1.2. RHEL for Edge イメージの作成とデプロイ方法

RHEL for Edge イメージの設定とデプロイには、次の 2 つのフェーズが含まれます。

  1. イメージビルダーツールを使用して RHEL rpm-ostree イメージを作成します。composer-cli ツールのコマンドラインインターフェイスから Image Builder にアクセスするか、RHEL Web コンソールのグラフィカルユーザーインターフェイスを使用できます。
  2. RHEL インストーラーを使用したイメージのデプロイ

RHEL for Edge イメージの作成中、以下のイメージタイプのいずれかを選択できます。別の RHEL for Edge イメージを設定するには、ネットワークアクセスが必要な場合と必要でない場合があります。次の表を参照してください。

表1.1 RHEL for Edge イメージタイプ

イメージタイプ説明ネットワークベースのデプロイメントに適していますネットワークベース以外のデプロイメントに適しています

RHEL for Edge Commit (.tar)

コミットイメージは、完全なオペレーティングシステムが含まれていても、直接起動することはできません。Commit イメージタイプを起動するには、それをデプロイする必要があります。

いいえ

RHEL for Edge Container (.tar)

このコンテナーでは、OSTree のコミットを作成し、Web サーバーのある OCI コンテナーに埋め込みます。コンテナーが起動すると、Web サーバーは OSTree リポジトリーとしてコミットを提供します。

いいえ

RHEL for Edge Installer (.iso)

RHEL for Edge Installer イメージタイプは、実行中のコンテナーからコミットをプルし、組み込みの OSTree コミットを使用するように設定されたキックスタートファイルを持つ、インストール可能なブート ISO を作成します。

いいえ

RHEL for Edge Raw image (.raw.xz)

圧縮された Raw イメージは、既存のデプロイ済み OSTree コミットを含むパーティションレイアウトを含むファイルから設定されています。ハードディスクで RHEL Raw イメージをフラッシュするか、仮想マシンで起動できます。

RHEL for Edge Simplified Installer (.iso)

Simplified Installer イメージタイプは、実行中のコンテナーからコミットをプルし、組み込みの OSTree コミットを使用するように設定されたキックスタートファイルを持つ、インストール可能なブート ISO を作成します。

イメージタイプはその内容によって異なるため、各種デプロイメント環境に適しています。