2.2. Ansible Engine から Ansible Core への移行

RHEL 8.6 以降のバージョンでは、Ansible Core が Ansible Engine に置き換わります。Ansible Engine から Ansible Core に移行して、Red Hat 製品によって生成された Ansible Automation コンテンツを有効にし、RHEL 8.6 リリースからサポートされている RHEL Ansible コンテンツの必要なすべての機能を取得します。

前提条件

  • 1 つ以上の 管理対象ノード (RHEL システムロールで設定するシステム) へのアクセスおよびパーミッション。
  • コントロールノード (このシステムから Red Hat Ansible Engine は他のシステムを設定) へのアクセスおよびパーミッション。

コントロールノードでは、

  • RHEL8.6 以降のバージョンがインストールされています。cat /etc/redhat-release コマンドを使用して、RHEL のバージョンを確認できます。
  • rhel-system-roles パッケージがインストールされている。
  • 管理対象ノードが記載されているインベントリーファイルがある。

手順

  1. Ansible Engine をインストールします。

    # yum remove ansible
  2. ansible-2-for-rhel-8-x86_64-rpms リポジトリーを無効にします。

    # subscription-manager repos --disable ansible-2-for-rhel-8-x86_64-rpms
  3. RHEL 8 AppStream リポジトリーで利用可能な Ansible Core をインストールします。

    # yum install ansible-core

検証

  • ansible-core パッケージがシステムに存在することを確認します。

    # yum info ansible-core

ansible-core パッケージが実際にシステムに存在する場合、コマンド出力には、パッケージ名、バージョン、リリース、サイズなどに関する情報が表示されます。

Available Packages
Name         : ansible-core
Version      : 2.12.2
Release      : 1.fc34
Architecture : noarch
Size         : 2.4 M
Source       : ansible-core-2.12.2-1.fc34.src.rpm
Repository   : updates
Summary      : A radically simple IT automation system
URL          : http://ansible.com