Red Hat Training

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第10章 コンテナーをレジストリーにプッシュしてイメージに埋め込む

RHEL Image Builder を使用すると、OpenSCAP ツールを使用してセキュリティーが強化されたイメージをビルドできます。ブループリントでコンテナーのカスタマイズがサポートされていることを利用して、コンテナーを作成し、作成したイメージに直接埋め込むことができます。

10.1. コンテナーをイメージに埋め込むブループリントのカスタマイズ

registry.access.redhat.com レジストリーからコンテナーを埋め込むには、ブループリントにコンテナーのカスタマイズを追加する必要があります。以下に例を示します。

[[containers]]
source = "registry.access.redhat.com/ubi9/ubi:latest"
name =  "local-name"
tls-verify = true
  • source - 必須フィールド。これは、レジストリーにあるコンテナーイメージへの参照です。この例では、registry.access.redhat.com レジストリーを使用します。タグのバージョンを指定できます。デフォルトのタグバージョンは latest です。
  • name - ローカルレジストリー内のコンテナーの名前。
  • tls-verify - ブールフィールド。tls-verify ブールフィールドは、トランスポート層のセキュリティーを制御します。デフォルト値は true です。

    RHEL Image Builder は、イメージのビルド中にコンテナーをプルし、コンテナーをイメージに格納します。デフォルトのローカルコンテナーストレージの場所は、イメージの種類によって異なります。そのため、Podman などのすべてのサポート container-tools がそれを使用できます。組み込みコンテナーは開始されません。保護されたコンテナーリソースにアクセスするには、containers-auth.json ファイルを使用できます。