RHEL 8 での Java のインストール、更新、および構成

Red Hat Enterprise Linux 8

RHEL 8 での Java アプリケーション開発の概要

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概要

本ガイドは、Java アプリケーション開発に最適なエンタープライズプラットフォームとして、Red Hat Enterprise Linux 8 を活用するさまざまな機能とユーティリティーを説明します。

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第1章 Red Hat OpenJDK の概要

OpenJDK の Red Hat ビルドは、Java Platform Standard Edition (Java SE) のオープンソース実装です。これは、アップストリームの OpenJDK 8u プロジェクトと 11u プロジェクトをベースとしており、OpenJDK バージョン 8 と 11 の両方に、Shennandoah Galbage Collector が含まれています。

  • マルチプラットフォーム - OpenJDK が Windows および RHEL でサポートされるようになりました。これは、デスクトップ、データセンター、およびハイブリッドクラウド全体で単一の Java プラットフォームを標準化するのに役立ちます。
  • 頻繁なリリース - Red Hat は、OpenJDK 8 および 11 ディストリビューションに対して、毎年四半期ごとに JRE および JDK の更新を提供します。これは rpm ファイル、msi ファイル、zip ファイル、およびコンテナーとして利用できます。
  • 長期サポート - Red Hat は、最近リリースされた OpenJDK 11 だけでなく、OpenJDK 7 および 8 をサポートします。サポートライフサイクルの詳細は、「OpenJDK のライフサイクルおよびサポートポリシー」を参照してください。
  • Java Web Start - Red Hat OpenJDK は、Windows および RHEL 用の Java Web Start をサポートします。

第2章 RHEL 8 への Java のインストール

Java は、モバイルアプリケーションからデスクトップアプリケーション、Web アプリケーション、エンタープライズシステムまで、プラットフォームに依存しない幅広いアプリケーションを開発および実行するための環境です。Java は汎用プログラミング言語です。Red Hat は、OpenJDK と呼ばれる Java Platform SE (Standard Edition) のオープンソース実装を提供します。RHEL リポジトリーに含まれています。

アプリケーションは、JDK (Java Development Kit) を使用して開発されます。アプリケーションは、JRE (Java ランタイム環境) および JDK に含まれている JVM (Java 仮想マシン) で実行されます。フットプリントが最小で、ユーザーインターフェースに必要なライブラリーが含まれていないヘッドレスバージョンの Java もあります。ヘッドレスバージョンは、ヘッドレスサブパッケージ にパッケージ化されています。

注記

JRE と JDK のどちらが必要かわからない場合は、JDK をインストールすることが推奨されます。

注記

短期的に対応している Java バージョンを取得するには、Enterprise Linux (EPEL) 用の追加パッケージを使用します。詳細は EPEL を参照してください。パッケージの名前は java-latest-openjdk です。

次のセクションでは、RHEL に Java をインストールする手順を説明します。

2.1. yum を使用して RHEL に JRE をインストール

システムパッケージマネージャーの yum を使用して、OpenJDK JRE (Java Runtime Environment) をインストールできます。これには root 権限が必要です。

JRE は OpenJDK の一部です。

手順

  1. インストールするパッケージを指定して、yum コマンドを実行します。

    • JRE 8 の場合 - java-1.8.0-openjdk

      $ sudo yum install java-1.8.0-openjdk

    • JRE 11 の場合 - java-11-openjdk

      $ sudo yum install java-11-openjdk

  2. インストールが機能することを確認します。

    $ java -version
    openjdk version "1.8.0_242"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)

2.2. アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL へ JRE をインストール

OpenJDK JRE (Java Runtime Environment) は、ZIP バンドルを使用してインストールできます。これは、Java 管理者が root 権限を持っていない場合に役立ちます。

注記

JRE を含む親ディレクトリーを作成し、汎用パスを使用して最新の JRE へのシンボリックリンクを作成することが推奨されます。これにより、新しいバージョンへのアップグレードが容易になります。

手順

  1. Linux 用の最新バージョンの JRE ZIP バンドルをダウンロードします
  2. ZIP バンドルの内容を任意のディレクトリーに展開します。

    $ mkdir ~/jres
    $ cd ~/jres
    $ tar -xf java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-1.static.jre.openjdkportable.x86_64.tar.xz
  3. アップグレードを容易にするために、JRE へのシンボリックリンクを使用して汎用パスを作成します。

    $ ln -s ~/jres/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-1.static.jre.openjdkportable.x86_64 ~/jres/java-8

  4. JAVA_HOME 環境変数を設定します。

    $ export JAVA_HOME=~/jres/java-8
  5. JAVA_HOME 環境変数が正しく設定されていることを確認します。

    $ printenv | grep JAVA_HOME
    JAVA_HOME=~/jres/java-8
    注記

    この方法でインストールした場合、Java は現在のユーザーのみが使用できます。

  6. 一般的な JRE パスの bin ディレクトリーを PATH 環境変数に追加します。

    $ export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
  7. フルパスを指定せずに java -version が機能することを確認します。

    $ java -version
    openjdk version "1.8.0_242"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)
注記

~/.bashrc に環境変数をエクスポートすることで、JAVA_HOME 環境変数が現在のユーザーに対して持続することを確認できます。

2.3. yum を使用して RHEL 8 に JDK をインストール

システムパッケージマネージャー (yum) を使用して、OpenJDK (Open Java Development Kit) をインストールできます。これには root 権限が必要です。

手順

  1. インストールするパッケージを指定して、yum コマンドを実行します。

    • JDK 8 の場合 - java-1.8.0-openjdk-devel

      $ sudo yum install java-1.8.0-openjdk-devel

    • JDK 11 の場合 - java-11-openjdk-devel

      $ sudo yum install java-11-openjdk-devel

  2. インストールが機能することを確認します。

    $ javac -version
    javac 1.8.0_242

2.4. アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL 8 に JDK をインストール

OpenJDK (Open Java Development Kit) は、ZIP バンドルを使用してインストールできます。これは、Java 管理者が root 権限を持っていない場合に役立ちます。

注記

JDK を含む親ディレクトリーを作成し、汎用パスを使用して最新の JDK へのシンボリックリンクを作成することが推奨されます。これにより、新しいバージョンへのアップグレードが容易になります。

手順

  1. Linux 用の最新バージョンの JDK ZIP バンドルをダウンロードします
  2. ZIP バンドルの内容を任意のディレクトリーに展開します。

    $ mkdir ~/jdks
    $ cd ~/jdks
    $ tar -xf java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-1.static.jdk.openjdkportable.x86_64.tar.xz
  3. アップグレードを容易にするために、JRE へのシンボリックリンクを使用して汎用パスを作成します。

    $ ln -s ~/jdks/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-1.static.jdk.openjdkportable.x86_64 ~/jdks/java-8

  4. JAVA_HOME 環境変数を設定します。

    $ export JAVA_HOME=~/jdks/java-8
  5. JAVA_HOME 環境変数が正しく設定されていることを確認します。

    $ printenv | grep JAVA_HOME
    JAVA_HOME=~/jdks/java-8
    注記

    この方法でインストールした場合、Java は現在のユーザーのみが使用できます。

  6. 一般的な JDK パスの bin ディレクトリーを PATH 環境変数に追加します。

    $ export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
  7. 完全パスを指定しなくても javac -version が機能することを確認します。

    $ javac -version
    javac "1.8.0_242"
注記

~/.bashrc に環境変数をエクスポートすることで、JAVA_HOME 環境変数が現在のユーザーに対して持続することを確認できます。

2.5. yum を使用して RHEL に OpenJDK の複数のメジャーバージョンをインストール

システムパッケージマネージャー (yum) を使用して、openJDK の複数のバージョンをインストールできます。これには root 権限が必要です。

前提条件

  • インストールする OpenJDK バージョンを提供するリポジトリーへのアクセスを提供するアクティブなサブスクリプションを持つ Red Hat Subscription Manager (RHSM) アカウント。

手順

  1. インストールするパッケージを指定して、yum コマンドを実行します。

    • JRE 8 の場合 - java-1.8.0-openjdk

      $ sudo yum install java-1.8.0-openjdk

    • JRE 11 の場合 - java-11-openjdk

      $ sudo yum install java-11-openjdk

  2. インストールが機能することを確認します。

    $ java -version
    openjdk version "1.8.0_242"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)

java --alternatives を使用して、使用するデフォルトの Java バージョンを構成できます。詳細は「システムワイドの Java バージョンの選択」を参照してください。

2.6. アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL に OpenJDK の複数のメジャーバージョンをインストール

OpenJDK の複数のメジャーバージョンをインストールするには、「アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL へ JRE をインストール」で同じ手順を使用するか、複数のメジャーバージョンを使用する 「アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL 8 に JDK をインストール」を参照してください。

注記

システムのデフォルトの Java バージョンを構成する方法は、「システム全体の ZIP バンドル Java バージョンの選択」を参照してください。

2.7. yum を使用して RHEL に OpenJDK の複数のマイナーバージョンをインストール

RHEL には、OpenJDK の複数のマイナーバージョンをインストールできます。これは、インストールされているマイナーバージョンが更新されないようにすることで行われます。

手順

  • /etc/yum.confinstallonlypkgs オプションを追加して、yum がインストールできても更新はできない Java パッケージを指定します。

    installonlypkgs=java-<version>--openjdk,java-<version>--openjdk-headless,java-<version>--openjdk-devel

    更新は、システムに古いバージョンを残したまま、新しいパッケージをインストールします。

    $ rpm -qa | grep java-1.8.0-openjdk
    java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-0.el8_1.x86_64
    java-1.8.0-openjdk-headless-1.8.0.242.b08-0.el8_1.x86_64
  • OpenJDK のさまざまなマイナーバージョンは、/usr/lib/jvm/<minor version> ファイルにあります。

    たとえば、以下は /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0 の一部を示しています。

    $ /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-0.el8_1.x86_64/bin/java -version
    openjdk version "1.8.0_242"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)
    
    $ /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.172-7.b11.el7.x86_64/bin/java -version
    openjdk version "1.8.0_172"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_172-b11)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.172-b11, mixed mode)

システム全体の Java バージョンの選択 に従って、システム全体のバージョンを選択できます。

2.8. アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL に OpenJDK の複数のマイナーバージョンをインストール

複数のマイナーバージョンをインストールするのは、「アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL へ JRE をインストール」、または複数のマイナーバージョンを使用する 「アーカイブポータブルバンドルを使用して RHEL 8 に JDK をインストール」するのと同じです。

注記

システムのデフォルトのマイナーバージョンを選択する方法は、「システム全体の zip バンドルの Java バージョンの選択」を参照してください。

第3章 RHEL 8 での Java の更新

以下のセクションでは、RHEL で Java を更新する方法を説明します。

3.1. yum を使用して RHEL 8 で Java の更新

インストールされた Java パッケージは、yum システムパッケージマネージャーを使用して更新できます。これには root 権限が必要です。

手順

  1. 現在の Java バージョンを確認します。

    $ sudo yum list installed "java*"

    インストールされている Java パッケージの一覧が表示されます。

    Installed Packages
    java-1.8.0-openjdk.x86_64           1:1.8.0.242.b08-0.el8_1     @rhel-8-appstream-rpms
    java-1.8.0-openjdk-headless.x86_64  1:1.8.0.242.b08-0.el8_1     @rhel-8-appstream-rpms
  2. 特定のパッケージを更新します。以下に例を示します。

    $ sudo yum update java-1.8.0-openjdk

  3. 現在の Java バージョンをチェックして、更新が機能していることを確認します。

    # java -version
    openjdk version "1.8.0_242"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)

3.2. アーカイブを使用して RHEL 8 で Java の更新

ZIP バンドルを使用して Java を更新できます。これは、Java 管理者が root 権限を持っていない場合に役立ちます。

前提条件

  • Java Development Kit (JDK) または Java Runtime Environment (JRE) のインストールを示す一般的なパスを把握している。たとえば、~/jdks/java-11 になります。

手順

  1. JDK または JRE への汎用パスの既存のシンボリックリンクを削除します。

    以下に例を示します。

    $ unlink ~/jdks/java-11

  2. インストール場所に最新バージョンの JDK または JRE をインストールします。

第4章 RHEL 8 での Java の構成

以下のセクションでは、RHEL で Java を構成する手順を説明します。

4.1. RHEL でシステム全体の Java バージョンを対話的に選択

RHEL に複数のバージョンの Java がインストールされている場合は、システム全体で使用するデフォルトの Java バージョンを対話形式で選択できます。これには root 権限が必要です。

注記

root 権限がない場合は、JAVA_HOME 環境変数の設定」で Java バージョンを選択できます。

前提条件

  • システムに対する root 権限がある。
  • 複数のバージョンの Java が、yum パッケージマネージャーを使用してインストールされている。

手順

  1. システムにインストールされている Java のバージョンを表示します。

    $ yum list installed "java*"

    インストールされている Java パッケージの一覧が表示されます。

    Installed Packages
    java-1.8.0-openjdk.x86_64                     1:1.8.0.242.b08-0.el8_1                     @rhel-8-appstream-rpms
    java-1.8.0-openjdk-headless.x86_64            1:1.8.0.242.b08-0.el8_1                     @rhel-8-appstream-rpms
    java-11-openjdk.x86_64                        1:11.0.6.10-0.el8_1                         @rhel-8-appstream-rpms
    java-11-openjdk-headless.x86_64               1:11.0.6.10-0.el8_1                         @rhel-8-appstream-rpms
    javapackages-filesystem.noarch                5.3.0-1.module+el8+2447+6f56d9a6            @rhel-8-appstream-rpms
  2. 特定の Java コマンドに使用できる Java バージョンを表示し、使用するものを選択します。

    $ sudo alternatives --config java
    There are 2 programs which provide 'java'.
    
      Selection    Command
    -----------------------------------------------
    *+ 1           java-1.8.0-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-0.el8_1.x86_64/jre/bin/java)
       2           java-11-openjdk.x86_64 (/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-11.0.6.10-0.el8_1.x86_64/bin/java)
    
    
    Enter to keep the current selection[+], or type selection number: 1
    • 現在のシステム全体の Java バージョンにはアスタリスクが付いています。
    • 指定された Java コマンドの現在の Java バージョンには、プラス記号が付いています。
  3. Enter キーを押して現在の選択を保持するか、選択する Java バージョンの Selection 番号を入力し、Enter キーを押します。

    システムのデフォルトの Java バージョンは、選択したバージョンです。

  4. 選択したバイナリーが選択されていることを確認します。

    $ java -version
    openjdk version "1.8.0_242"
    OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)
    注記

    この手順では、java コマンドを構成します。次に、javac コマンドを同様の方法で設定できますが、独立して動作します。

    JDK がインストールされている場合、alternatives はより多くの選択肢を提供します。特に、javac マスターの代替は、-devel サブパッケージにより提供される多くのバイナリーを切り替えます。JDK がインストールされている場合でも、java (およびその他の JRE マスター) と javac (およびその他の JDK マスター) は別々に動作するため、JRE と JDK に異なる選択をすることができます。

    alternatives --config java コマンドは、jre とそれに関連付けられたスレーブに影響します。JDK を変更する場合は、javac alternatives コマンドを使用します。--config javac ユーティリティーは、SDK および関連するスレーブを構成します。可能なすべてのマスターを表示するには、alternatives --list を使用し、すべての java マスター、javac マスター、jre マスター、および sdk マスターを確認します。

4.2. RHEL でシステム全体の Java バージョンを非対話的に選択

RHEL に複数のバージョンの Java がインストールされている場合は、デフォルトの Java バージョンを選択して、非インタラクティブな方法でシステム全体で使用できます。これは、Red Hat Enterprise Linux システムで root 権限を持ち、自動化された方法で多くのシステムのデフォルト Java を切り替える必要がある管理者に役立ちます。

注記

root 権限がない場合は、JAVA_HOME 環境変数の設定」で Java バージョンを選択できます。

前提条件

  • システムに対する root 権限がある。
  • 複数のバージョンの Java が、yum パッケージマネージャーを使用してインストールされている。

手順

  1. 切り替える Java のメジャーバージョンを選択します。たとえば、Java 11 の場合は、java-11-openjdk を使用します。

    # PKG_NAME=java-11-openjdk`
    # JAVA_TO_SELECT=$(alternatives --display java | grep "family $PKG_NAME" | cut -d' ' -f1)`
    # alternatives --set java $JAVA_TO_SELECT`
  2. アクティブな Java バージョンが指定したバージョンであることを確認します。

    $ java -version
    openjdk version "11.0.3" 2019-04-16 LTS
    OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.3+7-LTS)
    OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.3+7-LTS, mixed mode, sharing)
    注記

    Java 8 の場合は、PKG_NAMEjava-1.8.0-openjdk に設定します。

    注記

    javac についても同様のアプローチが可能です。

4.3. 特定のアプリケーション用にインストールされている Java バージョンの選択

一部のアプリケーションでは、実行に特定の Java バージョンが必要です。yum パッケージマネージャーまたはポータブルバンドルを使用して、複数のバージョンの Java がシステムにインストールされている場合は、JAVA_HOME 環境変数の値を設定するか、ラッパースクリプトを使用して、必要に応じて各アプリケーションの Java バージョンを選択できます。

前提条件

  • Java の複数のバージョンがマシンにインストールされている。
  • 実行するアプリケーションがインストールされている。

手順

  1. JAVA_HOME 環境変数を設定します。たとえば、yum を使用して openjdk-11 がインストールされた場合は以下を使用します。

    $ JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-11-openjdk

    注記

    シンボリックリンク java-11-openjdk は、alternatives コマンドにより制御されます。

  2. 次のいずれかを行います。

    • システム全体のデフォルト設定を使用してアプリケーションを起動します。

      $ mvn --version
      Apache Maven 3.5.4 (Red Hat 3.5.4-5)
      Maven home: /usr/share/maven
      Java version: 1.8.0_242, vendor: Oracle Corporation, runtime: /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-0.el8_1.x86_64/jre
      Default locale: en_US, platform encoding: UTF-8
      OS name: "linux", version: "4.18.0-147.3.1.el8_1.x86_64", arch: "amd64", family: "unix"
    • JAVA_HOME 変数を指定してアプリケーションを起動します。

      $ JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-11-openjdk mvn --version
      
      Apache Maven 3.5.4 (Red Hat 3.5.4-5)
      Maven home: /usr/share/maven
      Java version: 11.0.5, vendor: Oracle Corporation, runtime: /usr/lib/jvm/java-11-openjdk-11.0.5.10-0.el8_1.x86_64
      Default locale: en_US, platform encoding: UTF-8
      OS name: "linux", version: "5.4.12-200.el8_1.x86_64", arch: "amd64", family: "unix"

4.4. システム全体の ZIP バンドルの Java バージョンの選択

ZIP バンドルを使用して RHEL 8 に複数のバージョンの Java がインストールされている場合は、システム全体で使用する特定の Java バージョンを選択できます。

前提条件

  • ZIP バンドルを使用してインストールされた Java バージョンの場所を把握している。

手順

1 つのセッションに使用する Java バージョンを指定するには、以下を行います。

  1. システム全体で使用する Java バージョンへのパスを使用して、JAVA_HOME を構成します。

    $ export JAVA_HOME=/opt/jdk/jdk-11.0.3

  2. $JAVA_HOME/binPATH 環境変数に追加します。

    $ export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"

シングルユーザーが永続的に使用する Java バージョンを指定するには、以下のコマンドを ~/.bashrc に追加します。

export JAVA_HOME=/opt/jdk/jdk-11.0.3
export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"

すべてのユーザーに永続的に使用する Java バージョンを指定するには、次のコマンドを /etc/bashrc に追加します。

export JAVA_HOME=/opt/jdk/jdk-11.0.3
export PATH="$JAVA_HOME/bin:$PATH"
注記

JAVA_HOME の正確な意味に注意してください。詳細は「システム設定を java コマンドの設定から変更/分離」を参照してください。JAVA_HOME を再定義しない場合は、Java バイナリーへのパスを指定して、PATH コマンドのみを bashrc に追加します。たとえば、export PATH="/opt/jdk/jdk-11.0.3/bin:$PATH" を指定します。

4.5. RHEL での JAVA_HOME 環境変数の構成

一部のアプリケーションでは、Java インストールを検出できるように、JAVA_HOME 環境変数を設定する必要があります。

前提条件

  • システムで Java がインストールされている場所を把握している。たとえば、/opt/jdk/11 です。

手順

  1. JAVA_HOME の値を設定します。

    $ export JAVA_HOME=/opt/jdk/11

  2. JAVA_HOME が正しく設定されていることを確認します。

    $ printenv | grep JAVA_HOME
    JAVA_HOME=/opt/jdk/11
    注記

    シングルユーザーの場合は ~/.bashrc に、システム全体の設定の場合は /etc/bashrc に環境変数をエクスポートして、JAVA_HOME の値を永続的にすることができます。

    注記

    JAVA_HOME の正確な意味に注意してください。詳細は「システム設定を java コマンドの設定から変更/分離」を参照してください。

4.6. RHEL での Java アプリケーションのヒープサイズの構成

OpenJDK は、カスタマイズされたヒープサイズを使用するように構成できます。

手順

  • アプリケーションの実行時に Java コマンドに最大ヒープサイズオプションを追加します。

    たとえば、最大ヒープサイズを 100 メガバイトに設定するには、-Xmx100m オプションを使用します。

    OpenJDK 8 の場合:

    $ java -Xmx100m <your-application>

    OpenJDK 11 の場合は、新しい方法を使用することが推奨されます。

    $ java -Xmn100m <your-application>

    Xmx オプションの詳細は、Java ドキュメント-Xmxsize を参照してください。

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