Red Hat Training
A Red Hat training course is available for RHEL 8
1.5. インストール時のイーサネットインターフェイスの接頭辞のカスタマイズ
イーサネットインターフェイスにデフォルトのデバイス命名ポリシーを使用しない場合は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のインストール時にカスタムデバイス接頭辞を設定できます。
重要
Red Hat は、RHEL のインストール時に接頭辞を設定した場合にのみ、カスタマイズされたイーサネット接頭辞を持つシステムをサポートします。すでにデプロイされているシステムでの prefixdevname
ユーティリティーの使用はサポートされていません。
インストール時にデバイス接頭辞を設定した場合、udev
サービスはインストール後にイーサネットインターフェイスに <prefix><index>
という形式を使用します。たとえば、接頭辞 net
を設定すると、サービスはイーサネットインターフェイスに net0
、net1
などの名前を割り当てます。
udev
サービスはカスタム接頭辞にインデックスを追加し、既知のイーサネットインターフェイスのインデックス値を保存します。インターフェイスを追加すると、udev
は、以前に割り当てたインデックス値より 1 大きいインデックス値を新しいインターフェイスに割り当てます。
前提条件
- 接頭辞が ASCII 文字で構成されている。
- 接頭辞が英数字の文字列である。
- 接頭辞が 16 文字未満である。
-
接頭辞が、
eth
、eno
、ens
、em
などの他の既知のネットワークインターフェイス接頭辞と競合しない。
手順
- Red Hat Enterprise Linux インストールメディアを起動します。
ブートマネージャーで、次の手順を実行します。
-
Install Red Hat Enterprise Linux <version>
エントリーを選択します。 - Tab を押してエントリーを編集します。
-
net.ifnames.prefix=<prefix>
をカーネルオプションに追加します。 - Enter を押してインストールプログラムを起動します。
-
- Red Hat Enterprise Linux をインストールします。
検証
インターフェイス名を確認するには、ネットワークインターフェイスを表示します。
# ip link show ... 2: net0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP mode DEFAULT group default qlen 1000 link/ether 00:00:5e:00:53:1a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff ...
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