第5章 新機能
ここでは、Red Hat Enterprise Linux 8.2 に追加された新機能および主要な機能強化を説明します。
5.1. インストーラーおよびイメージの作成
システムを登録し、RHEL サブスクリプションを割り当て、Red Hat CDN からインストールする機能
RHEL 8.2 では、パッケージのインストール前に、システムを登録し、RHEL サブスクリプションを割り当て、Red Hat コンテンツ配信ネットワーク (CDN) からインストールすることができます。インタラクティブな GUI インストールと、自動キックスタートインストールが、この機能をサポートしています。次の利点があります。
- サイズの小さい Boot ISO イメージファイルを使用することで、サイズの大きい Binary DVD ISO イメージファイルをダウンロードする必要がなくなります。
- CDN は最新のパッケージを使用するため、インストール直後に、完全にサブスクライブされた、最新のシステムになります。インストール後にパッケージの更新をインストールする必要はありません。
- 登録は、パッケージのインストール前に実行されるため、インストールプロセスが短く、簡素化されます。
- Red Hat Insights の統合サポートが利用可能です。
(BZ#1748281)
インストール時にシステムを Red Hat Insights に登録する機能
RHEL 8.2 では、インストール時にシステムを Red Hat Insights に登録することができます。インタラクティブな GUI インストールと、自動キックスタートインストールが、この機能をサポートしています。
次の利点があります。
- 事業運営に影響が及ぶ前に、問題を特定し、優先順位を付け、解決することが容易になります。
- 予測分析により、プロアクティブにセキュリティー、パフォーマンス、可用性、および安定性に対する脅威を特定して修復します。
- お使いの環境における問題と予定外のダウンタイムを回避します。
Image Builder では、Azure イメージを作成するために cloud-init サポートが利用できるようになりました。
今回の機能強化により、Image Builder で作成された Azure イメージで cloud-init サポートが利用できるようになりました。その結果、顧客に対し、迅速なプロビジョニング付きのオンプレミスイメージの作成、およびカスタムデータの追加機能が利用可能になりました。
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