Installing the GNU Debugger を参照してください。

  • バックトレースするプロセスの PID を把握している。

    pgrep コマンドの後にプロセス名を使用すると、PID を検索できます。以下に例を示します。

    # pgrep libvirt
    22014
    22025

手順

  • gstack ユーティリティーの後にバックトレースするプロセスの PID を指定して使用します。

    たとえば、以下のコマンドは、PID 22014 で libvirt プロセスをバックトレースします。

    # gstack 22014
    Thread 3 (Thread 0x7f33edaf7700 (LWP 22017)):
    #0  0x00007f33f81aef21 in poll () from /lib64/libc.so.6
    #1  0x00007f33f89059b6 in g_main_context_iterate.isra () from /lib64/libglib-2.0.so.0
    #2  0x00007f33f8905d72 in g_main_loop_run () from /lib64/libglib-2.0.so.0
    ...

関連情報

仮想マシンの問題報告およびログ提供に使用する追加のリソース

追加でヘルプおよびサポートを依頼するには、以下を行います。

  • redhat-support-tool コマンドラインオプション、Red Hat Portal UI、または FTP のいくつかの方法を使用して、サービスリクエストを発行します。

  • サービス依頼の送信時に SOS Report およびログファイルをアップロードします。

    これにより、Red Hat サポートエンジニアが必要な診断情報をすべて参照できるようになります。