Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
20.13.3. ゲスト仮想マシンのブロックデバイスのサイズの変更
virsh blockresize コマンドは、ゲスト仮想マシンの実行中に、ブロックデバイスの絶対パスを使用して、ゲスト仮想マシンのブロックデバイスのサイズを変更できます。これは、一意のターゲット名 (<target dev="name"/>) またはソースファイル (<source file="name"/>) にも対応します。ゲスト仮想マシンに接続されているディスクデバイスの 1 つに適用できます (コマンドvirsh domblklist を使用すると、指定のゲスト仮想マシンに関連付けられているすべてのブロックデバイスの概要を示す表を出力できます)。
注記
ライブイメージのサイズを変更すると、イメージのサイズは常に変更されますが、ゲストはすぐにはサイズを変更しない場合があります。最近のゲストカーネルでは、virtio-blk デバイスのサイズが自動的に更新されます (古いカーネルではゲストを再起動する必要があります)。SCSI デバイスの場合は、echo > /sys/class/scsi_device/0:0:0:0/device/rescan コマンドを使用して、ゲストの再スキャンを手動でトリガーする必要があります。さらに、IDE では、新しいサイズを取得する前にゲストを再起動する必要があります。
例20.35 ゲスト仮想マシンのブロックデバイスのサイズを変更する方法
以下の例では、guest1 仮想マシンのブロックデバイスのサイズを 90 バイトに変更します。
# virsh blockresize guest1 90 B