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2.14. nm-connection-editor を使用したイーサネット接続の設定
イーサネット接続は、物理サーバーまたは仮想サーバーで最も頻繁に使用される接続タイプになります。Red Hat Enterprise Linux をグラフィカルインターフェイスで使用する場合は、nm-connection-editor
アプリケーションを使用してこの接続タイプを設定できます。
前提条件
- サーバーに、物理または仮想のイーサネットデバイスが設定されている。
- GNOME がインストールされている。
手順
端末を開き、次のコマンドを入力します。
$ nm-connection-editor
- + ボタンをクリックして、新しい接続を追加します。
-
イーサネット
接続タイプを選択し、作成 をクリックします。 General
タブで、以下を行います。システムの起動時または
NetworkManager
サービスを再起動する際にこの接続を自動的に有効にするには、以下を行います。-
Connect automatically with priority
を選択します。 必要に応じて、
Connect automatically with priority
の横にある優先度の値を変更します。同じデバイスに複数の接続プロファイルが存在する場合は、NetworkManager はプロファイルを 1 つだけ有効にします。デフォルトでは、NetworkManager は、自動接続が有効になっている最後のプロファイルをアクティブにします。ただし、プロファイルに優先度の値を設定すると、NetworkManager は、最も優先度が高いプロファイルをアクティブにします。
-
-
プロファイルが、この接続プロファイルを作成したユーザーに対してのみ利用可能になる場合は、
All users may connect to this network
チェックボックスの選択を解除します。
-
イーサネット
タブで、デバイスを選択します。必要に応じて、イーサネット関連の設定をさらに選択します。 -
IPv4 Settings
タブで、IPv4 設定を設定します。たとえば、静的な IPv4 アドレス、ネットワークマスク、デフォルトゲートウェイ、および DNS サーバーを設定します。 -
IPv6 設定
タブで、IPv6 設定を設定します。たとえば、静的な IPv6 アドレス、ネットワークマスク、デフォルトゲートウェイ、および DNS サーバーを設定します。 - 接続を読み込みます。
-
nm-connection-editor
を閉じます。
検証手順
デバイスおよび接続の状態を表示します。
# nmcli device status DEVICE TYPE STATE CONNECTION enp7s0 ethernet connected Example-Connection
ping
ユーティリティーを使用して、このホストがパケットを他のホストに送信できることを確認します。# ping host_name_or_IP_address