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7.4. nm-connection-editor によるネットワークブリッジの設定
グラフィカルインターフェイスで Red Hat Enterprise Linux を使用する場合は、nm-connection-editor
アプリケーションを使用してネットワークブリッジを設定できます。
nm-connection-editor
は、新しいポートだけをブリッジに追加できることに注意してください。既存の接続プロファイルをポートとして使用するには、nmcli コマンドを使用したネットワークブリッジの設定 の説明に従って、nmcli
ユーティリティーを使用してブリッジを作成します。
前提条件
- サーバーに、2 つ以上の物理ネットワークデバイスまたは仮想ネットワークデバイスがインストールされている。
- ブリッジのポートとしてイーサネットデバイスを使用するには、物理または仮想のイーサネットデバイスをサーバーにインストールする必要があります。
- ブリッジのポートとしてチーム、ボンディング、または VLAN デバイスを使用するには、これらのデバイスがまだ設定されていないことを確認してください。
手順
端末を開き、
nm-connection-editor
と入力します。$
nm-connection-editor
- + ボタンをクリックして、新しい接続を追加します。
-
接続タイプ
Bridge
を選択し、作成 をクリックします。 Bridge
タブで以下を行います。-
必要に応じて、
Interface name
フィールドにブリッジインターフェイスの名前を設定します。 追加 ボタンをクリックして、ネットワークインターフェイスの新しい接続プロファイルを作成し、プロファイルをポートとしてブリッジに追加します。
-
インターフェイスの接続タイプを選択します。たとえば、有線接続に
Ethernet
を選択します。 - 必要に応じて、ポートデバイスの接続名を設定します。
-
イーサネットデバイスの接続プロファイルを作成する場合は、
Ethernet
タブを開き、Device
フィールドで選択し、ポートとしてブリッジに追加するネットワークインターフェイスを選択します。別のデバイスタイプを選択した場合は、それに応じて設定します。 - Save をクリックします。
-
インターフェイスの接続タイプを選択します。たとえば、有線接続に
ブリッジに追加する各インターフェイスに、直前の手順を繰り返します。
-
必要に応じて、
- 必要に応じて、スパニングツリープロトコル (STP) オプションなどの追加のブリッジ設定を行います。
ブリッジの IP 設定を設定します。このブリッジを他のデバイスのポートとして使用する場合は、この手順を省略します。
IPv4 Settings
タブで、IPv4 設定を設定します。たとえば、静的な IPv4 アドレス、ネットワークマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS サーバー、DNS 検索ドメインを設定します。IPv6 設定
タブで、IPv6 設定を設定します。たとえば、静的な IPv6 アドレス、ネットワークマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS サーバー、DNS 検索ドメインを設定します。
- ブリッジ接続を保存します。
-
nm-connection-editor
を閉じます。
検証手順
ip
ユーティリティーを使用して、特定のブリッジのポートであるイーサネットデバイスのリンクステータスを表示します。# ip link show master bridge0 3: enp7s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel master bridge0 state UP mode DEFAULT group default qlen 1000 link/ether 52:54:00:62:61:0e brd ff:ff:ff:ff:ff:ff 4: enp8s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel master bridge0 state UP mode DEFAULT group default qlen 1000 link/ether 52:54:00:9e:f1:ce brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
bridge
ユーティリティーを使用して、任意のブリッジデバイスのポートであるイーサネットデバイスの状態を表示します。# bridge link show 3: enp7s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 master bridge0 state forwarding priority 32 cost 100 4: enp8s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 master bridge0 state listening priority 32 cost 100 5: enp9s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 master bridge1 state forwarding priority 32 cost 100 6: enp11s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 master bridge1 state blocking priority 32 cost 100 ...
特定のイーサネットデバイスのステータスを表示するには、
bridge link show dev ethernet_device_name
コマンドを使用します。