7.2. RHEL for Edge デバイス用の自動プロビジョニングとオンボーディング

RHEL for Edge デバイスの自動プロビジョニングとオンボーディングには、次の高レベルの手順が含まれます。

  1. RHEL システムをインストールおよび登録する
  2. Image Builder のインストール
  3. Image Builder を使用して RHEL for Edge Container イメージのカスタムブループリントを作成する
  4. RHEL for Edge のブループリントを Image Builder にインポートする
  5. OSTree リポジトリーとしてコミットをデプロイする準備が整った Web サーバーで、OCI コンテナーに組み込む RHEL for Edge イメージを作成する
  6. ストレージデバイスパスのカスタマイズと FDO のカスタマイズを使用して、edge-simplified-installer のブループリントを作成します。

    name = "fdo"
    description = "FDO blueprint"
    version = "0.0.1"
    packages = []
    modules = []
    groups = []
    distro = ""
    
    [customizations]
    installation_device = "/dev/vda"
    
    [customizations.fdo]
    manufacturing_server_url = "http://10.0.0.2:8080"
    diun_pub_key_insecure = "true"
  7. RHEL for Edge イメージ用の簡略化されたインストーラー RHEL を構築します。
  8. RHEL for Edge の簡略化されたインストーラーイメージをダウンロードします。
  9. 簡易インストーラ ISO イメージをデバイスにインストールします。FIDO FDO クライアントは Simplified Installer ISO で実行され、UEFI ディレクトリー構造によりイメージが起動可能になります。
  10. ネットワーク設定により、デバイスは製造サーバーに接続して、最初のデバイス認証情報の交換を実行できます。
  11. システムがエンドポイントに到達すると、デバイスに対してデバイスの認証情報が作成されます。
  12. オンボードサーバーは、デバイスクレデンシャルを使用して、オンボードサーバーに対して認証を行います。オンボーディングサーバーは、設定をデバイス/システムに渡します。システムに接続した後、オンボーディングサーバーに接続し、設定を受け取ります。
  13. オンボーディングサーバーはデバイスに SSH キーを提供し、システムをインストールします。
  14. 次に、システムを再起動し、TPM に保存されている強力なキーで暗号化します。
  15. 作成したブループリントの認証情報を使用してシステムにログインし、Simplified Installer ISO イメージに作成された設定を確認できます。