Red Hat Training

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RHEL 8 の導入における検討事項

Red Hat Enterprise Linux 8

Red Hat Enterprise Linux 7 から Red Hat Enterprise Linux 8 への変更の概要

Red Hat Customer Content Services

概要

本書は、Red Hat Enterprise Linux 8 への移行を評価できるように、Red Hat Enterprise Linux 7 と Red Hat Enterprise Linux 8 の重要な相違点を記載します。

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第1章 はじめに

本書は、Red Hat Enterprise Linux のメジャーバージョンである RHEL 7 と RHEL 8 の相違点の概要を説明します。すべての変更を扱ってはおらず、RHEL 8 への移行を評価するための変更のみを紹介します。

他のバージョンと比較した RHEL 8 の機能および制限は、Red Hat ナレッジベースアーティクル「Red Hat Enterprise Linux テクノロジーの機能と制限」を参照してください。

RHEL のライフサイクルに関する情報は「Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル」 を参照してください。

RHEL 8 パッケージの一覧は『Package manifest』を参照してください。

RHEL 8 の詳細な使用方法は、RHEL 8 製品ドキュメント を参照してください。

RHEL 7 から RHEL 8 へのインプレースアップグレードの方法は『RHEL 8 へのアップグレード』を参照してください。

RHEL 6 から RHEL 7 への主な変更点は『RHEL 7 移行計画ガイド』を参照してください。

第2章 アーキテクチャー

Red Hat Enterprise Linux 8 ではカーネルバージョン 4.18 が使用されており、以下のアーキテクチャーに対応します。

  • AMD および Intel 64 ビットのアーキテクチャー
  • 64 ビット ARM アーキテクチャー
  • IBM Power Systems (リトルエンディアン)
  • IBM Z

各アーキテクチャーに適切なサブスクリプションを購入してください。詳細は「Get Started with Red Hat Enterprise Linux - additional architectures」を参照してください。利用可能なサブスクリプションの一覧は、カスタマーポータルの「サブスクリプションの使用状況」を参照してください。

RHEL 8 では、標準の kernel パッケージですべてのアーキテクチャーがサポートされます。kernel-alt パッケージは必要ありません。

第3章 リポジトリー

Red Hat Enterprise Linux 8 は、2 つのメインリポジトリーで配布されています。

  • BaseOS
  • AppStream

基本的な RHEL インストールにはどちらのリポジトリーも必要で、すべての RHEL サブスクリプションで利用できます。

BaseOS リポジトリーのコンテンツは、すべてのインストールの基盤になる OS 機能のコアセットを提供することを目的としています。このコンテンツは RPM 形式で提供されており、RHEL の以前のリリースと同様のサポート条件が適用されます。BaseOS から配布されるパッケージの一覧は『Package manifest』を参照してください。

Application Stream (アプリケーションストリーム) リポジトリーのコンテンツには、さまざまなワークロードとユースケースに対応するために、ユーザー領域アプリケーション、ランタイム言語、およびデータベースが追加されています。AppStream のコンテンツ形式には、従来の RPM 形式と、RPM 形式の拡張 (モジュール と呼ばれます) の 2 つが利用できます。AppStream で利用可能なパッケージの一覧は『Package manifest』を参照してください。

また、CodeReady Linux Builder リポジトリーは、すべての RHEL サブスクリプションで利用できます。このリポジトリーは、開発者向けの追加パッケージを提供します。CodeReady Linux Builder リポジトリーに含まれるパッケージは、本番環境での使用はサポートされていません。

RHEL 8 リポジトリーの詳細は『Package manifest』を参照してください。

第4章 アプリケーションストリーム

Red Hat Enterprise Linux 8 では、アプリケーションストリームの概念が導入されました。ユーザー領域コンポーネントのバージョンが複数配信され、コアオペレーティングシステムパッケージよりも頻繁に更新されるようになりました。これによりプラットフォームや特定のデプロイメントの基本的な安定性に影響を及ぼすことなく、Red Hat Enterprise Linux をカスタマイズする柔軟性が向上します。

Application Streams として使用できるコンポーネントは、モジュールまたは RPM パッケージとしてパッケージ化され、RHEL 8 の AppStream リポジトリーを介して配信されます。Application Stream のコンポーネントには、それぞれ特定のライフサイクルがあります。詳細は「Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル」を参照してください。

モジュールは、論理ユニット (アプリケーション、言語スタック、データベース、またはツールセット) を表すパッケージの集まりです。これらのパッケージはまとめてビルドされ、テストされ、そしてリリースされます。

モジュールストリームは、アプリケーションストリームコンポーネントのバージョンを表します。たとえば、postgresql モジュールでは 2 つのストリーム (バージョン) の PostgreSQL データベースサーバー、つまり PostgreSQL 10 (デフォルトストリーム) および PostgreSQL 9.6 が利用できます。システムにインストールできるモジュールストリームは 1 つだけです。複数のコンテナーで異なるバージョンを使用できます。

詳細なモジュールコマンドは『ユーザー領域コンポーネントのインストール、管理、および削除』を参照してください。AppStream で利用可能なモジュールの一覧は『Package manifest』を参照してください。

第5章 インストーラーおよびイメージの作成

5.1. アドオン

5.1.1. OSCAP

Red Hat Enterprise Linux 8 では、OSCAP アドオンがデフォルトで有効になりました。

5.1.2. Kdump

Kdump アドオンは、インストール時にカーネルクラッシュダンプの設定をサポートします。このアドオンには、Kickstart (%addon com_redhat_kdump コマンドおよびそのオプション) のフルサポートがあり、グラフィカルおよびテキストベースのユーザーインターフェースの追加ウィンドウとして完全に統合されます。

5.2. インストーラーネットワーキング

5.2.1. デバイスの命名スキーム

ユーザー定義のプレフィックスに基づいてネットワークインターフェース名を生成する新しいネットワークデバイスの命名スキームが Red Hat Enterprise Linux 8 で利用できます。net.ifnames.prefix 起動オプションを使用すると、インストールプログラムおよびインストール済みシステムでデバイスの命名スキームが使用できます。詳細は、man ページの dracut.cmdline(7) を参照してください。

5.3. インストールイメージおよびパッケージ

5.3.1. 統一された ISO

Red Hat Enterprise Linux 8 では、統合 ISO が、インストールソースリポジトリー BaseOS および AppStream を読み込みます。この機能は、インストール時に読み込まれる最初のベースリポジトリーに対して有効です。たとえば、リポジトリーが設定されず、グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) のベースリポジトリーとして統合 ISO がある場合、または、統合 ISO を指定する inst.repo= を使用してインストールを起動した場合です。

したがって、AppStream リポジトリーは、インストールソース GUI ウィンドウの 追加リポジトリー セクションで有効になります。AppStream リポジトリーを削除したり、その設定を変更することはできませんが、インストールソース で無効にすることはできます。別のベースリポジトリーを使用してインストールを起動し、そのあとで統合 ISO に変更した場合にはこの機能は無効です。この場合、ベースリポジトリーが置き換えられますが、AppStream リポジトリーは置き換えられず、元のファイルを指定します。

5.3.2. Stage2 イメージ

Red Hat Enterprise Linux 8 では、インストールが失敗しないように、ネットワーク上の stage2、またはキックスタートファイルの場所を指定できます。この更新により、ネットワーク上の stage2、およびキックスタートファイルを使用して、複数の inst.stage2 および inst.ks の起動オプションを指定できるようになりました。これにより、stage2 またはキックスタートファイルが置いてあるサーバーにアクセスできず、必要なファイルが使用できないためにインストールに失敗する状況を回避します。

この新しい更新により、複数の場所が指定されている場合にインストールに失敗するのを回避できます。定義するすべての場所が URL (主に HTTPHTTPS、または FTP) の場合は、必要なファイルが正常にフェッチされるまで、順番に試行されます。URL 以外の場所が指定されている場合は、最後に指定した場所が試行され、残りの場所は無視されます。

5.3.3. inst.addrepo パラメーター

以前は、カーネルブートパラメーターからベースリポジトリーだけが指定できました。Red Hat Enterprise Linux 8 では、新しいカーネルパラメーター inst.addrepo=<name>,<url> により、インストール時に追加リポジトリーを指定できるようになりました。このパラメーターに必須の値は 2 つあります。リポジトリーの名前と、そのリポジトリーを指定する URL です。詳細は「inst-addrepo usage」を参照してください。

5.3.4. 拡張 ISO からのインストール

Red Hat Enterprise Linux 8 は、ローカルのハードドライブで、リポジトリーからのインストールをサポートします。以前は、ハードドライブからのインストール方法といえば、ISO イメージをインストールソースとして使用するだけでした。ただし、ファイルシステムによっては、Red Hat Enterprise Linux 8 ISO イメージが大きすぎる場合があります。たとえば、FAT32 ファイルシステムは、4 GiB 以上のファイルを保存できません。Red Hat Enterprise Linux 8 では、ローカルのハードドライブでリポジトリーからインストールできます。その場合は、ISO イメージの代わりにディレクトリーに指定します (例: inst.repo=hd:<device>:<path to the repository>)。

Red Hat Enterprise Linux 8 の BaseOS リポジトリーおよび AppStream リポジトリーは、本書の「リポジトリー」セクションを参照してください。

5.4. インストーラーのグラフィカルユーザーインターフェース

5.4.1. 「インストールの概要」画面

Red Hat Enterprise Linux 8 グラフィカルインストールの「インストールの概要」ウィンドウは、新たに 3 列のレイアウトになり、グラフィカルインストール設定で改善された統合が提供されるようになりました。

5.5. システムの目的が RHEL に新登場

5.5.1. システムの目的がグラフィカルインストールをサポート

Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムは、システムの目的の情報を Subscription Manager に提供していませんでした。Red Hat Enterprise Linux 8 では、グラフィカルインストール時の システムの目的 ウィンドウ、またはキックスタートの設定ファイルの syspurpose コマンドを使用して、システムの使用目的を設定できるようになりました。

5.5.2. Pykickstart におけるシステムの目的のサポート

以前は、pykickstart ライブラリーで、Subscription Manager にシステムの目的の情報が提供されていました。Red Hat Enterprise Linux 8 では、pykickstart が、新しい syspurpose コマンドを解析し、完全または一部自動化しているインストール時に、システムの使用目的を記録します。その後、その情報はインストールプログラムに渡され、新しくインストールしたシステムに保存され、システムのサブスクライブ時に Subscription Manager で利用できるようになります。

5.6. インストーラーモジュールサポート

5.6.1. キックスタートを使用したモジュールのインストール

Red Hat Enterprise Linux 8 では、インストールプログラムが、モジュール機能をすべて処理するようになりました。キックスタートスクリプトは、モジュールとストリームの組み合わせを有効にし、モジュールプロファイルをインストールし、モジュールパッケージをインストールします。

5.7. キックスタートの変更

次のセクションは、Red Hat Enterprise Linux 8 におけるキックスタートコマンドおよびオプションの変更を説明します。

5.7.1. RHEL 8 で auth または authconfig が非推奨に

authconfig ツールおよびパッケージが削除されたため、Red Hat Enterprise Linux 8 では、キックスタートコマンド auth または authconfig が非推奨になっています。

コマンドラインで実行した authconfig コマンドと同様、キックスタートスクリプトの authconfig コマンドが authselect-compat ツールを使用して、新しい authselect ツールを実行するようになりました。この互換性層や、その既知の問題の説明は、man ページの authselect-migration(7) を参照してください。このインストールプログラムは、非推奨のコマンドの使用を自動的に検出し、互換性層を提供する authselect-compat パッケージをインストールします。

5.7.2. キックスタートで Btrfs がサポート対象外に

Btrfs ファイルシステムは Red Hat Enterprise Linux 8 では対応していません。したがって、グラフィカルインターフェース (GUI) およびキックスタートコマンドでは Btrfs に対応しなくなりました。

5.7.3. 以前の RHEL リリースのキックスタートファイルの使用

以前の RHEL リリースのキックスタートファイルを使用する場合は、Red Hat Enterprise Linux 8 BaseOS リポジトリーおよび AppStream リポジトリーの詳細について、本書の 「リポジトリー」 セクションを参照してください。

5.7.4. キックスタートの非推奨のコマンドおよびオプション

以下のキックスタートコマンドとオプションは、Red Hat Enterprise Linux 8 で完全に削除されたため、キックスタートで使用するとログに警告が出力されます。

  • auth または authconfig (代わりに authselect を使用)
  • device
  • deviceprobe
  • dmraid
  • install (サブコマンドまたはメソッドをコマンドとして直接使用)
  • lilo
  • lilocheck
  • mouse
  • multipath
  • bootloader --upgrade
  • ignoredisk --interactive
  • partition --active
  • reboot --kexec

ここで、特定のオプションが追加されている場合は、そのオプションが追加された場合に限り非推奨となり、基本コマンドとその他のオプションは引き続き利用できます。

inst.ksstrict 起動オプションを使用して、非推奨のコマンド警告をエラーにすることもできます。

5.7.5. 削除されたキックスタートのコマンドおよびオプション

以下のキックスタートコマンドとオプションは、デフォルトでは、Red Hat Enterprise Linux 8 で完全に削除されたため、キックスタートで使用するとエラーが発生します。

  • upgrade (このコマンドはすでに非推奨になっています)
  • btrfs
  • part/partition btrfs
  • part --fstype btrfs または partition --fstype btrfs
  • logvol --fstype btrfs
  • raid --fstype btrfs
  • unsupported_hardware

ここで、特定のオプションと値が追加されている場合は、そのオプションと値が追加された場合に限り非推奨となり、基本のコマンドとその他のオプションは引き続き利用できます。

5.7.6. キックスタートの新しいコマンドおよびオプション

次のコマンドとオプションが、Red Hat Enterprise Linux 8 で追加されました。

RHEL 8.0

  • authselect
  • module

5.8. イメージ作成

5.8.1. Image Builder を使用したカスタムのシステムイメージ作成

Image Builder ツールを使用して、カスタマイズした RHEL イメージを作成できます。Image Builder は、lorax-composer パッケージの AppStream で利用できます。

Image Builder を使用すると、追加パッケージを含むカスタムのシステムイメージを作成できます。Image Builder 機能は、以下から使用できます。

  • Web コンソールにおけるグラフィカルユーザーインターフェース
  • composer-cli ツールにおけるコマンドラインインターフェース

Image Builder の出力の形式には、以下のようなものがあります。

  • ライブ ISO ディスクイメージ
  • 仮想マシンまたは OpenStack で直接使用する qcow2 ファイル
  • ファイルシステムのイメージファイル
  • Azure、VMWare、および AWS のクラウドイメージ

Image Builder の詳細は『RHEL システムイメージのカスタマイズの作成』を参照してください。

第6章 ソフトウェア管理

6.1. YUM スタックへの主な変更

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 へのソフトウェアのインストールは、新しいバージョンの YUM ツールで行われます。これは、DNF テクノロジー (YUM v4) に基づいています。

6.1.1. YUM v3 と比較した YUM v4 の利点

YUM v4 には、RHEL 7 で使用されていた、以前のバージョンの YUM v3 に対して、以下の利点が追加されました。

  • パフォーマンスの向上
  • モジューラーコンテンツのサポート
  • ツーリングと統合するために適切に設計され、安定した API

新しい YUM ツールと、以前のバージョンである RHEL 7 の YUM v3 との間における相違点の詳細は、「Changes in DNF CLI compared to YUM」 を参照してください。

6.1.2. YUM v4 を使用する方法

ソフトウェアのインストール

コマンドラインから使用したり、設定ファイルを編集または作成した場合、YUM v4YUM v3 と互換性があります。

ソフトウェアをインストールするには、RHEL 7 と同じ yum コマンドとオプションを使用できます。

詳細は「yum を使用したソフトウェアのインストール」を参照してください。

プラグインの可用性

以前の YUM v3 プラグインは、新しいバージョンの YUM v4 と互換性がありません。選択した yum プラグインとユーティリティーは、新しい DNF バックエンドに移植されており、RHEL 7 と同じ名前でインストールできます。また、互換性のシンボリックリンクが提供されているため、バイナリー、設定ファイル、およびディレクトリーは通常の場所で確認できます。

プラグインが含まれなくなったり、置き換えがユーザビリティーを満たさなくなった場合は、「カスタマーポータルでサポートケースを作成および管理する」に記載されているように、Red Hat サポートにご連絡いただき、機能強化を要求してください。

詳細は「Plugin Interface」を参照してください。

API の可用性

YUM v3 が提供するレガシーの Python API は利用できなくなりました。使用しているプラグインおよびスクリプトを、安定し、完全に対応している新しい API に移行することが推奨されます。新しい API は、YUM v4 (DNF Python API) により提供されます。

Libdnf および Hawkey API (C および Python の両方) は不安定であると見なされ、RHEL 8 のライフサイクル期間中に変更する可能性があります。

6.1.3. YUM 設定ファイルオプションの可用性

本セクションは、RHEL 7 から RHEL 8 の間に、/etc/yum/yum.conf ファイルおよび /etc/yum/repos.d/*.repo ファイルの設定ファイルオプションに追加された変更点を簡単に紹介します。

表6.1 /etc/yum/yum.conf ファイルの設定ファイルオプションの変更点

RHEL 7 オプションRHEL 8 ステータス

alwaysprompt

削除

assumeno

利用可能

assumeyes

利用可能

autocheck_running_kernel

利用可能

autosavets

削除

bandwidth

利用可能

bugtracker_url

利用可能

cachedir

利用可能

check_config_file_age

利用可能

clean_requirements_on_remove

利用可能

color

利用可能

color_list_available_downgrade

利用可能

color_list_available_install

利用可能

color_list_available_reinstall

利用可能

color_list_available_running_kernel

削除

color_list_available_upgrade

利用可能

color_list_installed_extra

利用可能

color_list_installed_newer

利用可能

color_list_installed_older

利用可能

color_list_installed_reinstall

利用可能

color_list_installed_running_kernel

削除

color_search_match

利用可能

color_update_installed

利用可能

color_update_local

利用可能

color_update_remote

利用可能

commands

削除

config_file_path

利用可能

debuglevel

利用可能

deltarpm

利用可能

deltarpm_metadata_percentage

削除

deltarpm_percentage

利用可能

depsolve_loop_limit

削除

disable_excludes

利用可能

diskspacecheck

利用可能

distroverpkg

削除

enable_group_conditionals

削除

errorlevel

利用可能

exactarchlist

削除

exclude

利用可能

exit_on_lock

利用可能

fssnap_abort_on_errors

削除

fssnap_automatic_keep

削除

fssnap_automatic_post

削除

fssnap_automatic_pre

削除

fssnap_devices

削除

fssnap_percentage

削除

ftp_disable_epsv

削除

gpgcheck

利用可能

group_command

削除

group_package_types

利用可能

groupremove_leaf_only

削除

history_list_view

利用可能

history_record

利用可能

history_record_packages

利用可能

http_caching

削除

installonly_limit

利用可能

installonlypkgs

利用可能

installrootkeep

削除

ip_resolve

利用可能

keepalive

削除

keepcache

利用可能

kernelpkgnames

削除

loadts_ignoremissing

削除

loadts_ignorenewrpm

削除

loadts_ignorerpm

削除

localpkg_gpgcheck

利用可能

logfile

削除

max_connections

削除

mddownloadpolicy

削除

mdpolicy

削除

metadata_expire

利用可能

metadata_expire_filter

削除

minrate

利用可能

mirrorlist_expire

削除

multilib_policy

利用可能

obsoletes

利用可能

override_install_langs

削除

overwrite_groups

削除

password

利用可能

payload_gpgcheck

削除

persistdir

利用可能

pluginconfpath

利用可能

pluginpath

利用可能

plugins

利用可能

protected_multilib

削除

protected_packages

利用可能

proxy

利用可能

proxy_password

利用可能

proxy_username

利用可能

query_install_excludes

削除

recent

利用可能

recheck_installed_requires

削除

remove_leaf_only

削除

repo_gpgcheck

利用可能

repopkgsremove_leaf_only

削除

reposdir

利用可能

reset_nice

利用可能

retries

利用可能

rpmverbosity

利用可能

shell_exit_status

削除

showdupesfromrepos

利用可能

skip_broken

利用可能

skip_missing_names_on_install

削除

skip_missing_names_on_update

削除

ssl_check_cert_permissions

削除

sslcacert

利用可能

sslclientcert

利用可能

sslclientkey

利用可能

sslverify

利用可能

syslog_device

削除

syslog_facility

削除

syslog_ident

削除

throttle

利用可能

timeout

利用可能

tolerant

削除

tsflags

利用可能

ui_repoid_vars

削除

upgrade_group_objects_upgrade

利用可能

upgrade_requirements_on_install

削除

usercache

削除

username

利用可能

usr_w_check

削除

表6.2 /etc/yum/repos.d/*.repo ファイルの設定ファイルオプションの変更点

RHEL 7 オプションRHEL 8 ステータス

async

削除

bandwidth

利用可能

baseurl

利用可能

compare_providers_priority

削除

cost

利用可能

deltarpm_metadata_percentage

削除

deltarpm_percentage

利用可能

enabled

利用可能

enablegroups

利用可能

exclude

利用可能

failovermethod

削除

ftp_disable_epsv

削除

gpgcakey

削除

gpgcheck

利用可能

gpgkey

利用可能

http_caching

削除

includepkgs

利用可能

ip_resolve

利用可能

keepalive

削除

metadata_expire

利用可能

metadata_expire_filter

削除

metalink

利用可能

mirrorlist

利用可能

mirrorlist_expire

削除

name

利用可能

password

利用可能

proxy

利用可能

proxy_password

利用可能

proxy_username

利用可能

repo_gpgcheck

利用可能

repositoryid

削除

retries

利用可能

skip_if_unavailable

利用可能

ssl_check_cert_permissions

削除

sslcacert

利用可能

sslclientcert

利用可能

sslclientkey

利用可能

sslverify

利用可能

throttle

利用可能

timeout

利用可能

ui_repoid_vars

削除

username

利用可能

6.1.4. YUM v4 機能の動作が変更になる

YUM v3 の一部の機能が、YUM v4 と挙動が異なる可能性があります。この変更がワークフローに影響を与える場合は、「How do I open and manage a support case on the Customer Portal?」 に従って、Red Hat サポートのケースを作成してください。

6.1.4.1. yum list が重複エントリーを表示

yum list コマンドを使用してパッケージの一覧を表示すると、エントリーが重複して表示される可能性があります。エントリーは、リポジトリー単位で表示されるため、バッケージ名とバージョンが同じものが複数のリポジトリーに存在すると、そのリポジトリーがすべて表示されます。

これは意図的であり、必要に応じて、このようなパッケージを区別できます。

たとえば、repo1 および repo2 で package-1.2 が利用可能な場合、YUM v4 は両方のインスタンスを出力します。

[…​]
package-1.2    repo1
package-1.2    repo2
[…​]

一方、以前のバージョンの YUM v3 コマンドではこのような重複は除外されるため、インスタンスは 1 つしか表示されません。

[…​]
package-1.2    repo1
[…​]

6.2. RPM の主な機能および変更

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 では、RPM 4.14 が配布されています。このバージョンでは、RHEL 7 で利用できた RPM 4.11 に対する機能拡張が数多く追加されました。

主な変更には以下のものがあります。

  • 複数の debuginfo パッケージが、同時にインストールできます。
  • 弱い依存関係のサポート
  • 豊富なブール型依存関係のサポート
  • 4 GB を超えるファイルのパッケージ化サポート
  • ファイルトリガーのサポート

詳細は「New RPM features in RHEL 8」を参照してください。

主な変更には以下のものがあります。

  • 厳密なスペックパーサー
  • 非冗長モードで出力を確認する簡易署名
  • マクロの追加および廃止

第7章 インフラストラクチャーサービス

7.1. 時間同期

IT では、多くの理由で正確な時間の維持が重要です。Linux システムでは、Network Time Protocol (NTP) プロトコルがユーザースペースで実行しているデーモンにより実装されます。

7.1.1. NTP の実装

RHEL 7 がサポートする NTP プロトコルには、ntp および chrony の 2 種類あります。

RHEL 8 の NTP プロトコルは、chronyd デーモンからしか実装されません。このデーモンは、chrony パッケージで提供されます。

ntp デーモンは利用できなくなりました。RHEL 7 システムで ntp を使用した場合は「chrony の移行」 が必要になる場合があります。

chrony にサポートされない以前の ntp 機能の代わりとなる機能は、「chrony において、以前 NTP でサポートされていたいくつかの設定を実現」を参照してください。

7.1.2. chrony スイートの概要

chrony は、NTP の実装で、断続的なネットワーク接続、非常に混雑したネットワーク、気温の変化 (通常のコンピュータークロックは、気温の影響を受けやすい)、および継続して実行していないシステム、または仮想マシンで実行しているシステムなど、さまざまな条件で活躍します。

chrony を使用すると、以下のことができます。

  • システムクロックを、NTP サーバーと同期する
  • システムクロックを、GPS レシーバーなどの基準クロックと同期する
  • システムクロックを、手動で入力した時間と同期する
  • ネットワーク内の他のコンピューターにタイムサービスを提供する NTPv4(RFC 5905) サーバーまたはピアとして

chrony の詳細は「chrony スイートの概要」を参照してください。

7.1.2.1. chrony と ntp の相違点

chronyntp の相違点は、以下の資料を参照してください。

7.1.2.1.1. chrony が、うるう秒をデフォルトで修正

RHEL 8 では、デフォルトの chrony 設定ファイル /etc/chrony.conf には、leapsectz ディレクティブが含まれます。

leapsectz ディレクティブにより、chronyd で以下のことができます。

  • システムの tz データベース (tzdata) から、うるう秒に関する情報を取得する
  • システムは、正確な国際原子時 (TAI) クロック (CLOCK_TAI) を提供するために、システムクロックの TAI-UTC オフセットを設定する

このディレクティブは、leapsecmode ディレクティブおよび smoothtime ディレクティブで設定している chronyd サーバーなど、leap smear を使用して、クライアントからうるう秒を隠すサーバーの互換性がありません。クライアントの chronyd を、そのようなサーバーに同期するように設定している場合は、設定ファイルから leapsectz を削除します。

7.1.3. その他の情報

chrony スイートを使用した NTP の設定方法は、「Chrony スイートを使用した NTP の設定」を参照してください。

7.2. BIND - DNS の実装

RHEL 8 には、バージョン 9.11 の BIND (Berkeley Internet Name Domain) が含まれます。このバージョンの DNS サーバーには、新機能と、バージョン 9.10 からの機能変更が追加されました。

新機能:

  • セカンダリーサーバー Catalog Zones をプロビジョニングする新しい方法が追加されました。
  • Domain Name System Cookies は、named サービスおよび dig ユーティリティーにより送信されるようになりました。
  • Response Rate Limiting 機能は、DNS 増幅攻撃の軽減を支援できます。
  • RPZ の (response-policy zone) のパフォーマンスが改善しました。
  • map と呼ばれる新しいゾーンファイルが追加されています。このフォーマットに保存されるゾーンファイルは、メモリーに直接マッピングされます。これにより、ゾーンがロードするのがかなり速くなります。
  • DNS データの検索、および DNS Security Extensions (DNSSEC) 検証を実行する dig のようなセマンティクスを使用して、delv (ドメインエンティティー検索および検証) が追加されています。
  • 新しい mdig コマンドが利用できるようになりました。このコマンドは、dig コマンドの中で、クエリーを送り、次のクエリーを送る前に応答を待つ代わりに、パイプラインで複数のクエリーを送って応答を待つバージョンです。
  • 再帰リゾルバーのパフォーマンスを改善する新しい prefetch オプションが追加されました。
  • ビュー間でゾーンデータを共有できる、新しい in-view ゾーンオプションが追加されました。このオプションが追加されると、新しいビューは、メモリーに複数のコピーを保存せずに、同じゾーンを命令的に保存できます。
  • ゾーンに最大の TTL を強制する新しい max-zone-ttl オプションが追加されました。高い TTL を含むゾーンが読み込まれると、読み込みに失敗します。より高い TTL を持つ動的 DNS (DDNS) は可能ですが、TTL は切り捨てられます。
  • 新しいクォータは、サービス拒否攻撃が発生している権威サーバーに再帰リゾルバーにより送信されたクエリーを制限するために追加されました。
  • nslookup ユーティリティーは、デフォルトで IPv6 アドレスと IPv4 アドレスの両方を検索するようになりました。
  • named サービスは、その他のネームサーバープロセスが実行しているかどうかを確認します。
  • 署名付きゾーンを読み込むと、named が、Resource Record Signature (RSIG) の開始時間が将来時にあるかどうかを確認し、存在する場合はすぐに RRSIG を再生成するようになりました。
  • ゾーン転送は、現在のネットワーク使用量を低減するメッセージ圧縮を改善するために、より小さいサイズのメッセージを使用するようになりました。

機能変更:

  • 静的チャンネルに対するバージョン 3 XML スキーマは、高速解析のための新しい統計および平坦化した XML ツリーが HTTP インターフェースにより提供されます。古いバージョンの 2 XML スキーマはサポートされなくなりました。
  • named サービスは、デフォルトで IPv6 および IPv4 のインターフェースでリッスンするようになりました。
  • named サービスは GeoIP をサポートしなくなりました。クエリー送信者の推定位置で定義される Access control lists (ACL) は利用できなくなりました。

7.3. 印刷

7.3.2. CUP ログの場所

CUPS は、ログを 3 種類提供します。

  • エラーログ
  • アクセスログ
  • ページログ

RHEL 8 では、その他のプログラムのログと一緒に、3 つのすべてのタイプが、systemd-journald のログに中心的に記録されます。

RHEL 8 では、RHEL 7 で使用されていた /var/log/cups ディレクトリーの特定ファイルに、ログが保存されなくなりました。代わりに、RHEL 8 では、その他のプログラムのログと一緒に、3 つのすべてのタイプが、systemd-journald のログに中心的に記録されます。

RHEL 8 で CUPS ログインを使用する方法は「Deploying different types of servers」を参照してください。

7.3.3. その他の情報

RHEL 8 で印刷を設定する方法は「Deploying different types of servers」を参照してください。

7.4. パフォーマンスおよび電源管理のオプション

7.4.1. 推奨される Tuned プロファイルの主な変更点

RHEL 8 では、tuned-adm recommend コマンドにより報告される、推奨される Tuned プロファイルが、次のルールに基づいて選択されるようになりました。

  • (syspurpose コマンドにより報告される) syspurpose ロールには「atomic」が含まれ、以下のようになります。

    • Tuned がベアメタルで実行している場合は、「atomic-host」プロファイルが選択されます。
    • Tuned が仮想マシンで実行している場合は、「atomic-guest」プロファイルが選択されます。
  • Tuned が仮想マシンで実行している場合は、「virtual-guest」プロファイルが選択されます。
  • syspurpose ロールに desktop または workstation が含まれ、シャーシタイプ (dmidecode が報告) が NotebookLaptop、または Portable の場合は、balanced プロファイルが選択されます。
  • 上記のどのルールにも一致しない場合は「throughput-performance」プロファイルが選択されます。

最初に一致したルールが有効になることに注意してください。

7.5. インフラストラクチャーサービスコンポーネントへのその他の変更

本セクションでは、特定のインフラストラクチャーサービスコンポーネントで他に注目すべき変更点を簡単に紹介します。

表7.1 インフラストラクチャーサービスコンポーネントへの主な変更

名前変更の種類その他の情報

bind

設定オプションの削除

dnssec-lookaside auto は削除されました。代わりに no を使用してください。

brltty

設定オプションの変更

--message-delay brltty は、--message-timeout に名前が変更になりました。

brltty

設定オプションの削除

-U [--update-interval=] は削除されました。

brltty

設定オプションの変更

Bluetooth デバイスアドレスに、コロン (:) の代わりにハイフン (-) を使用できるようになりました。デバイス修飾子のエイリアス bth: および bluez: がサポートされなくなりました。

cups

機能の削除

アップストリームは、セキュリティー上の理由から、インターフェーススクリプトのサポートを削除しました。OS または専用のものから提供される ppd およびドライバーを使用します。

cups

ディレクティブオプションの削除

/etc/cups/cupsd.conf の AuthType ディレクティブおよび DefaultAuthType ディレクティブから認証タイプ Digest および BasicDigest が削除されました。Basic に移行してください。

cups

ディレクティブオプションの削除

cupsd.conf から Include が削除されました。

cups

ディレクティブオプションの削除

cups-files.conf から、ServerCertificate および ServerKey が削除されました。代わりに Serverkeychain を参照してください。

cups

conf ファイル間を移動したディレクティブ

SetEnv および PassEnv を、cupsd.conf から cups-files.conf へ移動しました。

cups

conf ファイル間を移動したディレクティブ

cupsd.conf から cups-files.confPrintcapFormat を移行しました。

cups-filters

デフォルトの設定変更

cups-browsed が検出したリモート印刷キュー名は、プリンターのデバイス ID に基づいており、リモートの印刷キュー名ではありません。

cups-filters

デフォルトの設定変更

IPP プリンターのキューを自動作成する場合は、CreateIPPPrinterQueuesAll に設定する必要があります。

cups-filters

デフォルトの設定変更

cups-browsed がデフォルトでローカルの CUPS デーモンを使用するようになりました。

cyrus-imapd

データフォーマットの変更

Cyrus-imapd 3.0.7 のデータ形式が異なります。

dhcp

オプションの非互換性

-I オプションが standard-ddns-updates に使用されるようになりました。以前の機能 (dhcp-client-identifier) については、新しい -C オプションを使用します。

finger

機能の削除

 

GeoIP

機能の削除

 

grep

動作変更

grep は、現在のロケールをバイナリーとして不適切にエンコードしたデータを含むファイルを扱います。

grep

動作変更

無効な UTF-8 データを指定すると、grep -P はエラーを報告して終了します。

grep

動作変更

GREP_OPTIONS 環境変数が使用されると grep が警告を表示するようになりました。エイリアスまたはスクリプトを代わりに使用してください。

grep

動作変更

grep -P はエラーをエクスポートし、UTF-8 以外のマルチバイトの文字エンコーディングを使用したロケールで終了します。

grep

動作変更

バイナリーデータを検索する場合は、grep が、ラインターミネーターとして非テキストバイトを処理できます。パフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

grep

動作変更

grep -z が、バイト「\200」をバイナリーデータとして自動的に処理しなくなりました。

grep

動作変更

コンテキストは、-m のために除外されるように選択された行を除外しなくなりました。

irssi

動作変更

SSLv2 および SSLv3 がサポート対象外になりました。

lftp

オプションの変更

xfer:log および xfer:log-file が非推奨になりました。log:enabled コマンドおよび log:file で利用できます。

ntp

機能の削除

ntp は削除されました。代わりに chrony を使用してください。

postfix

設定変更

3.x バージョンには、アップグレード後に後方互換性のデフォルト設定で Postfix プログラムを実行すると、互換性のセーフティーネットがあります。

postfix

設定変更

Postfix MySQL データベースクライアントでは、デフォルトの option_group 値が client に変更し、後方互換性のある動作のために、空の値を設定します。

postfix

設定変更

postqueue コマンドは、メッセージの到着時間をすべて UTC に報告することを強制しなくなりました。以前の動作に戻す場合は、main.cf に TZ=UTC を設定します。

postfix

設定変更

ECDHE - smtpd_tls_eecdh_gradeauto にデフォルト設定されます。曲線の名前を持つ新しいパラメーター tls_eecdh_auto_curves はネゴシエートされます。

postfix

設定変更

デフォルトの変更: append_dot_mydomain (new: no, old: yes)、master.cf chroot (new: n, old: y)、smtputf8 (new: yes, old: no)

postfix

設定変更

デフォルトの変更: relay_domains (以前は $mydestination で、現在は空)。

postfix

設定変更

mynetworks_style のデフォルト値が、subnet から host へ変更になりました。

powertop

互換性オプションの削除

-d は削除されました。

powertop

互換性オプションの変更

-d は削除されました。

quagga

機能の削除

 

sane-backends

破損しているサードパーティーのドライバー

バイナリーを /usr/lib/sane に置いているため、特定のスキャナードライバーが 1.0.27 から動作しなくなりますが、適切なディレクトリーは /usr/lib64/sane です。

sendmail

設定変更

sendmail は、圧縮していない IPv6 アドレスをデフォルトで使用します。これにより、より詳細に一致するゼロサブネットを許可します。設定データは同じ形式を使用する必要があるため、8.15 を使用する前に、IPv6:[0-9a-fA-F:]*::IPv6:: などのパターンを更新してください。

spamassasin

コマンドラインオプションの削除

spamd から --ssl-version が削除されました。

spamassasin

サポートされる SSL バージョンへの変更点

spamc および spamd では、SSLv3 がサポートされなくなりました。

spamassasin

機能の削除

sa-update では、フィルタリングルールの SHA1 検証がサポートされなくなり、代わりに SHA256/SHA512 検証が使用されるようになりました。

vim

デフォルトの設定変更

vim は、~/.vimrc ファイルが利用できない場合に default.vim スクリプトを実行します。

vim

デフォルトの設定変更

vim が、端末からの括弧付きペーストをサポートします。以前の動作のために、vimrc に「set t_BE=」を追加します。

vsfptd

デフォルトの設定変更

anonymous_enable が無効になりました。

vsfptd

デフォルトの設定変更

strict_ssl_read_eof はデフォルトで YES にになります。

vsfptd

機能の削除

tcp_wrappers がサポート対象外になりました。

vsfptd

デフォルトの設定変更

TLSv1 および TLSv1.1 がデフォルトで無効になりました。

wireshark

Python バインディングの削除

dissector は、Python で記述されなくなりました。代わりに C を使用してください。

wireshark

オプションの削除

非同期の DNS 名前解決の -N オプションのサブオプション -C が削除されています。

wireshark

出力変更

-H オプションを使用すると、出力には SHA1、RIPEMD160、および MD5 のハッシュが表示されなくなりました。表示されるハッシュは、SHA256、RIPEMD160、および SHA1 です。

wvdial

機能の削除

 

第8章 セキュリティー

8.1. コア暗号化コンポーネントの変更点

8.1.1. システム全体の暗号化ポリシーがデフォルトで適用

暗号ポリシーは、Red Hat Enterprise Linux 8 でコア暗号化サブシステムを構成するコンポーネントで、TLS、IPsec、DNSSEC、Kerbero の各プロトコルと、OpenSSH スイートに対応します。これにより、管理者が update-crypto-policies コマンドで選択できる小規模セットのポリシーを提供します。

デフォルト のシステム全体の暗号化ポリシーは、現在の脅威モデルに対して安全な設定を提供します。これは、TLS 1.2 と 1.3 のプロトコルだけでなく、IKEv2 プロトコルと SSH2 プロトコルを可能にします。RSA 鍵と Diffie-Hellman パラメーターの長さが 2047 ビット以上であれば許可されます。

詳細は、Red Hat ブログの記事 「Consistent security by crypto policies in Red Hat Enterprise Linux 8」 と、man ページの update-crypto-policies(8) を参照してください。

8.1.2. 安全ではない暗号スイートおよびプロトコルを削除した、強力な暗号デフォルト

次の一覧は、RHEL 8 のコア暗号化ライブラリーから削除された暗号スイートおよびプロトコルです。これは、ソースコード内に存在しないか、ビルド時に無効化されているため、アプリケーションが利用することはできません。

  • DES (RHEL 7 以降)
  • すべてのエクスポートグレードの暗号化スイート (RHEL 7 以降)
  • 署名内の MD5 (RHEL 7 以降)
  • SSLv2 (RHEL 7 以降)
  • SSLv3 (RHEL 8 以降)
  • すべての ECC 曲線 < 224 ビット (RHEL 6 以降)
  • すべてのバイナリーフィールドの ECC 曲線 (RHEL 6 以降)

8.1.3. すべてのポリシーレベルで無効になっている暗号スイートおよびプロトコル

以下の一覧は、すべての暗号化ポリシーレベルで無効になっています。これは、各アプリケーションで明示的に有効にした場合に限り利用可能にできます。

  • パラメーターを持つ DH < 1024 ビット
  • 鍵サイズを持つ RSA < 1024 ビット
  • Camellia
  • ARIA
  • SEED
  • IDEA
  • 完全性のみの暗号スイート
  • SHA-384 HMAC を使用した TLS CBC モード暗号化スイート
  • AES-CCM8
  • TLS 1.3 と互換性がないすべてのECC曲線 (secp256k1 を含む)
  • IKEv1 (RHEL 8 以降)

8.1.4. FIPS モードへのシステムの切り替え

システム全体の暗号化ポリシーには、連邦情報処理規格 (FIPS) 140-2 の要件に準拠した暗号化モジュールのセルフチェックを有効にするポリシーレベルが含まれます。FIPS モードを有効または無効にする fips-mode-setup ツールは、内部的に FIPS システム全体の暗号化ポリシーレベルを使用します。

RHEL 8 の FIPS モードにシステムを切り替えるには、以下のコマンドを実行してシステムを再起動します。

# fips-mode-setup --enable

詳細は、man ページのfips-mode-setup(8)を参照してください。

8.1.5. TLS 1.0 および TLS 1.1 が非推奨に

TLS 1.0 プロトコルおよび TLS 1.1 プロトコルは、システム全体の暗号化ポリシーレベル DEFAULT で無効になります。たとえば、Firefox Web ブラウザーのビデオ会議アプリケーションで、非推奨のプロトコルを使用する必要がある場合は、システム全体の暗号化ポリシーを LEGACY レベルに変更してください。

# update-crypto-policies --set LEGACY

詳細は、Red Hat カスタマーポータルのナレッジベース 「Strong crypto defaults in RHEL 8 and deprecation of weak crypto algorithms」、および man ページの update-crypto-policies(8) を参照してください。

8.1.6. 暗号化ライブラリーにおける TLS 1.3 のサポート

今回の更新で、主要なすべてのバックエンド暗号ライブラリーで、TLS (Transport Layer Security) 1.3 が有効になっています。これにより、オペレーティングシステムの通信層での待ち時間を短縮し、RSA-PSS、X25519 などの新しいアルゴリズムを使用して、アプリケーションのプライバシーおよびセキュリティーを強化します。

8.1.7. RHEL 8 で DSA が非推奨に

Red Hat Enterprise Linux 8 では、DSA (Digital Signature Algorithm) は非推奨であると見なされます。DSA キーに依存する認証メカニズムはデフォルト設定では機能しません。OpenSSH クライアントは、LEGACY のシステム全体の暗号化ポリシーレベルでも DSA ホストキーを許可しません。

8.1.8. NSSSSL2 Client Hello が非推奨に

TLS (Transport Layer Security) プロトコルバージョン 1.2 以前では、SSL (Secure Sockets Layer) プロトコルバージョン 2 と後方互換性がある形式の Client Hello メッセージを使用してネゴシエーションを開始できます。NSS (Network Security Services) ライブラリーでは、この機能のサポートが非推奨となっており、デフォルトで無効になっています。

この機能のサポートが必要なアプリケーションを有効にするには、新しい SSL_ENABLE_V2_COMPATIBLE_HELLO API を使用する必要があります。この機能のサポートは、Red Hat Enterprise Linux 8 の将来のリリースから完全に削除される可能性があります。

8.1.9. NSS がデフォルトで SQL を使用

Network Security Services (NSS) ライブラリーは、デフォルトで信頼データベースに SQL ファイル形式を使用するようになりました。以前のリリースでデフォルトのデータベース形式として使用されていた DBM ファイル形式は、マルチプロセスによる同時アクセスをサポートせず、アップストリームでは非推奨となっていました。したがって、NSS 信頼データベースを使用するアプリケーションが鍵や証明書を保存し、取消し情報がデフォルトで SQL 形式のデータベースを作成します。レガシーの DBM 形式でデータベースを作成しようとする試みは失敗します。既存の DBM データベースを読み取り専用モードで開くと、自動的に SQL 形式に変換されます。Red Hat Enterprise Linux 6 以降、NSS は SQL ファイル形式をサポートします。

8.2. SSH

8.2.1. OpenSSH がバージョン 7.8p1 にリベース

openssh パッケージが、アップストリームバージョン 7.8p1 にアップグレードされました。以下は、主な変更点です。

  • SSH version 1 プロトコルのサポートがなくなりました。
  • hmac-ripemd160 メッセージ認証コードのサポートがなくなりました。
  • RC4 (arcfour) 暗号のサポートがなくなりました。
  • Blowfish 暗号のサポートがなくなりました。
  • CAST 暗号のサポートがなくなりました。
  • UseDNS オプションのデフォルト値を no に変更しました。
  • DSA 公開鍵アルゴリズムをデフォルトで無効にしました。
  • Diffie-Hellman パラメーターの最小モジュールサイズを 2048 ビットに変更しました。
  • ExposeAuthInfo 設定オプションのセマンティクスを変更しました。
  • UsePrivilegeSeparation=sandbox オプションは必須になったため、無効にできなくなりました。
  • 許可される最小の RSA キーサイズを 1024 ビットに設定します。

8.2.2. libssh が SSH をコア暗号化コンポーネントとして実装

この変更により、Red Hat Enterprise Linux 8 のコア暗号化コンポーネントとして libssh が導入されました。libssh ライブラリーは、Secure SHell (SSH) プロトコルを実装しています。

libssh は、システム全体の暗号化ポリシーに準拠していません。

8.2.3. RHEL 8 で libssh2 が利用できない

非推奨の libssh2 ライブラリーは、楕円曲線、Generic Security Service Application Program Interface (GSSAPI) などの機能がなく、RHEL 8 では削除され、libssh が使用されます。

8.3. Rsyslog

8.3.1. デフォルトの rsyslog 設定ファイルの形式がレガシーではない

rsyslog パッケージの設定ファイルが、デフォルトで非レガシーフォーマットを使用するようになりました。レガシーフォーマットも使用できますが、現在の設定ステートメントとレガシーの設定ステートメントを混在する場合は制約がいくつかあります。以前の RHEL リリースから引き継がれた設定は修正する必要があります。詳細は man ページの rsyslog.conf(5) を参照してください。

8.3.2. imjournal オプションと、最小の journald を使用してシステムログを設定

journald がそのファイルをローテートすると発生する場合がある重複レコードを回避するには、imjournal オプションが追加されています。このオプションを使用するとパフォーマンスに影響します。

ナレッジベースの記事「Configuring system logging without journald or with minimized journald usage」に記載されるように、システムに rsyslog を設定すると、パフォーマンスが向上します。

8.3.3. デフォルトのロギング設定がパフォーマンスに与える悪影響

デフォルトのログ環境設定は、メモリーを 4 GB 以上使用する可能性があり、rsyslogsystemd-journald を実行している場合は、速度制限値の調整が複雑になります。

詳細は、ナレッジベースの記事「Negative effects of the RHEL default logging setup on performance and their mitigations」を参照してください。

8.4. OpenSCAP

8.4.1. OpenSCAP API が統合

この更新により、統合された OpenSCAP 共有ライブラリー API を提供します。63 個のシンボルが削除され、14 個が追加され、4 個では署名が更新されました。OpenSCAP 1.3.0 で削除されたシンボルには以下が含まれます。

  • バージョン 1.2.0 で非推奨とされたシンボル
  • SEAP プロトコルシンボル
  • 内部ヘルパー関数
  • 未使用のライブラリーシンボル
  • 未実装シンボル

8.4.2. コンテナーのセキュリティーおよびコンプライアンススキャンを行うユーティリティーが利用できない

Red Hat Enterprise Linux 7 では、Atomic テクノロジーに基づいた Docker コンテナーのスキャンに、oscap-docker ユーティリティーを使用できました。Red Hat Enterprise Linux 8 では、Docker 関連、および Atomic 関連の OpenSCAP コマンドが利用できません。そのため、コンテナーのセキュリティーおよびコンプライアンススキャンには、oscap-docker または同等のユーティリティーを使用できません。

8.5. Audit

8.5.1. Audit 3.0 で audispdauditd に置き換え

今回の更新で、audispd 機能が auditd に移行したため、audispd 設定オプションが auditd.conf に追加されました。さらに、plugins.d ディレクトリーが /etc/audit に移動しました。auditd と、そのプラグインの現在のステータスは、service auditd state コマンドを実行すれば確認できます。

8.6. SELinux

8.6.1. 新しい SELinux ブール値

今回の SELinux システムポリシーの更新により、以下のブール値が導入されました。

  • colord_use_nfs
  • mysql_connect_http
  • pdns_can_network_connect_db
  • ssh_use_tcpd
  • sslh_can_bind_any_port
  • sslh_can_connect_any_port
  • virt_use_pcscd

ブール値の一覧とその意味を取得し、有効かどうかを調べるには、selinux-policy-devel パッケージをインストールして、以下のコマンドを実行します。

# semanage boolean -l

8.6.2. SELinux パッケージが Python 3 に移行

libselinux-python パッケージの機能は、python3-libselinux パッケージで提供されるようになりました。policycoreutils-python は、policycoreutils-python-utils パッケージおよび python3-policycoreutils パッケージに置き換えられました。

8.7. 削除されたセキュリティー機能

8.7.1. shadow-utils では、ユーザー名およびグループ名に数字だけを使用することができなくなる

useradd コマンドおよび groupadd コマンドでは、数値だけのユーザー名とグループ名を使用することができません。ユーザー ID およびグループ ID は数値となるため、数値だけのユーザー名およびグループ名を使用すると、ユーザー名とユーザー ID、またはグループ名とグループ ID を組み合わせて使用するツールで、混乱が生まれるためです。数値だけのユーザー名およびグループ名は、Red Hat Enterprise Linux 7 では非推奨となり、Red Hat Enterprise Linux 8 では完全にサポートされなくなりました。

8.7.2. securetty はデフォルトで無効になる

最新の Linux システムでは、tty デバイスファイルの動的な特性により、PAM モジュール securetty はデフォルトで無効になり、/etc/securetty 設定ファイルが RHEL に含まれなくなりました。/etc/securetty には可能なデバイスが多数含まれているため、ほとんど場合は、実用的な効果はデフォルトで許可されます。この変更の影響は大きくありませんが、より大きな制限を使用する場合は、/etc/pam.d ディレクトリーの適切なファイルに、pam_securetty.so モジュールを有効にする行を追加して、新しい /etc/securetty ファイルを作成する必要があります。

8.7.3. Clevis HTTP ピンが削除される

Clevis の HTTP pin は、RHEL 8 から削除されています。サブコマンド clevis encrypt http は利用できなくなりました。

8.7.4. Coolkey が削除される

スマートカードの Coolkey ドライバーは RHEL 8 から削除されており、その機能は OpenSC から提供されるようになりました。

第9章 ネットワーク

9.1. NetworkManager

9.1.1. 従来のネットワークスクリプトのサポート

Red Hat Enterprise Linux 8 では、従来のネットワークスクリプトが非推奨となっており、デフォルトでは提供されません。基本インストールでは、nmcli ツールを介して NetworkManager を呼び出す ifup スクリプトおよび ifdown スクリプトの新しいバージョンが提供されます。Red Hat Enterprise Linux 8 で ifup スクリプトおよび ifdown スクリプトを実行するには、NetworkManager が起動している必要があります。

注記

/sbin/ifup-local スクリプト、ifdown-pre-local スクリプト、およびifdown-local スクリプトのカスタムコマンドは実行されません。

このスクリプトが必要な場合は、次のコマンドを使用すれば、システム内に非推奨のネットワークスクリプトをインストールできます。

~]# yum install network-scripts

ifup スクリプトおよび ifdown スクリプトが、インストールされた従来のネットワークスクリプトにリンクします。

従来のネットワークスクリプトを呼び出すと、そのスクリプトが非推奨であることを示す警告が表示されます。

9.1.2. NetworkManager が SR-IOV 仮想機能に対応

Red Hat Enterprise Linux 8 では、NetworkManager で、SR-IOV (Single Root I/O virtualization) をサポートするインターフェースに仮想ファンクション (VF) の数を設定できます。また、NetworkManager では、MAC アドレス、VLAN、spoof checking 設定、許可されるビットレートなど、VF の属性の一部を設定できます。SR-IOV に関連するすべてのプロパティーは、sriov 接続設定で利用できます。詳細は、man ページの nm-settings(5) を参照してください。

9.1.3. NetworkManager が、接続に対するワイルドカードインターフェースの名前一致に対応

以前は、インターフェース名の完全一致のみを使用して、特定のインターフェースへの接続を制限していました。今回の更新で、接続には、ワイルドカードに対応する新しい match.interface-name プロパティーが含まれるようになり、ワイルドカードパターンを使用した柔軟な方法で、接続用インターフェースを選択できるようになりました。

9.1.4. NetworkManager が、ethtool オフロード機能の設定に対応

この機能強化により、NetworkManager は、ethtool オフロード機能の設定をサポートするため、init スクリプトまたは NetworkManager ディスパッチャースクリプトを使用しなくなりました。その結果、以下のいずれかのメソッドを使用して、接続プロファイルの一部としてオフロード機能を設定できるようになりました。

  • nmcli ユーティリティーを使用
  • /etc/NetworkManager/system-connections/ ディレクトリーの鍵ファイルを編集
  • /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-* ファイルを編集

この機能は、現在、グラフィカルインターフェースと nmtui ユーティリティーではサポートされていないことに注意してください。

9.2. パケットのフィルタリング

9.2.1. nftables が、iptables を、デフォルトのネットワークパケットフィルタリングのフレークワークとして置き換え

nftables フレームワークは、パケットの分離機能を提供し、iptables ツール、ip6tables ツール、arptables ツール、および ebtables ツールの後継となります。利便性、機能、パフォーマンスにおいて、以前のパケットフィルタリングツールに多くの改良が追加されました。以下に例を示します。

  • 線形処理の代わりにルックアップテーブルを使用
  • IPv4 プロトコルおよび IPv6 プロトコルに対する単一のフレームワーク
  • 完全ルールセットのフェッチ、更新、および保存を行わず、すべてアトミックに適用されるルール
  • ルールセットにおけるデバッグおよびトレースのサポート (nftrace) およびトレースイベントの監視 (nft ツール)
  • より一貫性のあるコンパクトな構文、プロトコル固有の拡張なし
  • サードパーティーのアプリケーション用 Netlink API

iptables と同様、nftables は、チェーンを保存するテーブルを使用します。このチェーンには、アクションを実行する個々のルールが含まれます。nft ツールは、以前のパケットフィルタリングフレームワークのツールをすべて置き換えます。libnftables ライブラリーは、libmnl ライブラリーの nftables Netlink API で、低レベルの対話のために使用できます。

iptables ツール、ip6tables ツール、ebtables ツール、および arptables ツールは、nftables ベースの同じ名前のドロップインツールに置き換えられました。外部の挙動は従来のものと同じですが、内部的には必要に応じて互換インターフェースを通して、従来の netfilter カーネルモジュールを使用した nftables を使用します。

nftables ルールセットに対するモジュールの効果は、nft list ruleset コマンドを使用して確認できます。これらのツールは、テーブル、チェーン、およびルールを nftables ルールセットに追加するため、nft flush ruleset などの nftables ルールセット操作は、先に別々のコマンドを使用してインストールしたルールセットに影響を及ぼす可能性があることに注意してください。

どの種類のツールが存在するかをすばやく識別するために、バックエンド名を追加するようにバージョン情報が更新されました。RHEL 8 では、nftables ベースの iptables ツールで、次のバージョン文字列が出力されます。

$ iptables --version
iptables v1.8.0 (nf_tables)

一方、従来の iptables ツールが存在する場合は、次のバージョン情報が出力されます。

$ iptables --version
iptables v1.8.0 (legacy)

9.2.2. RHEL 8 で、フィルターテーブルから Arptables FORWARD が削除される

arptables FORWARD チェーン機能は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 で削除されました。 ebtables の FORWARD チェーンを使用して、それにルールを追加します。

9.2.3. iptables-ebtables の出力が、ebtables と一部互換性がない

RHEL 8 では、ebtables コマンドは、 iptables-ebtables パッケージが提供します。これには、ツールの nftables ベースの再実装が含まれます。このツールには別のコードベースがあり、その出力は、側面が異なる場合があるため、無視できるか、設計上の選択を慎重に検討する必要があります。

その結果、ebtables 出力を解析するスクリプトを移行する際に、以下を反映するスクリプトを調整します。

  • MAC アドレスの書式は、長さが固定されるように変更されました。octet 値では、2 文字の書式を維持するために、必要に応じて、個々のバイト値の前にゼロが含まれます。
  • IPv6 プレフィックスのフォーマットは、RFC 4291 に準拠するように変更しています。スラッシュ文字の後ろの終了部分は、IPv6 アドレスフォーマットのネットマスクを含まなくなりましたが、プレフィックス長を含みます。この変更は、有効な (左連続の) マスクにしか適用されませんが、それ以外の場合は、古い形式で印刷されます。

9.2.4. iptablesnftables に変換する新しいツール

今回の更新で、既存の iptables ルールまたは ip6tables ルールを、nftables で同等のルールに変換する iptables-translate ツールおよび ip6tables-translate ツールが追加されました。拡張機能によっては対応する機能がない場合もあります。対応する機能がない拡張機能が存在する場合は、ツールにより、その前に # 記号が付いた未変換ルールが出力されます。以下に例を示します。

| % iptables-translate -A INPUT -j CHECKSUM --checksum-fill
| nft # -A INPUT -j CHECKSUM --checksum-fill

さらに、ユーザーは、iptables-restore-translate ツールおよび ip6tables-restore-translate ツールを使用して、ルールのダンプを変換できます。その前に、iptables-save コマンドまたは ip6tables-save コマンドを使用して、たとえば、現在のルールのダンプを出力できます。

| % sudo iptables-save >/tmp/iptables.dump
| % iptables-restore-translate -f /tmp/iptables.dump
| # Translated by iptables-restore-translate v1.8.0 on Wed Oct 17 17:00:13 2018
| add table ip nat
| ...

9.3. wpa_supplicant の変更点

9.3.1. journalctlwpa_supplicant ログを読み込む

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 の wpa_supplicant パッケージは、CONFIG_DEBUG_SYSLOG が有効になった状態で構築されています。これにより、/var/log/wpa_supplicant.log ファイルの内容を確認する代わりに、journalctl ユーティリティーを使用して wpa_supplicant ログを読み取ることができます。

9.3.2. wpa_supplicant のワイヤレス拡張に対する compile-time サポートが無効になっている

wpa_supplicant パッケージでは、ワイヤレス拡張がサポートされません。 コマンドラインの引数として wext を使用する場合、またはワイヤレス拡張だけをサポートする古いアダプターのみを使用する場合は、wpa_supplicant デーモンを実行できません。

9.4. 新しいデータチャンクタイプ I-DATA が SCTP に追加される

今回の更新で、新しいデータチャンクタイプ (I-DATA)、およびストリームスケジューラーが SCTP (Stream Control Transmission Protocol) に追加されました。以前は、ユーザーが送信する順序で SCTP がユーザーメッセージを送信していたため、SCTP ユーザメッセージが大きくなると、送信が完了するまで、ストリーム内の他のすべてのメッセージがブロックされていました。I-DATA チャンクを使用すると、TSN (Transmission Sequence Number) フィールドがオーバーロードされなくなるため、SCTP ではさまざまな方法でストリームをスケジュールできるようになり、I-DATA ではユーザーメッセージのインターリーブ (RFC 8260) が可能になりました。両方のピアが I-DATA チャンクタイプをサポートしなければならないことに注意してください。

9.5. RHEL 8 における TCP の新機能

Red Hat Enterprise Linux 8 には、TCP ネットワーキングスタックバージョン 4.18 が同梱され、より高いパフォーマンスおよび安定性と、より優れたスケーラビリティーが提供されます。特に、入力接続率が高い、ビジー状態の TCP サーバーのパフォーマンスが向上します。

また、2 つの新しい TCP 輻輳制御アルゴリズム (BBR および NV) が利用でき、ほとんどのシナリオで、キュービックよりも待ち時間が少なく、スループットも良くなります。

9.5.1. RHEL 8 における TCP BBR サポート

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 で、新しい TCP 輻輳制御アルゴリズム、ボトルネック帯域幅、およびラウンドトリップ時間 (BBR) がサポートされるようになりました。BBR は、ボトルネックリンクおよびラウンドトリップ時間 (RTT) の帯域幅を決定します。ほとんどの輻輳アルゴリズムは、パケットロス (デフォルトの Linux TCP 輻輳制御アルゴリズムである CUBIC を含む) に基づいており、高スループットのリンク上の問題をかかえています。BBR は、損失イベントに直接反応せず、利用可能な帯域幅をそれと合わせて、TCP ペーシングレートを調整します。TCP BBR のユーザーは、関係するすべてのインターフェースの fq キュー設定に切り替える必要があります。

ユーザーが明示的に fq を使用し、fq_codel は使用しないことに注意してください。

詳細は、man ページの tc-fq を参照してください。

9.6. IPVLAN 仮想ネットワークドライバーに対応

Red Hat Enterprise Linux 8.0 のカーネルには、IPVLAN 仮想ネットワークドライバーのサポートが含まれます。今回の更新で、IPVLAN の仮想ネットワークインターフェースカード (NIC) により、ローカルネットワークに 1 つの MAC アドレスを公開する複数のコンテナーに対するネットワーク接続が可能になります。これにより、ピアネットワーク機器でサポートされている MAC アドレス数の制限を改善するために、1 つのホストで多数のコンテナーを使用できるようになります。

9.7. tc コマンドの -ok オプションが削除される

tc コマンドの -ok オプションが、Red Hat Enterprise Linux 8 から削除されています。回避策として、ユーザーは、カーネルを使用した netlink から直接通信するコードを実装できます。受け取った応答メッセージは、送信した要求の完了およびステータスを示します。時間がそれほど重要ではないアプリケーションに対する別の方法は、各コマンドに対して個別に tc を呼び出すことです。これは、カスタムスクリプトで発生する可能性があります。これは、成功したそれぞれの tc 起動に対して呼び出し、OK を出力することで、tc -batch 動作をシミュレートします。

第10章 カーネル

10.1. リソース制御

10.1.1. RHEL 8 で、Control Group v2 がテクノロジーグループとして利用可能

Control group v2 メカニズムは、統合階層制御グループです。Control group v2 は、プロセスを階層でまとめ、制御された設定可能な階層でシステムリソースを配布します。

以前のバージョンとは異なり、control group v2 には階層が 1 つしかありません。このように階層が単純であるため、Linux カーネルでは次のことが可能になります。

  • 所有者の役割に基づいたプロセスの分類
  • 複数の階層でポリシーが競合する問題の解消

Control group v2 は、多数のコントローラーをサポートします。

  • CPU コントローラーにより、CPU サイクルの配分が調整されます。このコントローラーには以下が実装されています。

    • 通常のスケジューリングポリシーに対する重みと、絶対帯域幅制限モデル
    • 実時間スケジューリングポリシーに対する絶対帯域幅割り当てモデル
  • メモリーコントローラーは、メモリー配分を調整します。現在、次の種類のメモリー使用量が追跡されます。

    • ユーザー側のメモリー (ページキャッシュと匿名メモリー)
    • dentry、inode などのカーネルデータ構造
    • TCP ソケットバッファー
  • I/O コントローラーは、I/O リソースの配分を制限します。
  • Remote Direct Memory Access (RDMA) コントローラーは、一部のプロセスが使用できる、RDMA/IB に固有のリソースを制限します。このプロセスは、RDMA コントローラーによりグループ化されます。
  • プロセス番号コントローラーは、特定の制限後に、コントロールグループが、新しいタスクが fork() されない、または clone() ようにできます。
  • Writeback コントローラーがメカニズムとして動作します。これは、I/O コントローラーとメモリーコントローラーとの間の矛盾が相殺されます。

上記の情報は、cgroups-v2 オンラインドキュメント に基づいています。ここでは、個別の control group v2 コントローラーに関する情報を取得できます。

10.2. メモリーの管理

10.2.1. 64 ビット ARM に 52 ビット PA が利用可能

今回の更新で、64 ビット ARM アーキテクチャー用の 52 ビット物理アドレッシング (PA) のサポートが利用可能になりました。これにより、以前の 48 ビットの PA よりも大きな物理アドレス空間が提供されます。

10.2.2. 5 レベルのページテーブル x86_64

Red Hat Enterprise Linux 7 では、既存のメモリーバスに、48/46 ビットの仮想または物理のメモリーアドレッシング機能があり、Linux カーネルは、4 つのレベルのページテーブルを実装して、物理アドレスへの仮想アドレスを管理します。物理バスのアドレス線は、物理メモリーの容量上限を 64 TB までに制限します。

この制限は、57/52 ビットの仮想および物理のメモリーアドレスにより、128 PiB の仮想アドレス空間 (64PB ユーザー/64PB カーネル) と、4 PB の物理メモリーの容量まで拡張されました。

拡張アドレス範囲を使用して、Red Hat Enterprise Linux 8 のメモリー管理では、5 レベルのページテーブルの実装のサポートを追加して、拡張アドレス範囲を処理します。デフォルトでは、RHEL8 は、5 レベルのページテーブルが、拡張仮想アドレス領域または物理アドレス領域が必要ない場合に、ページテーブルの 5 レベルを使用すると、潜在的なパフォーマンス低下が発生します。起動引数は、それを使用するこの機能をサポートするハードウェアでシステムを有効にします。

10.3. パフォーマンス分析と可観測性ツール

10.3.1. カーネルに bpftool が追加される

eBPF (extended Berkeley Packet Filtering) に基づくプログラムとマップを利用した、インスペクションと簡単な操作に役立つ bpftool ユーティリティーが Linux カーネルに追加されました。bpftool はカーネルソースツリーの一部で、 bpftool パッケージにより提供されます。これは、kernel パッケージのサブパッケージとして同梱されます。

10.3.2. eBPF がテクノロジープレビューとして利用可能

eBPF (extended Berkeley Packet Filtering) 機能は、ネットワーキングおよび追跡の両方で、テクノロジープレビューとして利用できます。eBPF を使用すると、ユーザー領域でカスタムプログラムをさまざまなポイント (ソケット、トレースポイント、パケット受信) に接続し、データを受信して処理できます。この機能には、新しいシステムコール bpf() が含まれます。これにより、さまざまな種類のマップを作成したり、さまざまな種類のプログラムをカーネルに挿入できます。bpf() システムコールは、CAP_SYS_ADMIN が可能なユーザー (root ユーザーなど) のみが利用できます。詳細は、man ページの bpf(2) を参照してください。

10.3.3. BCC がテクノロジープレビューとして利用可能

BCC (BPF Compiler Collection) は、Red Hat Enterprise Linux 8 でテクノロジープレビューとして入手可能な、効率的なカーネルトレースおよび操作のプログラムを作成するためのユーザー領域ツールキットです。BCC は、eBPF (extended Berkeley Packet Filtering) を使用して、Linux オペレーティングシステムの I/O 解析、ネットワーキング、およびモニタリング用のツールを提供します。

10.4. ブートプロセス

10.4.1. RHEL 8 のカスタムカーネルをインストールしてシステムを起動する方法

Boot Loader Specification (BLS) は、スキームと、ファイルフォーマットを定義して、ドロップインディレクトリーの各起動オプションで、ブートローダー設定を管理します。それぞれのドロップイン設定ファイルを操作する必要はありません。Red Hat Enterprise Linux 8 では、すべてのアーキテクチャーで同じブートローダーを使用していないため、Red Hat Enterprise Linux 8 には特に関係があります。

  • Open Firmware を使用する x86_64aarch64、および ppc64leGRUB2 を使用する
  • Open Power Abstraction Layer (OPAL) を使用する ppc64lePetitboot を使用する
  • s390xzipl を使用する

各ブートローダーには、新しいカーネルがインストールまたは削除された場合に修正が必要な設定ファイルおよびフォーマットが異なります。以前のバージョンの Red Hat Enterprise Linux では、grubby ユーティリティーが、この動作を可能にするコンポーネントでした。ただし、Red Hat Enterprise Linux 8 の場合、ブートローダーの設定は、BLS ファイル形式の実装により標準化されました。ここでは、grubby は、BLS 操作シンラッパーとして動作します。

第11章 ハードウェアの有効化

11.1. 削除されたハードウェアサポート

本セクションでは、RHEL 7 ではサポートされ、RHEL 8.0 では利用できなくなったデバイスドライバーおよびアダプターの一覧が表示されます。

11.1.1. 削除したデバイスのドライバー

次のデバイスドライバーのサポートは、RHEL 8 から削除されました。

  • 3w-9xxx
  • 3w-sas
  • aic79xx
  • aoe
  • arcmsr
  • ata ドライバー:

    • acard-ahci
    • sata_mv
    • sata_nv
    • sata_promise
    • sata_qstor
    • sata_sil
    • sata_sil24
    • sata_sis
    • sata_svw
    • sata_sx4
    • sata_uli
    • sata_via
    • sata_vsc
  • bfa
  • cxgb3
  • cxgb3i
  • e1000
  • floppy
  • hptiop
  • initio
  • isci
  • iw_cxgb3
  • mptbase
  • mptctl
  • mptsas
  • mptscsih
  • mptspi
  • mtip32xx
  • mvsas
  • mvumi
  • OSD ドライバー:

    • osd
    • libosd
  • osst
  • pata ドライバー:

    • pata_acpi
    • pata_ali
    • pata_amd
    • pata_arasan_cf
    • pata_artop
    • pata_atiixp
    • pata_atp867x
    • pata_cmd64x
    • pata_cs5536
    • pata_hpt366
    • pata_hpt37x
    • pata_hpt3x2n
    • pata_hpt3x3
    • pata_it8213
    • pata_it821x
    • pata_jmicron
    • pata_marvell
    • pata_netcell
    • pata_ninja32
    • pata_oldpiix
    • pata_pdc2027x
    • pata_pdc202xx_old
    • pata_piccolo
    • pata_rdc
    • pata_sch
    • pata_serverworks
    • pata_sil680
    • pata_sis
    • pata_via
    • pdc_adma
  • pm80xx(pm8001)
  • pmcraid
  • qla3xxx
  • stex
  • sx8
  • tulip
  • ufshcd
  • ワイヤレスドライバー:

    • carl9170
    • iwl4965
    • iwl3945
    • mwl8k
    • rt73usb
    • rt61pci
    • rtl8187
    • wil6210

11.1.2. 削除されたアダプター

以下に記載のアダプターのサポートが RHEL 8 から削除されました。このドライバーのアダプター以外のサポートは変わりません。

PCI ID は、vendor:device:subvendor:subdevice の形式です。subdevice エントリーまたは subvendor:subdevice エントリーが一覧にない場合は、そのような不明なエントリーの値を持つデバイスが削除されています。

ご使用のシステムでハードウェアの PCI ID を確認するには、lspci -nn コマンドを実行します。

  • aacraid ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • PERC 2/Si (Iguana/PERC2Si)、PCI ID 0x1028:0x0001:0x1028:0x0001
    • PERC 3/Di (Opal/PERC3Di)、PCI ID 0x1028:0x0002:0x1028:0x0002
    • PERC 3/Si (SlimFast/PERC3Si)、PCI ID 0x1028:0x0003:0x1028:0x0003
    • PERC 3/Di (Iguana FlipChip/PERC3DiF)、PCI ID 0x1028:0x0004:0x1028:0x00d0
    • PERC 3/Di (Viper/PERC3DiV)、PCI ID 0x1028:0x0002:0x1028:0x00d1
    • PERC 3/Di (Lexus/PERC3DiL)、PCI ID 0x1028:0x0002:0x1028:0x00d9
    • PERC 3/Di (Jaguar/PERC3DiJ)、PCI ID 0x1028:0x000a:0x1028:0x0106
    • PERC 3/Di (Dagger/PERC3DiD)、PCI ID 0x1028:0x000a:0x1028:0x011b
    • PERC 3/Di (Boxster/PERC3DiB)、PCI ID 0x1028:0x000a:0x1028:0x0121
    • catapult、PCI ID 0x9005:0x0283:0x9005:0x0283
    • tomcat、PCI ID 0x9005:0x0284:0x9005:0x0284
    • Adaptec 2120S (Crusader)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0286
    • Adaptec 2200S (Vulcan)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0285
    • Adaptec 2200S (Vulcan-2m)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0287
    • Legend S220 (Legend Crusader)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x17aa:0x0286
    • Legend S230 (Legend Vulcan)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x17aa:0x0287
    • Adaptec 3230S (Harrier)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0288
    • Adaptec 3240S (Tornado)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0289
    • ASR-2020ZCR SCSI PCI-X ZCR (Skyhawk)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x028a
    • ASR-2025ZCR SCSI SO-DIMM PCI-X ZCR (Terminator)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x028b
    • ASR-2230S + ASR-2230SLP PCI-X (Lancer)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x028c
    • ASR-2130S (Lancer)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x028d
    • AAR-2820SA (Intruder)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x029b
    • AAR-2620SA (Intruder)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x029c
    • AAR-2420SA (Intruder)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x029d
    • ICP9024RO (Lancer)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x029e
    • ICP9014RO (Lancer)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x029f
    • ICP9047MA (Lancer)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x02a0
    • ICP9087MA (Lancer)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x02a1
    • ICP5445AU (Hurricane44)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x02a3
    • ICP9085LI (Marauder-X)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x02a4
    • ICP5085BR (Marauder-E)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x02a5
    • ICP9067MA (Intruder-6)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x02a6
    • Themisto Jupiter Platform、PCI ID 0x9005:0x0287:0x9005:0x0800
    • Themisto Jupiter Platform、PCI ID 0x9005:0x0200:0x9005:0x0200
    • Callisto Jupiter Platform、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x0800
    • ASR-2020SA SATA PCI-X ZCR (Skyhawk)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x028e
    • ASR-2025SA SATA SO-DIMM PCI-X ZCR (Terminator)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x028f
    • AAR-2410SA PCI SATA 4ch (Jaguar II)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0290
    • CERC SATA RAID 2 PCI SATA 6ch (DellCorsair)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0291
    • AAR-2810SA PCI SATA 8ch (Corsair-8)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0292
    • AAR-21610SA PCI SATA 16ch (Corsair-16)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0293
    • ESD SO-DIMM PCI-X SATA ZCR (Prowler)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0294
    • AAR-2610SA PCI SATA 6ch、PCI ID 0x9005:0x0285:0x103C:0x3227
    • ASR-2240S (SabreExpress)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0296
    • ASR-4005、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0297
    • IBM 8i (AvonPark)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x1014:0x02F2
    • IBM 8i (AvonPark Lite)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x1014:0x0312
    • IBM 8k/8k-l8 (Aurora)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x1014:0x9580
    • IBM 8k/8k-l4 (Aurora Lite)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x1014:0x9540
    • ASR-4000 (BlackBird)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0298
    • ASR-4800SAS (Marauder-X)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x0299
    • ASR-4805SAS (Marauder-E)、PCI ID 0x9005:0x0285:0x9005:0x029a
    • ASR-3800 (Hurricane44)、PCI ID 0x9005:0x0286:0x9005:0x02a2
    • Perc 320/DC、PCI ID 0x9005:0x0285:0x1028:0x0287
    • Adaptec 5400S (Mustang)、PCI ID 0x1011:0x0046:0x9005:0x0365
    • Adaptec 5400S (Mustang)、PCI ID 0x1011:0x0046:0x9005:0x0364
    • Dell PERC2/QC、PCI ID 0x1011:0x0046:0x9005:0x1364
    • HP NetRAID-4M、PCI ID 0x1011:0x0046:0x103c:0x10c2
    • Dell Catchall、PCI ID 0x9005:0x0285:0x1028
    • Legend Catchall、PCI ID 0x9005:0x0285:0x17aa
    • Adaptec Catch All、PCI ID 0x9005:0x0285
    • Adaptec Rocket Catch All、PCI ID 0x9005:0x0286
    • Adaptec NEMER/ARK Catch All、PCI ID 0x9005:0x0288
  • mpt2sas ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • SAS2004、PCI ID 0x1000:0x0070
    • SAS2008、PCI ID 0x1000:0x0072
    • SAS2108_1、PCI ID 0x1000:0x0074
    • SAS2108_2、PCI ID 0x1000:0x0076
    • SAS2108_3、PCI ID 0x1000:0x0077
    • SAS2116_1、PCI ID 0x1000:0x0064
    • SAS2116_2、PCI ID 0x1000:0x0065
    • SSS6200、PCI ID 0x1000:0x007E
  • megaraid_sas ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • Dell PERC5、PCI ID 0x1028:0x15
    • SAS1078R、PCI ID 0x1000:0x60
    • SAS1078DE、PCI ID 0x1000:0x7C
    • SAS1064R、PCI ID 0x1000:0x411
    • VERDE_ZCR、PCI ID 0x1000:0x413
    • SAS1078GEN2、PCI ID 0x1000:0x78
    • SAS0079GEN2、PCI ID 0x1000:0x79
    • SAS0073SKINNY、PCI ID 0x1000:0x73
    • SAS0071SKINNY、PCI ID 0x1000:0x71
  • qla2xxx ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • ISP24xx、PCI ID 0x1077:0x2422
    • ISP24xx、PCI ID 0x1077:0x2432
    • ISP2422、PCI ID 0x1077:0x5422
    • QLE220、PCI ID 0x1077:0x5432
    • QLE81xx、PCI ID 0x1077:0x8001
    • QLE10000、PCI ID 0x1077:0xF000
    • QLE84xx、PCI ID 0x1077:0x8044
    • QLE8000、PCI ID 0x1077:0x8432
    • QLE82xx、PCI ID 0x1077:0x8021
  • qla4xxx ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • QLOGIC_ISP8022、PCI ID 0x1077:0x8022
    • QLOGIC_ISP8324、PCI ID 0x1077:0x8032
    • QLOGIC_ISP8042、PCI ID 0x1077:0x8042
  • be2iscsi ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • BladeEngine 2 (BE2) デバイス

      • BladeEngine2 10Gb iSCSI Initiator (汎用)、PCI ID 0x19a2:0x212
      • OneConnect OCe10101、OCm10101、OCe10102、OCm10102 BE2 アダプターファミリー、PCI ID 0x19a2:0x702
      • OCe10100 BE2 アダプターファミリー、PCI ID 0x19a2:0x703
    • BladeEngine 3 (BE3) デバイス

      • OneConnect TOMCAT iSCSI、PCI ID 0x19a2:0x0712
      • BladeEngine3 iSCSI、PCI ID 0x19a2:0x0222
  • be2net ドライバーが制御する次のイーサネットアダプターが削除されました。

    • BladeEngine 2 (BE2) デバイス

      • OneConnect TIGERSHARK NIC、PCI ID 0x19a2:0x0700
      • BladeEngine2 Network Adapter、PCI ID 0x19a2:0x0211
    • BladeEngine 3 (BE3) デバイス

      • OneConnect TOMCAT NIC、PCI ID 0x19a2:0x0710
      • BladeEngine3 Network Adapter、PCI ID 0x19a2:0x0221
  • lpfc ドライバーから次のアダプターが削除されました。

    • BladeEngine 2 (BE2) デバイス

      • OneConnect TIGERSHARK FCoE、PCI ID 0x19a2:0x0704
    • BladeEngine 3 (BE3) デバイス

      • OneConnect TOMCAT FCoE、PCI ID 0x19a2:0x0714
    • ファイバーチャンネル (FC) デバイス

      • FIREFLY、PCI ID 0x10df:0x1ae5
      • PROTEUS_VF、PCI ID 0x10df:0xe100
      • BALIUS、PCI ID 0x10df:0xe131
      • PROTEUS_PF、PCI ID 0x10df:0xe180
      • RFLY、PCI ID 0x10df:0xf095
      • PFLY、PCI ID 0x10df:0xf098
      • LP101、PCI ID 0x10df:0xf0a1
      • TFLY、PCI ID 0x10df:0xf0a5
      • BSMB、PCI ID 0x10df:0xf0d1
      • BMID、PCI ID 0x10df:0xf0d5
      • ZSMB、PCI ID 0x10df:0xf0e1
      • ZMID、PCI ID 0x10df:0xf0e5
      • NEPTUNE、PCI ID 0x10df:0xf0f5
      • NEPTUNE_SCSP、PCI ID 0x10df:0xf0f6
      • NEPTUNE_DCSP、PCI ID 0x10df:0xf0f7
      • FALCON、PCI ID 0x10df:0xf180
      • SUPERFLY、PCI ID 0x10df:0xf700
      • DRAGONFLY、PCI ID 0x10df:0xf800
      • CENTAUR、PCI ID 0x10df:0xf900
      • PEGASUS、PCI ID 0x10df:0xf980
      • THOR、PCI ID 0x10df:0xfa00
      • VIPER、PCI ID 0x10df:0xfb00
      • LP10000S、PCI ID 0x10df:0xfc00
      • LP11000S、PCI ID 0x10df:0xfc10
      • LPE11000S、PCI ID 0x10df:0xfc20
      • PROTEUS_S、PCI ID 0x10df:0xfc50
      • HELIOS、PCI ID 0x10df:0xfd00
      • HELIOS_SCSP、PCI ID 0x10df:0xfd11
      • HELIOS_DCSP、PCI ID 0x10df:0xfd12
      • ZEPHYR、PCI ID 0x10df:0xfe00
      • HORNET、PCI ID 0x10df:0xfe05
      • ZEPHYR_SCSP、PCI ID 0x10df:0xfe11
      • ZEPHYR_DCSP、PCI ID 0x10df:0xfe12
    • Lancer FCoE CNA デバイス

      • OCe15104-FM、PCI ID 0x10df:0xe260
      • OCe15102-FM、PCI ID 0x10df:0xe260
      • OCm15108-F-P、PCI ID 0x10df:0xe260

11.1.3. 削除されたその他のハードウェアサポート

11.1.3.1. FCoE ソフトウェアの削除

FCoE (Fibre Channel over Ethernet) ソフトウェアは、Red Hat Enterprise Linux 8 から削除されました。これにより、Ethernet アダプターおよびドライバーで、ソフトウェア FCoE インターフェースで作成するのに fcoe.ko カーネルモジュールが利用できなくなりました。この変更は、業界でソフトウェア管理 FCoE が採用されていないことが原因です。

Red Hat Enterprise 8 に固有の変更には以下が含まれます。

  • fcoe.ko カーネルモジュールが利用できなくなりました。これにより、Data Center Bridging が有効な Ethernet アダプターおよびドライバーを使用したソフトウェア FCoE のサポートが削除されます。
  • lldpad を使用して DCBX (Data Center Bridging eXchange) を介したリンクレベルのソフトウェア構成が、FCoE ではサポートされなくなりました。

    • fcoe-utils ツール (特に fcoemon) は、デフォルトで設定され、DCB 設定を検証せず、lldpad と通信しません。
    • fcoemonlldpad 統合が永続的に無効になる可能性があります。
  • libhbaapi ライブラリーおよび libhbalinux ライブラリーは、fcoe-utils からは使用されず、Red Hat のテストも受けなくなります。

以下のサポートは変更しません。

  • オペレーティングシステムへの Fibre Channel アダプターとして表示される、現在サポートされるオフロード FCoE アダプターは、別のノートに記載されていない限り、fcoe-utils 管理ツールを使用しません。これは、lpfc FC ドライバーによりサポートされているアダプターを選択します。bfa ドライバーは、Red Hat Enterprise Linux 8 には含まれないことに注意してください。
  • 現在サポートされるオフロードの FCoE アダプターは、fcoe-utils 管理ツールを使用していますが、別のノートに記載がない場合は、fcoe.ko の代わりに独自のカーネルドライバーを持ち、ドライバーやファームウェアに DCBX 設定を管理します。fnic ドライバー、bnx2fc ドライバー、および qedf ドライバーは、引き続き Red Hat Enterprise Linux 8 で完全にサポートされます。
  • サポートされる一部のドライバーに必要なカーネルモジュール libfc.ko および libfcoe.ko は、上記で説明されています。

詳細は「Software FCoE および Fibre Channel ではターゲットモードに対応しない」を参照してください。

11.1.3.2. e1000 ネットワークドライバーが RHEL 8 ではサポートされない

Red Hat Enterprise Linux 8 は、e1000 ネットワークドライバーに対応していません。これは、ベアメタルおよび仮想化の両方に影響します。ただし、新しいバージョンの e1000e ネットワークドライバーが、引き続き RHEL 8 でフルサポートとなります。

11.1.3.3. RHEL 8 では tulip ドライバーに対応しない

この更新で、tulip ネットワークドライバーへの対応は終了しました。その結果、Microsoft Hyper-V ハイパーバイザーの Generation 1 仮想マシン (VM) で RHEL 8 を使用すると、「Legacy Network Adapter」デバイスは動作せず、これにより、そのような仮想マシンの PXE インストールは失敗します。

PXE インストールを起動するには、Generation 2 Hyper-V VM に RHEL 8 をインストールします。RHEL 8 Generation 1 VM が必要な場合は ISO インストールを使用します。

11.1.3.4. qla2xxx ドライバーがターゲットモードに対応しなくなる

qla2xxx QLogic ファイバーチャンネルドライバーを使用したターゲットモードのサポートが無効になっています。この変更の影響は以下のとおりです。

  • カーネルが、tcm_qla2xxx モジュールを提供しなくなりました。
  • rtslib ライブラリーおよび targetcli ユーティリティーが、qla2xxx に対応しなくなりました。

qla2xxx を使用したイニシエーターモードは引き続きサポートされます。

第12章 ファイルシステムおよびストレージ

12.1. ファイルシステム

12.1.1. Btrfs が削除される

Btrfs ファイルシステムが、Red Hat Enterprise Linux 8 で削除されました。これには、次のコンポーネントが含まれます。

  • btrfs.ko カーネルモジュール
  • btrfs-progs パッケージ
  • snapper パッケージ

Red Hat Enterprise Linux 8 で Btrfs ファイルシステムを作成、マウント、またはインストールすることができなくなりました。Anaconda インストーラーおよびキックスタートコマンドが Btrfs をサポートしなくなりました。

12.1.2. XFS が、共有コピーオンライトのデータエクステントに対応

XFS ファイルシステムは、共有コピーオンライトのデータエクステント機能に対応します。この機能により、2 つ以上のファイルで共通のデータブロックセットを共有できます。共通ブロックを共有しているファイルのいずかを変更すると、XFS が共通ブロックへのリンクを解除して、新しいファイルを作成します。これは、その他のファイルシステムに見られるコピーオンライト (COW) 機能と似ています。

共有コピーオンライトのデータエクステントには次の特徴があります。

Fast
共有コピーを作成しても、ディスク I/O を使用しません。
Space-efficient
共有ブロックは、追加のディスク容量を使用しません。
Transparent
共通ブロックを共有するファイルは、通常のファイルと同じように機能します。

ユーザー領域ユーティリティーは、次の目的で共有コピーオンライトのデータエクステントを使用できます。

  • cp --reflink コマンドなどを使用した効果的なファイルのクローン作成
  • ファイルごとのスナップショット

この機能は、Overlayfs、NFS などのカーネルサブシステムで、より効率的な操作に使用されます。

共有コピーオンライトエクステントは、xfsprogs パッケージのバージョン 4.17.0-2.el8 以降で、XFS ファイルシステムの作成時にデフォルトで有効になります。

直接アクセス (DAX) デバイスは、現在、共有コピーオンライトデータエクステントを使用する XFS をサポートしていません。この機能を使用せずに XFS ファイルシステムを作成するには、次のコマンドを使用します。

# mkfs.xfs -m reflink=0 block-device

Red Hat Enterprise Linux 7 は、読み取り専用モードでのみ、共有コピーオンラインとデータエクステントを持つ XFS ファイルシステムをマウントできます。

12.1.3. ext4 ファイルシステムがメタデータのチェックサムをサポート

この更新により、ext4 メタデータはチェックサムにより保護されます。これにより、ファイルシステムが破損メタデータを認識させます。これにより破損を回避し、ファイルシステムの耐障害性を高めます。

12.1.4. /etc/sysconfig/nfs ファイルおよびレガシーの NFS サービス名が利用できない

Red Hat Enterprise Linux 8.0 では、NFS 設定が、Red Hat Enterprise Linux 7 で使用されていた /etc/sysconfig/nfs 設定ファイルから、/etc/nfs.conf に移動しています。

/etc/nfs.conf ファイルが異なる構文を使用します。Red Hat Enterprise Linux 7 からアップグレードすると、Red Hat Enterprise Linux 8 が、すべてのオプションを /etc/sysconfig/nfs から /etc/nfs.conf へ自動的に変換しようとします。

Red Hat Enterprise Linux 7 では、現在、この両方の設定ファイルがサポートされます。Red Hat は、新しい /etc/nfs.conf ファイルを使用して、Red Hat Enterprise Linux のすべてのバージョンの NFS 設定を、自動化した設定システムと互換性を持たせるようにすることを推奨します。

また、以下の NFS サービスエイリアスが削除され、アップストリームの名前に置き換えられました。

  • nfs.service ( nfs-server.service に置き換え)
  • nfs-secure.service (rpc-gssd.service に置き換え)
  • rpcgssd.service (rpc-gssd.service に置き換え)
  • nfs-idmap.service (nfs-idmapd.service に置き換え)
  • rpcidmapd.service (nfs-idmapd.service に置き換え)
  • nfs-lock.service (rpc-statd.service に置き換え)
  • nfslock.service (rpc-statd.service に置き換え)

12.2. ストレージ

12.2.1. BOOM ブートマネージャーが、ブートエントリーを作成するプロセスを簡素化

BOOM は、Linux システム用のブートマネージャーで、ブートエントリー設定の BootLoader 仕様に対応するブートローダを使用します。柔軟なブート設定が可能になり、ブートエントリーの新規作成や変更が容易になります。たとえば、LVM を使用して作成したシステムのスナップショットイメージを起動できます。

BOOM は、既存のブートローダー設定を変更せず、追加エントリーを挿入するだけです。既存の設定は維持され、ディストリビューションの統合 (カーネルのインストールや更新のスクリプトなど) は、以前と同じように引き続き機能します。

BOOM には、ブートエントリーを作成するタスクを容易にする、単純化されたコマンドラインインターフェース (CLI) および API があります。

12.2.2. Stratis が利用可能に

Stratis は、ユーザーへの追加機能を備えたストレージプールに、管理されるファイルシステムを提供する新しいローカルストレージマネージャーです。

Stratis を使用すると、次のようなストレージタスクをより簡単に実行できます。

  • スナップショットおよびシンプロビジョニングを管理する
  • 必要に応じてファイルシステムのサイズを自動的に大きくする
  • ファイルシステムを維持する

Stratis ストレージを管理するには、バックグランドサービス stratisd と通信する stratis ユーティリティーを使用します。

Stratis はテクノロジープレビューとして提供されます。

詳細は、Stratis のドキュメント「Managing layered local storage with Stratis」を参照してください。

12.2.3. LUKS2 が、ボリューム暗号化のデフォルトフォーマットに

RHEL 8 では、LUKS バージョン 2 (LUKS2) 形式が、レガシーの LUKS (LUKS1) 形式に代わり使用されます。dm-crypt サブシステムおよび cryptsetup ツールでは、暗号化ボリュームのデフォルト形式として LUKS2 が使用されるようになりました。LUKS2 は、部分的なメタデータ破損イベントが発生した場合に備えて、暗号化されたボリュームにメタデータの冗長性と自動回復を提供します。

内部の柔軟なレイアウトにより、LUKS2 は将来の機能も実現します。これは、libcryptsetup に組み込まれた一般的なカーネルキーリングトークンにより自動ロック解除に対応し、カーネルキーリング保持サービスに保存されているパスフレーズを使用して LUKS2 ボリュームのロックを解除します。

以下は、その他の主な機能強化です。

  • ラップ鍵暗号方式を使用した保護鍵の設定
  • Policy-Based Decryption (Clevis) とのより簡単な統合
  • 最大 32 個の鍵スロット (LUKS1 は鍵スロットを 8 個だけ提供します)

詳細は、man ページの cryptsetup(8) および cryptsetup-reencrypt(8) を参照してください。

12.2.4. ブロックデバイスにおけるマルチキュースケジューリング

Red Hat Enterprise Linux 8 では、ブロックデバイスがマルチキュースケジューリングを使用するようになりました。これにより、高速ソリッドステートドライブ (SSD) およびマルチコアシステムでの拡張が向上します。

SCSI マルチキュー (scsi-mq) ドライバーがデフォルトで有効になり、カーネルが scsi_mod.use_blk_mq=Y オプションで起動します。この変更は、アップストリームの Linux カーネルと同じです。

デバイスマッパーマルチパス (DM Multipath) を使用するには、scsi-mq ドライバーがアクティブになっている必要があります。

12.2.5. VDO がすべてのアーキテクチャーに対応

Virtual Data Optimizer (VDO) が、RHEL 8 でサポートされるすべてのアーキテクチャーで利用可能になりました。

12.2.6. VDO が読み込みキャッシュに対応しなくなる

読み込みキャッシュ機能は、VDO (Virtual Data Optimizer) から削除されました。読み込みキャッシュは常に VDO ボリュームで無効になり、vdo ユーティリティーの --readCache オプションを使用して有効にできなくなりました。

Red Hat は、異なる実装を使用して、後続の Red Hat Enterprise Linux リリースで VDO 読み取りキャッシュを再実装できるようになりました。

12.2.7. dmraid パッケージが削除される

dmraid パッケージは、Red Hat Enterprise Linux 8 から削除されています。ハードウェアとソフトウェアの RAID ホストバスアダプター (HBA) のサポートが必要な場合は、ネイティブの MD software RAID、SNIA RAID Common Disk Data Format (DDF)、Intel® Matrix Storage Manager (IMSM) 形式をサポートする mdadm ユーティリティーを使用する必要があります。

12.2.8. Software FCoE および Fibre Channel ではターゲットモードに対応しない

  • Software FCoE - NIC Software FCoE ターゲット機能は Red Hat Enterprise Linux 8.0 から削除されました。
  • ファイバーチャンネルは、ターゲットモードをサポートしません。ターゲットモードは、Red Hat Enterprise Linux 8.0 の qla2xxx QLogic Fibre Channel ドライバーに対して無効になります。

詳細は「FCoE ソフトウェアの削除」を参照してください。

12.2.9. DM Multipath のマージナルパスの検出が改善

multipathd サービスでは、マージナルパスの検出が改善しました。これにより、マルチパスデバイスが、繰り返し失敗する可能性があるパスを回避して、パフォーマンスを向上します。マージナルパスは、永続的で断続的な I/O エラーがあるパスです。

マージナルパスの動作は、 /etc/multipath.conf ファイルの以下のオプションで制御します。

  • marginal_path_double_failed_time
  • marginal_path_err_sample_time
  • marginal_path_err_rate_threshold
  • marginal_path_err_recheck_gap_time

以下の場合、DM Multipath はパスを無効にし、サンプル期間中に I/O を繰り返しテストします。

  • multipath.conf オプションが設定されている
  • 設定した期間内にパスが 2 回失敗する
  • その他のパスが利用できる

このテスト中に、パスのエラーが設定されたエラー率よりも大きい場合に、設定したギャップ時間の間、DM Multipath はパスを無視してから、それが復旧できるぐらいに適切に機能しているかどうかを再確認します。

詳細は、man ページのmultipath.confを参照してください。

12.2.10. DM Multipath 設定ファイルの overrides セクションが追加

/etc/multipath.conf ファイルには、全デバイスの設定値を設定できる overrides セクションが含まれるようになりました。この属性は、デバイスを含むパスに対して、/etc/multipath.conf ファイルの multipaths セクションに指定した属性で上書きした場合を除き、DM Multipath によりすべてのデバイスに使用されます。この機能は、設定ファイルの devices セクションの all_devs パラメーターに代わるものです。

12.2.11. Broadcom Emulex および Marvell Qlogic のファイバーチャンネルアダプターで NVMe/FC に完全対応

NVMe をサポートする Broadcom Emulex アダプターおよび Marvell Qlogic Fibre Channel 32Gbit アダプターともに使用すると、イニシエーターモードで NVMe/FC (NVMe over Fibre Channel) トランスポートタイプに完全に対応するようになりました。

Red Hat Enterprise Linux に同梱されていた RDMA (Remote Direct Memory Access) プロトコルに加えて、NVMe over Fibre Channel が、NVMe (Nonvolatile Memory Express) プロトコルのファブリックトランスポートタイプとして追加されました。

NVMe/FC を有効にするには、以下を行います。

  • lpfc ドライバーで NVMe/FC を有効にするには、/etc/modprobe.d/lpfc.conf ファイルに以下のオプションを追加します。

    lpfc_enable_fc4_type=3
  • qla2xxx ドライバーで NVMe/FC を有効にするには、/etc/modprobe.d/qla2xxx.conf ファイルに以下のオプションを追加します。

    qla2xxx.ql2xnvmeenable=1

その他の制限:

  • マルチパスは、NVMe/FC ではサポートされません。
  • NVMe クラスタリングは、NVMe/FC ではサポートされません。
  • Marvell Qlogic アダプターを使用すると、Red Hat Enterprise Linux は、イニシエーターモードで NVMe/FC および SCSI/FC の同時使用をサポートしていません。
  • kdump は、NVMe/FC ではサポートされません。
  • SAN (Storage Area Network) の NVMe/FC からのシステム起動はサポートされません。

12.2.12. DIF/DIX (Data Integrity Field/Data Integrity Extension) のサポート

DIF/DIX は SCSI 規格への追加分です。サポートされていると明記されている場合を除き、引き続き HBA およびストレージアレイのテクノロジープレビューとなります。

DIF/DIX により DIF (Data Integrity Field) が追加され、一般的に使用される 512 バイトのディスクブロックのサイズが 512 から 520 バイトに増加します。DIF は、書き込みの発生時に HBA (Host Bus Adapter) により算出されるデータブロックのチェックサム値を保存します。その後、受信時にストレージデバイスがチェックサムを確認し、データとチェックサムの両方を保存します。読み取りが発生すると、チェックサムが、ストレージデバイスおよび受信する HBA により検証されます。

12.3. LVM

12.3.1. 共有ストレージデバイスを管理する clvmd の削除

LVM は、共有ストレージデバイスの管理に clvmd (cluster lvm daemon) を使用しなくなりました。代わりに、LVM が lvmlockd (lvm lock daemon) を使用するようになりました。

  • lvmlockd の詳細は、man ページの lvmlockd(8) を参照してください。共有ストレージを使用する一般的な方法は、man ページの lvmsystemid(7) を参照してください。
  • Pacemaker クラスターで LVM を使用する方法は、LVM-activate リソースエージェントのヘルプ画面を参照してください。
  • Red Hat High Availability クラスターで共有論理ボリュームを設定する手順例は、「ククラスターに GFS2 ファイルシステムを設定」を参照してください。

12.3.2. lvmetad デーモンの削除

LVM は、メタデータのキャッシュに lvmetad デーモンを使用しなくなり、ディスクからメタデータを常に読み込みます。LVM ディスクの読み込みが減っており、それによりキャッシュの利点が減ります。

以前、論理ボリュームの自動アクティベーションは、lvm.conf 設定ファイルの use_lvmetad 設定に間接的に関連付けられていました。lvm.conf ファイルに auto_activation_volume_list を設定し続ける自動アクティベーションを無効にすることが適切な方法となります。

12.3.3. LVM が、GFS プールボリュームマネージャー、または lvm1 メタデータ形式でフォーマットしたデバイスを管理できない

LVM は、GFS プールのボリュームマネージャー、または lvm1 メタデータ形式でフォーマットしたデバイスは管理できなくなりました。Red Hat Enterprise Linux 4 を導入する前に論理ボリュームを作成した場合は、影響を及ぼす場合があります。lvm1 形式を使用したボリュームグループは、vgconvert コマンドを使用して lvm2 形式に変換する必要があります。

12.3.4. LVM ライブラリーおよび LVM Python バインディングが削除されている

lvm2-python-libs パッケージにより提供される lvm2app ライブラリーおよび LVM Python バインディングは削除されました。Red Hat は、代わりに以下のソリューションを推奨します。

  • LVM D-Bus API と lvm2-dbusd サービスの組み合わせ。このソリューションでは Python バージョン 3 を使用する必要があります。
  • JSON 形式の LVM コマンドラインユーティリティー。このフォーマットは、lvm2 パッケージのバージョン 2.02.158 以降で利用できます。
  • C/C++ の AppStream に含まれる libblockdev ライブラリー

Red Hat Enterprise Linux 8 へアップグレードする前に、削除したライブラリーおよび D-Bus API へのバインディングを使用して、アプリケーションをポートする必要があります。

12.3.5. LVM ミラーのログをミラーリングする機能が削除される

ミラー化された LVM ボリュームでのミラー化されたミラーログ機能が非推奨となりました。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 では、ミラー化されたミラーログを持つ LVM ボリュームの作成またはアクティブ化がサポートされなくなりました。

推奨される代替ソリューションは以下のとおりです。

  • RAID1 LVM ボリューム。RAID1 ボリュームの優れた点は、劣化モードにおいても機能し、一時的な障害の後に回復できることです。
  • ディスクのミラーログ。ミラー化されたミラーログをディスクのミラーログに変換するには、lvconvert --mirrorlog disk my_vg/my_lv コマンドを実行します。

第13章 高可用性およびクラスター

Red Hat Enterprise Linux 8 では、pcs は、クラスター通信に、Corosync 3 クラスターエンジンと、Kronosnet (knet) ネットワーク抽象化層にフルサポートを提供します。既存の RHEL 7 クラスターから RHEL 8 クラスターへのアップグレードを計画すると、以下のような事項を検討する必要があります。

  • アプリケーションのバージョン - RHEL 8 クラスターで必要な高可用性アプリケーションのバージョンは?
  • アプリケーションのプロセスの順番 - アプリケーションのプロセスを開始および停止する際に必要な変更は?
  • クラスターインフラストラクチャー - RHEL 8 の pcs では複数のネットワーク接続がサポートされるようになったため、クラスターが認識する NIC の数は変更しますか?
  • 必要なパッケージ - 新しいクラスターで同じパッケージをすべてインストールする必要はありますか?

RHEL 8 で Pacemaker クラスターを実行するための、以下の事項またはその他の事項により、RHEL 7 クラスターから RHEL 8 クラスターへのインプレースアップグレードを実行することはできず、RHEL 8 で新しいクラスターを設定する方法があります。RHEL 7 および RHEL 8 の両方で実行するノードを含むクラスターを実行することはできません、

また、アップグレードを実行する前に、次の計画を立てる必要があります。

  • 最終カットオーバー - アプリケーションのダウンタイムを短くするために、以前のクラスターで実行しているアプリケーションを停止して、新しいクラスターで開始するためにはどのようなプロセスがありますか?
  • テスト - 開発またはテスト環境に移行する前に、移行戦略をテストすることはできますか?

RHEL 7 と RHEL 8 における、クラスター作成および管理における主な相違点は、以下のセクションで説明します。

13.1. pcs cluster setuppcs cluster node add、および pcs cluster node remove コマンドの新しい形式

Red Hat Enterprise Linux 8 の pcs では、ノード名の使用を完全にサポートします。ノード名は必須となり、ノード識別子となるノードアドレスを置き換えます。ノードアドレスは任意となりました。

  • pcs host auth コマンドで、ノードアドレスがデフォルトでノード名となります。
  • pcs cluster setup コマンドおよび pcs cluster node add コマンドでは、ノードアドレスが、pcs host auth コマンドで指定したノードアドレスにデフォルト設定されます。

この変更により、クラスターのセットアップ、クラスターへのノードの追加、およびクラスターからのノードの削除を行うコマンドの形式が変更になりました。新しいコマンド形式の詳細は、pcs cluster setup コマンド、pcs cluster node add コマンド、および pcs cluster node remove コマンドのヘルプ表示を参照してください。

13.2. マスターリソースから、昇格可能なクローンリソースに名前が変更

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 は Pacemaker 2.0 に対応しています。ここでは、マスターとスレーブのリソースが、別の種類のリソースではなくなり、Promotable メタ属性が true に設定されている標準クローンリソースになりました。今回の更新に対応するために、以下の変更が行われました。

  • pcs コマンドでマスターリソースを作成することができなくなりました。代わりに、昇格可能な クローンリソースを作成できます。関連キーワードおよびコマンドが、master から promotable に変わりました。
  • 既存のすべてのマスターリソースが昇格可能なクローンリソースとして表示されます。
  • Web UI で RHEL7 クラスターを管理すると、RHEL7 クラスターは昇格可能なクローンをサポートしないため、マスターリソースは引き続きマスターと呼ばれます。

13.3. クラスターのノードを認証する新しいコマンド

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 では、クラスターでノードの認証に使用されるコマンドに以下の変更が加えられています。

  • 認証用の新しいコマンドは pcs host auth です。このコマンドにより、ユーザーは、ホスト名、アドレス、および pcsd ポートを指定できます。
  • pcs cluster auth コマンドは、ローカルクラスターのノードのみを認証し、ノードリストは許可しません、
  • 各ノードにアドレスを指定できるようになりました。pcs/pcsd は、指定したアドレスを使用して各ノードと通信します。このアドレスは、corosync が内部で使用しているアドレスとは異なる場合があります。
  • pcs pcsd clear-auth コマンドは、pcs pcsd deauth コマンドおよび pcs host deauth コマンドに置き換えられました。この新しいコマンドを使用すると、ユーザーは全ホストの認証解除だけでなく、1 台のホストでも認証解除できます。
  • 以前は、ノード認証が双方向で行われており、pcs cluster auth コマンドを実行すると、指定したすべてのノードが互いに認証されていましたが、pcs host auth コマンドを使用すると、指定したノードに対してローカルホストだけが認証されます。これにより、このコマンドを実行する際に、どのノードが他のどのノードに対して認証されているかをより適切に制御できます。クラスターを設定する場合や、ノードを追加する場合に、pcs がクラスターのトークンを自動的に同期するため、クラスター内のすべてのノードが以前と同じように自動的に認証され、クラスターノードが互いに通信できます。

これらの変更は後方互換性がないことに注意してください。RHEL 7 システムで認証されたノードは、再認証する必要があります。

13.4. Red Hat High Availability のアクティブ/パッシブなクラスターにおける LVM ボリューム

RHEL 8 の Red Hat HA アクティブ/パッシブのリソースとして LVM ボリュームを設定すると、LVM-activate リソースとしてボリュームを設定します。RHEL 7 では、このようなボリュームを LVM リソースとして設定しました。RHEL 8 のアクティブ/パッシブクラスターで LVM ボリュームをリソースとして設定する方法を含むクラスターの設定手順の例は、「Red Hat High Availability クラスターのアクティブ/パッシブな NFS サーバーの設定」を参照してください。

13.5. Red Hat High Availability のアクティブ/アクティブクラスターにおける共有 LVM ボリューム

Red Hat Enterprise Linux 8 では、LVM は、clvmd の代わりに LVM ロックデーモン lvmlockd を使用して、アクティブ/アクティブクラスターで共有ストレージデバイスを管理します。これにより、GFS2 ファイルシステムを共有論理ボリュームとしてマウントできる論理ボリュームを設定する必要があります。また、これにより、LVM が有効な リソースエージェントを使用して LVM ボリュームを管理し、lvmlockd リソースエージェントを使用して lvmlockd を管理する必要があります。共有論理ボリュームを使用して GFS2 ファイルシステムを含む RHEL 8 Pacemaker クラスターを設定する全手順は、「クラスターでの GFS2 ファイルシステムの設定」を参照してください。

13.6. RHEL 8 Pacemaker クラスター内の GFS2 ファイルシステム

Red Hat Enterprise Linux 8 では、LVM は、「共有ストレージデバイスを管理する clvmd の削除」 で説明されたように、アクティブ/アクティブクラスターで共有ストレージデバイスを管理するために、clvmd の代わりに、LVM ロックデーモン lvmlockd を使用します。

RHEL 8 クラスターに RHEL 7 システムを作成した GFS2 ファイルシステムを使用するには、RHEL 8 システムで共有論理ボリュームとしてマウントされる論理ボリュームを設定して、ボリュームグループのロックを開始する必要があります。既存の RHEL 7 論理ボリュームを、RHEL 8 Pacemaker クラスターとして設定する手順は、「RHEL7 から RHEL8 へ GFS2 ファイルシステムの移行」を参照してください。

第14章 シェルおよびコマンドラインツール

14.1. ローカライゼーションが複数のパッケージで配布

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 では、1 つの glibc-common パッケージでロケールと翻訳が提供されなくなり、すべてのロケールと言語が glibc-langpack-CODE パッケージで利用できるようになりました。さらに、デフォルトではすべてのロケールではなく、インストーラーで選択した言語だけがインストールされます。その他の言語は、ロケールパッケージを個別にインストールする必要があります。

システムにインストールされているすべてのパッケージに対する翻訳、ディクショナリー、およびロケールを含む追加のアドオンパッケージをインストールするメタパッケージは、langpacks と呼ばれます。

詳細は「言語パックのインストールおよび使用」を参照してください。

14.2. ユーザー名およびグループ名がすべて数字の場合はサポート対象外

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 の useradd コマンドおよび groupadd コマンドでは、数値だけのユーザー名とグループ名を使用することができません。ユーザー ID およびグループ ID は数値となるため、数値だけのユーザー名およびグループ名を使用すると、ユーザー名とユーザー ID、またはグループ名とグループ ID を組み合わせて使用するツールで、混乱が生まれるためです。

詳細は「コマンドラインツールを使用したユーザーの管理」を参照してください。

14.3. nobody ユーザーが nfsnobody に置き換え

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7 では、nobody ユーザーとグループのペアの ID は 99 でした。nfsnobody ユーザーとグループのペアの ID は 65534 で、デフォルトのカーネルオーバーフロー ID になります。

これはいずれも、RHEL 8 では、nobody ユーザーおよびグループのペア (ID 65534) に統合されます。RHEL 8 では、nfsnobody ペアは作成されなくなりました。

この変更により、nobody が所有し、NFS とは無関係のファイルに関する混乱が軽減されます。

14.4. バージョン制御システム

RHEL 8 は、次のバージョン管理システムを提供します。

  • Git 2.18 は、分散アーキテクチャーを持つ分散型リビジョン管理システムです。
  • Mercurial 4.8 は、大規模プロジェクトを効率的に処理するために設計された、軽量の分散バージョン管理システムです。
  • Subversion 1.10 (集中型バージョン制御システム)

RHEL 7 で利用できた Concurrent Versions System (CVS) および Revision Control System (RCS) は、RHEL 8 では配布されていません。

14.4.1. Subversion 1.10 への主な変更点

Subversion 1.10 には、RHEL 7 で配布されたバージョン 1.7 以降に追加された新機能と、次の互換性の変更が含まれています。

  • 言語バインディングに対応するために使用される Subversion ライブラリーにおける非互換性のため、Subversion 1.10Python 3 バインディングは利用できません。その結果、 Subversion Python バインディングを必要とするアプリケーションには対応していません。
  • Berkeley DB に基づくリポジトリーには対応しなくなりました。移行する前に、svnadmin dump コマンドを使用して、Subversion 1.7 で作成したリポジトリーをバックアップします。RHEL 8 をインストールした後、svnadmin load コマンドを使用してリポジトリーを復元します。
  • RHEL 7 の Subversion 1.7 クライアントがチェックアウトした既存の作業コピーは、Subversion 1.10 から使用する前に新しい形式にアップグレードする必要があります。RHEL 8 をインストールしたら、各作業コピーで svn upgrade コマンドを実行します。
  • https:// を使用してリポジトリーにアクセスするスマートカード認証はサポートされなくなりました。

第15章 動的プログラミング言語、Web サーバー、およびデータベースサーバー

15.1. 動的プログラミング言語

15.1.1. Python への主な変更点

15.1.1.1. Python 3 が RHEL 8 におけるデフォルトの Python 実装に

Red Hat Enterprise Linux 8 には、Python 3.6 が同梱されています。このパッケージはデフォルトではインストールされません。Python 3.6 をインストールする場合は、yum install python3 コマンドを使用します。

Python 2.7 は、python2 パッケージから入手できますが、Python 3 への移行をより円滑に進められるように、 Python 2 のライフサイクルは短くなっています。

デフォルトの python パッケージも、バージョン管理外の /usr/bin/python 実行可能ファイルも、RHEL 8 には同梱されていません。python3 または python2 を直接使用することが推奨されます。もしくは、管理者が、alternatives コマンドを使用して、バージョン管理外の python コマンドを設定できます。

詳細は「Red Hat Enterprise Linux 8 での Python の使用」を参照してください。

15.1.1.2. Python 2 から Python 3 への移行

開発者は、Python 2 で記述したコードを Python 3 に移行できます。大規模なコードベースを Python 3 に移行する方法は 「The Conservative Python 3 Porting Guide」 を参照してください。

この移行が終了すると、元の Python 2 コードは Python 3 インタープリターにより解釈できるようになります。また、Python 2 インタープリターも解釈できることに注意してください。

15.1.1.3. バージョンを指定しない Python の設定

システム管理者は、alternatives コマンドを使用して、バージョンを管理しない python コマンドを設定できます。必要なパッケージ (python3 または python2) は、バージョンを指定しないコマンドを各バージョンに設定する前にインストールする必要があります。

バージョンを指定しない python コマンドを Python 3 に直接設定するには、以下のコマンドを実行します。

alternatives --set python /usr/bin/python3

Python 2 を選択した場合は類似コマンドを使用してください。

もしくは、対話式に、バージョンを指定しない python コマンドを設定できます。

  1. 次のコマンドを実行します。

    alternatives --config python
  2. 表示された一覧から必要なバージョンを選択します。

この設定をリセットし、バージョンを指定しない python をコマンドを削除するには、以下のコマンドを実行します。

alternatives --auto python
警告

その他の Python 関連のコマンド (pip3) には、バージョンを指定しないで設定可能なバリアントがあります。

15.1.1.4. RPM ビルド時に Python スクリプトでハッシュタグにメジャーバージョンを指定することが必要

RHEL 8 で実行可能な Python スクリプトでは、主な Python バージョンを明示的に指定する hashbang (shebang) を使用します。

BRP (buildroot policy) スクリプト /usr/lib/rpm/redhat/brp-mangle-shebangs は、RPM パッケージを構築する際に自動的に実行し、実行可能なすべてのファイルで hashbangs を修正します。スクリプトで、Python のメジャーバージョンを指定しないあいまいな Python hashbangs に遭遇すると、エラーが作成され、RPM の構築に失敗します。そのようなあいまいな hashbang の例は以下のようになります。

  • #! /usr/bin/python
  • #! /usr/bin/env python

Python スクリプトで、RPM ビルド時にエラーが発生する hashbang を修正するには、platform-python-devel パッケージの pathfix.py スクリプトを使用します。

pathfix.py -pn -i %{__python3} PATH ...

複数のPATH を指定できます。PATH がディレクトリーの場合、pathfix.py は Python スクリプトを再帰的にスキャンして、^[a-zA-Z0-9_]+\.py$ パターンに一致するものを探します。これは、あいまいな hashbang があるものだけではありません。%prep セクション、または %install セクションに、pathfix.py を実行するコマンドを追加します。

詳細は「Python スクリプトにおける hashban の処理」 を参照してください。

15.1.1.5. net-snmp パッケージの Python バインディングが利用できない

Net-SNMP ツールスイートは、RHEL 8 のデフォルトの Python の実装である Python 3 にバインディングを提供しません。これにより、python-net-snmp パッケージ、python2-net-snmp パッケージ、または python3-net-snmp パッケージが RHEL 8 では使用できません。

15.1.1.6. 関連資料

15.1.2. PHP への主な変更点

Red Hat Enterprise Linux 8 には PHP 7.2 が同梱されています。このバージョンには、RHEL 7 で利用できた PHP 5.4 に対する重要な変更が導入されています。

  • PHP はデフォルトで FastCGI Process Manager (FPM) を使用します (スレッド化された httpd で安全に使用できます)。
  • php_value 変数および php-flag 変数は httpd 設定ファイルで使用されなくなり、代わりにプール設定の /etc/php-fpm.d/*.conf で設定する必要があります。
  • PHP スクリプトのエラーと警告のログは、/var/log/httpd/error.log ではなく /var/log/php-fpm/www-error.log ファイルに記録されます。
  • PHP の max_execution_time 設定変数を変更するときは、変更した値に合わせて httpd ProxyTimeout 設定を増やす必要があります。
  • PHP スクリプトを実行するユーザーが、FPM プール設定 (/etc/php-fpm/d/www.conf ファイル、apache ユーザーがデフォルト) に設定されるようになりました。
  • 設定を変更した場合、または新しい拡張機能をインストールした場合は、php-fpm サービスを再起動する必要があります。
  • zip 拡張が、php-common から、別のパッケージ php-pecl-zip に移動しました。

以下の拡張機能が削除されました。

  • aspell
  • mysql (mysqli および pdo_mysql 拡張機能は、php-mysqlnd パッケージで引き続き利用できます)
  • memcache

15.1.3. Perl への主な変更点

RHEL 8 で提供される Perl 5.26 では、RHEL 7 で提供されていたバージョンに以下のような変更が追加されました。

  • Unicode 9.0 がサポートされるようになりました。
  • 新しいSystemTap のプローブ op-entryloading-file、および loaded-file が提供されるようになりました。
  • パフォーマンスを向上させるために、スカラーを割り当てる際に、コピーオンライトメカニズムが使用されます。
  • IPv4 ソケットおよび IPv6 ソケットを透過的に処理するために IO::Socket::IP モジュールが追加されました。
  • 構造化された方法で perl -V データにアクセスするために、Config::Perl::V モジュールが追加されました。
  • Comprehensive Perl Archive Network (CPAN) リポジトリーからモジュールを取得、抽出、ビルド、およびインストールする cpanm ユーティリティーが同梱される perl-App-cpanminus パッケージが追加されました。
  • セキュリティー上の理由により、@INC モジュールの検索パスから、現在のディレクトリー (.) が削除されました。
  • 上記の動作上の変更によりファイルの読み込みに失敗した時に、do ステートメントが非推奨の警告を返すようになりました。
  • do subroutine(LIST) 呼び出しがサポートされなくなり、構文エラーが発生するようになりました。
  • ハッシュがデフォルトでランダム化されるようになりました。ハッシュから鍵と値が返される順序は、perl の実行ごとに変わります。ランダム化を無効にするには、PERL_PERTURB_KEYS 環境変数を 0 に設定します。
  • 正規表現のパターンで、エスケープされていないリテラルの { 文字が使用できなくなりました。
  • $_ 変数に対する語彙的なスコープへの対応が削除されました。
  • 配列またはハッシュに defined 演算子を使用すると、致命的なエラーが発生します。
  • UNIVERSAL モジュールから関数をインポートすると、致命的なエラーが発生します。
  • ツールの find2perls2pa2pc2ph、および pstruct が削除されました。
  • ${^ENCODING} 機能が削除されました。encoding プラグマのデフォルトモードがサポートされなくなりました。UTF-8 以外のエンコーディングでソースコードを記述する場合は、エンコーディングの Filter オプションを使用します。
  • アップストリームに合わせて、perl パッケージが変更になりました。perl パッケージはコアモジュール群をインストールし、/usr/bin/perl インタープリターは perl-interpreter パッケージで提供されます。以前のリリースでは、perl パッケージには最小限のインタープリターだけが含まれ、perl-core パッケージに、インタープリターとコアモジュールの両方が含まれていました。

15.1.4. Ruby への主な変更点

RHEL 8 では、RHEL 7 に同梱されていた Ruby 2.0.0 に新機能および機能強化を追加した Ruby 2.5 が提供されます。以下は、主な変更点です。

  • インクリメンタルガベージコレクターが追加されました。
  • Refinements 構文が追加されました。
  • シンボルは、ガベージコレクションが行われるようになりました。
  • 安全レベルの $SAFE=2 および $SAFE=3 が廃止されました。
  • Fixnum クラスと Bignum クラスが、Integer クラスに統合されました。
  • Hash クラスの最適化、インスタンス変数へのアクセスの向上、Mutex クラスの小型化と高速化により、パフォーマンスが向上しました。
  • 古い API が非推奨になりました。
  • RubyGemsRakeRDocPsychMinitesttest-unit などのバンドルされたライブライリーが更新されました。
  • Ruby とともに配布されていた mathnDLext/tkXMLRPC などのライブラリーは非推奨になり、同梱されなくなりました。
  • SemVer バージョン管理スキームが、Ruby バージョン管理に使用されるようになりました。

15.1.5. SWIG への主な変更点

RHEL 8 には、SWIG (Simplified Wrapper and Interface Generator) バージョン 3.0 が含まれています。RHEL 7 に同梱されていたバージョン 2.0 に新機能、機能拡張、およびバグ修正が数多く追加されました。特に注目すべきは、C++11 標準仕様サポートの実装です。SWIG は、Go 1.6PHP 7Octave 4.2、および Python 3.5 もサポートされます。

15.1.6. Node.js が RHEL に新登場

JavaScript プログラミング言語で高速でスケーラブルなネットワークアプリケーションを構築するソフトウェア開発プラットフォームである Node.js が RHEL で初めて提供されます。以前は、ソフトウェアコレクションとしてのみ利用できました。RHEL 8 では Node.js 10 が提供されます。

15.1.7. Tcl

Tool command language (Tcl) は、動的なプログラミング言語です。この言語のインタープリターと C ライブラリーは、tcl パッケージにより提供されます。

Tk (Tcl/Tk) とともに Tcl を使用すると、プラットフォーム間共通の GUI アプリケーションを作成できます。Tk は、tk パッケージから入手できます。

Tk は、以下のいずれかを参照します。

  • 複数言語のプログラミングツールキット
  • Tk C ライブラリーバインディングは、C、Ruby、Perl、Python などの複数言語で利用できます。
  • Tk コンソールのインスタンスを作成する wish インタープリター
  • 特定の Tcl インタープリターに新しいコマンドを多数追加する Tk の拡張

15.1.7.1. Tcl/Tk 8.6 に関する注目すべき変更点

RHEL 8 では、Tcl/Tk バージョン 8.6 が使用されます。Tcl/Tk バージョン 8.5 から、以下のような変更が追加されています。

  • オブジェクト指向のプログラミングサポート
  • スタックレス評価の実装
  • 強化された例外処理
  • Tcl で構築およびインストールしたサードパーティーパッケージのコレクション
  • 有効なマルチスレッド操作
  • SQL データベースを提供するスクリプトサポート
  • IPv6 ネットワーキングサポート
  • ビルドインの zlib 圧縮
  • リスト処理

    新しい 2 つのコマンド lmap および dict map が利用できます。これにより、Tcl コンテナーにおける変換の表現が可能になります。

  • スクリプトによって積み上げられたチャンネル

    新しい 2 つのコマンド chan push および chan pop が利用できるため、I/O チャンネルへ、または I/O チャンネルからの変換を追加または削除できます。

Tcl/Tk version 8.6 の変更点および新機能の詳細は、以下の参考資料を参照してください。

Tcl/Tk 8.6 への移行が必要な場合は、「Migrating to Tcl/Tk 8.6」を参照してください。

15.2. Web サーバー

15.2.1. Apache HTTP Server への主な変更点

RHEL 7 から RHEL 8 の間に、Apache HTTP Server バージョン 2.4.6 からバージョン 2.4.37 に更新しました。この更新したバージョンには新しい機能が複数含まれますが、外部モジュールの設定および Application Binary Interface (ABI) のレベルで、RHEL 7 との後方互換性を維持します。

新機能は次のとおりです。

  • httpd モジュール含まれる mod_http2 パッケージにより、HTTP/2 サポートが提供されるようになりました。
  • systemd ソケットアクティベーションがサポートされます。詳細は man ページの httpd.socket(8) を参照してください。
  • 新しいモジュールが複数追加されています。

    • mod_proxy_hcheck - プロキシーのヘルスチェックモジュール
    • mod_proxy_uwsgi - Web Server Gateway Interface (WSGI) プロキシー
    • mod_proxy_fdpass - クライアントのソケットを別のプロセスに渡すためのサポートを提供します。
    • mod_cache_socache - HTTP キャッシュ (例: memcache バックエンドを使用)
    • mod_md - ACME プロトコル SSL/TLS 証明書サービス
  • 以下のモジュールはデフォルトで読み込まれるようになりました。

    • mod_request
    • mod_macro
    • mod_watchdog
  • 新しいサブパッケージ httpd-filesystem が追加されています。これには、ディレクトリーの適切なパーミッションを含む、Apache HTTP Server に基本的なディレクトリーレイアウトが含まれます。
  • インスタンス化されたサービスのサポート httpd@.service が導入されています。詳細は、man ページの httpd.service を参照してください。
  • 新しい httpd-init.service%post script に置き換わり、自己署名の鍵ペア mod_ssl を作成します。
  • (Let’s Encrypt などの証明書プロバイダーで使用するため) 自動証明書管理環境 (ACME) プロトコルを使用した、TLS 証明書の自動プロビジョニングおよび更新が、mod_md パッケージでサポートされるようになりました。
  • Apache HTTP Server が、PKCS#11 モジュールを利用して、ハードウェアのセキュリティートークンから、TLS 証明書および秘密鍵を直接読み込むようになりました。これにより、mod_ssl 設定で、PKCS#11 URL を使用して、SSLCertificateKeyFile ディレクティブおよび SSLCertificateFile ディレクティブに、TLS 秘密鍵と、必要に応じて TLS 証明書をそれぞれ指定できるようになりました。
  • /etc/httpd/conf/httpd.conf ファイルへの新しい ListenFree ディレクティブに対応するようになりました。

    Listen ディレクティブと同様、ListenFree は、サーバーがリッスンする IP アドレス、ポート、または IP アドレスとポートの組み合わせに関する情報を提供します。ただし、ListenFree を使用すると、IP_FREEBIND ソケットオプションはデフォルトで有効になります。したがって、httpd は、ローカルではない IP アドレス、または今は存在していない IP アドレスにバインドすることもできます。これにより、基本的なネットワークインターフェース、または指定した動的な IP アドレスに不要なソケットをリッスンするようになり、httpd がそれをバインドするようになります。

    ListenFree ディレクティブは、現在 RHEL 8 でのみ利用できます。

    ListenFree の詳細は、以下の表を参照してください。

    表15.1 ListenFree ディレクティブの構文、ステータス、およびモジュール

    構文状態モジュール

    ListenFree [IP-address:]portnumber [protocol]

    MPM

    event, worker, prefork, mpm_winnt, mpm_netware, mpmt_os2

その他の主な変更点は次の通りです。

  • 以下のモジュールが削除されました。

    • mod_file_cache
    • mod_nss
    • mod_perl
  • RHEL 8 の Apache HTTP Server が使用するデフォルトの DBM 認証データベースのデフォルトタイプが、SDBM から db5 に変更になりました。
  • Apache HTTP Servermod_wsgi モジュールが Python 3 に更新されました。WSGI アプリケーションは Python 3 でのみ対応しているため、Python 2 から移行する必要があります。
  • Apache HTTP Server でデフォルトで設定されたマルチプロセッシングモジュール (MPM) は、マルチプロセスのフォークモデル (prefork として知られている) から、高パフォーマンスのマルチスレッドモデル event に変更しました。

    スレッドセーフではないサードパーティーのモジュールは、交換または削除する必要があります。設定した MPM を変更するには、/etc/httpd/conf.modules.d/00-mpm.conf ファイルを編集します。詳細は、man ページの httpd.service(8) を参照してください。

  • suEXEC によりユーザーに許可される最小 UID および GID はそれぞれ 1000 および 500 です (以前は 100 および 100 でした)。
  • /etc/sysconfig/httpd ファイルは、httpd サービスに環境変数を設定するためのサポートされるインターフェースではなくなりました。man ページのhttpd.service(8) が、systemd サービスに追加されています。
  • httpd サービスを停止すると、デフォルトで「graceful stop」が使用されます。
  • mod_auth_kerb モジュールは mod_auth_gssapi モジュールに置き換わりました。

デプロイ方法は「Setting up the Apache HTTP web server」を参照してください。

15.2.2. nginx Web サーバーが RHEL に新登場

RHEL 8 では、HTTP などのプロトコルに対応する Web サーバーおよびプロキシサーバーである nginx 1.14 が導入されました。nginx 1.14 は、実行性およびパフォーマンスの高さ、ならびにメモリー使用量の低さに焦点を当てています。nginx は、以前はソフトウェアコレクションでしか入手できませんでした。

nginx の Web サーバーは、PKCS#11 モジュールを利用してハードウェアセキュリティートークンから直接 TLS 秘密鍵を読み込むようになりました。これにより、nginx 設定の ssl_certificate_key ディレクティブで、PKCS#11 URL を使用してTLS 秘密鍵を指定できるようになりました。

15.2.3. Apache Tomcat が削除される

Apache Tomcat サーバーが、Red Hat Enterprise Linux から削除されています。Apache Tomcat は、Java Servlet 技術および JavaServer Pages (JSP) 技術における servlet コンテナーです。Red Hat では、servlet コンテナーが必要な場合は、JBoss Web Server を使用することが推奨されます。

15.3. プロキシーキャッシュサーバー

15.3.1. Varnish Cache が RHEL に新登場

高パフォーマンス HTTP 逆ポリシーである Varnish Cache が、RHEL で初めて提供されました。これは、Software Collection としてのみ利用できました。Varnish Cache は、将来の同等の要求で応答時間およびネットワークの帯域幅を削減するのに使用されるファイルまたはファイルの断片を保存します。RHEL 8.0 は、Varnish Cache 6.0 で配布されています。

15.3.2. Squid への主な変更点

RHEL 8.0 は、Web クライアント、対応する FTP、Gopher、および HTTP のデータオブジェクト用の高パフォーマンスのプロキシーキャッシュサーバーである Squid 4.4 で配布します。このリリースは、RHEL 7 で利用可能なバージョン 3.5 に新しい機能、機能強化、バグ修正を多数提供します。

主な変更には以下のものがあります。

  • 設定可能なヘルパーのキューサイズ
  • ヘルパー同時実行チャンネルへの変更
  • ヘルパーバイナリーへの変更
  • Secure Internet Content Adaptation Protocol (ICAP)
  • 対称型マルチプロセッシング (SMP) への改善サポート
  • 改善されたプロセス管理
  • 削除された SSL サポート
  • Removed Edge Side Includes (ESI) カスタムパーサー
  • 複数の設定変更

15.4. データベースサーバー

RHEL 8 は、次のデータベースサーバーを提供します。

  • MySQL 8.0。マルチユーザー、マルチスレッドの SQL データベースサーバーです。MySQL サーバーデーモンである mysqld と、多数のクライアントプログラムで構成されます。
  • MariaDB 10.3。マルチユーザー、マルチスレッドの SQL データベースサーバーです。あらゆる実用的な目的に対応するために、MariaDB には、MySQL とバイナリー互換性があります。
  • PostgreSQL 10 および PostgreSQL 9.6。高度なオブジェクトリレーショナルデータベース管理システム (DBMS) です。
  • Redis 5。高度な鍵と値のストアです、鍵には、文字列、ハッシュ、リスト、セット、およびソートセットを含めることができるため、データ構造サーバーと呼ばれています。RHEL では、Redis が初めて提供されます。

NoSQL MongoDB データベースサーバーは、Server Side Public License (SSPL) を使用するため、RHEL 8.0 には同梱されていません。

データベースサーバーを並行してインストールできない

RPM パッケージが競合しているため、RHEL 8.0 では、mariadb モジュールと mysql モジュールを同時にインストールできません。

設計上、同じモジュールの複数のバージョン (ストリーム) を並行してインストールすることはできません。たとえば、postgresql モジュールから利用可能なストリーム ( 10 (デフォルト) または 9.6 ) の中から 1 つ選択する必要があります。 RHEL 6 および RHEL 7 用の Red Hat Software Collections では、コンポーネントの並列インストールが可能です。RHEL 8 では、コンテナー内で異なるバージョンのデータベースサーバーを使用できます。

15.4.1. MariaDB 10.3 への主な変更点

MariaDB 10.3 では、RHEL 7 に同梱されていたバージョン 5.5 に新機能が数多く追加されました。以下は、主な変更点です。

  • Common Table Expression
  • System-versioned tables
  • FOR loops
  • 非表示の列
  • シーケンス
  • InnoDB のインスタント ADD COLUMN
  • ストレージエンジンに依存しないカラム圧縮
  • 並列レプリケーション
  • マルチソースのレプリケーション

さらに、新しい mariadb-connector-c パッケージは、MySQLMariaDB に共通のクライアントライブラリーを提供します。このライブラリーは、データベースサーバー MySQL および MariaDB のすべてのバージョンで使用できます。その結果、RHEL 8 にディストリビュートされる MySQL サーバーおよび MariaDB サーバーのいずれかに構築されるアプリケーションの 1 つに接続できます。

その他の主な変更点は次の通りです。

  • 同期マルチクラスターでもある MariaDB Galera Cluster が、MariaDB の標準に含まれるようになりました。
  • InnoDB は、XtraDB の代わりに、デフォルトのストレージエンジンとして使用されます。
  • mariadb-bench サブパッケージが削除されました。
  • プラグインの成熟度に対するデフォルトの許可レベルは、サーバーの成熟度よりレベルが 1 つ低くなるように変更になりました。その結果、低い成熟度レベル以前動作していたプラグインが、読み込まれなくなりました。

「Using MariaDB on Red Hat Enterprise Linux 8」 も併せて参照してください。

15.4.2. MySQL 8.0 への主な変更点

RHEL 8 に同梱される MySQL 8.0 には、たとえば次のような機能強化が含まれます。

  • MySQL に、データベースオブジェクトに関する情報を格納するトランザクショナルデータディクショナリーが組み込まれました。
  • MySQL がロールに対応するようになりました。ロールは特権の集まりです。
  • デフォルトの文字セットが、latin1 から utf8mb4 に変更しました。
  • 非再帰的および再帰的な Common Table Expression のサポートが追加されました。
  • MySQL クエリーで関連する行の集合に対して、行ごとに計算を実行する window 関数に対応するようになりました。
  • InnoDB で、locking readステートメントにより、NOWAIT オプションおよび SKIP LOCKED オプションがサポートされるようになりました。
  • GIS 関連の関数が改善しました。
  • JSON 関数が強化されました。
  • 新しい mariadb-connector-c パッケージは、MySQLMariaDB に共通のクライアントライブラリーを提供します。このライブラリーは、データベースサーバー MySQL および MariaDB のすべてのバージョンで使用できます。これにより、アプリケーションの同一のビルドから、RHEL 8 にディストリビュートされる MySQL サーバーおよび MariaDB サーバーのいずれにも接続できます。

さらに、RHEL 8 に同梱されている MySQL 8.0 サーバーでは、デフォルトの認証プラグインに mysql_native_password を使用するように設定されています。RHEL 8 のクライアントツールおよびライブラリーは、アップストリームの MySQL 8.0 バージョンでデフォルトで使用されている caching_sha2_password メソッドと互換性がないためです。

デフォルトの認証プラグインを caching_sha2_password に変更するには、/etc/my.cnf.d/mysql-default-authentication-plugin.cnf ファイルを次のように変更します。

[mysqld]
default_authentication_plugin=caching_sha2_password

15.4.3. PostgreSQL への主な変更点

RHEL 8.0 は、postgresql の 2 つのストリームで、PostgreSQL データベースサーバーのバージョンを 2 つ (PostgreSQL 10 (デフォルトストリーム) および PostgreSQL 9.6) 提供します。RHEL 7 には PostgreSQL バージョン 9.2 が含まれます。

PostgreSQL 9.6 への主な変更点。以下は例になります。

  • 一連の動作の並列実行: scanjoin、および aggregate
  • 同期レプリケーションの機能強化
  • フレーズを検索できるように、フルテキスト検索が改善
  • postgres_fdw データ連携が、リモートの joinsortUPDATE、および DELETE の操作をサポート
  • (特に、マルチ CPU ソケットサーバーのスケーラビリティーに関する) 重要なパフォーマンスの向上

PostgreSQL 10 への主な機能拡張。以下は例になります。

  • publish キーワードおよび subscribe キーワードを使用した論理レプリケーション
  • SCRAM-SHA-256 メカニズムを基にした強力なパスワード認証
  • 宣言型テーブルのパーティション
  • 改善されたクエリーの並列処理
  • 重要な一般的なパフォーマンスの向上
  • 改善された監視および制御

「Using PostgreSQL on Red Hat Enterprise Linux 8」も併せて参照してください。

第16章 コンパイラーおよび開発ツール

16.1. RHEL 7 以降の toolchain の変更点

以下のシナリオで、Red Hat Enterprise Linux 7 で説明されているコンポーネントのリリース以降のツールチェインにおける変更を記載します。『Red Hat Enterprise Linux 8.0 リリースノート』も併せて参照してください。

16.1.1. RHEL 8 の GCC における変更点

Red Hat Enterprise Linux 8 では、GCC ツールチェーンは、GCC 8.2 リリースシリーズに基づいています。以下は、Red Hat Enterprise Linux 7 からの主な変更点です。

  • エイリアス解析、ベクトル化機能の改善、同一コードの折りたたみ、プロシージャー間解析、ストアマージの最適化パスなど、一般的な最適化が多数追加されました。
  • Address Sanitizer が改善されました。
  • メモリリークを検出するために、Leak Sanitizer が追加されました。
  • 未定義の挙動を検出するために、Undefined Behavior Sanitizer が追加されました。
  • デバッグ情報が DWARF5 形式で生成できるようになりました。この機能は実験的なものです。
  • ソースコードカバレッジ解析ツール GCOV が、さまざまな改良とともに拡張されました。
  • OpenMP 4.5 仕様のサポートが追加されました。また、OpenMP 4.0 仕様のオフロード機能は、C、C++、および Fortran コンパイラーによりサポートされます。
  • 特定の、起こりうるプログラムエラーを静的に検出するために、新しい警告と改善された診断が追加されました。
  • ソースの場所は、その場所よりも広い範囲を追跡するため、診断する内容が広くなりました。コンパイラーは、「fix-it」ヒントを提供し、可能なコードの修正を提案します。代替名とタイポの検出を簡単にするためにスペルチェックが追加されました。

セキュリティー

GCC が、生成したコードをさらに強化するツールを提供するように拡張されました。セキュリティーに関する改善点には以下が含まれます。

  • オーバーフローチェックを含む算術計算のための組み込み関数 __builtin_add_overflow__builtin_sub_overflow、および __builtin_mul_overflow が追加されました。
  • スタッククラッシュに対して追加のコード保護を生成するために、-fstack-clash-protection オプションが追加されました。
  • 増加したプログラムセキュリティーの制御フロー命令のターゲットアドレスを確認するために、-fcf-protection オプションが導入されました。
  • 新しい -Wstringop-truncation 警告オプションは、コピーした文字列を切り捨てるか、目的が変更しない strncatstrncpystpncpy などのバインドされた文字列操作関数への呼び出しを一覧表示します。
  • -Warray-bounds 警告オプションが改善され、範囲外の配列のインデックスおよびポインターのオフセットの検出が改善されるようになりました。
  • memcpyrealloc などの生のメモリーアクセス機能により、重要なクラスタイプのオブジェクトで潜在的に危険な操作を警告するために、-Wclass-memaccess 警告オプションが追加されました。

アーキテクチャーおよびプロセッサーのサポート

アーキテクチャーおよびプロセッサーサポートの改善点は次のとおりです。

  • Intel AVX-512 アーキテクチャー、その多数のマイクロアーキテクチャー、および Intel Software Guard Extensions (SGX) にアーキテクチャー固有の新しいオプションが複数追加されました。
  • コード生成は、現在、64 ビットの ARM アーキテクチャー LSE 拡張、ARMv8.2-A 16 ビット浮動小数点拡張 (FPE)、およびアーキテクチャーのバージョン ARMv8.2-A、ARMv8.3-A、および ARMv8.4-A を対象にできるようになりました。
  • ARM および 64 ビット ARM アーキテクチャーで -march=native オプションの処理が修正されました。
  • IBM Z アーキテクチャーのプロセッサー z13 および z14 に対応するようになりました。

言語および標準

以下は、言語と標準規格に関連した主な変更点です。

  • C 言語でコンパイルする際に使用されるデフォルトの標準規格が、GNU 拡張機能が含まれる C17 に変更になりました。
  • C++ 言語でコードをコンパイルする際に使用されるデフォルトの標準規格が、GNU 拡張機能が含まれる C++14 に変更になりました。
  • C++ ランタイムライブラリーが、C++11 および C++14 の標準規格をサポートするようになりました。
  • C++ コンパイラーは、新しい機能を多数持つ C++14 標準仕様を実装するようになりました。たとえば、変数テンプレート、非静的データメンバーイニシャライザーを持つ統合、拡張した constexpr 指定子、標準サイズの割り当て解除関数、汎用ラムダ、可変長の配列、桁区切り記号などになります。
  • C 言語の標準 C11 のサポートが改善しました。ISO C11 アトミック、一般的な選択、およびスレッドローカルストレージが利用可能になりました。
  • 新しい __auto_type GNU C 拡張機能が、C 言語の C++11 の auto キーワード機能のサブセットを提供します。
  • ISO/IEC TS 18661-3:2015 標準規格が指定する型名 _FloatN および _FloatNx が、C フロントエンドで認識されるようになりました。
  • C 言語のコードをコンパイルする際に使用するデフォルトの標準は、GNU 拡張を持つ C17 に変更しました。これは、--std=gnu17 オプションを使用するのと同じ効果があります。以前は、デフォルトは、GNU 拡張を持つ C89 です。
  • GCC は、C++17 言語標準規格と、C++20 標準規格の一部の機能を使用してコンパイルできるようになりました。
  • 空のクラスを引数として渡すと、プラットフォーム ABI で要求される、Intel 64 アーキテクチャーおよび AMD64 アーキテクチャーで領域を使用せず、コピーまたは移動のコンストラクターだけを持つクラスを渡すか返すと、重要なコピーまたは移動のコンストラクターを持つクラスと同じ規則を使用します。
  • C++11 alignof 演算子により返される値は、C _Alignof 演算子と一致し、最小の配置を返すように修正されました。適切な配置を見つけるには、GNU 拡張機能 __alignof__ を使用します。
  • Fortran 言語コード用の libgfortran ライブラリーのメインバージョンが 5 に変更になりました。
  • Ada (GNAT)、GCC Go、および Objective C/C++ 言語のサポートが削除されました。Go コード開発には Go Toolset を使用してください。

関連資料

16.1.2. RHEL 8 の GCC へのセキュリティー強化

本セクションは、Red Hat Enterprise Linux 7.0 のリリース以降に追加されたセキュリティーに関連する GCC の変更に関する詳細を説明します。

新しい警告

以下のような警告オプションが追加されました。

オプション警告の表示理由

-Wstringop-truncation

コピーした文字列を切り捨てるか、目的が変更しない、strncatstrncpystpncpy などのバインドした文字列操作を読み出します。

-Wclass-memaccess

memcpyrealloc のような、生のメモリー機能により、潜在的に危険な方法で操作される重要なクラスタイプのオブジェクトです。

警告は、ユーザー定義のコンストラクターやコピー代入演算子、破損した仮想テーブルポインター、const 修飾型または参照、またはメンバーポインターのデータメンバーを回避する呼び出しを検出します。この警告は、データメンバーへのアクセス制御を回避する呼び出しも検出します。

-Wmisleading-indentation

コードのインデントが、人にコードのブロック構造の誤解を招くようなアイディアを提供します。

-Walloc-size-larger-than=size

割り当てるメモリーの量が size を超えた場合にメモリー割り当て関数を呼び出します。2 つのパラメーターを乗じることで割り当てが指定される関数とともに、そして、alloc_size 属性が付けられた関数とも連携します。

-Walloc-zero

メモリー量を割り当てないようにするメモリー割り当て関数を呼び出します。2 つのパラメーターを乗じることで割り当てが指定される関数とともに、そして、alloc_size 属性が付けられた関数とも連携します。

-Walloca

alloca 関数へのすべての読み出し。

-Walloca-larger-than=size

size 委譲のメモリーが必要になると、alloca 関数が呼び出されます。

-Wvla-larger-than=size

指定のサイズを超えたか、そのバウンドが十分に拘束されるか不明な可変長配列 (VLA) の定義。

-Wformat-overflow=level

フォーマットされた出力関数の sprintf ファミリーへの呼び出しで、特定の好ましいバッファーオーバーフロー。level 値の詳細および説明は、man ページの gcc(1) を参照してください。

-Wformat-truncation=level

フォーマットされた出力関数の snprintf ファミリーへの呼び出しで、特定の好ましい出力の切り替え。level 値の詳細および説明は、man ページの gcc(1) を参照してください。

-Wstringop-overflow=type

memcpystrcpy などの文字列処理関数への呼び出しのバッファーオーバーフロー。level 値の詳細と説明は、man ページの gcc(1) を参照してください。

警告の改良

このような GCC の警告が修正されました。

  • -Warray-bounds オプションが改善され、範囲外の配列インデックスおよびポインターオフセットの複数インスタンスを検出するようになりました。たとえば、フレキシブル配列メンバーと文字列リテラルに負または過剰なポインターが検出されます。
  • GCC 7 で導入された -Wrestrict オプションは、標準メモリーと、memcpystrcpy などの文字列操作関数への制限引数を介してオブジェクトへのアクセスをオーバーラップする、より多くのインスタンスを検出するように強化されました。
  • -Wnonnull オプションは、null 以外の引数 (nonnull 属性が付いている) を期待する関数に null ポインターを渡す広範囲なケースセットを検出するように強化されました。

新しい UndefinedBehaviorSanitizer

UndefinedBehaviorSanitizer と呼ばれる未定義の動作を検出するための新しいランタイムサニタイザーが追加されました。主な機能は以下のようになります。

オプションチェック

-fsanitize=float-divide-by-zero

ゼロによる浮動小数点除算を検出します。

-fsanitize=float-cast-overflow

浮動小数点型から整数の変換がオーバーフローしていないことを確認してください。

-fsanitize=bounds

配列境界の計測を有効にして、範囲外のアクセスを検出します。

-fsanitize=alignment

アラインメントチェックを有効にし、アラインが適切でないさまざまなオブジェクトを検出します。

-fsanitize=object-size

オブジェクトサイズのチェックを有効にして、様々な範囲外のアクセスを検出します。

-fsanitize=vptr

C++ メンバー関数呼び出し、メンバーアクセス、および基本クラスおよび派生クラスへのポインター間の会話のチェックを有効にします。また、参照されるオブジェクトに正しい動的タイプがない場合は検出します。

-fsanitize=bounds-strict

配列境界の厳密なチェックを有効にします。これにより、柔軟なメンバー状の配列の計測と -fsanitize=bounds を有効にします。

-fsanitize=signed-integer-overflow

汎用ベクトルを持つ算術演算でも、算術オーバーフローが診断されます。

-fsanitize=builtin

事前定義されたビルトインの __builtin_clz または __builtin_ctz への無効な引数をランタイム時に診断します。-fsanitize=undefined からのチェックを含みます。

-fsanitize=pointer-overflow

ポインターのラッピングに簡易ランタイムテストを実行します。-fsanitize=undefined からのチェックが含まれます。

AddressSanitizer の新規オプション

以下のオプションが AddressSanitizer に追加されました。

オプションチェック

-fsanitize=pointer-compare

異なるメモリオブジェクトを指定するポインターの比較を警告します。

-fsanitize=pointer-subtract

異なるメモリーオブジェクトを指すポインターの減算を警告します。

-fsanitize-address-use-after-scope

その変数が定義されている範囲後に取得されていて使用されているアドレスの変数をサニタイズします。

その他のサニタイザーおよび計測

  • プローブを挿入するために、-fstack-clash-protection オプションが追加されました。スタック領域が静的または動的に割り当てられた場合に、スタックオーバーフローを確実に検出され、オペレーティングシステムが提供するスタックガードページを超えることに依存する攻撃ベクトルを軽減します。
  • 制御フロー転送のターゲットアドレス命令 (間接的な関数呼び出し、関数の戻り値、間接ジャンプなど) のターゲットアドレスが有効であることを確認することで、コード計測を実行して、プログラムセキュリティーを高める新しいオプション -fcf-protection=[full|branch|return|none] が追加されました。
  • Pointer Bounds Checker と呼ばれるバインド違反検出器は、-fcheck-pointer-bounds オプションで有効にできます。メモリーアクセスは、ポインターの境界違反 (オーバーフロー) に検出するために、境界に対して使用されるポインターのランタイムチェックで命令されます。この機能は、新しい ISA 拡張 Intel MPX サポートで、64 ビットの Intel および AMD のアーキテクチャーのターゲットで利用できます。

関連資料

  • 上述のオプションの一部に提供された値の詳細および説明は、man ページの gcc(1) を参照してください。

    $ man gcc

16.2. コンパイラーツールセット

RHEL 8.0 は、以下のコンパイラーツールセットを Application Streams として提供します。

  • LLVM コンパイラーインフラストラクチャーフレームワークを提供する Clang および LLVM Toolset 7.0.1 は、LLVM コンパイラーインフラストラクチャーフレームワーク、C 言語および C++ 言語用の Clang コンパイラー、LLDB デバッガー、コード解析の関連ツールを提供します。「Using Clang and LLVM Toolset」を参照してください。
  • Rust Toolset 1.31 は、Rust プログラミング言語コンパイラー rustccargo ビルドツールおよび依存マネージャー、cargo-vendor プラグイン、および必要なライブラリーを提供します。「Using Rust Toolset」 ドキュメントを参照してください。
  • Go Toolset 1.11.5。Go プログラミング言語ツールおよびライブラリーを提供します。Go は、golang としても知られています。「Using Go Toolset」を参照してください。

16.3. RHEL 8 における Java 実装および Java ツール

RHEL 8 AppStream リポジトリーには、以下が含まれます。

  • java-11-openjdk パッケージ。OpenJDK 11 Java Runtime Environment および OpenJDK 11 Java Software Development Kit を提供します。
  • java-1.8.0-openjdk パッケージ。OpenJDK 8 Java Runtime Environment および OpenJDK 8 Java Software Development Kit を提供します。
  • icedtea-web パッケージ (Java Web Start の実装を提供)
  • Java ライブラリーおよびコマンドラインツールを提供する ant モジュール。Java アプリケーションのコンパイル、アセンブル、テスト、および実行を行います。Ant はバージョン 1.10 に更新されました。
  • ソフトウェアプロジェクト管理および包括ツールを提供する maven モジュール。Maven は、Software Collection として、または未サポートの Optional チャンネルでのみ利用できました。
  • scala モジュールは、汎用 Java プラットフォームのプログラミング言語を提供します。Scala は、以前は Software Collection としてのみ利用できました。

また、java-1.8.0-ibm パッケージは、Supplementary リポジトリーを介して配布されます。Red Hat では、このリポジトリーのパッケージはサポートされていません。

16.4. GDB で互換性に影響を与える変更

Red Hat Enterprise Linux 8 で提供される GDB のバージョンは、特に GDB の出力が端末から直接読み込まれる場合に、互換性に影響を与える変更が多数含まれています。次のセクションは、この変更の詳細を提供します。

GDB の出力の解析は推奨されません。Python GDB API または GDB Machine Interface (MI) を使用するスクリプトが推奨されます。

16.4.1. GDBserver がシェルで inferior を開始

inferior コマンドライン引数で拡張や変数置換を有効にするために、GDBserver では、GDB と同じように、シェルで inferior を開始するようになりました。

シェルを使用して無効にするには、以下を行います。

  • GDB コマンド target extended-remote を使用すると、set startup-with-shell off コマンドでシェルを無効にします。
  • target remote GDB コマンドを使用する場合は、GDBserver の --no-startup-with-shell オプションでシェルを無効にします。

例16.1 リモートの GDB inferior へのシェル拡張例

この例は、GDBserver から /bin/echo /* コマンドを実行する方法が Red Hat Enterprise Linux versions 7 および 8 でどう異なるかを示します。

  • RHEL 7 の場合:

    $ gdbserver --multi :1234
    $ gdb -batch -ex 'target extended-remote :1234' -ex 'set remote exec-file /bin/echo' -ex 'file /bin/echo' -ex 'run /*'
    /*
  • RHEL 8 の場合:

    $ gdbserver --multi :1234
    $ gdb -batch -ex 'target extended-remote :1234' -ex 'set remote exec-file /bin/echo' -ex 'file /bin/echo' -ex 'run /*'
    /bin /boot (...) /tmp /usr /var

16.4.2. gcj サポートが削除される

Java 用 (gcj) の GNU Compiler でコンパイルされた Java プログラムをデバッグするサポートが削除されました。

16.4.3. シンボルのダンプのメンテナンスコマンドの新しい構文

シンボルのダンプのメンテナンスコマンドの構文では、ファイル名の前にオプションが含まれるようになり、RHEL 7 の GDB で機能するコマンドが、RHEL 8 では機能しなくなりました。

例として、次のコマンドはファイルにシンボルを格納しませんが、エラーメッセージを生成します。

(gdb) maintenance print symbols /tmp/out main.c

シンボルのダンプのメンテナンスコマンドの新しい構文は、以下のようになります。

maint print symbols [-pc address] [--] [filename]
maint print symbols [-objfile objfile] [-source source] [--] [filename]
maint print psymbols [-objfile objfile] [-pc address] [--] [filename]
maint print psymbols [-objfile objfile] [-source source] [--] [filename]
maint print msymbols [-objfile objfile] [--] [filename]

16.4.4. スレッド番号がグローバルではなくなる

GDB は、グローバルのスレッド番号設定のみを使用していました。番号設定は、inferior_num.thread_num の形式 (2.1 など) で、inferior ごとに表示されるように拡張されました。そのため、利便性に関する変数 $_thread と、Python 属性 InferiorThread.num のスレッド番号が、inferior の間で固有ではならなくなりました。

GDB は、スレッドごとに、グローバルスレッド ID と呼ばれる 2 番目のスレッド ID を格納します。これは、以前のリリースのスレッド番号と同等の、新規のものになります。グローバルスレッド番号にアクセスするには、利便性に関する変数 $_gthread および Python 属性 InferiorThread.global_num を使用します。

後方互換性の場合は、Machine Interface (MI) スレッド ID に常にグローバル ID が含まれます。

例16.2 GDB スレッド番号変更の例

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

# debuginfo-install coreutils
$ gdb -batch -ex 'file echo' -ex start -ex 'add-inferior' -ex 'inferior 2' -ex 'file echo' -ex start -ex 'info threads' -ex 'pring $_thread' -ex 'inferior 1' -ex 'pring $_thread'
(...)
  Id   Target Id         Frame
* 2    process 203923 "echo" main (argc=1, argv=0x7fffffffdb88) at src/echo.c:109
  1    process 203914 "echo" main (argc=1, argv=0x7fffffffdb88) at src/echo.c:109
$1 = 2
(...)
$2 = 1

Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

# dnf debuginfo-install coreutils
$ gdb -batch -ex 'file echo' -ex start -ex 'add-inferior' -ex 'inferior 2' -ex 'file echo' -ex start -ex 'info threads' -ex 'pring $_thread' -ex 'inferior 1' -ex 'pring $_thread'
(...)
  Id   Target Id         Frame
  1.1  process 4106488 "echo" main (argc=1, argv=0x7fffffffce58) at ../src/echo.c:109
* 2.1  process 4106494 "echo" main (argc=1, argv=0x7fffffffce58) at ../src/echo.c:109
$1 = 1
(...)
$2 = 1

16.4.5. 値の中身に対するメモリーが制限される

GDB は、以前は、値のコンテンツに割り当てられるメモリー量に制限を課していませんでした。その結果、デバッグプログラムにより、GDB が割り当てるメモリー量が多くなりすぎていました。割り当てたメモリーの量を制限できるように、max-value-size 設定が追加されました。この制限のデフォルト値は 64 KiB です。これにより、Red Hat Enterprise Linux 8 の GDB では、表示される値が大きくなりすぎることはありませんが、その値が大きすぎることが報告されます。

たとえば、char s[128*1024]; と定義された値を出力すると、異なる結果が生成されます。

  • Red Hat Enterprise Linux 7 では、$1 = 'A' <repeats 131072 times> となります。
  • Red Hat Enterprise Linux 8 では、value requires 131072 bytes, which is more than max-value-size (値には 131072 バイトが必要ですが、この値は max-value-size を超えています) と表示されます。

16.4.6. スタブ形式の Sun のバージョンがサポート対象外になる

Sun バージョンの stabs デバッグファイルフォーマットのサポートが削除されました。RHEL で gcc -gstabs オプションを使用して GCC が生成した stabs フォーマットは、GDB でも引き続きサポートされます。

16.4.7. Sysroot 処理変更

set sysroot path コマンドは、デバッグに必要なファイルを検索する際にシステムルートを指定します。このコマンドに適用したディレクトリー名は、文字列 target: のプレフィックスになり、GDB が、(ローカルおよびリモートの) ターゲットシステムの共有ライブラリーを読み込みます。以前は利用できた remote: プレフィックスは、target: として扱われるようになりました。さらに、デフォルトのシステム root 値は、後方互換性として、空の文字列から target: に変更になりました。

GDB がリモートのプロセスを開始したり、すでに実行しているプロセス (ローカルおよびリモートの両方) に接続する際に、指定したシステムの root が、主な実行ファイルのファイル名の先頭に追加されます。これは、プロセスがリモートの場合に、デフォルト値 target: が、GDB が、リモートシステムからデバッグ情報を読み込もうとすることを示しています。これが発生しないようにするには、target remote コマンドの前に set sysroot コマンドを実行して、ローカルのシンボルファイルが、リモートのファイルが見つかるよりも早く見つかるようにします。

16.4.8. HISTSIZE が GDB コマンドの履歴サイズを制御しなくなる

HISTSIZE 環境変数に使用されている GDB は、コマンド履歴がどのぐらい保存されるかを指定していましたが、代わりに GDBHISTSIZE 環境変数が使用されるように変更になりました。この変数は、GDB に固有になります。可能な値、およびその影響は、以下のようになります。

  • 正の数 - このサイズのコマンド履歴を使用
  • -1 または空の文字列 - コマンド履歴をすべて保持
  • 数値以外の値 - 無視

16.4.9. 完了制限が追加される

set max-completions コマンドを使用して、完了時に検討される候補の最大値が制限されるようになりました。現在の制限を表示するには、show max-completions コマンドを実行します。デフォルト値は 200 です。この制限により、GDB が、生成する完了リストが大きすぎて、応答しなくならないようにします。

たとえば、p <tab><tab> の入力後の出力は、以下のようになります。

  • RHEL 7 の場合: Display all 29863 possibilities? (y or n)
  • RHEL 8 の場合: Display all 200 possibilities? (y or n)

16.4.10. HP-UX XDB 互換性モードが削除される

HP-UX XDB 互換性モードの -xdb オプションが GDB から削除されています。

16.4.11. スレッドのシグナル処理

GDB は、シグナルが実際に送信されるスレッドの代わりに、現在のスレッドへシグナルを配信していました。このバグは修正され、実行を再開する際に GDB が現在のスレッドへシグナルを常に渡すようになりました。

また、signal コマンドは、現在のスレッドに、必要なシグナルを常に正しく配信するようになりました。シグナルに対してプログラムが停止したり、ユーザーがスレッドを切り替えた場合は、GDB が確認を求めます。

16.4.12. ブレークポイントモードが常に挿入され、自動的にマージされる

breakpoint always-inserted 設定が変更しました。auto 値と対応する動作が削除されました。デフォルト値は off です。off の場合は、すべてのスレッドが停止するまで、GDB がターゲットからブレークポイントを削除しないようになります。

16.4.13. remotebaud コマンドがサポート対象外に

set remotebaud コマンドおよび show remotebaud コマンドはサポートされなくなりました。代わりに set serial baud コマンドおよび show serial baud コマンドを使用してください。

16.5. コンパイラーおよび開発ツールにおける互換性に影響を与える変更

16.5.1. std::string および std::list における C++ ABI の変更

RHEL 7 (GCC 4.8) と RHEL 8 (GCC 8) との間で変更した libstdc++ ライブラリーから std::string クラスおよび std::list クラスの Application Binary Interface (ABI) は、C++11 標準に従います。libstdc++ ライブラリーは、古い ABI および新しい ABI の両方をサポートしますが、その他の C++ システムライブラリーはサポートしません。その結果、このライブラリーに対して動的にリンクするアプリケーションを再構築する必要があります。これは、C++98 を含むすべての C++ 標準モードに影響します。RHEL 7 で Red Hat Developer Toolset コンパイラーを使用して構築したアプリケーションにも影響します。このコンパイラーは、古い ABI を維持して、システムライブラリーとの互換性を維持します。

16.5.2. librtkaio が削除される

この更新では、librtkaio ライブラリーが削除されました。このライブラリーは、ファイルへの高パフォーマンスのリアルタイム非同期 I/O アクセスを提供しました。これは、Linux の KAIO (kernel Asynchronous I/O) サポートに基づいています。

削除の結果は以下のようになります。

  • librtkaio を読み込む LD_PRELOAD メソッドを使用するアプリケーションは、不明なライブラリーに関する警告を表示し、代わりに librt ライブラリーを読み込み、適切に実行します。
  • librtkaio を読み込む LD_LIBRARY_PATH メソッドを使用するアプリケーションは、代わりに librt を読み込んで適切に実行し、警告は表示されません。
  • dlopen() システムコールを使用するアプリケーションでは、代わりに librtkaiolibrt ライブラリーを直接読み込みます。

librtkaio のユーザーには以下のオプションがあります。

  • 自身のアプリケーションを変更せずに、上記のフォールバックメカニズムを使用してください。
  • librt ライブラリーを使用するようにアプリケーションのコードを変更します。互換性のある POSIX 準拠 API を提供します。
  • 互換性のある API を提供する libaio ライブラリーを使用するようにアプリケーションのコードを変更します。

特定の条件では、librtlibaio の両方が、同じ機能および性能を提供します。

Red Hat 互換性レベルは、libaio パッケージが 2 になります。librtk と削除された librtkaio の場合は 1 です。

詳細は、https://fedoraproject.org/wiki/Changes/GLIBC223_librtkaio_removal を参照してください。

16.5.3. Sun RPC インターフェースおよび NIS インターフェースが glibc から削除される

glibc ライブラリーは、新しいアプリケーションに Sun RPC および NIS のインターフェースを提供しなくなりました。このインターフェースは、レガシーアプリケーションを実行する場合にのみ利用可能になりました。開発者は、Sun RPC の代わりに libtirpc ライブラリー、そして NIS の代わりに libnsl2 ライブラリーを使用するようにアプリケーションを変更する必要があります。アプリケーションは、置換ライブラリーの IPv6 サポートを利用します。

16.5.4. MPI デバッグサポートの Valgrind ライブラリーが削除される

valgrind-openmpi パッケージが提供する Valgrindlibmpiwrap.so ラッパーライブラリーが削除されました。このライブラリーにより、MPI (Message Passing Interface) を使用して、Valgrind がプログラムをデバッグできるようになりました。このライブラリーは、以前のバージョンの Red Hat Enterprise Linux の Open MPI 実装バージョンに固有です。

libmpiwrap.so を使用する場合は、MPI 実装およびバージョンに固有のアップストリームソースから独自のバージョンを構築することが推奨されます。LD_PRELOAD 技術を使用して、カスタムビルドのライブラリーを Valgrind に提供します。

16.5.5. 開発用ヘッダーおよび静的ライブラリーが valgrind-devel から削除される

valgrind-devel サブパッケージは、カスタムの valgrind ツールを開発する開発ファイルを追加するために使用されました。これらのファイルには、保証された API がないため、この更新によりこのファイルが削除され、静的なリンクが必要となり、サポート対象外となります。valgrind-devel パッケージには、valgrind が有効なプログラムや、valgrind.hcallgrind.hdrd.hhelgrind.hmemcheck.h などのヘッダーファイルに対する開発ファイルが含まれます。このファイルは安定しており、サポートも適切です。

16.5.6. 32 ビット Xen の nosegneg ライブラリーが削除される

glibc i686 パッケージは、以前は代替の glibc ビルドに含まれており、負のオフセット (nosegneg) を使用してスレッド記述子セグメントレジスターの使用を回避していました。この代替ビルドは、ハードウェアの仮想化サポートを使用せずに、フル準仮想化のコストを削除するための最適化として、32 ビットバージョンの Xen Project ハイパーバイザーでのみ使用されます。この代替ビルドはこれ以上使用されず、削除されます。

16.5.7. GCC が、Ada、Go、および Objective C/C++ コードを構築しなくなる

GCC コンパイラーから、Ada (GNAT)、GCC Go、および Objective C/C++ の言語でコードを構築する機能が削除されました。

Go コードを構築する場合は、代わりに Go Toolset を使用します。

16.5.8. make の新しい演算子 != を使用すると一部の makefile の既存構文で解釈が異なる

BSD makefile との互換性を高める $(shell …​) 関数の代わりに、シェル代入演算子 != が GNU make に追加されました。これにより、variable!=value のように、感嘆符で終わり、その後に代入が続く名前の変数は、新しいシェル代入として解釈されるようになりました。以前の動作に戻すには、variable! =value のように、感嘆符の後に空白を追加します。

演算子と関数の詳細と相違点は、GNU の make マニュアルを参照してください。

第17章 ID 管理

17.1. Identity Management パッケージがモジュールとしてインストールされる

RHEL 8 では、Identity Management (IdM) サーバーとクライアントのインストールに必要なパッケージがモジュールとして配布されています。client ストリームは、idm モジュールのデフォルトのストリームなので、このストリームを有効にしなくてもクライアントのインストールに必要なパッケージをダウンロードできます。

IdM サーバーのモジュールストリームは DL1 ストリームと呼ばれています。このストリームには、さまざまなタイプの IdM サーバーに対応する複数のプロファイル (server、dns、adtrust、client、および default)が含まれています。DL1 ストリームの特定のプロファイルにあるパッケージをダウンロードする場合は、以下を行います。

  1. ストリームを有効にする。
  2. ストリーム経由で配信される RPM に切り替える。
  3. yum module install idm:DL1/profile_name コマンドを実行する。

17.2. Active Directory ユーザーが Identity Management を管理可能

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7 では、System Security Services Daemon (SSSD) で外部グループメンバーシップを使用して、AD ユーザーとグループが POSIX 環境の IdM リソースにアクセスするのを許可します。

IdM LDAP サーバーには、アクセスコントロールを付与する独自のメカニズムがあります。RHEL 8 には、AD ユーザーに対する ID ユーザーのオーバーライドを IdM グループのメンバーとして追加する更新が導入されました。ID オーバーライドは、特定の Active Directory ユーザーまたはグループのプロパティーが特定の ID ビュー (この場合は Default Trust View) 内でどのように見えるかを記述するレコードです。この更新により、IdM LDAP サーバーは、IdM グループのアクセス制御ルールを AD ユーザーに適用できます。

AD ユーザーは、IdM UI のセルフサービス機能 (SSH キーのアップロード、個人のデータの変更など) を使用できるようになりました。AD 管理者は、異なるアカウントおよびパスワードを 2 つ使用しなくても、IdM を完全に管理できるようになります。

注記

IdM の一部の機能は、AD ユーザーには現在利用できません。たとえば、IdM の admins グループに所属する AD ユーザーが、IdM ユーザーのパスワードを設定することはできません。

17.3. RHEL 8 のセッション記録ソリューションが追加

Red Hat Enterprise Linux 8 (RHEL 8) に セッション記録ソリューションが追加されました。新しい tlog パッケージと、それに関連付けられた Web コンソールセッションプレイヤーにより、ユーザー端末セッションを記録および再生できます。記録は、システムセキュリティーサービスデーモン (SSSD) サービスを介して、ユーザー別またはユーザーグループ別に設定できます。端末への入出力はすべてキャプチャーされ、テキストベースの形式でシステムジャーナルに保存されます。セキュリティー上の理由から、未加工のパスワードやその他の機密情報を傍受されないように、入力はデフォルトでは非アクティブになっています。

このソリューションを、セキュリティーが重要なシステムでユーザーセッションの監査に使用できます。セキュリティー違反が発生した場合に、記録されたセッションをフォレンジック分析として見直すことができます。システム管理者は、セッション記録をローカルに設定し、tlog-play ユーティリティーを使用して、RHEL 8 Web コンソールインターフェースまたはコマンドラインインターフェースから、結果を表示できるようになりました。

17.4. Identity Management 機能が削除

17.4.1. NSS データベースが OpenLDAP でサポートされない

以前のバージョンの Red Hat Enterprise Linux (RHEL) における OpenLDAP スイートは、暗号化目的で Mozilla Network Security Services (NSS) を使用しました。RHEL 8 を使用して、OpenLDAP コミュニティーがサポートする OpenSSL は NSS を置き換えます。証明書およびキーを保存する NSS データベースをサポートしません。ただし、同じ目的を担う PEM (Privacy Enhanced Mail) ファイルをサポートします。

17.4.2. 選択した Python Kerberos パッケージが置き換えられている

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 では、python-gssapi パッケージ、python-requests-gssapi モジュール、および urllib-gssapi ライブラリーは、Python Kerberos パッケージの python-krbVpython-kerberospython-requests-kerberospython-urllib2_kerberos に置き換えられました。重要な利点には、以下のようなものがあります。

  • python-gssapi は、python-kerberos または python-krbV よりも使いやすいです。
  • python-gssapipython 2 および python 3 をサポートしますが、python-krbV はサポートしません。
  • GSSAPI ベースのパッケージは、後方互換性のために、Kerberos だけでなく、NT LAN Manager NTLM などの、その他の Generic Security Services API (GSSAPI) メカニズムを使用できます。

この更新により、RHEL 8 の GSSAPI の保守性とデバッグ可能性が向上します。

17.5. SSSD

17.5.1. authselectauthconfig に置き換わる

RHEL 8 では、authconfig ユーティリティーに代わり、authselect ユーティリティーが導入されました。authselect には、システム管理者が PAM 設定変更を簡単に行える、より安全な PAM スタック管理アプローチが含まれています。authselect は、パスワード、証明書、スマートカード、フィンガープリントなどの認証方法を設定するのに使用できます。authselect では、リモートドメインに参加するのに必要なサービスを設定しません。このタスクは、realmdipa-client-install のような専門のツールにより実行されます。

17.5.2. KCM が、KEYRING をデフォルトの認証情報キャッシュストレージとして置き換え

RHEL 8 でデフォルトの認証情報キャッシュストレージは、sssd-kcm デーモンにより強化されている Kerberos Credential Manager (KCM) です。KCM では、以前使用されていた KEYRING の制限 (名前空間がないためにコンテナー化された環境での使用や、クォータの表示および管理が難しいなど) が解消されています。

今回の更新で、RHEL 8 には、コンテナー環境により適した認証情報キャッシュが含まれ、将来のリリースでより多くの機能を構築するための基盤が提供されます。

17.5.3. sssctl が、IdM ドメインの HBAC ルールレポートを出力

今回の更新で、System Security Services Daemon (SSSD) の sssctl ユーティリティーは、Identity Management (IdM) ドメインのアクセス制御レポートを出力できるようになりました。この機能は、規制上の理由から、特定のクライアントマシンにアクセスできるユーザーとグループの一覧を表示するニーズを満たします。IdM クライアントで sssctl access-report domain_name を実行すると、クライアントマシンに適用する IdM ドメインで解析されたホストベースのアクセス制御 (HBAC) ルールのサブセットを表示します。

IdM サポート以外のプロバイダーは、この機能に対応していません。

17.5.4. SSSD によりローカルユーザーがキャッシュに格納され、nss_sss モジュールにより処理される

RHEL 8 の System Security Services Daemon (SSSD) は、デフォルトで /etc/passwd ファイルおよび /etc/groups ファイルから、ユーザーとグループにサービスを提供します。sss の nsswitch モジュールは、/etc/nsswitch.conf ファイルのファイルに先行します。

SSSD を通して、ローカルユーザーにサービスを提供する利点は、nss_sss モジュールに memory-mapped cache があるため、NSS (Name Service Switch) への各要求でディスクにアクセスしてファイルを開くのと比較して、Name Service Switch (NSS) ルックアップが高速になることでした。これまでは、ディスクへのアクセスの高速化は、Name サービスキャッシュデーモン (nscd) により行われていました。ただし、SSSD と nscd の両方が独自の独立したキャッシュを使用するため、nscd と SSSD を並行して使用するのは容易ではありません。そのため、SSSD が、リモートドメイン (LDAP または Active Directory など) のユーザーにもサービスを提供している環境で nscd を使用すると、予期しない動作が発生する可能性があります。

今回の更新で、RHEL 8 ではローカルユーザーおよびグループの解決が高速になりました。root ユーザーは、SSSD が処理することはないため、SSSD の潜在的なバグが root の解決に影響を及ぼすことはありません。また、SSSD が実行していない場合は、問題を回避するために、nss_sss モジュールが nss_files にフォールバックすることでこの状況が適切に処理されます。SSSD を設定する必要はありません。files ドメインは自動的に追加されます。

17.5.5. SSSD で、複数のスマートカード認証デバイスの中から 1 つを選択可能

デフォルトでは、SSSD (System Security Services Daemon) が、スマートカード認証用デバイスを自動的に検出しようとします。複数のデバイスを接続している場合は、最初に見つかったデバイスを SSSD が選択するため、特定のデバイスを選択することはできません。失敗する可能性もあります。

この更新では、sssd.conf 設定ファイルの [pam] セクションに、新しい p11_uri オプションを設定できるようになりました。このオプションを使用すると、スマートカード認証に使用するデバイスを定義できます。

たとえば、OpenSC PKCS#11 モジュールにより検出されたスロット ID 2 のリーダーを選択するには、以下を追加します。

p11_uri = library-description=OpenSC%20smartcard%20framework;slot-id=2

sssd.conf[pam] セクションに追加します。

詳細は man sssd.conf ページを参照してください。

17.6. 削除された SSSD 機能

17.6.1. sssd-secrets が削除されている

System Security Services Daemon (SSSD) の sssd-secrets コンポーネントは、Red Hat Enterprise Linux 8 では非推奨になります。Custodia シークレットサービスプロバイダーが、以前よりも活発に開発されなくなったためです。その他の Identity Management ツールを使用して Identity Management Vault などのシークレットを保存するシークレットを保存します。

第18章 デスクトップおよびグラフィックス

18.1. GNOME Shell がデフォルトのデスクトップ環境になる

RHEL 8 では、GNOME Shell がデフォルトのデスクトップ環境として配布されます。

KDE Plasma Workspaces (KDE) に関連するすべてのパッケージが削除され、デフォルトの GNOME デスクトップ環境の代替として KDE を使用することができなくなりました。

Red Hat は、KDE を使用する RHEL 7 から、RHEL 8 GNOME への移行は対応しません。KDE を使用する RHEL 7 を使用している場合は、データのバックアップを取得し、GNOME Shell で RHEL 8 をインストールします。

18.2. GNOME Shell への主な変更点

RHEL 8 では、GNOME Shell (バージョン 3.28) が配布されます。

本セクションでは、以下を説明します。

  • GNOME Shell (バージョン 3.28) に関連する機能強化を説明します。
  • GNOME Shell 環境とディスプレイプロトコルのデフォルトの組み合わせにおける変更を説明します。
  • デフォルトでは利用できない機能にアクセスする方法を説明します。
  • ソフトウェア管理の GNOME ツールにおける変更を説明します。

18.2.1. RHEL 8 の GNOME シェル (バージョン 3.28)

RHEL 8 では、GNOME シェルのバージョン 3.28 が利用できます。以下は、主な変更点です。

  • GNOME Boxes の新機能
  • 新しいオンスクリーンキーボード
  • デバイスサポートの拡張 (最も大きな統合は Thunderbolt 3 インターフェース)
  • GNOME ソフトウェア、dconf-editor、および GNOME ターミナルの改善

18.2.2. GNOME Shell 環境

GNOME 3 は、基本的な環境を 2 つ提供します。

  • GNOME Standard
  • GNOME クラシック

いずれの環境でも、グラフィカルインターフェースを構築するプロトコルを 2 つ使用できます。

  • X11 プロトコル (X.Org をディスプレイサーバーとして使用)
  • Wayland プロトコル。GNOME ShellWayland コンポジターおよびディスプレイサーバーとして使用します。

    ディスプレイサーバーに関するこのソリューションは、GNOME Shell on Wayland と呼ばれています。

RHEL 8 のデフォルトの組み合わせは、GNOME Shell on Wayland を使用した GNOME 標準環境です。

ただし、GNOME Shell 環境と、グラフィックスのプロトコルスタックに切り替える場合があります。詳細は「GNOME 環境およびディスプレイプロトコルの選択」を参照してください。

両方の GNOME Shell 環境を使用する方法は『デスクトップからの RHEL システムの管理』を参照してください。

18.2.3. デスクトップアイコン

RHEL 8 では、デスクトップアイコン機能は Nautilus ファイルマネージャーではなく、デスクトップアイコンの gnome-shell 拡張により提供されるようになりました。

拡張機能を使用できるようにするには、Appstream リポジトリーで利用可能な gnome-shell-extension-desktop-icons パッケージをインストールする必要があります。

RHEL 8 のデスクトップアイコンの詳細は『デスクトップからの RHEL システムの管理』を参照してください。

18.2.4. 分数スケール

GNOME Shell on Wayland セッションでは、分数のスケーリング機能が利用できます。この機能は、GUI を分数でスケールでき、特定のディスプレイでスケールした GUI の出現を改善します。

この機能は現在試験的なものなので、デフォルトでは無効になっていることに注意してください。

分数スケールを有効にするには、次のコマンドを実行します。

# gsettings set org.gnome.mutter experimental-features "['scale-monitor-framebuffer']"

18.2.5. パッケージ管理用 GNOME ソフトウェア

RHEL 7 のグラフィカル環境におけるパッケージ管理に、一連のツールを提供する gnome-packagekit パッケージが利用できなくなりました。

RHEL 8 では、アプリケーションと gnome-shell 拡張機能のインストールと更新を可能にする GNOME Software ユーティリティーにより同様の機能が提供されます。GNOME Software は、gnome-software パッケージで配布されます。

GNOME ソフトウェア を使用したアプリケーションのインストール方法は『デスクトップからの RHEL システムの管理』を参照してください。

18.2.6. sudo でグラフィカルアプリケーションを開く

sudo コマンドを使用して、端末でグラフィカルアプリケーションを開くには、次の操作が必要になります。

X11 アプリケーション

アプリケーションは、X11 ディスプレイプロトコルを使用し、X サーバーのローカルユーザーの root は、アクセス制御リストを追加します。その結果、rootXwayland に接続できるようになり、これにより X11 プロトコルが Wayland プロトコル、または逆方向に翻訳されます。

例18.1 X サーバーアクセス制御リストへ root を追加して、sudo で xclock を開く

$ xhost +si:localuser:root

$ sudo xclock

Wayland アプリケーション

アプリケーションが Wayland ネイティブの場合は、-E オプションが含まれます。

例18.2 sudo で GNOME Calculator を開く

$ sudo -E gnome-calculator

もしくは、sudo およびアプリケーションの名前を入力すると、アプリケーションを開く操作に失敗し、次のエラーメッセージが表示されます。

No protocol specified
Unable to init server: could not connect: connection refused
# Failed to parse arguments: Cannot open display

18.3. GNOME 環境およびディスプレイプロトコルの選択

さまざまな GNOME 環境の組み合わせおよびグラフィックプロトコルスタックを切り替えるために、以下の手順を使用します。

手順

  1. ログイン画面 (GDM) で、Sign In ボタンの横にある歯車をクリックします。

    注記

    ロック画面からはこのオプションにアクセスできません。最初に RHEL 8 を起動するか、現在のセッションからログアウトすると、ログイン画面が表示されます。

    gnome environments new

  2. 表示されるドロップダウンメニューから、オプションを選択します。

    注記

    ログイン画面に表示されるメニューで、X.Org ディスプレイサーバーが X11 ディスプレイサーバーとして表示されます。

重要

GNOME 環境、および上記手順のグラフィックプロトコルスタックの変更は、ユーザーがログアウトしたり、コンピューターの電源を落としたり、システムを再起動しても持続します。

18.4. Graphics スタック

RHEL 8 では、グラフィカルユーザーインターフェースを構築するプロトコルを 2 つ使用できます。

  • X11
  • Wayland

X11 プロトコルは、X.Org をディスプレイサーバーとして使用します。このプロトコルに基づいたグラフィックスの表示は、オプションでしかなかった RHEL 7 と同じように機能します。

RHEL 8 の Wayland プロトコルは、GNOME Shell コンポジターおよびディスプレイサーバーとして使用します。これはさらに GNOME Shell on Wayland として参照されます。

RHEL 8 の新規インストールでは Wayland の GNOME Shell が自動的に選択され、Wayland プロトコルがデフォルトで使用されます。ただし、Wayland における現在の制限 のため、または Wayland で X11 が優先される環境 では、「GNOME 環境およびディスプレイプロトコルの選択」 で説明されるように、X.Org に切り替えたり、GNOME 環境およびディスプレイサーバーで必要な組み合わせを選択できます。

本セクションでは、以下を説明します。

  • WaylandX11 の主な相違点
  • 現在の Wayland 制限
  • X11Wayland より優先される環境

18.4.1. Wayland と X11 の主な違い

X11 アプリケーション

クライアントアプリケーションは、Wayland プロトコルにポートする必要があり、グラフィカルツールキットを使用して、GTK などの Wayland バックエンドを持つグラフィカルツールキットを使用して、Wayland に基づいたコンポジターおよびディスプレイサーバーとネイティブに動作できるようにします。

Wayland にポートできないレガシー X11 アプリケーションは、Xwayland を、X11 レガシークライアントと Wayland コンポジターとの間のプロキシーとして自動的に使用します。Xwayland 機能は、X11 サーバーおよび Wayland クライアントの両方として機能します。Xwayland の役割は、X11 のレガシーアプリケーションが、Wayland に基づいたディスプレイサーバーとともに動作するように、X11 プロトコルから Wayland プロトコルへ、またはWayland プロトコルから X11 プロトコルへ変換します。

GNOME Shell on Wayland では、Xwayland が、システムの起動時に自動的に起動します。これにより、Wayland の GNOME Shell の使用時に、X11 のアプリケーションの大部分が期待通りに動作するようになります。このようなクライアントでは、「GNOME 環境およびディスプレイプロトコルの選択」 に説明されるとおりに、X.Org ディスプレイサーバーに切り替えることができます。

libinput

RHEL 8 は、新しい統合入力スタック libinput を使用して、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、タブレット、トラックボール、ポインティングスティックなど、共通するすべてのデバイスタイプを管理します。この統合スタックは、X.Org および GNOME Shell on Wayland コンポジターに使用されます。

GNOME Shell on Wayland は、すべてのデバイスに直接 libinput を使用します。X.Org では、libinput は、X.Org libinput ドライバーとして実装されます。X.Org におけるドライバーサポートは、『デスクトップからの RHEL システムの管理』を参照してください。

ジェスチャー

GNOME Shell on Wayland は、新しいタッチパットおよびタッチスクリーンのジェスチャーに対応します。以下のようなジェスチャーが含まれます。

  • 4 本の指で、上下にドラッグしてワークスペースを切り替えます。
  • 3 本の指をそれぞれ近づけて、アクティビティー概要 (Activities Overview) を開きます。
その他の情報

WaylandX11 の相違点は、『デスクトップからの RHEL システムの管理』を参照してください。

18.4.2. 現在の Wayland 制限

現在、Wayland ディスプレイプロトコルを使用すると、重要な制限が複数あります。

  • 専用の Nvidia バイナリードライバーには対応していません。
  • 従来の VNC ツールは一部利用できません。
  • XDMCP (X Display Manager Control Protocol) はサポートされていません。

その他の制限事項は次のとおりです。

  • X.Org* 画面操作ユーティリティーは利用できません。
  • Wayland ではレイアウト、回転、解像度の処理が異なるため、xrandr ユーティリティーはサポートされません。
  • ALT+F2/r を使用して GNOME Shell を再起動できません。
  • 安定性の問題により、仮想環境では、Wayland の代わりに X11 を使用することが推奨されます。
  • Wayland は、libinput ドライバーが処理できないカスタムまたはニッチなデバイスには対応していません。

現在の詳細な Wayland 制限は、『デスクトップからの RHEL システムの管理』を参照してください。

18.4.3. X11 が Wayland よりも推奨される環境

一部の環境では、X11Wayland より優先されます。

  • VM 環境で使用される Cirrus グラフィックス
  • Matrox グラフィックス
  • Aspeed グラフィックス
  • VM 環境で使用される QXL グラフィックス
  • 専用ドライバーで使用された場合の Nvidia グラフィックス
重要

Nvidia グラフィックスは、デフォルトで、オープンソースドライバーである Nouveau を使用します。Nouveau は、GNOME Shell on Wayland でサポートされるため、制限なしで Nouveau を使用して Nvidia グラフィックスを使用できますが、プロプライエタリー Nvidia バイナリードライバーを持つ Nvidia グラフィックスを使用することは、GNOME Shell on Wayland ではサポートされていません。この場合は、「GNOME 環境およびディスプレイプロトコルの選択」に説明されているように、X.Org に切り替えます。

注記

Wayland が利用できない環境の現在の一覧は、/usr/lib/udev/rules.d/61-gdm.rules ファイルで確認できます。

第19章 Web コンソール

19.1. Web コンソールがデフォルトで利用可能

RHEL 8 Web コンソールのパッケージ (Cockpit とも呼ばれます) は、Red Hat Enterprise Linux のデフォルトリポジトリーに同梱されるようになったため、登録済みの RHEL 8 システムにすぐにインストールできます。

さらに、RHEL 8 の最小インストール以外のインストールでは、Web コンソールが自動的にインストールされ、コンソールに必要なファイアウォールポートが自動的に開くようになりました。ログイン前に、Web コンソールを有効にしたり、Web コンソールにアクセスする方法を示すシステムメッセージも追加されました。

19.2. 新しいファイアウォールインターフェース

RHEL 8 Web コンソールの Networking タブに Firewall セクションが追加されました。このセクションでは以下のことができます。

  • ファイアウォールの有効化/無効化
  • サービスの追加/削除

詳細は、「Web コンソールを使用したファイアウォールの管理」を参照してください。

19.3. サブスクリプション管理

RHEL 8 Web コンソールは、ローカルシステムにインストールされている Red Hat Subscription Manager を使用するインターフェースを提供します。Subscription Manager は Red Hat カスタマーポータルに接続し、利用可能な次のものをすべて確認します。

  • アクティブなサブスクリプション
  • 期限が切れたサブスクリプション
  • 更新されたサブスクリプション

Red Hat カスタマーポータルでサブスクリプションを更新したり、別のサブスクリプションを入手したい場合に、Subscription Manager のデータを手動で更新する必要はありません。サブスクリプションマネージャーは、Red Hat カスタマーポータルと自動的に同期します。

この段落は、アセンブリーを紹介します。これは、ユーザーがアセンブリー内のモジュールを通じて動作して達成するものを説明し、アセンブリーが基づいているユーザーストーリーのコンテキストを設定します。複数の段落を追加できます。ユーザーストーリーの情報を使用することを検討してください。

注記

Web コンソールのサブスクリプションページは、新しい subscription-manager-cockpit パッケージで提供されるようになりました。

詳細は「Web コンソールを使用したサブスクリプションの管理」を参照してください。

19.4. Web コンソール用の IdM 統合が改善

システムが Identity Management (IdM) ドメインに登録されていると、RHEL 8 Web コンソールはデフォルトで、ドメインで集中管理されている IdM リソースを使用するようになりました。これには、以下の利点があります。

  • IdM ドメインの管理者は、Web コンソールを使用して、ローカルマシンを管理できます。
  • コンソールの Web サーバーでは、IdM 認証局 (CA) が発行した証明書に自動的に切り替わり、ブラウザーにより許可されます。
  • IdM ドメインに Kerberos チケットがあると、Web コンソールにアクセスする際にログイン認証情報を指定する必要がなくなりました。
  • IdM ドメインで認識されている SSH ホストは、手動で SSH 接続を追加しなくても Web コンソールにアクセスできます。

IdM と Web コンソールの統合が適切に機能するようにするには、IdM マスターシステムの enable-admins-sudo オプションを使用して、ipa-advise ユーティリティーを実行する必要があります。

19.5. Web コンソールにモバイルブラウザーとの互換性が追加

今回の更新で、モバイルブラウザーのバリアントで、Web コンソールメニューとページを移動できるようになりました。これにより、モバイルデバイスから RHEL 8 Web コンソールを使用してシステムを管理できます。

19.6. Web コンソールのフロントページに、不足している更新およびサブスクリプションを表示

RHEL 8 Web コンソールが管理するシステムに古いパッケージまたは失効したサブスクリプションがある場合は、システムの Web コンソールのフロントページに警告が表示されるようになりました。

19.7. Web コンソールが PBD 登録に対応

今回の更新で、RHEL 8 Web コンソールインターフェースを使用して、管理システムのディスクに PBD (Policy-Based Decryption) ルールを適用できるようになりました。これは、Clevis 複号クライアントを使用して、LUKS で暗号化されたディスクパーティションの自動ロック解除など、Web コンソールのさまざまなセキュリティー管理機能を容易にします。

19.8. LUKS v2 のサポート

Web コンソールの ストレージ タブでは、ロック、ロック解除、サイズ変更、または LUKS (Linux Unified Key Setup) バージョン 2 形式を使用した暗号化デバイスを設定できます。

この新しいバージョンの LUKS は、以下を提供します。

  • より柔軟なロック解除ポリシー
  • より強力な暗号化
  • 今後の変更との湯ぐれた互換性

19.9. Web コンソールを使用して仮想マシンが管理可能に

RHEL 8 Web コンソールインターフェースに、Virtual Machines ページを追加できるようになりました。これにより、libvirt ベースの仮想マシンを作成および管理できるようになりました。

19.10. Internet Explorer は RHEL 8 Web コンソールにサポートされない

RHEL 8 Web コンソールから Internet Explorer ブラウザーのサポートが削除されました。Internet Explorer の Web コンソールを開こうとするとエラー画面が表示され、代わりに使用できる推奨されるブラウザーの一覧が表示されます。

第20章 仮想化

20.1. Web コンソールを使用して仮想マシンが管理可能に

RHEL 8 Web コンソールインターフェースに、Virtual Machines ページを追加できるようになりました。これにより、libvirt ベースの仮想マシンを作成および管理できるようになりました。

また、Virtual Machine Manager (virt-manager) アプリケーションが非推奨になり、将来バージョンの RHEL ではサポートされなくなる可能性があります。

Web コンソールは、virt-manager が提供する仮想管理機能をすべて提供しているわけではないことに注意してください。以下に例を示します。

  • 新しい仮想マシンを作成するには、新規インストールだけが使用できます。仮想マシンイメージをインポートすることはできません。
  • 新しい仮想マシンを作成する場合は、特定のストレージプールを選択できません。
  • ストレージプールは作成だけが可能で、削除、非アクティブ化、または変更はできません。

20.2. 仮想システムで Q35 マシンタイプに対応

Red hat Enterprise Linux 8 は、より現代的な PCI Express ベースのマシンタイプである Q35 に対応するようになりました。これにより、仮想デバイスの機能とパフォーマンスにさまざまな改善が追加され、最新の広範囲なデバイスへの互換性が保証されます。また、Red Hat Enterprise Linux 8 で作成された仮想マシンは、デフォルトで Q35 を使用するように設定されています。

以前のデフォルトの PC マシンタイプは非推奨になっており、将来バージョンの RHEL ではサポートされなくなりました。既存の仮想マシンのマシンタイプを PC から Q35 へ変更することは推奨されていません。

PCQ35 の主な相違点は以下のようになります。

  • Windows XP などの古いオペレーティングシステムは Q35 をサポートせず、35 仮想マシンで使用すると起動しません。
  • 現在、Q35 仮想マシンで RHEL 6 をオペレーティングシステムとして使用すると、状況によってはその仮想マシンにホットプラグした PCI デバイスが動作しません。さらに、一部のレガシーの virtio デバイスは、RHEL 6 Q35 仮想マシンでは適切に動作しません。

    したがって、RHEL 6 仮想マシンには、PC マシンのタイプが使用されます。

  • Q35 は、PCI の代わりに PCI Express (PCI-e) バスをエミュレートします。その結果、異なるデバイストポロジーとアドレス指定方式が、ゲスト OS に提示されます。
  • Q35 には、IDE コントローラーの代わりに、組み込み SATA/AHCI コントローラーがあります。
  • SecureBoot 機能は、Q35 VM でのみ有効です。

20.3. 削除された仮想機能

IVSHMEM が無効になる

複数の仮想マシン間の共有メモリーを提供する仮想マシン間の共有メモリーデバイス (IVSHMEM) 機能は、Red Hat Enterprise Linux 8 で無効になりました。このデバイスで設定した仮想マシンは起動できません。同様に、そのようなデバイスにおけるホットプラグの試行も失敗します。

virt-install が NFS の場所を使用できなくなる

この更新により、virt-install ユーティリティーは、NFS の場所をマウントできまくなりました。したがって、NFS アドレスを持つ virt-install を使用する仮想マシンを、--location オプションの値としてインストールしようとすると失敗します。この変更を回避するには、virt-install を使用する前に NFS 共有をマウントするか、HTTP の場所を使用します。

RHEL 8 では tulip ドライバーに対応しない

この更新で、tulip ネットワークドライバーへの対応は終了しました。したがって、Microsoft Hyper-V ハイパーバイザーで Generation 1 仮想マシン (VM) で RHEL 8 を使用すると、「Legacy Network Adapter」デバイスが動作せず、このような仮想マシンの PXE インストールは失敗します。

PXE インストールを起動するには、Generation 2 Hyper-V VM に RHEL 8 をインストールします。RHEL 8 Generation 1 VM が必要な場合は ISO インストールを使用します。

LSI Logic SAS ドライバーおよび Parallel SCSI ドライバーはサポート対象外に

SCSI 用の LSI Logic SAS ドライバー (mptsas) および LSI Logic Parallel ドライバー (mptspi) はサポートされなくなりました。したがって、このドライバーは、SCSI ディスクへの VMWare ハイパーバイザーで RHEL 8 をゲストのオペレーティングシステムとしてインストールするために使用できますが、Red Hat は、作成した仮想マシンをサポートしません。

第21章 コンテナー

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.0 用の一連のコンテナーイメージが利用できます。以下は、主な変更点です。

  • RHEL 8.0 には、Docker が同梱されていません。コンテナーを使用するには、ツールの podmanbuildahskopeo、および runc が必要です。

    RHEL 8 でこのツールとコンテナーを使用する方法は『Building, running, and managing containers』を参照してください。

  • podman ツールが、完全にサポートされるようになりました。

    podman ツールでは、1 つのノードにある Pod、コンテナーイメージ、およびコンテナーが管理されます。これは、libpod ライブラリーでビルドされます。これは、コンテナーおよびコンテナーのグループ (Pod と呼ばれています) の管理を有効にします。

    podman の使用方法は『Building, running, and managing containers』を参照してください。

  • RHEL 8 GA では、Red Hat Universal Base Images (UBI) が新たに利用できるようになりました。UBI は、標準および最小の RHEL ベースイメージなど、以前に提供された Red Hat イメージの一部を置き換えるものです。

    以前の Red Hat イメージとは異なり、UBI は自由に再配布可能です。つまり、あらゆる環境で使用でき、どこでも共有できます。Red Hat のお客様でなくても使用できます。

    UBI の詳細は『Building, running, and managing containers』を参照してください。

  • RHEL 8 GA では、AppStream コンポーネントを提供する追加のコンテナーイメージが用意されています。このコンテナーイメージは、RHEL 7 のRed Hat Software Collections で配布されます。このような RHEL 8 イメージは、すべて ubi8 ベースイメージに基づいています。
  • 64 ビットの ARM アーキテクチャーに対するコンテナーイメージの ARM は、RHEL 8 で完全にサポートされます。
  • RHEL 8 では、rhel-tools コンテナーが削除されました。sos ツールおよび redhat-support-tool ツールは support-tools コンテナーで提供されています。システム管理者は、システムツールコンテナーイメージをビルドするためのベースとしてこのイメージを使用することもできます。
  • ルートレスコンテナーのサポートは、RHEL 8 ではテクノロジープレビューとして利用できます。

    ルートレスコンテナーは、管理者権限なしで通常のシステムユーザーにより作成および管理されるコンテナーです。

付録A パッケージの変更

本章では、RHEL 7 から RHEL 8 の間に行われたパッケージの変更点を紹介します。

A.1. 新しいパッケージ

以下のパッケージが、RHEL 8 に追加されました。

# | 389-ds-base-legacy-tools

A | aajohan-comfortaa-fonts, abrt-addon-coredump-helper, abrt-cli-ng, abrt-plugin-machine-id, abrt-plugin-sosreport, adcli-doc, alsa-ucm, alsa-utils-alsabat, anaconda-install-env-deps, annobin, ant-lib, ant-xz, apcu-panel, apr-util-bdb, aspell-en, assertj-core, assertj-core-javadoc, atlas-corei2, atlas-corei2-devel, audispd-plugins-zos, authselect, authselect-compat, authselect-libs

B | bacula-logwatch, beignet, blivet-data, bluez-obexd, bnd-maven-plugin, boom-boot, boom-boot-conf, boom-boot-grub2, boost-container, boost-coroutine, boost-fiber, boost-log, boost-mpich-python3, boost-numpy3, boost-openmpi-python3, boost-python3, boost-python3-devel, boost-stacktrace, boost-type_erasure, brltty-dracut, brltty-espeak-ng, brotli, brotli-devel, bubblewrap, buildah

C | c2esp, cargo, cargo-doc, cargo-vendor, cjose, cjose-devel, clang, clang-analyzer, clang-devel, clang-libs, clang-tools-extra, cldr-emoji-annotation, clippy, cmake-data, cmake-doc, cmake-filesystem, cmake-rpm-macros, cockpit-composer, cockpit-dashboard, cockpit-machines, cockpit-packagekit, cockpit-pcp, cockpit-session-recording, cockpit-storaged, compat-guile18, compat-guile18-devel, compat-libgfortran-48, compat-libpthread-nonshared, compat-openssl10, compiler-rt, composer-cli, container-exception-logger, container-selinux, containernetworking-plugins, containers-common, coreutils-common, coreutils-single, cppcheck, createrepo_c, createrepo_c-devel, createrepo_c-libs, crypto-policies, CUnit, CUnit-devel, cyrus-imapd-vzic

D | dbus-c, dbus-c-devel, dbus-c++-glib, dbus-common, dbus-daemon, dbus-tools, dhcp-client, dhcp-relay, dhcp-server, dleyna-renderer, dnf, dnf-automatic, dnf-data, dnf-plugin-spacewalk, dnf-plugin-subscription-manager, dnf-plugins-core, dnf-utils, dnssec-trigger-panel, docbook2X, dotnet, dotnet-host, dotnet-host-fxr-2.1, dotnet-runtime-2.1, dotnet-sdk-2.1, dotnet-sdk-2.1.5xx, dpdk, dpdk-devel, dpdk-doc, dpdk-tools, dracut-live, dracut-squash, driverctl, drpm, drpm-devel, dtc

E | edk2-aarch64, edk2-ovmf, efi-filesystem, efi-srpm-macros, egl-wayland, eglexternalplatform-devel, eigen3-devel, emacs-lucid, enca, enca-devel, enchant2, enchant2-devel, espeak-ng, evemu, evemu-libs, execstack

F | fence-agents-lpar, fence-agents-zvm, fftw-libs-quad, freeradius-rest, fuse-common, fuse-overlayfs, fuse-sshfs, fuse3, fuse3-devel, fuse3-libs

G | galera, gcc-gdb-plugin, gcc-offload-nvptx, gdb-headless, gdbm-libs, gdk-pixbuf2-modules, gdk-pixbuf2-xlib, gdk-pixbuf2-xlib-devel, gegl04, gegl04-devel, genwqe-tools, genwqe-vpd, genwqe-zlib, genwqe-zlib-devel, geronimo-jpa, geronimo-jpa-javadoc, gfbgraph, gflags, gflags-devel, ghc-srpm-macros, ghostscript-tools-dvipdf, ghostscript-tools-fonts, ghostscript-tools-printing, ghostscript-x11, git-clang-format, git-core, git-core-doc, git-subtree, glassfish-annotation-api, glassfish-annotation-api-javadoc, glassfish-jax-rs-api, glassfish-jax-rs-api-javadoc, glassfish-jaxb-bom, glassfish-jaxb-bom-ext, glassfish-jaxb-codemodel, glassfish-jaxb-codemodel-annotation-compiler, glassfish-jaxb-codemodel-parent, glassfish-jaxb-core, glassfish-jaxb-external-parent, glassfish-jaxb-parent, glassfish-jaxb-rngom, glassfish-jaxb-runtime, glassfish-jaxb-runtime-parent, glassfish-jaxb-txw-parent, glassfish-jaxb-txw2, glassfish-legal, glassfish-master-pom, glassfish-servlet-api, glassfish-servlet-api-javadoc, glibc-all-langpacks, glibc-langpack-aa, glibc-langpack-af, glibc-langpack-agr, glibc-langpack-ak, glibc-langpack-am, glibc-langpack-an, glibc-langpack-anp, glibc-langpack-ar, glibc-langpack-as, glibc-langpack-ast, glibc-langpack-ayc, glibc-langpack-az, glibc-langpack-be, glibc-langpack-bem, glibc-langpack-ber, glibc-langpack-bg, glibc-langpack-bhb, glibc-langpack-bho, glibc-langpack-bi, glibc-langpack-bn, glibc-langpack-bo, glibc-langpack-br, glibc-langpack-brx, glibc-langpack-bs, glibc-langpack-byn, glibc-langpack-ca, glibc-langpack-ce, glibc-langpack-chr, glibc-langpack-cmn, glibc-langpack-crh, glibc-langpack-cs, glibc-langpack-csb, glibc-langpack-cv, glibc-langpack-cy, glibc-langpack-da, glibc-langpack-de, glibc-langpack-doi, glibc-langpack-dsb, glibc-langpack-dv, glibc-langpack-dz, glibc-langpack-el, glibc-langpack-en, glibc-langpack-eo, glibc-langpack-es, glibc-langpack-et, glibc-langpack-eu, glibc-langpack-fa, glibc-langpack-ff, glibc-langpack-fi, 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J | jackson-annotations, jackson-annotations-javadoc, jackson-core, jackson-core-javadoc, jackson-databind, jackson-databind-javadoc, jackson-jaxrs-json-provider, jackson-jaxrs-providers, jackson-jaxrs-providers-datatypes, jackson-jaxrs-providers-javadoc, jackson-module-jaxb-annotations, jackson-module-jaxb-annotations-javadoc, javapackages-filesystem, javapackages-local, jbig2dec-libs, jboss-annotations-1.2-api, jboss-interceptors-1.2-api, jboss-interceptors-1.2-api-javadoc, jboss-jaxrs-2.0-api, jboss-logging, jboss-logging-tools, jcl-over-slf4j, jdeparser, jdom2, jdom2-javadoc, jimtcl, jimtcl-devel, jq, js-uglify, Judy, jul-to-slf4j, julietaula-montserrat-fonts

K | kabi-dw, kdump-anaconda-addon, kernel-core, kernel-cross-headers, kernel-debug-core, kernel-debug-modules, kernel-debug-modules-extra, kernel-modules, kernel-modules-extra, kernel-rpm-macros, kernel-rt-core, kernel-rt-debug-core, kernel-rt-debug-modules, kernel-rt-debug-modules-extra, kernel-rt-modules, kernel-rt-modules-extra, kernelshark, koan, kyotocabinet-libs

L | lame-devel, lame-libs, langpacks-af, langpacks-am, langpacks-ar, langpacks-as, langpacks-ast, langpacks-be, langpacks-bg, langpacks-bn, langpacks-br, langpacks-bs, langpacks-ca, langpacks-cs, langpacks-cy, langpacks-da, langpacks-de, langpacks-el, langpacks-en, langpacks-en_GB, langpacks-es, langpacks-et, langpacks-eu, langpacks-fa, langpacks-fi, langpacks-fr, langpacks-ga, langpacks-gl, langpacks-gu, langpacks-he, langpacks-hi, langpacks-hr, langpacks-hu, langpacks-ia, langpacks-id, langpacks-is, langpacks-it, langpacks-ja, langpacks-kk, langpacks-kn, langpacks-ko, langpacks-lt, langpacks-lv, langpacks-mai, langpacks-mk, langpacks-ml, langpacks-mr, langpacks-ms, langpacks-nb, langpacks-ne, langpacks-nl, langpacks-nn, langpacks-nr, langpacks-nso, langpacks-or, langpacks-pa, langpacks-pl, langpacks-pt, langpacks-pt_BR, langpacks-ro, langpacks-ru, langpacks-si, langpacks-sk, langpacks-sl, langpacks-sq, langpacks-sr, langpacks-ss, langpacks-sv, langpacks-ta, langpacks-te, 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N | nbdkit-bash-completion, nbdkit-plugin-gzip, nbdkit-plugin-python3, nbdkit-plugin-xz, ncurses-c++-libs, ncurses-compat-libs, netconsole-service, network-scripts, network-scripts-team, NetworkManager-config-connectivity-redhat, nghttp2, nginx, nginx-all-modules, nginx-filesystem, nginx-mod-http-image-filter, nginx-mod-http-perl, nginx-mod-http-xslt-filter, nginx-mod-mail, nginx-mod-stream, ninja-build, nkf, nodejs, nodejs-devel, nodejs-docs, nodejs-nodemon, nodejs-packaging, npm, npth, nss_db, nss_nis, nss_wrapper, nss-altfiles, ntpstat

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P | p11-kit-server, pacemaker-schemas, pam_cifscreds, pandoc, pandoc-common, papi-libs, pcaudiolib, pcp-pmda-podman, pcre-cpp, pcre-utf16, pcre-utf32, peripety, perl-AnyEvent, perl-Attribute-Handlers, perl-B-Debug, perl-B-Hooks-EndOfScope, perl-bignum, perl-Canary-Stability, perl-Class-Accessor, perl-Class-Factory-Util, perl-Class-Method-Modifiers, perl-Class-Tiny, perl-Class-XSAccessor, perl-common-sense, perl-Compress-Bzip2, perl-Config-AutoConf, perl-Config-Perl-V, perl-CPAN-DistnameInfo, perl-CPAN-Meta-Check, perl-Data-Dump, perl-Data-Section, perl-Data-UUID, perl-Date-ISO8601, perl-DateTime-Format-Builder, perl-DateTime-Format-HTTP, perl-DateTime-Format-ISO8601, perl-DateTime-Format-Mail, perl-DateTime-Format-Strptime, perl-DateTime-TimeZone-SystemV, perl-DateTime-TimeZone-Tzfile, perl-Devel-CallChecker, perl-Devel-Caller, perl-Devel-GlobalDestruction, perl-Devel-LexAlias, perl-Devel-Peek, perl-Devel-PPPort, perl-Devel-SelfStubber, perl-Devel-Size, perl-Digest-CRC, 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python3-dmidecode, python3-dnf, python3-dnf-plugin-spacewalk, python3-dnf-plugin-versionlock, python3-dnf-plugins-core, python3-dns, python3-docs, python3-docutils, python3-enchant, python3-ethtool, python3-evdev, python3-fasteners, python3-firewall, python3-flask, python3-gevent, python3-gflags, python3-gobject, python3-gobject-base, python3-google-api-client, python3-gpg, python3-greenlet, python3-greenlet-devel, python3-gssapi, python3-hawkey, python3-hivex, python3-html5lib, python3-httplib2, python3-humanize, python3-hwdata, python3-hypothesis, python3-idna, python3-imagesize, python3-iniparse, python3-inotify, python3-into-dbus-python, python3-ipaclient, python3-ipalib, python3-ipaserver, python3-iscsi-initiator-utils, python3-iso8601, python3-itsdangerous, python3-jabberpy, python3-javapackages, python3-jinja2, python3-jmespath, python3-jsonpatch, python3-jsonpointer, python3-jsonschema, python3-justbases, python3-justbytes, python3-jwcrypto, python3-jwt, python3-kdcproxy, python3-keycloak-httpd-client-install, python3-kickstart, python3-kmod, python3-koan, python3-langtable, python3-ldap, python3-ldb, python3-lesscpy, python3-lib389, python3-libcomps, python3-libdnf, python3-libguestfs, python3-libipa_hbac, python3-libnl3, python3-libpfm, python3-libproxy, python3-librepo, python3-libreport, python3-libselinux, python3-libsemanage, python3-libsss_nss_idmap, python3-libstoragemgmt, python3-libstoragemgmt-clibs, python3-libuser, python3-libvirt, python3-libvoikko, python3-libxml2, python3-linux-procfs, python3-lit, python3-lldb, python3-louis, python3-lxml, python3-magic, python3-mako, python3-markdown, python3-markupsafe, python3-meh, python3-meh-gui, python3-mock, python3-mod_wsgi, python3-mpich, python3-netaddr, python3-netifaces, python3-newt, python3-nose, python3-nss, python3-ntplib, python3-numpy, python3-numpy-f2py, python3-oauth2client, python3-oauthlib, python3-openipmi, python3-openmpi, python3-ordered-set, python3-osa-common, python3-osad, python3-packaging, python3-pcp, python3-perf, python3-pexpect, python3-pid, python3-pillow, python3-pki, python3-pluggy, python3-ply, python3-policycoreutils, python3-prettytable, python3-productmd, python3-psycopg2, python3-ptyprocess, python3-pwquality, python3-py, python3-pyasn1, python3-pyasn1-modules, python3-pyatspi, python3-pycparser, python3-pycurl, python3-pydbus, python3-pygments, python3-pymongo, python3-pymongo-gridfs, python3-PyMySQL, python3-pyOpenSSL, python3-pyparsing, python3-pyparted, python3-pyqt5-sip, python3-pyserial, python3-pysocks, python3-pytest, python3-pytoml, python3-pytz, python3-pyudev, python3-pyusb, python3-pywbem, python3-pyxattr, python3-pyxdg, python3-pyyaml, python3-qrcode, python3-qrcode-core, python3-qt5, python3-qt5-base, python3-qt5-devel, python3-reportlab, python3-requests, python3-requests-file, python3-requests-ftp, python3-requests-oauthlib, python3-rhn-check, python3-rhn-client-tools, python3-rhn-setup, python3-rhn-setup-gnome, python3-rhn-virtualization-common, python3-rhn-virtualization-host, python3-rhncfg, python3-rhncfg-actions, python3-rhncfg-client, python3-rhncfg-management, python3-rhnlib, python3-rhnpush, python3-rpm, python3-rrdtool, python3-rtslib, python3-s3transfer, python3-samba, python3-samba-test, python3-schedutils, python3-scipy, python3-scons, python3-semantic_version, python3-setools, python3-setuptools_scm, python3-simpleline, python3-sip, python3-sip-devel, python3-six, python3-slip, python3-slip-dbus, python3-snowballstemmer, python3-spacewalk-abrt, python3-spacewalk-backend-libs, python3-spacewalk-koan, python3-spacewalk-oscap, python3-spacewalk-usix, python3-speechd, python3-sphinx, python3-sphinx_rtd_theme, python3-sphinx-theme-alabaster, python3-sphinxcontrib-websupport, python3-sqlalchemy, python3-sss, python3-sss-murmur, python3-sssdconfig, python3-subscription-manager-rhsm, python3-suds, python3-sure, python3-sushy, python3-syspurpose, python3-systemd, python3-talloc, python3-tbb, python3-tdb, python3-tevent, python3-unbound, python3-unittest2, python3-uritemplate, python3-urllib3, python3-urwid, python3-varlink, python3-virtualenv, python3-webencodings, python3-werkzeug, python3-whoosh, python3-yubico, python36, python36-debug, python36-devel, python36-rpm-macros

Q | qemu-kvm-block-curl, qemu-kvm-block-gluster, qemu-kvm-block-iscsi, qemu-kvm-block-rbd, qemu-kvm-block-ssh, qemu-kvm-core, qemu-kvm-tests, qgpgme, qhull-devel, qt5-devel, qt5-srpm-macros, quota-rpc

R | re2c, readonly-root, redhat-backgrounds, redhat-logos-httpd, redhat-logos-ipa, redhat-release, redis, redis-devel, redis-doc, resteasy, resteasy-javadoc, rhel-system-roles, rhn-custom-info, rhn-virtualization-host, rhncfg, rhncfg-actions, rhncfg-client, rhncfg-management, rhnpush, rls, rpcgen, rpcsvc-proto-devel, rpm-mpi-hooks, rpm-ostree, rpm-ostree-libs, rpm-plugin-ima, rpm-plugin-prioreset, rpm-plugin-selinux, rpm-plugin-syslog, rsync-daemon, rubygem-bson, rubygem-bson-doc, rubygem-did_you_mean, rubygem-diff-lcs, rubygem-mongo, rubygem-mongo-doc, rubygem-mysql2, rubygem-mysql2-doc, rubygem-net-telnet, rubygem-openssl, rubygem-pg, rubygem-pg-doc, rubygem-power_assert, rubygem-rspec, rubygem-rspec-core, rubygem-rspec-expectations, rubygem-rspec-mocks, rubygem-rspec-support, rubygem-test-unit, rubygem-xmlrpc, runc, rust, rust-analysis, rust-debugger-common, rust-doc, rust-gdb, rust-lldb, rust-src, rust-srpm-macros, rust-std-static, rust-toolset, rustfmt

S | samyak-odia-fonts, sane-backends-daemon, sblim-sfcCommon, scala, scala-apidoc, scala-swing, scotch, scotch-devel, SDL2, SDL2-devel, SDL2-static, sendmail-milter-devel, sil-scheherazade-fonts, sisu-mojos, sisu-mojos-javadoc, skopeo, slf4j-ext, slf4j-jcl, slf4j-jdk14, slf4j-log4j12, slf4j-sources, slirp4netns, smc-tools, socket_wrapper, sombok, sombok-devel, sos-audit, spacewalk-abrt, spacewalk-client-cert, spacewalk-koan, spacewalk-oscap, spacewalk-remote-utils, spacewalk-usix, sparsehash-devel, spec-version-maven-plugin, spec-version-maven-plugin-javadoc, speech-dispatcher-espeak-ng, speexdsp, speexdsp-devel, spice-gtk, spirv-tools-libs, splix, sqlite-libs, sscg, sssd-nfs-idmap, stratis-cli, stratisd, SuperLU, SuperLU-devel, supermin-devel, swig-gdb, switcheroo-control, syslinux-extlinux-nonlinux, syslinux-nonlinux, systemd-container, systemd-journal-remote, systemd-pam, systemd-tests, systemd-udev, systemtap-exporter, systemtap-runtime-python3

T | target-restore, tcl-doc, texlive-anyfontsize, texlive-awesomebox, texlive-babel-english, texlive-breqn, texlive-capt-of, texlive-classpack, texlive-ctablestack, texlive-dvisvgm, texlive-environ, texlive-eqparbox, texlive-finstrut, texlive-fontawesome, texlive-fonts-tlwg, texlive-graphics-cfg, texlive-graphics-def, texlive-import, texlive-knuth-lib, texlive-knuth-local, texlive-latex2man, texlive-lib, texlive-lib-devel, texlive-linegoal, texlive-lineno, texlive-ltabptch, texlive-lualibs, texlive-luatex85, texlive-manfnt-font, texlive-mathtools, texlive-mflogo-font, texlive-needspace, texlive-tabu, texlive-tabulary, texlive-tex-ini-files, texlive-texlive-common-doc, texlive-texlive-docindex, texlive-texlive-en, texlive-texlive-msg-translations, texlive-texlive-scripts, texlive-trimspaces, texlive-unicode-data, texlive-updmap-map, texlive-upquote, texlive-wasy2-ps, texlive-xmltexconfig, thai-scalable-laksaman-fonts, timedatex, tinycdb, tinycdb-devel, tinyxml2, tinyxml2-devel, tlog, torque, torque-devel, torque-libs, tpm2-abrmd-selinux, tracker-miners, trousers-lib, tuned-profiles-nfv-host-bin, twolame-libs

U | uglify-js, uid_wrapper, usbguard-dbus, userspace-rcu, userspace-rcu-devel, utf8proc, uthash-devel, util-linux-user

V | varnish, varnish-devel, varnish-docs, varnish-modules, vulkan-headers, vulkan-loader, vulkan-loader-devel

W | WALinuxAgent, web-assets-devel, web-assets-filesystem, webkit2gtk3, webkit2gtk3-devel, webkit2gtk3-jsc, webkit2gtk3-jsc-devel, webkit2gtk3-plugin-process-gtk2, wireshark-cli, woff2

X | Xaw3d, Xaw3d-devel, xmlstreambuffer, xmlstreambuffer-javadoc, xmvn-api, xmvn-bisect, xmvn-connector-aether, xmvn-connector-ivy, xmvn-core, xmvn-install, xmvn-minimal, xmvn-mojo, xmvn-parent-pom, xmvn-resolve, xmvn-subst, xmvn-tools-pom, xorg-x11-drv-wacom-serial-support, xterm-resize

Y | yasm

A.2. パッケージの置き換え

以下の表には、RHEL 7 から RHEL 8 の間に置き換え、名前変更、結合、または分離が行われたパッケージが挙げられています。

RHEL 7 パッケージRHEL 8 パッケージ備考

389-ds-base

389-ds-base, 389-ds-base-legacy-tools

 

AAVMF

edk2-aarch64

 

abrt-addon-python

python3-abrt-addon

 

abrt-python

python3-abrt

 

abrt-python-doc

python3-abrt-doc

 

adcli

adcli, adcli-doc

 

adwaita-qt5

adwaita-qt

 

alsa-utils

alsa-utils, alsa-utils-alsabat

 

apache-commons-collections-testframework-javadoc

apache-commons-collections-javadoc

 

apr-util

apr-util, apr-util-bdb, apr-util-openssl

apr-util-bdb パッケージおよび apr-util-openssl パッケージは、apr-util から分離しました。このパッケージは、apr_dbm.h インターフェースで Berkeley DB をサポートする、apr_crypto.h インターフェースで OpenSSL をサポートするロード可能なモジュールを提供します。apr-util-bdb パッケージおよび apr-util-openssl パッケージには、apr-util からの弱い依存があるため、この API を使用するパッケージは、変更せずに動作し続けます。

aqute-bndlib-javadoc

aqute-bnd-javadoc

 

arptables

iptables-arptables

 

authconfig

authselect-compat

 

bacula-director

bacula-director, bacula-logwatch

 

bind-libs-lite

bind-export-libs, bind-libs-lite

bind-libs-lite ライブラリーは、dhcp-client パッケージおよび dhcp-serverパッケージが使用する bind-export-libs パッケージに移動しました。bind-libs-lite ライブラリーは、bind-libs-lite パッケージに依存する bind-libs のサブセットを含むようになりました。dhcp-server および dhcp-client は、bind-export-libs パッケージに依存するようになりました。

bind-lite-devel

bind-export-devel, bind-lite-devel

bind-export-devel パッケージは、bind-lite-devel パッケージの代替を提供します。リンクがライブラリーをエクスポートするために使用する Cflag およびライブラリーは、isc-export-config.sh 出力結果から取得する必要があります。bind-export-libs ライブラリーに対するリンクは、isc-export-config.sh パラメーターを使用して行う必要があります。

boost-devel

boost-devel, boost-python3-devel

 

boost-mpich-python

boost-mpich-python3

 

boost-openmpi-python

boost-openmpi-python3

 

boost-python

boost-python3

 

brltty-at-spi

brltty-at-spi2

 

cjkuni-uming-fonts

google-noto-serif-cjk-ttc-fonts

 

compat-libgfortran-41

compat-libgfortran-48

 

control-center

gnome-control-center

 

control-center-filesystem

gnome-control-center-filesystem

 

coreutils

coreutils, coreutils-common

 

createrepo

createrepo_c

 

Cython

python2-Cython, python3-Cython

 

dbus

dbus, dbus-common, dbus-daemon, dbus-tools

 

dbus-python

python3-dbus

 

deltarpm

drpm

 

dhclient

dhcp-client

 

dhcp

dhcp-relay, dhcp-server

 

dnssec-trigger

dnssec-trigger, dnssec-trigger-panel

 

dracut

dracut, dracut-live

 

dstat

pcp-system-tools

 

easymock2

easymock

 

easymock2-javadoc

easymock-javadoc

 

ebtables

iptables-ebtables

 

edac-utils

rasdaemon

 

emacs-common, emacs-el

emacs-common

 

emacs-libidn, libidn

libidn

 

emacs-mercurial, emacs-mercurial-el, mercurial

mercurial

 

espeak

espeak-ng

音声合成のバックエンドを提供する espeak パッケージは、活発に開発された espeak-ng パッケージにより置き換えられました。espeak-ng は、主に espeak と互換性があります。

foomatic-filters

cups-filters

 

freerdp

freerdp, libwinpr

 

freerdp-devel

freerdp-devel, libwinpr-devel

 

freerdp-libs, freerdp-plugins

freerdp-libs

 

fuse

fuse, fuse-common

 

gdb

gdb, gdb-headless

 

gdbm

gdbm, gdbm-libs

 

gdk-pixbuf2

gdk-pixbuf2, gdk-pixbuf2-modules, gdk-pixbuf2-xlib

 

gdk-pixbuf2-devel

gdk-pixbuf2-devel, gdk-pixbuf2-xlib-devel

 

gdm, pulseaudio-gdm-hooks

gdm

 

ghostscript

ghostscript, libgs, libijs

 

ghostscript-fonts

urw-base35-fonts

 

git

git, git-core, git-core-doc, git-subtree

 

glassfish-el-api-javadoc

glassfish-el-javadoc

 

glassfish-fastinfoset

glassfish-fastinfoset, glassfish-fastinfoset-javadoc

 

glassfish-jaxb

glassfish-jaxb-bom, glassfish-jaxb-bom-ext, glassfish-jaxb-codemodel, glassfish-jaxb-codemodel-annotation-compiler, glassfish-jaxb-codemodel-parent, glassfish-jaxb-core, glassfish-jaxb-external-parent, glassfish-jaxb-parent, glassfish-jaxb-rngom, glassfish-jaxb-runtime, glassfish-jaxb-runtime-parent, glassfish-jaxb-txw2, glassfish-jaxb-txw-parent

 

glassfish-jaxb-api

glassfish-jaxb-api, glassfish-jaxb-api-javadoc

 

glibc

glibc, glibc-all-langpacks, glibc-locale-source, glibc-minimal-langpack, libnsl, libxcrypt, nss_db

 

glibc-common

glibc-common, rpcgen

 

glibc-devel

compat-libpthread-nonshared, glibc-devel, libnsl2-devel, libxcrypt-devel

 

glibc-headers

glibc-headers, rpcsvc-proto-devel

 

glibc-static

glibc-static, libxcrypt-static

 

gmp

gmp, gmp-c++

 

gnome-backgrounds

gnome-backgrounds, gnome-backgrounds-extras

 

gnome-session, gnome-session-custom-session

gnome-session

 

gnome-system-log

gnome-logs

 

gnome-tweak-tool

gnome-tweaks

 

golang

golang, go-srpm-macros

 

google-noto-sans-cjk-fonts

google-noto-sans-cjk-ttc-fonts

 

google-noto-sans-japanese-fonts

google-noto-sans-cjk-jp-fonts

 

grub2-common

efi-filesystem, grub2-common

 

grub2-tools

grub2-tools, grub2-tools-efi

 

gstreamer1-plugins-bad-free-gtk

gstreamer1-plugins-good-gtk

 

guava

guava20

 

guava-javadoc

guava20-javadoc

 

gutenprint

gutenprint, gutenprint-libs, gutenprint-libs-ui

 

hawkey, libhif

libdnf

 

hmaccalc

libkcapi-hmaccalc

 

hpijs

hplip

 

i2c-tools

i2c-tools, i2c-tools-perl

 

ibus-chewing

ibus-libzhuyin

 

infiniband-diags-devel-static, libibmad-static

infiniband-diags-devel-static

 

infiniband-diags-devel, libibmad-devel

infiniband-diags-devel

 

infiniband-diags, libibmad

infiniband-diags

 

initscripts

initscripts, netconsole-service, network-scripts, readonly-root

 

iproute

iproute, iproute-tc

 

iptables

iptables, iptables-libs

 

istack-commons

istack-commons, istack-commons-runtime, istack-commons-tools

 

ivtv-firmware, linux-firmware

linux-firmware

 

iwl7260-firmware, iwl7265-firmware

iwl7260-firmware

 

jackson

jackson-annotations, jackson-core, jackson-databind, jackson-jaxrs-json-provider, jackson-jaxrs-providers, jackson-jaxrs-providers-datatypes, jackson-module-jaxb-annotations

 

jackson-javadoc

jackson-annotations-javadoc, jackson-core-javadoc, jackson-databind-javadoc, jackson-jaxrs-providers-javadoc, jackson-module-jaxb-annotations-javadoc

 

javapackages-tools

ivy-local, javapackages-filesystem, javapackages-tools

 

jboss-annotations-1.1-api

jboss-annotations-1.2-api

 

jboss-annotations-1.1-api-javadoc

jboss-annotations-1.2-api-javadoc

 

jboss-interceptors-1.1-api

jboss-interceptors-1.2-api

 

jboss-interceptors-1.1-api-javadoc

jboss-interceptors-1.2-api-javadoc

 

joda-time

java-1.8.0-openjdk-headless

 

joda-time-javadoc

java-1.8.0-openjdk-javadoc

 

kernel

kernel, kernel-core, kernel-modules, kernel-modules-extra

 

kernel-debug

kernel-debug, kernel-debug-core, kernel-debug-modules, kernel-debug-modules-extra

 

kernel-rt

kernel-rt, kernel-rt-core, kernel-rt-modules, kernel-rt-modules-extra

 

kernel-rt-debug

kernel-rt-debug, kernel-rt-debug-core, kernel-rt-debug-modules, kernel-rt-debug-modules-extra

 

kernel-tools, qemu-kvm-tools

kernel-tools

 

kexec-tools-anaconda-addon

kdump-anaconda-addon

 

kexec-tools, kexec-tools-eppic

kexec-tools

 

langtable-python

python3-langtable

 

lasso-python

python3-lasso

 

ldns

ldns, ldns-utils

 

libgnome-keyring

libsecret

 

libgudev1

libgudev

 

libgudev1-devel

libgudev-devel

 

libinput

libinput, libinput-utils

 

liblouis-python

python3-louis

 

libmemcached

libmemcached, libmemcached-libs

 

libmodulemd

libmodulemd, libmodulemd1

 

libmusicbrainz

libmusicbrainz5

 

libmusicbrainz-devel

libmusicbrainz5-devel

 

libnice

libnice, libnice-gstreamer1

 

libpeas-loader-python

libpeas-loader-python3

 

libpfm-python

python3-libpfm

 

libproxy-mozjs

libproxy-webkitgtk4

 

libproxy-python

python3-libproxy

 

libproxy-webkitgtk3

libproxy-webkitgtk4

 

librabbitmq-examples

librabbitmq-tools

 

librados2-devel

librados-devel

 

librbd1-devel

librbd-devel

 

libreport-python

python3-libreport

 

libselinux-python

python3-libselinux

 

libsemanage-python

python3-libsemanage

 

libssh2

libssh, libssh2

 

libstoragemgmt-python

python3-libstoragemgmt

 

libstoragemgmt-python-clibs

python3-libstoragemgmt-clibs

 

libuser-python

python3-libuser

 

libvirt-python

python3-libvirt

 

libX11

libX11, libX11-xcb

 

libxml2-python

python3-libxml2

 

llvm-private

llvm

 

llvm-private-devel

llvm-devel

 

log4j

log4j12

 

log4j-javadoc

log4j12-javadoc

 

lohit-oriya-fonts

lohit-odia-fonts

 

lohit-punjabi-fonts

lohit-gurmukhi-fonts

 

lua

lua, lua-libs

 

lvm2-python-boom

boom-boot, boom-boot-conf, boom-boot-grub2, python3-boom

 

lz4

lz4, lz4-libs

 

make

make, make-devel

 

mariadb-devel

mariadb-connector-c-devel, mariadb-devel

 

mariadb-libs

mariadb-connector-c

 

mariadb-server

mariadb-server, mariadb-server-utils

 

maven

maven, maven-lib

 

maven-downloader

maven-artifact-transfer

 

maven-downloader-javadoc

maven-artifact-transfer-javadoc

 

maven-doxia-tools

maven-doxia-sitetools

 

maven-doxia-tools-javadoc

maven-doxia-sitetools-javadoc

 

maven-local

javapackages-local, maven-local

 

maven-wagon

maven-wagon, maven-wagon-file, maven-wagon-ftp, maven-wagon-http, maven-wagon-http-lightweight, maven-wagon-http-shared, maven-wagon-provider-api, maven-wagon-providers

 

mod_auth_kerb

mod_auth_gssapi

 

mod_nss

mod_ssl

 

mod_wsgi

python3-mod_wsgi

Apache HTTP Server の mod_wsgi モジュールが Python 3 に更新されました。WSGI アプリケーションをサポートするのは Python 3 だけとなり、Python 2 から移行する必要があります。

mpich-3.0-devel, mpich-3.2-devel

mpich-devel

 

mpich-3.0, mpich-3.2

mpich

 

mpitests-mpich, mpitests-mpich32

mpitests-mpich

 

mpitests-mvapich2, mpitests-mvapich222, mpitests-mvapich23

mpitests-mvapich2

 

mpitests-mvapich222-psm, mpitests-mvapich222-psm2, mpitests-mvapich23-psm, mpitests-mvapich23-psm2, mpitests-mvapich2-psm

mpitests-mvapich2-psm2

 

mpitests-openmpi, mpitests-openmpi3

mpitests-openmpi

 

mvapich2-2.0-psm, mvapich2-2.2-psm, mvapich2-2.2-psm2, mvapich23-psm, mvapich23-psm2

mvapich2-psm2

 

mvapich2-2.0, mvapich2-2.2, mvapich23

mvapich2

 

mysql-connector-java

mariadb-java-client

 

mysql-connector-odbc

mariadb-connector-odbc

 

MySQL-python

python2-PyMySQL, python3-PyMySQL

 

nbdkit-plugin-python2

nbdkit-plugin-python3

 

ncurses-libs

ncurses-c++-libs, ncurses-compat-libs, ncurses-libs

 

newt-python

python3-newt

 

nextgen-yum4

yum

 

nhn-nanum-gothic-fonts

google-noto-sans-cjk-ttc-fonts

 

ntp

chrony

詳細は「Using the Chrony suite to configure NTP」を参照してください。

ntpdate

chrony

 

numpy

python2-numpy, python3-numpy

 

numpy-f2py

python2-numpy-f2py, python3-numpy-f2py

 

objectweb-asm4

objectweb-asm

 

objectweb-asm4-javadoc

objectweb-asm-javadoc

 

opencv

opencv, opencv-contrib, opencv-core

 

OpenIPMI

OpenIPMI, OpenIPMI-lanserv

 

OpenIPMI-python

python3-openipmi

 

openjpeg

openjpeg2

 

openmpi, openmpi3

openmpi

 

openmpi3-devel, openmpi-devel

openmpi-devel

 

openscap-python

openscap-python3

 

openscap, openscap-extra-probes

openscap

 

openwsman-python

openwsman-python3

 

oprofile

perf

 

ostree

ostree, ostree-libs

 

ostree-fuse

ostree

 

OVMF

edk2-ovmf

 

p11-kit-doc

p11-kit-devel

 

pacemaker-cli

pacemaker-cli, pacemaker-schemas

 

PackageKit, PackageKit-yum

PackageKit

 

pam_krb5

sssd

pam_krb5 から sssd への移行の詳細は、アップストリームの SSSD のドキュメント『Migrating from pam_krb5 to sssd』を参照してください。

pam_pkcs11

sssd

 

papi

papi, papi-libs

 

pcp-pmda-kvm

pcp

 

pcre

pcre, pcre-cpp, pcre-utf16, pcre-utf32

C++ API を持つ PCRE libpcrecpp.so.0 ライブラリーは、pcre パッケージから pcre-cpp パッケージに移動しました。UTF-16 サポートがある libpcre16.so.0 ライブラリーは、pcre パッケージから pcre-utf16 パッケージに移動し、UTF-32 サポートがある libpcre32.so.0 ライブラリーは、pcre-utf32 パッケージに移動しました。

perl

perl, perl-Attribute-Handlers, perl-B-Debug, perl-bignum, perl-bignum, perl-Devel-Peek, perl-Devel-PPPort, perl-Devel-SelfStubber, perl-Errno, perl-ExtUtils-Command, perl-ExtUtils-Miniperl, perl-Filter-Simple, perl-interpreter, perl-IO, perl-IPC-SysV, perl-libs, perl-Math-BigInt, perl-Math-BigInt-FastCalc, perl-Math-BigRat, perl-Math-Complex, perl-Memoize, perl-MIME-Base64, perl-Net-Ping, perl-open, perl-perlfaq, perl-PerlIO-via-QuotedPrint, perl-Pod-Html, perl-SelfLoader, perl-Term-ANSIColor, perl-Term-Cap, perl-Test, perl-Text-Balanced, perl-Unicode-Collate, perl-Unicode-Normalize

 

perl-core

perl

 

perl-gettext

perl-Locale-gettext

 

perl-libintl

perl-libintl-perl

 

pexpect

python3-pexpect

 

php-common

php-common, php-gmp, php-json, php-pecl-zip, php-xml

 

php-mysql

php-mysqlnd

 

pkgconfig

pkgconf-pkg-config

 

pki-base

pki-base, python3-pki

 

plexus-cdc

plexus-containers-component-metadata

 

plexus-cdc-javadoc

plexus-containers-javadoc

 

plexus-interactivity

plexus-interactivity, plexus-interactivity-api, plexus-interactivity-jline

 

policycoreutils-gui

policycoreutils-dbus, policycoreutils-gui

 

policycoreutils-python

policycoreutils-python-utils, python3-policycoreutils

 

polkit

polkit, polkit-libs

 

postfix

postfix, postfix-mysql, postfix-pgsql

 

postgresql-devel

libpq-devel

 

postgresql-libs

libpq

 

postgresql-plpython

postgresql-plpython3

 

prelink

execstack

 

pth

npth

 

pth-devel

npth-devel

 

pycairo

python2-cairo, python3-cairo

 

pycairo-devel

python2-cairo-devel

 

PyGreSQL

python3-psycopg2

 

pyldb

python3-ldb

 

pyOpenSSL

python3-pyOpenSSL

 

pyparsing

python3-pyparsing

 

pyparted

python3-pyparted

 

pyserial

python3-pyserial

 

pytalloc

python3-talloc

 

pytest

python2-pytest, python3-pytest

 

python

platform-python

 

python-augeas

python3-augeas

 

python-azure-sdk

python3-azure-sdk

 

python-babel

python2-babel, python3-babel

 

python-backports

python2-backports

 

python-backports-ssl_match_hostname

python2-backports-ssl_match_hostname

 

python-bcc

python3-bcc

 

python-blivet

python3-blivet

 

python-boto3

python3-boto3

 

python-brlapi

python3-brlapi

 

python-cffi

python3-cffi

 

python-chardet

python2-chardet, python3-chardet

 

python-clufter

python3-clufter

 

python-configobj

python3-configobj

 

python-configshell

python3-configshell

 

python-coverage

platform-python-coverage, python2-coverage

 

python-cpio

python3-cpio

 

python-cups

python3-cups

 

python-custodia

python3-custodia

 

python-custodia-ipa

python3-custodia

 

python-dateutil

python3-dateutil

 

python-decorator

python3-decorator

 

python-devel

python2-devel, python36-devel

 

python-dmidecode

python3-dmidecode

 

python-dns

python2-dns, python3-dns

 

python-docs

python2-docs, python3-docs

 

python-docutils

python2-docutils, python3-docutils

 

python-enum34

python3-libs

 

python-ethtool

python3-ethtool

 

python-firewall

python3-firewall

 

python-flask

python3-flask

 

python-gevent

python3-gevent

 

python-gobject

python3-gobject

 

python-gobject-base

python3-gobject-base

 

python-greenlet

python3-greenlet

 

python-greenlet-devel

python3-greenlet-devel

 

python-gssapi

python3-gssapi

 

python-hivex

python3-hivex

 

python-httplib2

python3-httplib2

 

python-hwdata

python3-hwdata

 

python-idna

python2-idna, python3-idna

 

python-iniparse

python3-iniparse

 

python-inotify

python3-inotify

 

python-ipaddress

python2-ipaddress, python3-libs

 

python-itsdangerous

python3-itsdangerous

 

python-javapackages

python3-javapackages

 

python-jinja2

python2-jinja2, python3-jinja2

 

python-jsonpatch

python3-jsonpatch

 

python-jsonpointer

python3-jsonpointer

 

python-jwcrypto

python3-jwcrypto

 

python-jwt

python3-jwt

 

python-kdcproxy

python3-kdcproxy

 

python-kerberos

python3-gssapi

 

python-kmod

python3-kmod

 

python-krbV

python3-gssapi

 

python-ldap

python3-ldap

 

python-libguestfs

python3-libguestfs

 

python-libipa_hbac

python3-libipa_hbac

 

python-librepo

python3-librepo

 

python-libs

python2-libs, python3-libs

 

python-libsss_nss_idmap

python3-libsss_nss_idmap

 

python-linux-procfs

python3-linux-procfs

 

python-lxml

python2-lxml, python3-lxml

 

python-magic

python3-magic

 

python-mako

python3-mako

 

python-markupsafe

python2-markupsafe, python3-markupsafe

 

python-meh

python3-meh

 

python-meh-gui

python3-meh-gui

 

python-netaddr

python3-netaddr

 

python-netifaces

python3-netifaces

 

python-nose

python2-nose, python3-nose

 

python-nss

python3-nss

 

python-ntplib

python3-ntplib

 

python-pcp

python3-pcp

 

python-perf

python3-perf

 

python-pillow

python3-pillow

 

python-ply

python3-ply

 

python-prettytable

python3-prettytable

 

python-psycopg2

python2-psycopg2, python3-psycopg2

 

python-psycopg2-debug

python2-psycopg2-debug

 

python-pwquality

python3-pwquality

 

python-py

python2-py, python3-py

 

python-pycparser

python3-pycparser

 

python-pycurl

python3-pycurl

 

python-pygments

python2-pygments, python3-pygments

 

python-pytoml

python3-pytoml

 

python-pyudev

python3-pyudev

 

python-qrcode

python3-qrcode

 

python-qrcode-core

python3-qrcode-core

 

python-reportlab

python3-reportlab

 

python-requests

python2-requests, python3-requests

 

python-rhsm

python3-subscription-manager-rhsm

 

python-rhsm-certificates

subscription-manager-rhsm-certificates

 

python-rtslib

python3-rtslib

 

python-s3transfer

python3-botocore, python3-jmespath, python3-s3transfer

 

python-schedutils

python3-schedutils

 

python-setuptools

platform-python-setuptools, python2-setuptools, python3-setuptools

 

python-six

python2-six, python3-six

 

python-slip

python3-slip

 

python-slip-dbus

python3-slip-dbus

 

python-sphinx

python3-sphinx, python-sphinx-locale

 

python-sqlalchemy

python2-sqlalchemy, python3-sqlalchemy

 

python-sss

python3-sss

 

python-sss-murmur

python3-sss-murmur

 

python-sssdconfig

python3-sssdconfig

 

python-suds

python3-suds

 

python-syspurpose

python3-syspurpose

 

python-tdb

python3-tdb

 

python-test

python2-test, python3-test

 

python-tevent

python3-tevent

 

python-tools

python2-tools

 

python-urllib3

python2-urllib3, python3-urllib3

 

python-urwid

python3-urwid

 

python-virtualenv

python2-virtualenv, python3-virtualenv

 

python-werkzeug

python3-werkzeug

 

python-yubico

python3-yubico

 

python2-blockdev

python3-blockdev

 

python2-bytesize

python3-bytesize

 

python2-cryptography

python3-cryptography

 

python2-dnf

python3-dnf

 

python2-dnf-plugin-versionlock

python3-dnf-plugin-versionlock

 

python2-dnf-plugins-core

python3-dnf-plugins-core

 

python2-hawkey

python3-hawkey

 

python2-ipaclient

python3-ipaclient

 

python2-ipalib

python3-ipalib

 

python2-ipaserver

python3-ipaserver

 

python2-jmespath

python3-jmespath

 

python2-keycloak-httpd-client-install

python3-keycloak-httpd-client-install

 

python2-libcomps

python3-libcomps

 

python2-libdnf

python3-libdnf

 

python2-oauthlib

python3-oauthlib

 

python2-pyasn1

python3-pyasn1

 

python2-pyasn1-modules

python3-pyasn1-modules

 

python2-pyatspi

python3-pyatspi

 

python2-requests-oauthlib

python3-requests-oauthlib

 

pytz

python2-pytz, python3-pytz

 

pyusb

python3-pyusb

 

pywbem

python3-pywbem

 

pyxattr

python3-pyxattr

 

PyYAML

python2-pyyaml, python3-pyyaml

 

qemu-img-ma

qemu-img

 

qemu-img-rhev

qemu-img

 

qemu-kvm

qemu-kvm, qemu-kvm-block-curl, qemu-kvm-block-gluster, qemu-kvm-block-iscsi, qemu-kvm-block-rbd, qemu-kvm-block-ssh, qemu-kvm-core

 

qemu-kvm-common-ma, qemu-kvm-tools-ma

qemu-kvm-common

 

qemu-kvm-common-rhev, qemu-kvm-tools-rhev

qemu-kvm-common

 

qemu-kvm-ma

qemu-kvm, qemu-kvm-block-curl, qemu-kvm-block-gluster, qemu-kvm-block-iscsi, qemu-kvm-block-rbd, qemu-kvm-block-ssh, qemu-kvm-core

 

qemu-kvm-rhev

qemu-kvm, qemu-kvm-block-curl, qemu-kvm-block-gluster, qemu-kvm-block-iscsi, qemu-kvm-block-rbd, qemu-kvm-block-ssh, qemu-kvm-core

 

quota

quota, quota-rpc

rpc.rquotad デーモンは、quota RPM パッケージから quota-rpc へ移動しました。NFS サーバーのディスククォーター制限を使用し、その他のマシンから読み込み可能または設定可能な制限を取得するには、quota-rpc パッケージをインストールし、systemd サービス rpc-rquotad.service を有効にして開始します。

redhat-logos

redhat-backgrounds, redhat-logos, redhat-logos-httpd

 

redhat-release-client, redhat-release-computenode, redhat-release-server, redhat-release-workstation

redhat-release

 

redhat-rpm-config

kernel-rpm-macros, redhat-rpm-config

 

resteasy-base

resteasy

 

resteasy-base-atom-provider

resteasy

 

resteasy-base-client

resteasy

 

resteasy-base-jackson-provider

resteasy

 

resteasy-base-javadoc

resteasy-javadoc

 

resteasy-base-jaxb-provider

resteasy

 

resteasy-base-jaxrs

resteasy

 

resteasy-base-jaxrs-all

resteasy

 

resteasy-base-jaxrs-api

resteasy

 

resteasy-base-providers-pom

resteasy

 

resteasy-base-resteasy-pom

resteasy

 

rh-dotnet21-dotnet

dotnet

 

rpm-python

python3-rpm

 

rrdtool-python

python3-rrdtool

 

rsync

rsync, rsync-daemon

 

samba-python

python3-samba

 

samba-python-test

python3-samba-test

 

samyak-oriya-fonts

samyak-odia-fonts

 

sane-backends

sane-backends, sane-backends-daemon

 

scipy

python2-scipy, python3-scipy

 

scons

python3-scons

 

selinux-policy-devel

selinux-policy-devel, selinux-policy-doc

 

sendmail-devel

sendmail-milter-devel

 

setools-libs

python3-setools

 

shotwell

gnome-photos

 

sip

python3-pyqt5-sip, python3-sip

 

sip-devel

python3-sip-devel, sip

 

sip-macros

sip

 

sisu-bean, sisu-bean-binders, sisu-bean-containers, sisu-bean-converters, sisu-bean-inject, sisu-bean-locators, sisu-bean-reflect, sisu-bean-scanners, sisu-containers, sisu-inject-bean, sisu-osgi-registry, sisu-registries, sisu-spi-registry

sisu-inject

 

sisu-inject-plexus, sisu-plexus-binders, sisu-plexus-converters, sisu-plexus-lifecycles, sisu-plexus-locators, sisu-plexus-metadata, sisu-plexus-scanners, sisu-plexus-shim

sisu-plexus

 

sisu-maven-plugin

sisu-mojos

 

sisu-maven-plugin-javadoc

sisu-mojos-javadoc

 

slf4j

jcl-over-slf4j, jul-to-slf4j, log4j-over-slf4j, slf4j, slf4j-ext, slf4j-jcl, slf4j-jdk14, slf4j-log4j12

 

speech-dispatcher

speech-dispatcher, speech-dispatcher-espeak-ng

 

speech-dispatcher-python

python3-speechd

 

speex

speex, speexdsp

 

speex-devel

speex-devel, speexdsp-devel

 

spice-gtk3

spice-gtk, spice-gtk3

 

sssd-common

sssd-common, sssd-nfs-idmap

 

strace, strace32

strace

 

subscription-manager-gui

subscription-manager-cockpit

 

subscription-manager-rhsm

python3-subscription-manager-rhsm

 

supermin

supermin

 

supermin5

supermin

 

supermin5-devel

supermin-devel

 

syslinux

syslinux, syslinux-nonlinux

 

syslinux-extlinux

syslinux-extlinux, syslinux-extlinux-nonlinux

 

system-config-kdump

cockpit-system

 

system-config-users

cockpit

 

systemd

systemd, systemd-container, systemd-udev

 

systemd-journal-gateway

systemd-journal-remote

 

systemd-libs

systemd-libs, systemd-pam

 

systemd-networkd, systemd-resolved

systemd

 

systemd-python

python3-systemd

 

systemtap-runtime-python2

systemtap-runtime-python3

 

sysvinit-tools

procps-ng, util-linux

 

tcl

tcl, tcl-doc

 

texlive-adjustbox, texlive-adjustbox-doc

texlive-adjustbox

 

texlive-ae, texlive-ae-doc

texlive-ae

 

texlive-algorithms, texlive-algorithms-doc

texlive-algorithms

 

texlive-amscls, texlive-amscls-doc

texlive-amscls

 

texlive-amsfonts, texlive-amsfonts-doc

texlive-amsfonts

 

texlive-amsmath, texlive-amsmath-doc

texlive-amsmath

 

texlive-anysize, texlive-anysize-doc

texlive-anysize

 

texlive-appendix, texlive-appendix-doc

texlive-appendix

 

texlive-arabxetex, texlive-arabxetex-doc

texlive-arabxetex

 

texlive-arphic, texlive-arphic-doc

texlive-arphic

 

texlive-attachfile, texlive-attachfile-doc

texlive-attachfile

 

texlive-babel, texlive-babel-doc

texlive-babel

 

texlive-babelbib, texlive-babelbib-doc

texlive-babelbib

 

texlive-beamer, texlive-beamer-doc

texlive-beamer

 

texlive-bera, texlive-bera-doc

texlive-bera

 

texlive-beton, texlive-beton-doc

texlive-beton

 

texlive-bibtex-bin, texlive-bibtex-doc

texlive-bibtex

 

texlive-bibtopic, texlive-bibtopic-doc

texlive-bibtopic

 

texlive-bidi, texlive-bidi-doc

texlive-bidi

 

texlive-bigfoot, texlive-bigfoot-doc

texlive-bigfoot

 

texlive-booktabs, texlive-booktabs-doc

texlive-booktabs

 

texlive-breakurl, texlive-breakurl-doc

texlive-breakurl

 

texlive-caption, texlive-caption-doc

texlive-caption

 

texlive-carlisle, texlive-carlisle-doc

texlive-carlisle

 

texlive-changebar, texlive-changebar-doc

texlive-changebar

 

texlive-changepage, texlive-changepage-doc

texlive-changepage

 

texlive-charter, texlive-charter-doc

texlive-charter

 

texlive-chngcntr, texlive-chngcntr-doc

texlive-chngcntr

 

texlive-cite, texlive-cite-doc

texlive-cite

 

texlive-cjk, texlive-cjk-doc

texlive-cjk

 

texlive-cm-lgc, texlive-cm-lgc-doc

texlive-cm-lgc

 

texlive-cm-super, texlive-cm-super-doc

texlive-cm-super

 

texlive-cm, texlive-cm-doc

texlive-cm

 

texlive-cmap, texlive-cmap-doc

texlive-cmap

 

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texlive-cns

 

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texlive-collectbox

 

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texlive-colortbl

 

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texlive-crop

 

texlive-csquotes, texlive-csquotes-doc

texlive-csquotes

 

texlive-ctable, texlive-ctable-doc

texlive-ctable

 

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texlive-currfile

 

texlive-datetime, texlive-datetime-doc

texlive-datetime

 

texlive-dvipdfm, texlive-dvipdfm-bin, texlive-dvipdfm-doc, texlive-dvipdfmx, texlive-dvipdfmx-bin, texlive-dvipdfmx-doc

texlive-dvipdfmx

 

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texlive-graphics-def

 

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texlive-dvipng

 

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texlive-dvips

 

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texlive-ec

 

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texlive-eepic

 

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texlive-enctex

 

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texlive-enumitem

 

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texlive-epsf

 

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texlive-epstopdf

 

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texlive-eso-pic

 

texlive-eso-pic, texlive-eso-pic-doc

texlive-eso-pic

 

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texlive-etex-pkg

 

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texlive-etex

 

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texlive-etoolbox

 

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texlive-euro

 

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texlive-eurosym

 

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texlive-extsizes

 

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texlive-fancybox

 

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texlive-latex-fonts, texlive-latex-fonts-doc

texlive-latex-fonts

 

texlive-latex, texlive-latex-bin, texlive-latex-bin-bin, texlive-latex-doc

texlive-latex

 

texlive-lettrine, texlive-lettrine-doc

texlive-lettrine

 

texlive-listings, texlive-listings-doc

texlive-listings

 

texlive-lm-math, texlive-lm-math-doc

texlive-lm-math

 

texlive-lm, texlive-lm-doc

texlive-lm

 

texlive-lua-alt-getopt, texlive-lua-alt-getopt-doc

texlive-lua-alt-getopt

 

texlive-lua-alt-getopt, texlive-lua-alt-getopt-doc

texlive-lua-alt-getopt

 

texlive-lualatex-math, texlive-lualatex-math-doc

texlive-lualatex-math

 

texlive-lualatex-math, texlive-lualatex-math-doc

texlive-lualatex-math

 

texlive-luaotfload, texlive-luaotfload-bin, texlive-luaotfload-doc

texlive-luaotfload

 

texlive-luatex, texlive-luatex-bin, texlive-luatex-doc

texlive-luatex

 

texlive-luatexbase, texlive-luatexbase-doc

texlive-luatexbase

 

texlive-makecmds, texlive-makecmds-doc

texlive-makecmds

 

texlive-makeindex, texlive-makeindex-bin, texlive-makeindex-doc

texlive-makeindex

 

texlive-marginnote, texlive-marginnote-doc

texlive-marginnote

 

texlive-marvosym, texlive-marvosym-doc

texlive-marvosym

 

texlive-mathpazo, texlive-mathpazo-doc

texlive-mathpazo

 

texlive-mathspec, texlive-mathspec-doc

texlive-mathspec

 

texlive-mdwtools, texlive-mdwtools-doc

texlive-mdwtools

 

texlive-memoir, texlive-memoir-doc

texlive-memoir

 

texlive-metafont, texlive-metafont-bin

texlive-metafont

 

texlive-metalogo, texlive-metalogo-doc

texlive-metalogo

 

texlive-metapost, texlive-metapost-bin, texlive-metapost-doc, texlive-metapost-examples-doc

texlive-metapost

 

texlive-mflogo, texlive-mflogo-doc

texlive-mflogo

 

texlive-mfnfss, texlive-mfnfss-doc

texlive-mfnfss

 

texlive-mfware, texlive-mfware-bin

texlive-mfware

 

texlive-microtype, texlive-microtype-doc

texlive-microtype

 

texlive-mnsymbol, texlive-mnsymbol-doc

texlive-mnsymbol

 

texlive-mparhack, texlive-mparhack-doc

texlive-mparhack

 

texlive-mptopdf, texlive-mptopdf-bin

texlive-mptopdf

 

texlive-ms, texlive-ms-doc

texlive-ms

 

texlive-multido, texlive-multido-doc

texlive-multido

 

texlive-multirow, texlive-multirow-doc

texlive-multirow

 

texlive-natbib, texlive-natbib-doc

texlive-natbib

 

texlive-ncctools, texlive-ncctools-doc

texlive-ncctools

 

texlive-ntgclass, texlive-ntgclass-doc

texlive-ntgclass

 

texlive-oberdiek, texlive-oberdiek-doc

texlive-oberdiek

 

texlive-overpic, texlive-overpic-doc

texlive-overpic

 

texlive-paralist, texlive-paralist-doc

texlive-paralist

 

texlive-parallel, texlive-parallel-doc

texlive-parallel

 

texlive-parskip, texlive-parskip-doc

texlive-parskip

 

texlive-pdfpages, texlive-pdfpages-doc

texlive-pdfpages

 

texlive-pdftex-def

texlive-graphics-def

 

texlive-pdftex, texlive-pdftex-bin, texlive-pdftex-doc

texlive-pdftex

 

texlive-pgf, texlive-pgf-doc

texlive-pgf

 

texlive-philokalia, texlive-philokalia-doc

texlive-philokalia

 

texlive-placeins, texlive-placeins-doc

texlive-placeins

 

texlive-polyglossia, texlive-polyglossia-doc

texlive-polyglossia

 

texlive-powerdot, texlive-powerdot-doc

texlive-powerdot

 

texlive-preprint, texlive-preprint-doc

texlive-preprint

 

texlive-psfrag, texlive-psfrag-doc

texlive-psfrag

 

texlive-psnfss, texlive-psnfss-doc

texlive-psnfss

 

texlive-pspicture, texlive-pspicture-doc

texlive-pspicture

 

texlive-pst-3d, texlive-pst-3d-doc

texlive-pst-3d

 

texlive-pst-3d, texlive-pst-3d-doc

texlive-pst-3d

 

texlive-pst-blur, texlive-pst-blur-doc

texlive-pst-blur

 

texlive-pst-coil, texlive-pst-coil-doc

texlive-pst-coil

 

texlive-pst-eps, texlive-pst-eps-doc

texlive-pst-eps

 

texlive-pst-fill, texlive-pst-fill-doc

texlive-pst-fill

 

texlive-pst-grad, texlive-pst-grad-doc

texlive-pst-grad

 

texlive-pst-math, texlive-pst-math-doc

texlive-pst-math

 

texlive-pst-node, texlive-pst-node-doc

texlive-pst-node

 

texlive-pst-plot, texlive-pst-plot-doc

texlive-pst-plot

 

texlive-pst-slpe, texlive-pst-slpe-doc

texlive-pst-slpe

 

texlive-pst-text, texlive-pst-text-doc

texlive-pst-text

 

texlive-pst-tree, texlive-pst-tree-doc

texlive-pst-tree

 

texlive-pstricks-add, texlive-pstricks-add-doc

texlive-pstricks-add

 

texlive-pstricks, texlive-pstricks-doc

texlive-pstricks

 

texlive-ptext, texlive-ptext-doc

texlive-ptext

 

texlive-pxfonts, texlive-pxfonts-doc

texlive-pxfonts

 

texlive-qstest, texlive-qstest-doc

texlive-qstest

 

texlive-rcs, texlive-rcs-doc

texlive-rcs

 

texlive-realscripts, texlive-realscripts-doc

texlive-realscripts

 

texlive-rsfs, texlive-rsfs-doc

texlive-rsfs

 

texlive-sansmath, texlive-sansmath-doc

texlive-sansmath

 

texlive-sauerj, texlive-sauerj-doc

texlive-sauerj

 

texlive-section, texlive-section-doc

texlive-section

 

texlive-sectsty, texlive-sectsty-doc

texlive-sectsty

 

texlive-seminar, texlive-seminar-doc

texlive-seminar

 

texlive-sepnum, texlive-sepnum-doc

texlive-sepnum

 

texlive-setspace, texlive-setspace-doc

texlive-setspace

 

texlive-showexpl, texlive-showexpl-doc

texlive-showexpl

 

texlive-soul, texlive-soul-doc

texlive-soul

 

texlive-stmaryrd, texlive-stmaryrd-doc

texlive-stmaryrd

 

texlive-subfig, texlive-subfig-doc

texlive-subfig

 

texlive-subfigure, texlive-subfigure-doc

texlive-subfigure

 

texlive-svn-prov, texlive-svn-prov-doc

texlive-svn-prov

 

texlive-svn-prov, texlive-svn-prov-doc

texlive-svn-prov

 

texlive-t2, texlive-t2-doc

texlive-t2

 

texlive-tetex, texlive-tetex-bin, texlive-tetex-doc

texlive-tetex

 

texlive-tex-gyre-math, texlive-tex-gyre-math-doc

texlive-tex-gyre-math

 

texlive-tex-gyre, texlive-tex-gyre-doc

texlive-tex-gyre

 

texlive-tex, texlive-tex-bin

texlive-tex

 

texlive-tex4ht, texlive-tex4ht-bin, texlive-tex4ht-doc

texlive-tex4ht

 

texlive-texconfig, texlive-texconfig-bin

texlive-texconfig

 

texlive-texlive.infra, texlive-texlive.infra-bin, texlive-texlive.infra-doc

texlive-texlive.infra

 

texlive-textcase, texlive-textcase-doc

texlive-textcase

 

texlive-textpos, texlive-textpos-doc

texlive-textpos

 

texlive-threeparttable, texlive-threeparttable-doc

texlive-threeparttable

 

texlive-thumbpdf, texlive-thumbpdf-bin, texlive-thumbpdf-doc

texlive-thumbpdf

 

texlive-tipa, texlive-tipa-doc

texlive-tipa

 

texlive-titlesec, texlive-titlesec-doc

texlive-titlesec

 

texlive-titling, texlive-titling-doc

texlive-titling

 

texlive-tocloft, texlive-tocloft-doc

texlive-tocloft

 

texlive-tools, texlive-tools-doc

texlive-tools

 

texlive-txfonts, texlive-txfonts-doc

texlive-txfonts

 

texlive-type1cm, texlive-type1cm-doc

texlive-type1cm

 

texlive-typehtml, texlive-typehtml-doc

texlive-typehtml

 

texlive-ucharclasses, texlive-ucharclasses-doc

texlive-ucharclasses

 

texlive-ucs, texlive-ucs-doc

texlive-ucs

 

texlive-uhc, texlive-uhc-doc

texlive-uhc

 

texlive-ulem, texlive-ulem-doc

texlive-ulem

 

texlive-underscore, texlive-underscore-doc

texlive-underscore

 

texlive-unicode-math, texlive-unicode-math-doc

texlive-unicode-math

 

texlive-unicode-math, texlive-unicode-math-doc

texlive-unicode-math

 

texlive-unisugar, texlive-unisugar-doc

texlive-unisugar

 

texlive-url, texlive-url-doc

texlive-url

 

texlive-utopia, texlive-utopia-doc

texlive-utopia

 

texlive-varwidth, texlive-varwidth-doc

texlive-varwidth

 

texlive-wadalab, texlive-wadalab-doc

texlive-wadalab

 

texlive-was, texlive-was-doc

texlive-was

 

texlive-wasy, texlive-wasy-doc

texlive-wasy

 

texlive-wasysym, texlive-wasysym-doc

texlive-wasysym

 

texlive-wrapfig, texlive-wrapfig-doc

texlive-wrapfig

 

texlive-xcolor, texlive-xcolor-doc

texlive-xcolor

 

texlive-xdvi, texlive-xdvi-bin

texlive-xdvi

 

texlive-xecjk, texlive-xecjk-doc

texlive-xecjk

 

texlive-xecolor, texlive-xecolor-doc

texlive-xecolor

 

texlive-xecyr, texlive-xecyr-doc

texlive-xecyr

 

texlive-xeindex, texlive-xeindex-doc

texlive-xeindex

 

texlive-xepersian, texlive-xepersian-doc

texlive-xepersian

 

texlive-xesearch, texlive-xesearch-doc

texlive-xesearch

 

texlive-xetex-def

texlive-graphics-def

 

texlive-xetex-itrans, texlive-xetex-itrans-doc

texlive-xetex-itrans

 

texlive-xetex-pstricks, texlive-xetex-pstricks-doc

texlive-xetex-pstricks

 

texlive-xetex-tibetan, texlive-xetex-tibetan-doc

texlive-xetex-tibetan

 

texlive-xetex, texlive-xetex-bin, texlive-xetex-doc

texlive-xetex

 

texlive-xetexfontinfo, texlive-xetexfontinfo-doc

texlive-xetexfontinfo

 

texlive-xifthen, texlive-xifthen-doc

texlive-xifthen

 

texlive-xkeyval, texlive-xkeyval-doc

texlive-xkeyval

 

texlive-xltxtra, texlive-xltxtra-doc

texlive-xltxtra

 

texlive-xmltex, texlive-xmltex-bin, texlive-xmltex-doc

texlive-xmltex

 

texlive-xstring, texlive-xstring-doc

texlive-xstring

 

texlive-xtab, texlive-xtab-doc

texlive-xtab

 

texlive-xunicode, texlive-xunicode-doc

texlive-xunicode

 

tkinter

python2-tkinter, python3-tkinter

 

tracker

tracker, tracker-miners

 

trousers

trousers, trousers-lib

 

unbound-python

python3-unbound

 

urw-fonts

urw-base35-fonts

 

util-linux

util-linux, util-linux-user

 

vlgothic-fonts

google-noto-sans-cjk-ttc-fonts

 

vulkan-devel

mesa-vulkan-devel, vulkan-headers, vulkan-loader-devel

 

vulkan, vulkan-filesystem

vulkan-loader

 

webkitgtk4

webkit2gtk3

 

webkitgtk4-devel

webkit2gtk3-devel

 

webkitgtk4-jsc

webkit2gtk3-jsc

 

webkitgtk4-jsc-devel

webkit2gtk3-jsc-devel

 

webkitgtk4-plugin-process-gtk2

webkit2gtk3-plugin-process-gtk2

 

wireshark

wireshark-cli

 

wireshark-gnome

wireshark

 

wqy-zenhei-fonts

google-noto-sans-cjk-ttc-fonts

 

xchat

hexchat

 

xmvn

xmvn, xmvn-api, xmvn-bisect, xmvn-connector-aether, xmvn-connector-ivy, xmvn-core, xmvn-install, xmvn-minimal, xmvn-mojo, xmvn-parent-pom, xmvn-resolve, xmvn-subst, xmvn-tools-pom

 

xorg-x11-drv-wacom

xorg-x11-drv-wacom, xorg-x11-drv-wacom-serial-support

 

xterm

xterm, xterm-resize

 

yum-cron

dnf-automatic

dnf-automatic パッケージが同様の機能を提供しますが、yum-cron 設定ファイルとの互換性はありません。

yum-metadata-parser

python3-dnf

repodata コンテンツを使用するには、DNF API (クエリー、パッケージオブジェクトなど) を使用しないといけなくなりました。

yum-plugin-aliases, yum-plugin-fastestmirror, yum-plugin-priorities, yum-plugin-remove-with-leaves, yum-plugin-tmprepo, yum-plugin-tsflags

dnf

言及した機能は、DNF で提供されるようになりました。yum-plugin-tmprepo の機能は、--repofrompath オプションから提供されます。tsflags オプションの設定は、dnf に不可欠になりました。--setopt=tsflags=<flags> を使用します。

yum-plugin-auto-update-debug-info, yum-plugin-changelog, yum-plugin-copr

dnf-plugins-core

このプラグインはすべて dnf-plugins-core パッケージに含まれますが、以前の名前でもインストールできます。

yum-plugin-versionlock

python3-dnf-plugin-versionlock

元の名前でインストール可能です。

yum-rhn-plugin

dnf-plugin-spacewalk

 

yum-utils

dnf-utils

元の名前でインストール可能です。

一部の置換または分割されたパッケージは、サポートされない CodeReady Linux Builder リポジトリーに移動しています。詳細は「削除されたサポートを含むパッケージ」を参照してください。

A.3. 削除されたパッケージ

以下のパッケージは、RHEL 7 には同梱されますが、RHEL 8 では配布されません。

削除されたパッケージ備考

a2ps

a2ps パッケージが削除されています。enscript パッケージがその機能の一部に対応します。/etc/enscript.cfg ファイルで enscript が設定できます。

abrt-addon-upload-watch

 

abrt-devel

 

abrt-gui-devel

 

abrt-retrace-client

 

acpid-sysvinit

 

advancecomp

 

adwaita-icon-theme-devel

 

adwaita-qt-common

 

adwaita-qt4

 

agg

 

aic94xx-firmware

 

akonadi

 

akonadi-devel

 

akonadi-mysql

 

alacarte

 

alsa-tools

 

anaconda-widgets-devel

 

ant-antunit

 

ant-antunit-javadoc

 

antlr-C++-doc

 

antlr-python

 

apache-commons-configuration

 

apache-commons-configuration-javadoc

 

apache-commons-daemon

 

apache-commons-daemon-javadoc

 

apache-commons-daemon-jsvc

 

apache-commons-dbcp

 

apache-commons-dbcp-javadoc

 

apache-commons-digester

 

apache-commons-digester-javadoc

 

apache-commons-jexl

 

apache-commons-jexl-javadoc

 

apache-commons-pool

 

apache-commons-pool-javadoc

 

apache-commons-validator

 

apache-commons-validator-javadoc

 

apache-commons-vfs

 

apache-commons-vfs-ant

 

apache-commons-vfs-examples

 

apache-commons-vfs-javadoc

 

apache-rat

 

apache-rat-core

 

apache-rat-javadoc

 

apache-rat-plugin

 

apache-rat-tasks

 

apr-util-nss

apr-util-nss パッケージは、NSS 暗号化ライブラリーを使用した、apr_crypto.h インターフェースのバックエンドを提供していました。このインターフェースの NSS バックエンドを使用したアプリケーションは、OpenSSL バックエンドを使用して移行する必要があります。これは、apr-util-openssl パッケージで提供されています。

args4j

 

args4j-javadoc

 

ark

 

ark-libs

 

asciidoc-latex

 

at-spi

 

at-spi-devel

 

at-spi-python

 

at-sysvinit

 

atlas-static

 

attica

 

attica-devel

 

audiocd-kio

 

audiocd-kio-devel

 

audiocd-kio-libs

 

audiofile

 

audiofile-devel

 

audit-libs-python

 

audit-libs-static

 

authconfig-gtk

 

authd

 

autogen-libopts-devel

 

automoc

 

autotrace-devel

 

avahi-dnsconfd

 

avahi-glib-devel

 

avahi-gobject-devel

 

avahi-qt3

 

avahi-qt3-devel

 

avahi-qt4

 

avahi-qt4-devel

 

avahi-tools

 

avahi-ui

 

avahi-ui-devel

 

avahi-ui-tools

 

avalon-framework

 

avalon-framework-javadoc

 

avalon-logkit

 

avalon-logkit-javadoc

 

bacula-console-bat

 

bacula-devel

 

bacula-traymonitor

 

baekmuk-ttf-batang-fonts

 

baekmuk-ttf-dotum-fonts

 

baekmuk-ttf-fonts-common

 

baekmuk-ttf-fonts-ghostscript

 

baekmuk-ttf-gulim-fonts

 

baekmuk-ttf-hline-fonts

 

base64coder

 

base64coder-javadoc

 

batik

 

batik-demo

 

batik-javadoc

 

batik-rasterizer

 

batik-slideshow

 

batik-squiggle

 

batik-svgpp

 

batik-ttf2svg

 

bcc-devel

 

bison-devel

 

blas-static

 

blas64-devel

 

blas64-static

 

bltk

 

bluedevil

 

bluedevil-autostart

 

bmc-snmp-proxy

 

bogofilter-bogoupgrade

 

bridge-utils

 

bsdcpio

 

bsh-demo

 

bsh-utils

 

btrfs-progs

 

btrfs-progs-devel

 

buildnumber-maven-plugin

 

buildnumber-maven-plugin-javadoc

 

bwidget

 

bzr

 

bzr-doc

 

cairo-tools

 

caribou

 

caribou-antler

 

caribou-devel

 

caribou-gtk2-module

 

caribou-gtk3-module

 

cdparanoia-static

 

cdrskin

 

ceph-common

 

check-static

 

cheese-libs-devel

 

cifs-utils-devel

 

cim-schema-docs

 

cim-schema-docs

 

cjkuni-ukai-fonts

 

clutter-gst2-devel

 

clutter-tests

 

cmpi-bindings-pywbem

 

cobertura

 

cobertura-javadoc

 

cockpit-machines-ovirt

 

codehaus-parent

 

codemodel-javadoc

 

cogl-tests

 

colord-extra-profiles

 

colord-kde

 

compat-cheese314

 

compat-dapl

 

compat-dapl-devel

 

compat-dapl-static

 

compat-dapl-utils

 

compat-db

 

compat-db-headers

 

compat-db47

 

compat-exiv2-023

 

compat-gcc-44

 

compat-gcc-44-c++

 

compat-gcc-44-gfortran

 

compat-glade315

 

compat-glew

 

compat-glibc

 

compat-glibc-headers

 

compat-gnome-desktop314

 

compat-grilo02

 

compat-libcap1

 

compat-libcogl-pango12

 

compat-libcogl12

 

compat-libcolord1

 

compat-libf2c-34

 

compat-libgdata13

 

compat-libgfortran-41

 

compat-libgnome-bluetooth11

 

compat-libgnome-desktop3-7

 

compat-libgweather3

 

compat-libical1

 

compat-libmediaart0

 

compat-libmpc

 

compat-libpackagekit-glib2-16

 

compat-libstdc++-33

 

compat-libtiff3

 

compat-libupower-glib1

 

compat-libxcb

 

compat-locales-sap-common

 

compat-openldap

 

compat-openmpi16

 

compat-openmpi16-devel

 

compat-opensm-libs

 

compat-poppler022

 

compat-poppler022-cpp

 

compat-poppler022-glib

 

compat-poppler022-qt

 

compat-sap-c++-5

 

compat-sap-c++-6

 

compat-sap-c++-7

 

conman

 

console-setup

 

coolkey

 

coolkey-devel

 

cpptest

 

cpptest-devel

 

cppunit

 

cppunit-devel

 

cppunit-doc

 

cpuid

 

cracklib-python

 

crda-devel

 

crit

 

criu-devel

 

crypto-utils

 

cryptsetup-python

 

cvs

RHEL 8 でサポートされるバージョン制御システムは、GitMercurial、および Subversion です。

cvs-contrib

 

cvs-doc

 

cvs-inetd

 

cvsps

 

cyrus-imapd-devel

 

dapl

 

dapl-devel

 

dapl-static

 

dapl-utils

 

dbus-doc

 

dbus-python-devel

 

dbus-tests

 

dbusmenu-qt

 

dbusmenu-qt-devel

 

dbusmenu-qt-devel-docs

 

debugmode

 

dejavu-lgc-sans-fonts

 

dejavu-lgc-sans-mono-fonts

 

dejavu-lgc-serif-fonts

 

deltaiso

 

dhcp-devel

 

dialog-devel

 

dleyna-connector-dbus-devel

 

dleyna-core-devel

 

dlm-devel

 

dmraid

ハードウェアおよびソフトウェアの RAID ホストバスアダプター (HBA) のサポートが必要な場合は、mdadm ユーティリティーを使用する必要があります。

dmraid-devel

 

dmraid-events

 

dmraid-events-logwatch

 

docbook-simple

 

docbook-slides

 

docbook-utils-pdf

 

docbook5-style-xsl

 

docbook5-style-xsl-extensions

 

docker-rhel-push-plugin

 

dom4j

 

dom4j-demo

 

dom4j-javadoc

 

dom4j-manual

 

dovecot-pigeonhole

 

dracut-fips

 

dracut-fips-aesni

 

dragon

 

drm-utils

 

drpmsync

 

dtdinst

 

e2fsprogs-static

 

ecj

 

edac-utils-devel

 

efax

 

efivar-devel

 

egl-utils

 

ekiga

 

ElectricFence

 

emacs-a2ps

 

emacs-a2ps-el

 

emacs-auctex

 

emacs-auctex-doc

 

emacs-git

 

emacs-git-el

 

emacs-gnuplot

 

emacs-gnuplot-el

 

emacs-php-mode

 

empathy

 

enchant-aspell

 

enchant-voikko

 

eog-devel

 

epydoc

 

espeak-devel

 

evince-devel

 

evince-dvi

 

evolution-data-server-doc

 

evolution-data-server-perl

 

evolution-data-server-tests

 

evolution-devel

 

evolution-devel-docs

 

evolution-tests

 

expat-static

expat XML ライブラリーに静的ライブラリーを提供する expat-static パッケージが提供されなくなりました。代わりに動的リンクを使用してください。

expect-devel

 

expectk

 

farstream

 

farstream-devel

 

farstream-python

 

farstream02-devel

 

fedfs-utils-admin

 

fedfs-utils-client

 

fedfs-utils-common

 

fedfs-utils-devel

 

fedfs-utils-lib

 

fedfs-utils-nsdbparams

 

fedfs-utils-python

 

fedfs-utils-server

 

felix-bundlerepository

 

felix-bundlerepository-javadoc

 

felix-framework

 

felix-framework-javadoc

 

felix-osgi-obr

 

felix-osgi-obr-javadoc

 

felix-shell

 

felix-shell-javadoc

 

fence-sanlock

 

festival

 

festival-devel

 

festival-docs

 

festival-freebsoft-utils

 

festival-lib

 

festival-speechtools-devel

 

festival-speechtools-libs

 

festival-speechtools-utils

 

festvox-awb-arctic-hts

 

festvox-bdl-arctic-hts

 

festvox-clb-arctic-hts

 

festvox-jmk-arctic-hts

 

festvox-kal-diphone

 

festvox-ked-diphone

 

festvox-rms-arctic-hts

 

festvox-slt-arctic-hts

 

file-static

 

filebench

 

filesystem-content

 

finch

 

finch-devel

 

finger

finger クライアント/サーバーのユーザーは、who コマンド、pinky コマンド、および last コマンドを使用できます。リモートマシンでは、SSH で以下のコマンドを使用します。

finger-server

 

flatpak-devel

 

fltk-fluid

 

fltk-static

 

flute-javadoc

 

folks

 

folks-devel

 

folks-tools

 

fontforge-devel

 

fontpackages-tools

 

fonttools

 

fop

 

fop-javadoc

 

fprintd-devel

 

freeradius-python

 

freetype-demos

 

fros

 

fros-gnome

 

fros-recordmydesktop

 

fwupd-devel

 

fwupdate-devel

 

gamin-python

 

gavl-devel

 

gcab

 

gcc-gnat

 

gcc-go

 

gcc-objc

 

gcc-objc++

 

gcc-plugin-devel

 

gconf-editor

 

gd-progs

 

gdk-pixbuf2-tests

 

gdm-devel

 

gdm-pam-extensions-devel

 

gedit-devel

 

gedit-plugin-bookmarks

 

gedit-plugin-bracketcompletion

 

gedit-plugin-charmap

 

gedit-plugin-codecomment

 

gedit-plugin-colorpicker

 

gedit-plugin-colorschemer

 

gedit-plugin-commander

 

gedit-plugin-drawspaces

 

gedit-plugin-findinfiles

 

gedit-plugin-joinlines

 

gedit-plugin-multiedit

 

gedit-plugin-smartspaces

 

gedit-plugin-synctex

 

gedit-plugin-terminal

 

gedit-plugin-textsize

 

gedit-plugin-translate

 

gedit-plugin-wordcompletion

 

gedit-plugins

 

gedit-plugins-data

 

gegl-devel

 

geoclue

 

geoclue-devel

 

geoclue-doc

 

geoclue-gsmloc

 

geoclue-gui

 

GeoIP

GeoIp パッケージは、レガシーのデータベースでのみ動作できます。RHEL 8 では、geoipupdate と、新しい libmaxminddb パッケージが代わりに提供されます。これは、アップストリームの GeoIPプロジェクトが作成した新しい API で、新しい形式のデータベース mmdb をサポートします。

GeoIP-data

 

GeoIP-devel

 

GeoIP-update

 

geronimo-jaspic-spec

 

geronimo-jaspic-spec-javadoc

 

geronimo-jaxrpc

 

geronimo-jaxrpc-javadoc

 

geronimo-jta

 

geronimo-jta-javadoc

 

geronimo-osgi-support

 

geronimo-osgi-support-javadoc

 

geronimo-saaj

 

geronimo-saaj-javadoc

 

ghostscript-chinese

 

ghostscript-chinese-zh_CN

 

ghostscript-chinese-zh_TW

 

ghostscript-cups

 

ghostscript-devel

 

ghostscript-gtk

 

giflib-utils

 

gimp-data-extras

 

gimp-help

 

gimp-help-ca

 

gimp-help-da

 

gimp-help-de

 

gimp-help-el

 

gimp-help-en_GB

 

gimp-help-es

 

gimp-help-fr

 

gimp-help-it

 

gimp-help-ja

 

gimp-help-ko

 

gimp-help-nl

 

gimp-help-nn

 

gimp-help-pt_BR

 

gimp-help-ru

 

gimp-help-sl

 

gimp-help-sv

 

gimp-help-zh_CN

 

git-bzr

 

git-cvs

 

git-gnome-keyring

 

git-hg

 

git-p4

 

gjs-tests

 

glade

 

glade3

 

glade3-libgladeui

 

glade3-libgladeui-devel

 

glassfish-dtd-parser

 

glassfish-dtd-parser-javadoc

 

glassfish-jaxb-javadoc

 

glassfish-jsp

 

glassfish-jsp-javadoc

 

glew

 

glib-networking-tests

 

gmp-static

 

gnome-clocks

 

gnome-contacts

 

gnome-desktop3-tests

 

gnome-devel-docs

 

gnome-dictionary

 

gnome-doc-utils

 

gnome-doc-utils-stylesheets

 

gnome-documents

 

gnome-documents-libs

 

gnome-icon-theme

 

gnome-icon-theme-devel

 

gnome-icon-theme-extras

 

gnome-icon-theme-legacy

 

gnome-icon-theme-symbolic

 

gnome-packagekit

 

gnome-packagekit-common

 

gnome-packagekit-installer

 

gnome-packagekit-updater

 

gnome-python2

 

gnome-python2-bonobo

 

gnome-python2-canvas

 

gnome-python2-devel

 

gnome-python2-gconf

 

gnome-python2-gnome

 

gnome-python2-gnomevfs

 

gnome-settings-daemon-devel

 

gnome-software-devel

 

gnome-vfs2

 

gnome-vfs2-devel

 

gnome-vfs2-smb

 

gnome-weather

 

gnome-weather-tests

 

gnote

 

gnu-efi-utils

 

gnu-getopt

 

gnu-getopt-javadoc

 

gnuplot-latex

 

gnuplot-minimal

 

gob2

 

gom-devel

 

google-noto-sans-korean-fonts

 

google-noto-sans-simplified-chinese-fonts

 

google-noto-sans-traditional-chinese-fonts

 

gperftools

 

gperftools-devel

 

gperftools-libs

 

gpm-static

 

grantlee

 

grantlee-apidocs

 

grantlee-devel

 

graphviz-graphs

 

graphviz-guile

 

graphviz-java

 

graphviz-lua

 

graphviz-ocaml

 

graphviz-perl

 

graphviz-php

 

graphviz-python

 

graphviz-ruby

 

graphviz-tcl

 

groff-doc

 

groff-perl

 

groff-x11

 

groovy

 

groovy-javadoc

 

grub2

 

grub2-ppc-modules

 

grub2-ppc64-modules

 

gsm-tools

 

gsound-devel

 

gssdp-utils

 

gstreamer

 

gstreamer-devel

 

gstreamer-devel-docs

 

gstreamer-plugins-bad-free

 

gstreamer-plugins-bad-free-devel

 

gstreamer-plugins-bad-free-devel-docs

 

gstreamer-plugins-base

 

gstreamer-plugins-base-devel

 

gstreamer-plugins-base-devel-docs

 

gstreamer-plugins-base-tools

 

gstreamer-plugins-good

 

gstreamer-plugins-good-devel-docs

 

gstreamer-python

 

gstreamer-python-devel

 

gstreamer-tools

 

gstreamer1-devel-docs

 

gstreamer1-plugins-base-devel-docs

 

gstreamer1-plugins-base-tools

 

gstreamer1-plugins-ugly-free-devel

 

gtk-vnc

 

gtk-vnc-devel

 

gtk-vnc-python

 

gtk-vnc2-devel

 

gtk3-devel-docs

 

gtk3-immodules

 

gtk3-tests

 

gtkhtml3

 

gtkhtml3-devel

 

gtksourceview3-tests

 

gucharmap

 

gucharmap-devel

 

gucharmap-libs

 

gupnp-av-devel

 

gupnp-av-docs

 

gupnp-dlna-devel

 

gupnp-dlna-docs

 

gupnp-docs

 

gupnp-igd-python

 

gutenprint-devel

 

gutenprint-extras

 

gutenprint-foomatic

 

gvfs-tests

 

gvnc-devel

 

gvnc-tools

 

gvncpulse

 

gvncpulse-devel

 

gwenview

 

gwenview-libs

 

hawkey-devel

 

highcontrast-qt

 

highcontrast-qt4

 

highcontrast-qt5

 

highlight-gui

 

hispavoces-pal-diphone

 

hispavoces-sfl-diphone

 

hsakmt

 

hsakmt-devel

 

hspell-devel

 

hsqldb

 

hsqldb-demo

 

hsqldb-javadoc

 

hsqldb-manual

 

htdig

 

html2ps

 

http-parser-devel

 

httpunit

 

httpunit-doc

 

httpunit-javadoc

 

i2c-tools-eepromer

 

i2c-tools-python

 

ibus-pygtk2

 

ibus-qt

 

ibus-qt-devel

 

ibus-qt-docs

 

ibus-rawcode

 

ibus-table-devel

 

ibutils

 

ibutils-devel

 

ibutils-libs

 

icc-profiles-openicc

 

icon-naming-utils

 

im-chooser

 

im-chooser-common

 

ImageMagick

 

ImageMagick-c++

 

ImageMagick-c++-devel

 

ImageMagick-devel

 

ImageMagick-doc

 

ImageMagick-perl

 

imsettings

 

imsettings-devel

 

imsettings-gsettings

 

imsettings-libs

 

imsettings-qt

 

imsettings-xim

 

indent

 

infinipath-psm

 

infinipath-psm-devel

 

iniparser

 

iniparser-devel

 

iok

 

ipa-gothic-fonts

 

ipa-mincho-fonts

 

ipa-pgothic-fonts

 

ipa-pmincho-fonts

 

iperf3-devel

 

iproute-doc

 

ipset-devel

 

ipsilon

 

ipsilon-authform

 

ipsilon-authgssapi

 

ipsilon-authldap

 

ipsilon-base

 

ipsilon-client

 

ipsilon-filesystem

 

ipsilon-infosssd

 

ipsilon-persona

 

ipsilon-saml2

 

ipsilon-saml2-base

 

ipsilon-tools-ipa

 

iputils-sysvinit

 

iscsi-initiator-utils-devel

 

isdn4k-utils

 

isdn4k-utils-devel

 

isdn4k-utils-doc

 

isdn4k-utils-static

 

isdn4k-utils-vboxgetty

 

isomd5sum-devel

 

istack-commons-javadoc

 

ixpdimm_sw

 

ixpdimm_sw-devel

 

ixpdimm-cli

 

ixpdimm-monitor

 

jai-imageio-core

 

jai-imageio-core-javadoc

 

jakarta-taglibs-standard

 

jakarta-taglibs-standard-javadoc

 

jandex

 

jandex-javadoc

 

jansson-devel-doc

 

jarjar

 

jarjar-javadoc

 

jarjar-maven-plugin

 

jasper

 

jasper-utils

 

java-1.6.0-openjdk

 

java-1.6.0-openjdk-demo

 

java-1.6.0-openjdk-devel

 

java-1.6.0-openjdk-javadoc

 

java-1.6.0-openjdk-src

 

java-1.7.0-openjdk

 

java-1.7.0-openjdk-accessibility

 

java-1.7.0-openjdk-demo

 

java-1.7.0-openjdk-devel

 

java-1.7.0-openjdk-headless

 

java-1.7.0-openjdk-javadoc

 

java-1.7.0-openjdk-src

 

java-1.8.0-openjdk-accessibility-debug

 

java-1.8.0-openjdk-debug

 

java-1.8.0-openjdk-demo-debug

 

java-1.8.0-openjdk-devel-debug

 

java-1.8.0-openjdk-headless-debug

 

java-1.8.0-openjdk-javadoc-debug

 

java-1.8.0-openjdk-javadoc-zip-debug

 

java-1.8.0-openjdk-src-debug

 

java-11-openjdk-debug

 

java-11-openjdk-demo-debug

 

java-11-openjdk-devel-debug

 

java-11-openjdk-headless-debug

 

java-11-openjdk-javadoc-debug

 

java-11-openjdk-javadoc-zip-debug

 

java-11-openjdk-jmods-debug

 

java-11-openjdk-src-debug

 

jboss-ejb-3.1-api

 

jboss-ejb-3.1-api-javadoc

 

jboss-el-2.2-api

 

jboss-el-2.2-api-javadoc

 

jboss-jaxrpc-1.1-api

 

jboss-jaxrpc-1.1-api-javadoc

 

jboss-servlet-2.5-api

 

jboss-servlet-2.5-api-javadoc

 

jboss-servlet-3.0-api

 

jboss-servlet-3.0-api-javadoc

 

jboss-specs-parent

 

jboss-transaction-1.1-api

 

jboss-transaction-1.1-api-javadoc

 

jettison

 

jettison-javadoc

 

jetty-annotations

 

jetty-ant

 

jetty-artifact-remote-resources

 

jetty-assembly-descriptors

 

jetty-build-support

 

jetty-build-support-javadoc

 

jetty-client

 

jetty-continuation

 

jetty-deploy

 

jetty-distribution-remote-resources

 

jetty-http

 

jetty-io

 

jetty-jaas

 

jetty-jaspi

 

jetty-javadoc

 

jetty-jmx

 

jetty-jndi

 

jetty-jsp

 

jetty-jspc-maven-plugin

 

jetty-maven-plugin

 

jetty-monitor

 

jetty-parent

 

jetty-plus

 

jetty-project

 

jetty-proxy

 

jetty-rewrite

 

jetty-runner

 

jetty-security

 

jetty-server

 

jetty-servlet

 

jetty-servlets

 

jetty-start

 

jetty-test-policy

 

jetty-test-policy-javadoc

 

jetty-toolchain

 

jetty-util

 

jetty-util-ajax

 

jetty-version-maven-plugin

 

jetty-version-maven-plugin-javadoc

 

jetty-webapp

 

jetty-websocket-api

 

jetty-websocket-client

 

jetty-websocket-common

 

jetty-websocket-parent

 

jetty-websocket-server

 

jetty-websocket-servlet

 

jetty-xml

 

jing

 

jing-javadoc

 

jline-demo

 

jna-contrib

 

jna-javadoc

 

joda-convert

 

joda-convert-javadoc

 

js

 

js-devel

 

jsch-demo

 

json-glib-tests

 

jsr-311

 

jsr-311-javadoc

 

juk

 

junit-demo

 

k3b

 

k3b-common

 

k3b-devel

 

k3b-libs

 

kaccessible

 

kaccessible-libs

 

kactivities

 

kactivities-devel

 

kamera

 

kate

 

kate-devel

 

kate-libs

 

kate-part

 

kcalc

 

kcharselect

 

kcm_colors

 

kcm_touchpad

 

kcm-gtk

 

kcolorchooser

 

kcoloredit

 

kde-base-artwork

 

kde-baseapps

 

kde-baseapps-devel

 

kde-baseapps-libs

 

kde-filesystem

 

kde-l10n

 

kde-l10n-Arabic

 

kde-l10n-Basque

 

kde-l10n-Bosnian

 

kde-l10n-British

 

kde-l10n-Bulgarian

 

kde-l10n-Catalan

 

kde-l10n-Catalan-Valencian

 

kde-l10n-Croatian

 

kde-l10n-Czech

 

kde-l10n-Danish

 

kde-l10n-Dutch

 

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kde-l10n-Farsi

 

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kde-l10n-Turkish

 

kde-l10n-Ukrainian

 

kde-l10n-Uyghur

 

kde-l10n-Vietnamese

 

kde-l10n-Walloon

 

kde-plasma-networkmanagement

 

kde-plasma-networkmanagement-libreswan

 

kde-plasma-networkmanagement-libs

 

kde-plasma-networkmanagement-mobile

 

kde-print-manager

 

kde-runtime

 

kde-runtime-devel

 

kde-runtime-drkonqi

 

kde-runtime-libs

 

kde-settings

 

kde-settings-ksplash

 

kde-settings-minimal

 

kde-settings-plasma

 

kde-settings-pulseaudio

 

kde-style-oxygen

 

kde-style-phase

 

kde-wallpapers

 

kde-workspace

 

kde-workspace-devel

 

kde-workspace-ksplash-themes

 

kde-workspace-libs

 

kdeaccessibility

 

kdeadmin

 

kdeartwork

 

kdeartwork-screensavers

 

kdeartwork-sounds

 

kdeartwork-wallpapers

 

kdeclassic-cursor-theme

 

kdegraphics

 

kdegraphics-devel

 

kdegraphics-libs

 

kdegraphics-strigi-analyzer

 

kdegraphics-thumbnailers

 

kdelibs