5.4. インフラストラクチャーサービス
graphviz-python3
が CRB リポジトリーで配布されるようになりました。
今回の更新で、graphviz-python3
パッケージが RHEL 8 に追加されました。このパッケージは、Python から Graphviz グラフ描画ソフトウェアを使用するのに必要なバインディングを提供します。
graphviz-python3
パッケージは、サポート対象外の CodeReady Linux Builder リポジトリー (CRB) で配布されている点に留意してください。
tuned
がバージョン 2.13.0 にリベースされました。
tuned
パッケージがアップストリームバージョン 2.13.0 にアップグレードされました。主な機能強化は、次のとおりです。
- アーキテクチャーに依存したチューニングフレームワークが追加されました。
- 複数の include ディレクティブのサポートが追加されました。
-
sap-hana
、latency-performance
、およびrealtime
プロファイルのチューニングが更新されました。
powertop
がバージョン 2.11 にリベースされました。
powertop
パッケージがバージョン 2.11 にアップグレードされました。これは、以下の主要な変更を提供するものです。
- EHL、TGL、ICL/ICX プラットフォームのサポート
(BZ#1716721)
BIND が GeoLite Legacy GeoIP に代わって .GeoIP2 に対応するようになりました。
BIND では、GeoLite Legacy GeoIP ライブラリーに対応しなくなりました。今回の更新で、GeoLite Legacy GeoP が GeoIP2 に置き換えられました。これは、libmaxminddb
データ形式で提供されます。
新しい形式では、設定変更が必要になる場合があること、また、この形式では、以下のレガシー GeoIP アクセス制御リスト (ACL) 設定をサポートしないことに留意してください。
- geoip netspeed
- geoip org
- ISO 3166 Alpha-3 国名コード
(BZ#1564443)
stale-answer
が、DDoS 攻撃の場合に古いキャッシュレコードを提供するようになりました。
以前は、分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃により、権威サーバーが SERVFAIL エラーで失敗していました。今回の更新で、stale-answer
機能が新しいレスポンスを取得するまで期限切れのレコードを提供するようになりました。
serve-stale
機能を有効または無効にするには、次のいずれかを使用します。
- 設定ファイル
- リモート制御チャンネル (rndc)
BIND がバージョン 9.11.13 にリベースされました。
bind
パッケージが、バージョン 9.11.13 にアップグレードされました。以下は、主な変更点です。
-
tcp-highwater
統計情報変数が追加されました。この変数は、実行時に記録された同時 TCP クライアントの最大数を表示します。 -
SipHash-2-4
ベースの DNS Cookies (RFC 7873) アルゴリズムが追加されました。 -
minimal-responses
設定オプションがどのように設定されているかに関わらず、プライミングクエリーをルーティングするためのグルーアドレスが返されます。 -
named-checkconf
コマンドが、DNS64
ネットワーク接頭辞の有効性を確保するようになりました。 -
trusted-keys
およびmanaged-keys
ステートメントが両方とも同じ名前に設定されている場合、RFC 5011 ごとの自動ロールオーバーに失敗することがなくなりました。代わりに、警告メッセージがログに記録されます。 -
dig
およびnslookup
ユーティリティーにおける国際化ドメイン名 (IDN) について、処理が端末で実行されない場合 (スクリプトで実行されるなどの場合) 、デフォルトで無効になりました。dig
における IDN 処理は、+idnin
および+idnout
オプションを使用して切り替えることができます。
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