第8章 バグ修正

本パートでは、ユーザーに大きな影響を及ぼしていた Red Hat Enterprise Linux 8.2 のバグで修正されたものを説明します。

8.1. インストーラーおよびイメージの作成

カーネル起動パラメーター version または inst.version を指定しても、インストールプログラムが停止しなくなります。

以前では、version または inst.version のブートパラメーターを指定してカーネルコマンドラインからインストールプログラムを起動すると、バージョン (例: anaconda 30.25.6) が表示され、インストールプログラムが停止していました。

今回の更新で、カーネルコマンドラインからインストールプログラムを起動した場合に、version パラメーターおよび inst.version パラメーターが無視されるため、インストールプログラムは停止しません。

(BZ#1637472)

インストーラーにおける s390x のセキュアブートのサポート

以前は、RHEL 8.1 は、セキュアブートの使用を強制する IBM Z 環境で使用するためにブートディスクの準備をサポートしていました。インストール時に使用されるサーバーおよびハイパーバイザーの機能により、そのオンディスクフォーマットにセキュアブートのサポートが含まれるかを判断していました。インストール時にオンディスク形式に影響を与える方法はありませんでした。したがって、セキュアブートに対応している環境で RHEL 8.1 をインストールした場合、セキュアブートに対応していない環境に移行すると、一部のフェイルオーバーシナリオで起動したようにシステムを起動することはできませんでした。

今回の更新で、zipl ツールのセキュアブートオプションを設定できるようになりました。これを行うには、以下のいずれかを使用します。

  • キックスタート zipl コマンドと、そのオプション (--secure-boot--no-secure-boot--force-secure-boot など) の 1 つ。
  • GUI の Installation Summary ウィンドウから、System > Installation Destination > Full disk summary and boot loader リンクを選択してシステムの起動デバイスを設定することができます。その結果、セキュアブートに対応していない環境でも、インストールを起動できるようになりました。

(BZ#1659400)

セキュアブート機能が利用できるようになりました。

以前は、secure= ブートオプションのデフォルト値が auto に設定されていなかったため、セキュアブート機能が利用できませんでした。今回の更新で、事前設定されていない限り、デフォルト値が auto に設定され、セキュアブート機能が利用できるようになりました。

(BZ#1750326)

/etc/sysconfig/kernel ファイルが new-kernel-pkg スクリプトを参照しなくなりました。

以前は、/etc/sysconfig/kernel ファイルが new-kernel-pkg スクリプトを参照していました。ただし、 new-kernel-pkg スクリプトは RHEL 8 システムに含まれていません。今回の更新で、new-kernel-pkg スクリプトの参照が /etc/sysconfig/kernel ファイルから削除されました。

(BZ#1747382)

インストールで、許容される最大値を超える数のデバイスを boot-device NVRAM 変数に設定しません。

以前は、RHEL 8 のインストールプログラムが、許容される最大値を超える数のデバイスを boot-device NVRAM 変数に設定していました。これにより、デバイスが最大数を超えるシステムでインストールが失敗していました。今回の更新で、RHEL 8 インストールプログラムが、最大デバイス設定を確認し、許可された数のデバイスしか追加しないようになりました。

(BZ#1748756)

インストールが、ネットワーク上にないキックスタートファイルの URL コマンドで指定されたイメージの場所に対して機能します。

以前は、イメージのリモートの場所によってトリガーされるネットワークアクティベーションが、ネットワーク上にないキックスタートファイルの URL コマンドで指定されていた場合、インストールがプロセスの初期段階で失敗していました。今回の更新で問題が修正され、CD-ROM やローカルブロックデバイスなど、ネットワーク上にないキックスタートファイルの URL コマンドを使用してイメージの場所を提供するインストールが期待どおりに機能するようになりました。

(BZ#1649359)

RHEL 8 インストールプログラムは、未フォーマットのデバイスの ECKD DASD のみを確認します。

以前は、未フォーマットのデバイスを確認する際に、インストールプログラムがすべての DASD デバイスを確認していました。しかし、インストールプログラムが確認する必要があるのは、ECKD DASD デバイスのみでした。これにより、SWAPGEN のある FBA DASD デバイスが使用されると、インストールはトレースバックで失敗していました。今回の更新で、インストールプログラムが FBA DASD デバイスを確認しなくなり、インストールが正常に実行されるようになりました。

(BZ#1715303)


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