8.3. シェルおよびコマンドラインツール

ReaR が更新されました。

RHEL 8.2 では、ReaR (Relax-and-Recover) ユーティリティーに多くの更新が導入されました。

build ディレクトリーの処理が変更されました。以前のリリースでは、ReaR に障害が発生した場合に、build ディレクトリーが一時的な場所に保持されていました。今回の更新で、非対話的な実行で build ディレクトリーがデフォルトで削除され、ディスク領域が消費されなくなりました。

KEEP_BUILD_DIR 設定変数のセマンティクスが拡張され、新しい errors 値が追加されるようになりました。KEEP_BUILD_DIR 変数を以下の値に設定できます。

  • errors - エラーのある build ディレクトリーを保存を保存してデバッグする (以前の動作)
  • y (true) - 常に build ディレクトリーを保持する
  • n (false) - build ディレクトリーを保持しない

デフォルト値は空の文字列です。これは、ReaR を対話的に (端末内で) 実行した場合に errors を、ReaR を非対話的に実行する場合は false として処理されます。KEEP_BUILD_DIR は、デバッグモード (-d) とデバッグスクリプトモード (-D) では自動的に true に設定され、この動作は変更されていません。

以下は、主なバグ修正です。

  • NetBackup 8.0 のサポートが修正されました。
  • ReaR は、ユーザー、グループ、グループごとのユーザー数が多いシステムで、xrealloc: cannot allocate と同様なバッシュエラーで中断されなくなりました。
  • bconsole コマンドで、プロンプトが表示され、Bacula 統合の使用時に復元操作を実行できるようになりました。
  • ReaR は、docker サービスが実行中ではあるものの、docker の root ディレクトリーが定義されていない状況や、docker サービスのステータスが判断できない場合に、正しくファイルをバックアップするようになりました。
  • 移行モードでシンプールを使用したり、システムを復旧したりする場合にリカバリーに失敗しなくなりました。
  • LVM を使用したリカバリープロセス中に initramfs の再ビルドに時間がかかる問題が解決されました。
  • ReaR は、UEFI ブートローダーの使用時に、AMD および Intel 64 ビットアーキテクチャーで、正しく機能するブータブル ISO イメージを作成するようになりました。この設定でレスキューイメージを起動しても、以下のメッセージで Grub での起動が中断されることがなくなりました。(Unknown command 'configfile' (…​) Entering rescue mode…​)。この設定での GRUB_RESCUE のサポート (XFS ファイルシステムのサポートがないため、以前は失敗する可能性がありました)も修正されました。

(BZ#1729501)

mlocate パッケージのインストール時にmlocate-updatedb.timer が有効化されるようになりました。

以前のバージョンでは、 mlocate パッケージのインストール後に mlocate-updatedb.timer が無効になるため、ファイルデータベースの再インデックスは自動的に実行されませんでした。今回の更新で、mlocate-updatedb.timer タイマーが 90-default.preset ファイルに含まれるようになり、mlocate パッケージのインストール後にデフォルトで有効になります。その結果、ファイルデータベースが自動的に更新されます。

(BZ#1817591)


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