第8章 Identity Management のセキュリティー設定

Identity Management のセキュリティー関連機能について詳しく説明します。

8.1. Identity Management がデフォルトのセキュリティー設定を適用する方法

デフォルトでは、RHEL 8 の Identity Management (IdM) はシステム全体の暗号化ポリシーを使用します。このポリシーの利点は、個々の IdM コンポーネントを手動で強化する必要がないことです。

重要

Red Hat は、システム全体の暗号化ポリシーを使用することが推奨されます。個々のセキュリティー設定を変更すると、IdM のコンポーネントが破損する可能性があります。たとえば、RHEL 8 の Java は、TLS 1.3 プロトコルに完全に対応していません。したがって、このプロトコルを使用すると、IdM でエラーが発生する可能性があります。

関連情報

  • crypto-policies(7) man ページを参照してください。