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第8章 共有ストレージ上での LVM の設定

共有ストレージは、複数のノードが同時にアクセスできるストレージです。LVM を使用して共有ストレージを管理できます。共有ストレージは通常、クラスターおよび高可用性セットアップで使用されます。共有ストレージがシステム上でどのように表示されるかについては、次の 2 つの一般的なシナリオがあります。

  • LVM デバイスはホストに接続され、ゲストの仮想マシンに渡されて使用されます。この場合、デバイスはホストによって使用されることは決して意図されておらず、ゲストの仮想マシンによってのみ使用されます。
  • マシンはファイバチャネルなどを使用してストレージエリアネットワーク (SAN) に接続されており、SAN LUN は複数のマシンから認識されます。

8.1. 仮想マシンディスク用の LVM の設定

仮想マシンストレージがホストに公開されるのを防ぐために、LVM デバイスアクセスと LVM の system ID を設定できます。これを行うには、問題のデバイスをホストから除外します。これにより、ホスト上の LVM がゲストの VM に渡されたデバイスを認識したり使用したりすることがなくなります。VG 内に LVM の system ID をゲストの仮想マシンと一致するように設定することで、ホスト上の仮想マシンのの VG が誤って使用されるのを防ぐことができます。

手順

  1. lvm.conf ファイルで、デバイスを除外するパスをフィルタリングします。

    filter = [ "r|^path_to_device$|" ]
  2. オプション:LVM デバイスをさらに保護できます。

    1. lvm.conf ファイルのホストと VM の両方で LVM の system ID 機能を設定します。

      system_id_source = "uname"
    2. VG の system ID を仮想マシンの system ID と一致するように設定します。これにより、ゲスト仮想マシンのみが VG をアクティブ化できるようになります。

      $ vgchange --systemid <VM_system_id> <VM_vg_name>