Red Hat Training
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8.13. RAID 論理ボリュームのサイズ変更
RAID 論理ボリュームのサイズは、以下の方法で変更できます。
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いずれのタイプの RAID 論理ボリュームのサイズも、
lvresize
コマンドまたはlvextend
コマンドで増やすことができます。これは、RAID イメージの数を変更するものではありません。ストライプ化 RAID 論理ボリュームでは、ストライプ化 RAID 論理ボリュームの作成時と同じ、ストライプを丸める制約が適用されます。
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いずれのタイプの RAID 論理ボリュームのサイズも、
lvresize
コマンドまたはlvreduce
コマンドで減らすことができます。これは、RAID イメージの数を変更するものではありません。lvextend
コマンドでは、ストライプ化 RAID 論理ボリュームの作成時と同じストライプを丸める制約が適用されます。
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lvconvert
コマンドで--stripes N
パラメーターを使用すると、ストライプ化 RAID 論理ボリューム (raid4/5/6/10
) のストライプの数を変更できます。このように、ストライプを追加または削除することで、RAID 論理ボリュームのサイズを増減できます。raid10
ボリュームにはストライプを追加することしかできないため注意してください。この機能は、同じ RAID レベルを維持しながら、RAID 論理ボリュームの属性を変更できる、RAID の 再成形 機能の一部になります。RAID 再成形と、lvconvert
コマンドを使用して RAID 論理ボリュームを再生成する例は、man ページのlvmraid
(7) を参照してください。