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4.4. コマンドラインインターフェイスを使用したブループリントの編集

コマンドライン (CLI) インターフェイスで既存のブループリントを編集して、たとえば、新しいパッケージを追加したり、新しいグループを定義したり、カスタマイズしたイメージを作成したりできます。そのためには、以下の手順に従います。

前提条件

  • ブループリントを作成している。

手順

  1. 既存のブループリントをリストします。

    # composer-cli blueprints list
  2. ブループリントをローカルテキストファイルに保存します。

    # composer-cli blueprints save BLUEPRINT-NAME
  3. BLUEPRINT-NAME .toml ファイルをテキストエディターで編集し、変更を加えます。
  4. 編集を完了する前に、ファイルが有効なブループリントであることを確認します。

    1. ブループリントに次の行が存在する場合は、それを削除します。

      packages = []
    2. たとえば、バージョン番号を 0.0.1 から 0.1.0 に増やします。RHEL Image Builder のブループリントバージョンでは、セマンティックバージョニングスキームを使用する必要があります。また、バージョンを変更しない場合、パッチバージョンコンポーネントが自動的に増加することにも注意してください。
  5. ファイルを保存し、テキストエディターを閉じます。
  6. ブループリントを RHEL Image Builder にプッシュして戻します。

    # composer-cli blueprints push BLUEPRINT-NAME.toml
    注記

    ブループリントを RHEL iImage Builder にインポートして戻すには、.toml 拡張子を含むファイル名を指定しますが、他のコマンドではブループリント名のみを使用します。

検証

  1. RHEL Image Builder にアップロードした内容が編集内容と一致することを確認するには、ブループリントの内容をリストします。

    # composer-cli blueprints show BLUEPRINT-NAME
  2. ブループリントに記載されているコンポーネントおよびバージョンと、その依存関係が有効かどうかを確認します。

    # composer-cli blueprints depsolve BLUEPRINT-NAME