9.11. コンテナー

Fulcio と Rekor を使用した sigstore 署名のクライアントがテクノロジープレビューとして利用可能になりました。

Fulcio および Rekor サーバーを使用すると、秘密キーを手動で管理する代わりに、OpenID Connect (OIDC) サーバー認証に基づく短期証明書を使用して署名を作成できるようになりました。Fulcio と Rekor を使用した sigstore 署名のクライアントがテクノロジープレビューとして利用できるようになりました。この追加機能はクライアント側のサポートのみであり、Fulcio サーバーや Rekor サーバーは含まれません。

policy.json ファイルに fulcio セクションを追加します。コンテナーイメージに署名するには、podman push --sign-by-sigstore=file.yml または skopeo copy --sign-by-sigstore=file.yml コマンドを使用します。ここで、file.yml は sigstore 署名パラメーターファイルです。

署名を検証するには、policy.json ファイルに fulcio セクションと rekorPublicKeyPath または rekorPublicKeyData フィールドを追加します。詳細は、containers-policy.json の man ページを参照してください。

Jira:RHELPLAN-136610

Podman の Quadlet がテクノロジープレビューとして利用可能になりました。

Podman v4.4 以降では、Quadlet を使用して、コンテナーの説明から systemd サービスファイルをテクノロジープレビューとして自動的に生成できます。コンテナーの説明は systemd ユニットファイル形式です。この説明では、関連するコンテナーの詳細に焦点を当てており、systemd でコンテナーを実行する際の技術的な複雑さは隠しています。Quadlet は、systemd ユニットファイルよりも作成と保守が簡単です。

詳細については、アップストリームのドキュメントMake systemd better for Podman with Quadlet を参照してください。

Jira:RHELPLAN-148394

podman-machine コマンドはサポート対象外です。

仮想マシンを管理するための podman-machine コマンドは、テクノロジープレビューとしてのみ利用可能です。代わりに、コマンドラインから直接 Podman を実行してください。

Jira:RHELDOCS-16861