Red Hat Training

A Red Hat training course is available for RHEL 8

8.4. RHEL Image Builder を使用したハードニング済みイメージの作成

OpenSCAP と RHEL Image Builder の統合により、仮想マシンでデプロイ可能なハードニング済みイメージを作成できます。

前提条件

  • root ユーザーまたは welder グループのメンバーであるユーザーとしてログインしている。

手順

  1. 次の内容で、TOML 形式のブループリントを作成します。

    name = "blueprint_name"
    description = "blueprint_description"
    version = "0.0.1"
    modules = []
    groups = []
    distro = ""
    
    [customizations]
    [[customizations.user]]
    name = "scap-security-guide"
    description = "Admin account"
    password = secure_password_hash
    key = ssh-key
    home = "/home/scap-security-guide"
    group = ["wheel"]
    
    [[customizations.filesystem]]
    mountpoint = "/tmp"
    size = "20 GiB"
    
    [customizations.openscap]
    datastream = "/usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel8-ds.xml "
    profile_id = "cis"
  2. OpenSCAP イメージのビルドを開始します。

    # composer-cli compose start blueprint_name qcow2

    blueprint_name はブループリント名です。

    イメージビルドの準備ができたら、デプロイメントでハードニング済みイメージを使用できます。仮想マシンの作成 を参照してください。

検証

ハードニング済みイメージを仮想マシンにデプロイした後、設定コンプライアンスのスキャンを実行して、イメージが選択したセキュリティープロファイルに適合していることを確認できます。

重要

設定コンプライアンススキャンを実行しても、システムが準拠しているとは限りません。詳細については、設定コンプライアンススキャン を参照してください。

  1. SSH を使用してイメージに接続します。
  2. oscap スキャナーを実行します。

    # scap-workbench
  3. SCAP ワークベンチで、以下を実行します。

    1. スキャンするシステムのバージョンを選択します。コンテンツの読み込みを クリックします。
    2. スキャンするプロファイルを選択し、スキャン をクリックします。OpenSCAP は、システムのすべての要件をチェックします。
    3. Scan をクリックして、選択したプロファイルでシステムをスキャンします。
    4. スキャンが完了したら、レポートを表示 をクリックします。