11.19. サポート性

getattachment コマンドが複数の添付ファイルを一度にダウンロードできない

redhat-support-tool コマンドは、添付ファイルをダウンロードするための getattachment サブコマンドを提供します。ただし、getattachment は現在、1 つの添付ファイルしかダウンロードできず、複数の添付ファイルをダウンロードできません。

回避策として、getattachment サブコマンドで各添付ファイルのケース番号と UUID を渡すことにより、複数の添付ファイルを 1 つずつダウンロードできます。

(BZ#2064575)

redhat-support-toolFUTURE 暗号化ポリシーを使用すると機能しない

カスタマーポータル API の証明書が使用する暗号化キーは FUTURE のシステム全体の暗号化ポリシーが定義する要件を満たさないので、現時点で redhat-support-tool ユーティリティーは、このポリシーレベルでは機能しません。

この問題を回避するには、カスタマーポータル API への接続中に DEFAULT 暗号化ポリシーを使用します。

(BZ#1802026)

IBM Power Systems (Little Endian) で sos report を実行するとタイムアウトする

数百または数千の CPU を搭載した IBM Power Systems (Little Endian) で sos report コマンドを実行すると、/sys/devices/system/cpu ディレクトリーの膨大なコンテンツを収集する際のプロセッサープラグインはデフォルトのタイムアウトである 300 秒に達します。回避策として、それに応じてプラグインのタイムアウトを増やします。

  • 1 回限りの設定の場合は、次を実行します。
# sos report -k processor.timeout=1800
  • 永続的な変更を行うには、/etc/sos/sos.conf ファイルの [plugin_options] セクションを編集します。
[plugin_options]
# Specify any plugin options and their values here. These options take the form
# plugin_name.option_name = value
#rpm.rpmva = off
processor.timeout = 1800

値の例は 1800 に設定されています。特定のタイムアウト値は、特定のシステムに大きく依存します。プラグインのタイムアウトを適切に設定するには、次のコマンドを実行して、タイムアウトなしで 1 つのプラグインを収集するために必要な時間を最初に見積もることができます。

# time sos report -o processor -k processor.timeout=0 --batch --build

(BZ#2011413)