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53.5. 発信 TCP 接続のレイテンシーの測定

TCP 接続のレイテンシーは、接続を確立するのにかかった時間です。通常、これには、アプリケーションのランタイムではなく、カーネル TCP/IP 処理およびネットワークのラウンドトリップタイムが含まれます。

tcpconnlat ユーティリティーは、eBPF 機能を使用して、送信した SYN パケットと受信した応答パケットの時間を測定します。

手順

  1. 発信接続のレイテンシーの測定を開始します。

    # /usr/share/bcc/tools/tcpconnlat
    PID    COMM         IP SADDR      DADDR          DPORT LAT(ms)
    32151  isc-worker00 4  192.0.2.1  192.0.2.254    53    0.60
    32155  ssh          4  192.0.2.1  203.0.113.190  22    26.34
    32319  curl         4  192.0.2.1  198.51.100.59  443   188.96
    ...

    カーネルが発信接続を処理するたびに、tcpconnlat は、カーネルが応答パケットを受信すると接続の詳細を表示します。

  2. Ctrl+C を押して、追跡プロセスを停止します。

関連情報

  • 詳細は、man ページの tcpconnlat(8) を参照してください。
  • tcpconnlat および例の詳細は、/usr/share/bcc/tools/doc/tcpconnlat_example.txt ファイルを参照してください。
  • eBPF スクリプト tcpconnlat(8) をカーネルにアップロードするには、/usr/share/bcc/tools/tcpconnlat --ebpf コマンドを使用します。