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20.29.7. ストレージプールの停止および削除
virsh pool-destroy pool コマンドは、ストレージプールを停止します。停止すると、libvirt はプールを管理しなくなりますが、プールに含まれる生データは変更されず、後で pool-create コマンドを使用して復元できます。
例20.83 ストレージプールを停止する方法
以下の例では、例20.78「XML ファイルからストレージプールを作成する方法」 で作成した vdisk ストレージプールを停止します。
# virsh pool-destroy vdisk
Pool vdisk destroyed
virsh pool-delete pool コマンドは、指定したストレージプールが使用しているリソースを破壊します。この操作は復元できず、元に戻せないことに注意してください。ただし、プール構造はこのコマンドの後に依然として存在し、新しいストレージボリュームの作成を受け入れる準備ができています。
例20.84 ストレージプールを削除する方法
以下の例では、例20.78「XML ファイルからストレージプールを作成する方法」 に組み込まれているvdisk ストレージプールを削除します。
# virsh pool-delete vdisk
Pool vdisk deleted
virsh pool-undefine pool コマンドは、非アクティブなプールの設定を定義します。
例20.85 ストレージプールの定義を解除する方法
以下の例では、例20.78「XML ファイルからストレージプールを作成する方法」 で作成したvdisk ストレージプールの定義を解除します。これにより、ストレージプールが一時的になります。
# virsh pool-undefine vdisk
Pool vdisk undefined