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9.3. control-center による Wi-Fi 接続の設定

Wi-Fi に接続すると、現在のネットワーク接続に応じてネットワーク設定が事前に入力されます。これは、インターフェースがネットワークに接続すると、設定が自動的に検出されることを意味します。

この手順では、control-center を使用して、Wi-Fi 設定を手動で設定する方法を説明します。

手順

  1. Super キーを押して アクティビティーの概要 を表示し、Wi-Fi と入力して Enter キーを押します。左側のメニューエントリーでは、利用可能なネットワークの一覧が表示されます。
  2. 編集する Wi-Fi 接続名の右側にある歯車アイコンを選択すると、接続の編集ダイアログが表示されます。Details メニューウィンドウには、詳細な設定が可能となる接続の詳細が表示されます。

    オプション

    1. Connect automatically を選択すると、その接続が利用可能であることを NetworkManager が検出すると、NetworkManager をこの接続に自動接続します。NetworkManager が自動的に接続しないようにする場合は、チェックボックスの選択を解除します。チェックボックスの選択を解除した場合は、ネットワーク接続のアイコンメニューでその接続を手動で選択すると、その接続が接続するようになります。
    2. 他のユーザーも接続を利用できるようにするには、Make available to other users チェックボックスを選択します。
    3. バックグラウンドデータの使用を制御することもできます。Restrict background data usage を選択しない (デフォルト) ままにしておくと、NetworkManager は、活発に使用しているデータをダウンロードしようとします。そうしない場合は、チェックボックスを選択し、NetworkManager が接続をメーター制に設定し、バックグラウンドデータ使用に制限を適用します。

      注記

      Wi-Fi 接続を削除するには、赤い Forget Connection をクリックします。

  3. Identity メニューエントリーを選択して、基本的な設定オプションを表示します。

    SSID - アクセスポイント (AP) の SSID (Service Set Identifier)

    BSSID - Basic Service Set Identifier (BSSID) は、インフラストラクチャー モードで接続する特定のワイヤレスアクセスポイントの MAC アドレスです (ハードウェアアドレス とも呼ばれています)。このフィールドはデフォルトで空白になっており、BSSID を指定せずに SSID によりワイヤレスアクセスポイントに接続できます。BSSID を指定している場合は、システムによる特定のアクセスポイントのみへの関連付けが強制的に実行されます。アドホックネットワークが生成されるときに、BSSID が、mac80211 サブシステムにより無作為に生成されます。NetworkManager では表示されません。

    MAC アドレス - MAC アドレス により、特定のワイヤレスアダプターを特定の接続 (1 つまたは複数) に関連付けることができます。

    Cloned Address - 実際のハードウェアアドレスの代わりに使用する、クローンを作成した MAC アドレス必要でない限り、空白のままにします。

  4. さらに IP アドレスを設定するには、メニューエントリーの IPv4 および IPv6 を選択します。

    デフォルトでは、現在のネットワーク設定に応じて、IPv4IPv6 の両方が自動設定に指定されています。つまり、ローカルの IP アドレス、DNS アドレスなどのアドレスは、インターフェースがネットワークに接続すると自動的に検出されます。DHCP サーバーがこのネットワークの IP 設定を割り当てるだけで十分ですが、IPv4 設定および IPv6 設定に静的な構成を指定することもできます。IPv4 メニューエントリーおよび IPv6 メニューエントリーでは、以下の設定を確認できます。

    • IPv4 Method

      • Automatic (DHCP) - 接続しているネットワークがルーター通知 (RA) または DHCP サーバーを使用して動的 IP アドレスを割り当てる場合は、このオプションを選択します。割り当てた IP アドレスは、詳細 メニューエントリーで確認できます。
      • Link-Local Only - 接続しているネットワークに DHCP サーバーがなく、IP アドレスを手動で割り当てない場合は、このオプションを選択します。接頭辞 169.254/16 付きのランダムなアドレスが、RFC 3927 に従って割り当てられます。
      • Manual - IP アドレスを手動で割り当てる場合は、このオプションを選択します。
      • Disable - この接続では IPv4 は無効です。
    • DNS

      自動ON で、この接続に DNS サーバーを割り当てる DHCP サーバーがない場合は、これを OFF に切り替えて、使用する DNS サーバーの IP アドレスを入力します。IP アドレスはコンマで区切ります。

    • Routes

      Routes セクションでは、AutomaticON になっている場合は、ルート通知 (RA) または使用する DHCP からのルートが使用されますが、他の静的ルートを追加することもできることに注意してください。OFF の場合は、静的ルートだけが使用されます。

      • Address - リモートネットワーク、サブネット、またはホストの IP アドレスを入力します。
      • Netmask - 上に入力した IP アドレスのネットマスクまたはプレフィックス長。
      • Gateway - 上に入力したリモートネットワーク、サブネット、またはホストにつながるゲートウェイの IP アドレス。
      • Metric - このルートに付与する優先値であるネットワークコスト。数値が低い方が優先されます。
    • Use this connection only for resources on its network (この接続はネットワーク上のリソースのためだけに使用)

      このチェックボックスを選択すると、この接続はデフォルトルートになりません。

      また、Wi-Fi 接続に IPv6 設定するには、IPv6 メニューエントリーを選択します。

    • IPv6 Method

      • Automatic - IPv6 ステートレスアドレス自動設定 (SLAAC) を使用して、ハードウェアのアドレスとルーター通知 (RA) に基づくステートレスの自動設定を作成するには、このオプションを選択します。
      • Automatic, DHCP only - RA を使用せず、直接 DHCPv6 に情報を要求してステートフルな設定を作成する場合は、このオプションを選択します。
      • Link-Local Only - 接続しているネットワークに DHCP サーバーがなく、IP アドレスを手動で割り当てない場合は、このオプションを選択します。接頭辞 FE80::0 付きのランダムなアドレスが、RFC 4862 に従って割り当てられます。
      • Manual - IP アドレスを手動で割り当てる場合は、このオプションを選択します。
      • Disable - この接続では IPv6 は無効です。
    • DNSRoutesUse this connection only for resources on its network フィールドが、一般的な IPv4 設定です。
  5. Wi-Fi 接続の セキュリティー を設定する場合は、Security メニューエントリーを選択します。以下の設定オプションが利用できます。

    • Security

      • None - Wi-Fi 接続は暗号化しません。
      • WEP 40/128-bit Key - IEEE 802.11 規格の Wired Equivalent Privacy (WEP)共有キー (PSK) を 1 つ使用します。
      • WEP 128-bit Passphrase - パスフレーズの MD5 ハッシュで WEP キーを引き出します。

        警告

        Wi-Fi が暗号化、WEP、または WPA を使用しない場合は、ネットワークが安全ではなく、そのネットワーク上で送信するデータをすべて読み取ることができるため、そのネットワークは使用しないでください。

      • LEAP - Cisco Systems の Lightweight Extensible Authentication Protocol。
      • Dynamic WEP (802.1X) - WEP キーは動的に変更します。
      • WPA & WPA2 Personal - IEEE 802.11i 規格の WPA (Wi-Fi Protected Access) です。WEP の代替。802.11i-2004 規格の Wi-Fi Protected Access II (WPA2)。個人モードは、事前共有キー (WPA-PSK) を使用します。
      • WPA & WPA2 Enterprise - IEEE 802.1X ネットワークアクセス制御を提供するために、RADIUS 認証サーバーと併用する WPA。
    • Password - 認証プロセスで使用するパスワードを入力します。
  6. 設定が完了したら、適用 ボタンをクリックして保存します。
注記

プラス ボタンをクリックして新しい接続を追加する場合は、NetworkManager により、その接続用の新しい設定が作成され、既存の接続の編集に使用するのと同じダイアログが表示されます。このダイアログの違いは、既存の接続プロファイルに Details メニューエントリーがあることです。