第4章 新機能

ここでは、Red Hat Enterprise Linux 8.8 に追加された新機能および主要な機能拡張を説明します。

4.1. インストーラーおよびイメージの作成

Image Builder Web コンソールでブループリントとイメージを作成するための新しく改良された方法

この機能強化により、イメージビルダーツールの統合バージョンにアクセスできるようになり、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しました。

Image Builder ダッシュボード GUI の注目すべき機能強化は次のとおりです。

  • カーネル、ファイルシステム、ファイアウォール、ロケール、その他のカスタマイズなど、これまで CLI のみでサポートされていたすべてのカスタマイズを使用してブループリントをカスタマイズできるようになりました。
  • ブループリントを .JSON または .TOML 形式でアップロードまたはドラッグすることでブループリントをインポートし、インポートされたブループリントからイメージを作成できます。
  • ブループリントを .JSON または .TOML 形式でエクスポートまたは保存することもできます。
  • 並べ替え、フィルタリングが可能で、大文字と小文字が区別されるブループリントリストにアクセスします。
  • Image Builder ダッシュボードを使用して、次のタブに移動してブループリント、イメージ、ソースにアクセスできるようになりました。

    • ブループリント - ブループリントタブで、ブループリントをインポート、エクスポート、または削除できるようになりました。
    • イメージ - イメージタブでは、次のことができます。

      • イメージをダウンロードします。
      • イメージログをダウンロードします。
      • イメージを削除します。
    • ソース - ソースタブでは、次のことができます。

      • イメージをダウンロードします。
      • イメージログをダウンロードします。
      • イメージのソースを作成します。
      • イメージを削除します。

Jira:RHELPLAN-139448

イメージビルダーで構築された .vhd イメージの 64 ビット ARM のサポート

以前は、イメージビルダーツールで作成された Microsoft Azure .vhd イメージは、64 ビット ARM アーキテクチャーではサポートされていませんでした。この更新プログラムでは、64 ビット ARM Microsoft Azure .vhd イメージのサポートが追加され、イメージビルダーを使用して .vhd イメージを構築し、Microsoft Azure クラウドにアップロードできるようになりました。

Jira:RHELPLAN-139424