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第41章 RX リングバッファーの監視およびチューニング

受信 (RX) リングバッファーは、デバイスドライバーとネットワークインターフェースカード (NIC) 間で共有バッファーで、デバイスドライバーが処理できるまで着信パケットを保存します。

パケットの破棄率によりアプリケーションが報告するようになる場合は、イーサネットデバイスの RX リングバッファーのサイズを増やすことができます。

  • データ損失
  • クラスターフェンス
  • パフォーマンスの低下
  • タイムアウト
  • バックアップの失敗

本セクションでは、破棄されたパケットの数を特定し、RX リングバッファーを増やして、パケットの高い破棄率を減らす方法を説明します。

41.1. 破棄されたパケット数の表示

ethtool ユーティリティーを使用すると、管理者はネットワークドライバーの設定をクエリー、設定、または制御できます。

RX リングバッファーを使い切ると、ethtool -S interface_name の出力の「discard」や「drop」などのカウンターにインクリメントが生じます。破棄されたパケットは、カーネルがパケットを処理できるよりも早く利用可能なバッファーが満杯になっていることを示しています。

この手順では、ethtool を使用してドロップカウンターを表示する方法を説明します。

手順

  • enp1s0 インターフェースのドロップカウンターを表示するには、次のコマンドを実行します。

    $ ethtool -S enp1s0