21.4. TLS 変数

次の変数を使用して、トランスポートレベルセキュリティー (TLS) プロトコルを設定できます。

表21.1 TLS ロール変数

ロール変数説明

mssql_tls_enable

この変数は、TLS 暗号化を有効または無効にします。

microsoft.sql.server Ansible ロールは、変数が true に設定されていると、以下のタスクを実行します。

  • SQL Server の /etc/pki/tls/certs/ に TLS 証明書をコピーします。
  • 秘密鍵を SQL Server 上の /etc/pki/tls/private/ にコピーします。
  • TLS 証明書および秘密鍵を使用して接続を暗号化するように SQL Server を設定します。

false に設定すると、TLS 暗号化が無効になります。このロールは、既存の証明書および秘密鍵ファイルを削除しません。

mssql_tls_cert

この変数を定義するには、TLS 証明書ファイルのパスを入力します。

mssql_tls_private_key

この変数を定義するには、秘密鍵ファイルのパスを入力します。

mssql_tls_remote_src

ロールが mssql_tls_cert ファイルと mssql_tls_private_key ファイルをリモートで検索するか、コントロールノードで検索するかを定義します。

デフォルトの false に設定すると、ロールは Ansible コントロールノードで mssql_tls_cert または mssql_tls_private_key ファイルを検索します。

true に設定すると、ロールは Ansible 管理対象ノードで mssql_tls_cert または mssql_tls_private_key ファイルを検索します。

mssql_tls_version

この変数を定義して、使用する TSL バージョンを選択します。

既定値は 1.2 です。

mssql_tls_force

この変数を true に設定すると、ホストコンピューターの証明書および秘密鍵のファイルが置き換えられます。ファイルは、/etc/pki/tls/certs/ ディレクトリーおよび /etc/pki/tls/private/ ディレクトリーの下に存在している必要があります。

デフォルトは false です。