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第40章 システムのルーティングプロトコルの設定

このセクションでは、Free Range Routing (FRRouting または FRR) 機能を使用して、システムに必要なルーティングプロトコルを有効にして設定する方法を説明します。

40.1. FRRouting の概要

Free Range Routing (FRRouting または FRR) は、AppStream リポジトリーで利用可能な frr パッケージで提供されるルーティングプロトコルスタックです。

FRR は、以前のバージョンの RHEL で使用されていた Quagga に代わるものです。このように、FRR は、複数のルーティングプロトコル IPv4 および IPv6 に対応する TCP/IP ベースのルーティングサービスを提供します。

対応プロトコルは次のとおりです。

  • BGP (Border Gateway Protocol)
  • IS-IS (Intermediate System to Intermediate System)
  • OSPF (Open Shortest Path First)
  • PIM (Potocol-Independent Multicast)
  • RIP (Routing Information Protocol)
  • RIPng (Routing Information Protocol next generation)
  • EIGRP (Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)
  • NHRP (Next Hop Resolution Protocol)
  • BFD (Bidirectional Forwarding Detection)
  • PBR (Policy-based Routing)

FRR には、以下のサービスが含まれます。

  • zebra
  • bgpd
  • isisd
  • ospfd
  • ospf6d
  • pimd
  • ripd
  • ripngd
  • eigrpd
  • nhrpd
  • bfdd
  • pbrd
  • staticd
  • fabricd

frr がインストールされている場合、システムは専用ルーターとして動作します。これにより、ルーティングプロトコルを使用する内部ネットワークまたは外部ネットワークのいずれかで、その他のルーターとルーティング情報を交換します。