5.10. 動的プログラミング言語、Web サーバー、およびデータベースサーバー

新しいモジュール python38 が導入されました。

RHEL 8.2 では Python 3.8 が導入されました。これは新しいモジュール python38 および ubi8/python-38 コンテナーイメージで提供されます。

Python 3.6 と比較しての主な機能強化は、以下のとおりです。

  • 新しい Python モジュール (contextvarsdataclasses、または importlib.resources など)
  • ウォルラス演算子 (:= ) とも呼ばれる代入式、位置のみのパラメーターなどの新しい言語機能
  • breakpoint() 組み込み関数、= 形式の文字列書式指定、Python および拡張モジュールのデバッグビルドと非デバッグビルド間の互換性による、開発者エクスペリエンスの向上
  • パフォーマンスの向上
  • オプションの静的タイプヒントのサポートの改善
  • 簡単にデバッグできるようにフォーマットされた文字列リテラルへの = 指定子の追加 (f-strings)
  • パッケージ (piprequestsCython) のバージョンの更新

Python 3.8 およびこれのためにビルドされたパッケージは、同じシステムの Python 3.6 と並行してインストールできます。

python38 モジュールには、システムツール (RPM、DNF、SELinux など) にバインドされる、python36 モジュール向けに提供されているのと同じバイナリーは含まれないことに留意してください。

python38 モジュールからパッケージをインストールするには、たとえば、以下を使用します。

# yum install python38
# yum install python38-Cython

python38:3.8 モジュールストリームは、自動的に有効になります。

インタープリターを実行するには、たとえば、以下を使用します。

$ python3.8
$ python3.8 -m cython --help

詳細は、「Python の使用」を参照してください。

Red Hat は、RHEL 8 のライフサイクルが終了するまで Python 3.6 のサポートを継続することに留意してください。Python 3.8 のライフサイクルは短くなります。「Red Hat Enterprise Linux 8 Application Streams ライフサイクル」を参照してください。

(BZ#1747329)

mod_wsgi インストールの変更

以前は、yum install mod_wsgi コマンドを使用して mod_wsgi モジュールのインストールを試行すると、必ず python3-mod_wsgi パッケージがインストールされていました。RHEL 8.2 では、Python 3.6 に加えて、Python 3.8 が導入されました。今回の更新で、インストールする mod_wsgi のバージョン指定が必要になりました。指定しない場合、エラーメッセージが返されます。

mod_wsgi の Python 3.6 バージョンをインストールするには、次を実行します。

# yum install python3-mod_wsgi

mod_wsgi の Python 3.8 バージョンをインストールするには、次を実行します。

# yum install python38-mod_wsgi

python3-mod_wsgipython38-mod_wsgi パッケージは互いに競合するため、Apache HTTP Server の制限により、システムには一方の mod_wsgi モジュールしかインストールできないことに留意してください。

今回の変更が原因で、BZ#1829692 に記載されている既知の依存関係の問題が発生します。

(BZ#1779705)

IBM Z の zlib における、ハードウェアアクセラレートされた deflate のサポート。

今回の更新で、IBM Z メインフレームの zlib ライブラリーに、ハードウェアアクセラレートされた deflate アルゴリズムのサポートが追加されました。その結果、IBM Z ベクターマシンでの圧縮および圧縮解除のパフォーマンスが改善されました。

(BZ#1659433)

IBM Power Systems (リトルエンディアン) で gzip を圧縮解除した場合のパフォーマンス向上

今回の更新で、32 ビットの Cyclic Redundancy Check (CRC32) の最適化が IBM Power Systems (リトルエンディアン) の zlib ライブラリーに追加されました。その結果、gzip ファイルの圧縮解除のパフォーマンスが改善されました。

(BZ#1666798)

新しいモジュールストリーム: maven:3.6

RHEL 8.2 では、新しいモジュールストリーム maven:3.6 が導入されています。このバージョンの Maven ソフトウェアプロジェクトの管理および解釈を行うツールでは、RHEL 8.0 で配布される maven:3.5 ストリームについて、数多くのバグ修正とさまざまな機能強化が提供されます。

maven:3.6 ストリームをインストールするには、以下を使用します。

# yum module install maven:3.6

maven:3.5 ストリームからアップグレードする場合は、「後続のストリームへの切り替え」を参照してください。

(BZ#1783926)

mod_md が ACMEv2 プロトコルをサポートするようになりました。

mod_md モジュールがバージョン 2.0.8 に更新されました。今回の更新で、Automatic Certificate Management Environment (ACME) 証明書発行および管理プロトコルのバージョン 2 のサポートなど、多くの機能が追加されました。これは、Internet Engineering Task Force (IETF) 規格 (RFC 8555) です。元の ACMEv1 プロトコルは引き続きサポートされますが、一般的なサービスプロバイダーでは非推奨となっています。

(BZ#1747923)

PHP 7.3 の新しい拡張機能

php:7.3 モジュールストリームが更新され、2 つの新しい PHP 拡張 (rrd および Xdebug) を提供するようになりました。

rrd 拡張は、RRDtool C ライブラリーへのバインディングを提供します。RRDtool は、時系列データのデータロギングおよびグラフ化を行うハイパフォーマンスシステムです。

Xdebug 拡張は、デバッグと開発を支援するために含まれています。拡張機能は開発のみを目的として提供されるということに留意してください。製品環境では使用できません。

RHEL 8 での PHP のインストールおよび使用の詳細は、「 Using the PHP scripting language」を参照してください。

(BZ#1769857, BZ#1764738)

新しいパッケージ: perl-LDAP および perl-Convert-ASN1

今回の更新で、RHEL 8 に perl-LDAP パッケージと Perl-Convert-ASN1 パッケージが追加されました。perl-LDAP パッケージでは、Perl 言語向けの LDAP クライアントが提供されます。perl-LDAP には、perl-Convert-ASN1 パッケージが必要です。これは、Basic Encoding Rules (BER) および Distinguished Encoding Rules (DER) を使用して、Abstract Syntax Notation One (ASN.1) データ構造をエンコードおよびデコードするものです。

(BZ#1663063, BZ#1746898)

sscg がパスワードで保護された秘密鍵ファイルの生成をサポートするようになりました。

sscg ユーティリティーが、パスワードで保護された秘密鍵ファイルを生成できるようになりました。これにより、秘密鍵の保護レベルがさらに追加されます。これは、FreeRADIUS などの一部のサービスで必要です。

(BZ#1717880)


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