3.3. サブスクリプションをサポートするシステムリポジトリーのオーバーライド
osbuild-composer
サービスは /etc/yum.repos.d/redhat.repo
ファイルで定義されているシステムのサブスクリプションを使用することができます。osbuild-composer
でシステムサブスクリプションを使用するには、次を持つリポジトリーオーバーライドを定義します。
-
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
で定義されているリポジトリーと同じbaseurl
。 -
"rhsm": true
の値は、JSON オブジェクトで定義されます。
前提条件
-
システムに
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
で定義されたサブスクリプションがある。 - リポジトリーオーバーライドを作成している。システムリポジトリーのオーバーライド を参照してください。
手順
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
ファイルからbaseurl
を取得します。# cat /etc/yum.repos.d/redhat.repo [AppStream] name = AppStream mirror example baseurl = https://mirror.example.com/RHEL-8/8.0/AppStream/x86_64/os/ enabled = 1 gpgcheck = 0 sslverify = 1 sslcacert = /etc/pki/ca1/ca.crt sslclientkey = /etc/pki/ca1/client.key sslclientcert = /etc/pki/ca1/client.crt metadata_expire = 86400 enabled_metadata = 0
同じ
baseurl
を使用するようにリポジトリーオーバーライドを設定し、rhsm
を true に設定します。{ "x86_64": [ { "name": "AppStream mirror example", "baseurl": "https://mirror.example.com/RHEL-8/8.0/AppStream/x86_64/os/", "gpgkey": "-----BEGIN PGP PUBLIC KEY BLOCK-----\n\n (…)", "check_gpg": true, "rhsm": true } ] }
注記osbuild-composer
は、自動的に/etc/yum.repos.d/
で定義されたリポジトリーを使用していません。システムリポジトリーのオーバーライドとして、composer-cli
を使用して追加のsource
として手動で指定する必要があります。システムリポジトリーのオーバーライドは通常、BaseOS および AppStream リポジトリーに使用されますが、composer-cli
ソースは他のすべてのリポジトリーに使用されます。
その結果、Image Builder はホストシステムから /etc/yum.repos.d/redhat.repo
ファイルを読み取り、それをサブスクリプションのソースとして使用します。