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第23章 nmstate-autoconf を使用した LLDP を使用したネットワーク状態の自動設定

ネットワークデバイスは、LLDP (Link Layer Discovery Protocol) を使用して、LAN でその ID、機能、およびネイバーを通知できます。nmstate-autoconf ユーティリティーは、この情報を使用してローカルネットワークインターフェイスを自動的に設定できます。

重要

nmstate-autoconf ユーティリティーは、テクノロジープレビューとしてのみ提供されます。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の本番環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらのプレビューは、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供します。これにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。

テクノロジープレビュー機能のサポート範囲については、Red Hat カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

23.1. nmstate-autoconf を使用したネットワークインターフェイスの自動設定

nmstate-autoconf ユーティリティーは、LLDP を使用して、スイッチに接続されているインターフェイスの VLAN 設定を識別し、ローカルデバイスを設定します。

この手順では、以下のシナリオで、スイッチが LLDP を使用して VLAN 設定をブロードキャストすることを前提としています。

  • RHEL サーバーの enp1s0 および enp2s0 インターフェイスは、VLAN ID 100 および VLAN 名 prod-net で設定されたスイッチポートに接続されています。
  • RHEL サーバーの enp3s0 インターフェイスは、VLAN ID 200 および VLAN 名 mgmt-net で設定されたスイッチポートに接続されています。

nmstate-autoconf ユーティリティーは、この情報を使用して、サーバーに以下のインターフェイスを作成します。

  • bond100 - enp1s0enp2s0 がポートとして使用されるボンディングインターフェイス
  • prod-net - bond100 上の VLAN インターフェイスと VLAN ID 100
  • mgmt-net - enp3s0 上の VLAN インターフェイスと VLAN ID 200

LLDP が同じ VLAN ID をブロードキャストする別のスイッチポートに複数のネットワークインターフェイスを接続する場合、nmstate-autoconf はこのインターフェイスでボンディングを作成し、さらにその上に共通 VLAN ID を設定します。

前提条件

  • nmstate パッケージがインストールされている。
  • ネットワークスイッチで LLDP が有効になっている。
  • イーサネットインターフェイスが稼働している。

手順

  1. イーサネットインターフェイスで LLDP を有効にします。

    1. 以下の内容で、~/enable-lldp.yml などのファイルを作成します。

      interfaces:
        - name: enp1s0
          type: ethernet
          lldp:
            enabled: true
        - name: enp2s0
          type: ethernet
          lldp:
            enabled: true
        - name: enp3s0
          type: ethernet
          lldp:
            enabled: true
    2. 設定をシステムに適用します。

      # nmstatectl apply ~/enable-lldp.yml
  2. LLDP を使用してネットワークインターフェイスを設定します。

    1. 必要に応じて、ドライランを起動して、nmstate-autoconf が生成する YAML 設定を表示し、確認します。

      # nmstate-autoconf -d enp1s0,enp2s0,enp3s0
      ---
      interfaces:
      - name: prod-net
        type: vlan
        state: up
        vlan:
          base-iface: bond100
          id: 100
      - name: mgmt-net
        type: vlan
        state: up
        vlan:
          base-iface: enp3s0
          id: 200
      - name: bond100
        type: bond
        state: up
        link-aggregation:
          mode: balance-rr
          port:
          - enp1s0
          - enp2s0
    2. nmstate-autoconf を使用して、LLDP から受信した情報に基づいて設定を生成し、その設定をシステムに適用します。

      # nmstate-autoconf enp1s0,enp2s0,enp3s0

次のステップ

検証

  1. 各インターフェイスの設定を表示します。

    # nmstatectl show <interface_name>

関連情報

  • nmstate-autoconf(8) の man ページ