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第1章 RHEL Image Builder の説明

システムをデプロイするには、システムイメージを作成します。RHEL システムイメージを作成するには、RHEL Image Builder ツールを使用します。RHEL Image Builder を使用することで、RHEL のカスタマイズされたシステムイメージを作成できます。これには、クラウドプラットフォームへのデプロイメント用に準備されたシステムイメージが含まれます。RHEL Image Builder は、各出力タイプのセットアップの詳細を自動的に処理するため、手動でイメージを作成する方法よりも使いやすく、作業が高速です。RHEL Image Builder の機能には、composer-cli ツールのコマンドラインインターフェイス、または RHEL Web コンソールのグラフィカルユーザーインターフェイスを使用してアクセスできます。

注記

RHEL 8.3 以降では、osbuild-composer バックエンドが lorax-composer に取って代わります。新しいサービスには、イメージビルド向けの REST API が含まれます。

1.1. RHEL Image Builder の用語

RHEL Image Builder は次の概念を使用します。

ブループリント

ブループリントは、カスタマイズされたシステムイメージの説明です。システムの一部となるパッケージとカスタマイズが一覧表示されます。ブループリントをカスタマイズして編集し、特定のバージョンとして保存できます。ブループリントからシステムイメージを作成すると、イメージは RHEL Image Builder インターフェイスでブループリントに関連付けられます。

ブループリントは TOML 形式で作成します。

Compose
コンポーズは、特定のブループリントの特定のバージョンに基づいた、システムイメージの個別のビルドです。用語としての Compose は、システムイメージと、その作成、入力、メタデータ、およびそのプロセス自体のログを指します。
カスタマイズ
カスタマイズは、パッケージではないイメージの仕様です。これには、ユーザー、グループ、および SSH 鍵が含まれます。