Red Hat Training
A Red Hat training course is available for RHEL 8
1.4. System z プラットフォームで予測可能なネットワークインターフェイスデバイス名
一貫性のあるネットワークデバイス名機能が有効になると、System z プラットフォームの udev
デバイスマネージャーにより、バス ID に基づいてデバイス名が作成されます。バス ID は、s390 チャンネルサブシステム内のデバイスを識別します。
CCW (Channel Command Word) デバイスの場合、バス ID は、先頭に 0.n
接頭辞が付いたデバイス番号です。ここで n
は、サブチャンネルのセット ID です。
イーサネットインターフェイスの名前は enccw0.0.1234
などになります。SLIP (Serial Line Internet Protocol) の CTC (Channel-to-Channel) ネットワークデバイスの名前は、slccw0.0.1234
などになります。
znetconf -c
コマンドまたは lscss -a
コマンドを使用して、利用可能なネットワークデバイスとそのバス ID を表示します。
Red Hat Enterprise Linux は、RDMA over Converged Ethernet (RoCE) Express PCI 機能の予測可能で永続的なインターフェイス名もサポートしています。ユーザー識別子 (UID) と機能識別子 (FID) の 2 つの識別子が、予測可能なインターフェイス名を提供します。システムで UID ベースの予測可能なインターフェイス名を取得するには、優先される命名スキームである UID の一意性を強制します。一意の UID が使用できない場合、RHEL は FID を使用して予測可能なインターフェイス名を設定します。