第10章 非推奨になった機能
ここでは、Red Hat Enterprise Linux 8 で 非推奨 となった機能の概要を説明します。
非推奨の機能は、本製品の今後のメジャーリリースではサポートされない可能性が高く、新たに実装することは推奨されません。特定のメジャーリリースにおける非推奨機能の最新情報は、そのメジャーリリースの最新版のリリースノートを参照してください。
非推奨機能のサポートステータスは、Red Hat Enterprise Linux 8 では変更されません。サポート期間の詳細は、Red Hat Enterprise Linux Life Cycle および Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle を参照してください。
現行および今後のメジャーリリースでは、非推奨のハードウェアコンポーネントの新規実装は推奨されません。ハードウェアドライバーの更新は、セキュリティーと重大な修正にのみ行われます。Red Hat は、このようなハードウェアの早期交換をお勧めします。
パッケージが非推奨となり、使用の継続が推奨されない場合があります。製品からパッケージが削除されることもあります。その場合には、製品のドキュメントで、非推奨となったパッケージと同様、同一、またはより高度な機能を提供する最近のパッケージが指定され、詳しい推奨事項が記載されます。
RHEL 7 で使用され、RHEL 8 で 削除された 機能の詳細は RHEL 8 の導入における検討事項 を参照してください。
10.1. インストーラーおよびイメージの作成
複数のキックスタートコマンドおよびオプションが非推奨になりました。
RHEL 8 キックスタートファイルで以下のコマンドとオプションを使用すると、ログに警告が表示されます。
-
auth
またはauthconfig
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device
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deviceprobe
-
dmraid
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install
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lilo
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lilocheck
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mouse
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multipath
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bootloader --upgrade
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ignoredisk --interactive
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partition --active
-
reboot --kexec
特定のオプションだけが一覧表示されている場合は、基本コマンドおよびその他のオプションは引き続き利用でき、非推奨ではありません。
キックスタートの詳細および変更点は、RHEL 8 の導入における検討事項の キックスタートの変更 を参照してください。
(BZ#1642765)
キックスタートコマンド ignoredisk
の --interactive
オプションが非推奨になりました。
Red Hat Enterprise Linux の将来のリリースで --interactive オプション
を使用すると、致命的なインストールエラーが発生します。このオプションを削除するには、キックスタートファイルを変更することが推奨されます。
(BZ#1637872)
キックスタートの autostep
コマンドが非推奨に
autostep
コマンドが非推奨になりました。このコマンドに関する関連セクションは、RHEL 8 ドキュメント から削除されました。
(BZ#1904251)