8.11. Identity Management

クライアントシークレットを必要とする外部 IdP への認証が可能になりました。

以前は、SSSD はクライアントシークレットを外部 ID プロバイダー (IdP) に適切に渡しませんでした。その結果、クライアントシークレットを要求するように ipa idp-add --secret コマンドで以前に設定した外部 IdP に対する認証が失敗しました。この更新により、SSSD はクライアントシークレットを IdP に渡し、ユーザーは認証できるようになります。

Jira:RHELPLAN-148303

IdM は、Ansible を使用した sudo ルールのホストマスクの設定をサポートするようになりました。

以前は、ipa sudorule-add-host コマンドでは、sudo ルールで使用されるホストマスクを設定できましたが、このオプションは ansible-freeipa パッケージには存在していませんでした。この更新により、ansible-freeipa hostmask 変数を使用して、Identity Management (IdM) で定義された特定の sudo ルールが適用されるホストマスクのリストを定義できるようになりました。

その結果、Ansible を使用して IdM sudo ルールのホストマスクの設定を自動化できるようになりました。

Bugzilla:2127912

変更ログの圧縮をスケジュールした時間が正しく機能するようになりました。

以前は、変更ログの圧縮にカスタムのスケジュール時間を設定すると、サーバーは新しい設定を適用せず、変更ログの圧縮がピーク時に開始される可能性がありました。このリリースでは、サーバーは変更ログ圧縮のカスタム時間を正しく適用するようになりました。

Bugzilla:2130276