5.6.6. カーネル
ディスクレスブートを使用した RHEL for Real Time 8 のインストールが非推奨になりました。
ディスクレスブートにより、複数のシステムがネットワーク経由で root ファイルシステムを共有できます。メリットはありますが、ディスクレスブートでは、リアルタイムのワークロードでネットワークレイテンシーが発生する可能性が高くなります。RHEL for Real Time 8 の将来のマイナー更新では、ディスクレスブート機能はサポートされなくなります。
qla3xxx
ドライバーが非推奨になりました。
RHEL 8 では、qla3xxx
ドライバーが非推奨になりました。このドライバーは、本製品の今後のメジャーリリースではサポートされない可能性が高く、新たに実装することは推奨されません。
(BZ#1658840)
dl2k
、dnet
、ethoc
、および dlci
ドライバーは非推奨になりました。
RHEL 8 では、dl2k
、dnet
、ethoc
、および dlci
ドライバーが非推奨になりました。このドライバーは、本製品の今後のメジャーリリースではサポートされない可能性が高く、新たに実装することは推奨されません。
(BZ#1660627)
rdma_rxe
Soft-RoCE ドライバーが非推奨に
Remote Software Direct Memory Access over Converged Ethernet (Soft-RoCE) は RXE としても知られており、RDMA (Remote Direct Memory Access) をエミュレートする機能です。RHEL 8 では、Soft-RoCE 機能が、サポートされていないテクノロジープレビューとして利用できます。ただし、安定性の問題により、この機能は非推奨になり、RHEL 9 では削除されます。
(BZ#1878207)