Red Hat Training
A Red Hat training course is available for RHEL 8
第4章 Image Builder コマンドラインインターフェイスを使用したシステムイメージの作成
Image Builder は、カスタムのシステムイメージを作成するツールです。Image Builder を制御してカスタムシステムイメージを作成するには、コマンドラインインターフェイス (CLI) または Web コンソールインターフェイスを使用できます。ただし、現時点では、Image Builder を使用する方法として CLI が推奨されています。
4.1. Image Builder コマンドラインインターフェイスの紹介
Image Builder コマンドラインインターフェイス (CLI) は、現在、Image Builder を使用するための推奨される方法です。Web コンソールインターフェイス よりも多くの機能を提供します。CLI を使用するには、適切なオプションとサブコマンドを指定して composer-cli
コマンドを実行します。
コマンドラインインターフェイスのワークフローの概要は次のようになります。
- 平文テキストファイルにブループリント定義をエクスポート (保存) する。
- テキストエディターでこのファイルを編集する。
- ブループリントテキストファイルを Image Builder にインポート (プッシュ) します。
- compose を実行して、ブループリントからイメージを構築する。
- イメージファイルをエクスポートして、ダウンロードする。
この手順を実行する基本的なサブコマンドとは別に、composer-cli
コマンドには、設定したブループリントと Compose の状態を調べるサブコマンドが多数あります。
composer-cli
コマンドを非 root として実行するには、ユーザーは、weldr
または root
グループに属している必要があります。
ユーザーを
weldr
またはroot
グループに追加するには、次のコマンドを実行します:$ sudo usermod -a -G weldr user $ newgrp weldr