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1.2. 仮想化セキュリティーが重要である理由
インフラストラクチャーに仮想化をデプロイすると、数多くのメリットがもたらされますが、新たなリスクが生じる可能性もあります。仮想化のリソースとサービスのデプロイにあたっては以下のようなセキュリティーに関する考慮事項を検討した上でデプロイを行う必要があります。
- ホスト/ハイパーバイザーは第一のターゲットであり、ゲストとデータの単一障害点となることが多くあります。
- 仮想マシンは望ましくない方法で相互干渉する場合があります。これを防ぐためのアクセス制御が導入されていないとすると、悪意のあるゲストが脆弱なハイパーバイザーをバイパスし、他のゲストのストレージなど、ホストシステム上の他のリソースに直接アクセスする可能性があります。
- 仮想化システムを迅速にデプロイすると、十分なパッチ、モニタリング、メンテナンスなどのリソース管理の必要性が増大するため、リソースとサービスのトラッキングおよび維持管理が難しくなる場合があります。
- 仮想化環境における技術スタッフの知識不足、技能の格差、経験不足などの問題が存在する可能性があります。このような問題は、多くの場合、脆弱性へとつながります。
- ストレージなどのリソースが複数のマシンに散在し、それらのマシンに依存している場合があります。このような場合には環境が過度に複雑化してしまい、システムの管理とメンテナンスが不十分となる可能性があります。
- 仮想化によって、環境内に存在する従来のセキュリティーリスクは排除されません。仮想化レイヤーのみでなく、ソリューションスタック全体のセキュリティーを保護する必要があります。
本ガイドは、仮想化インフラストラクチャーのセキュリティー保護に役立つ Red Hat Enterprise Linux の仮想化推奨プラクティスを紹介し、お客様のセキュリティーリスクを軽減することを目的としています。

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