4.17. クラウド環境の RHEL

RHEL 仮想マシンが Ampere Altra アーキテクチャーでサポートされるようになりました

今回の更新により、RHEL オペレーティングシステムの実行が、Ampere® Altra® アーキテクチャーに基づくプロセッサーを搭載した Azure Virtual Machines でサポートされるようになりました。

(JIRA:RHELPLAN-121252)

open-vm-tools が 12.0.5 にリベースされました

open-vm-tools パッケージがバージョン 12.0.5 にアップグレードされ、多数の バグ修正および新機能が追加されました。最も注目すべきは、Salt Minion ツールをゲスト OS 変数で管理するためのサポートが追加されたことです。

(BZ#2061193)

cloud-init の新しい SSH モジュール

今回の更新で、cloud-init ユーティリティーに SSH モジュールが追加され、インスタンスの作成時にホストキーが自動的に生成されるようになりました。

この変更により、デフォルトの cloud-init 設定が更新されました。したがって、ローカルの変更がある場合は、/etc/cloud/cloud.cfg に "ssh_genkeytypes: ['rsa', 'ecdsa', 'ed25519']" 行が含まれていることを確認してください。

それ以外の場合は、cloud-initsshd サービスの起動に失敗するイメージを作成します。この場合は、問題を回避するには、以下の手順を実施します。

  1. /etc/cloud/cloud.cfg ファイルに以下の行が含まれていることを確認します。

    ssh_genkeytypes:  ['rsa', 'ecdsa', 'ed25519']
  2. インスタンスに /etc/ssh/ssh_host_* ファイルが存在するかどうかを確認します。
  3. /etc/ssh/ssh_host_* ファイルが存在しない場合は、以下のコマンドを使用してホストキーを生成します。

    cloud-init single --name cc_ssh
  4. sshd サービスを再起動します。

    systemctl restart sshd

(BZ#2115791)