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5.2. ランタイムエラーおよび警告

ランタイムエラーと警告は、SystemTap インストルメンテーションがインストールされ、システム上でデータを収集すると発生します。

WARNING: Number of errors: N, skipped probes: M

この実行中に、エラー、プローブの省略、またはその両方が発生しました。NM は、発生したエラーの数と、特定の時間間隔でイベントハンドラーを実行するのに時間がかかりすぎるなどの条件によりスキップされたプローブの数です。

division by 0

スクリプトコードが無効な除算を実行しました。

aggregate element not found

値が累積されていない集合で、 @count 以外の統計情報抽出関数が呼び出されました。これは、division by zero と類似したものです。

aggregation overflow

現時点で、集計値を含むアレイに明確なキーのペアが過剰にあります。

MAXNESTING exceeded

関数呼び出しの入れ子の試行が多すぎます。許可されるデフォルトの関数呼び出しの入れ子は 10 です。

MAXACTION exceeded

プローブハンドラーによるステートメントの実行の試みが多すぎました。プローブハンドラー内で許可されるデフォルトのアクション数は 1000 です。

kernel/user string copy fault at ADDR

プローブハンドラーが、無効なアドレス (ADDR) でカーネルまたはユーザースペースから文字列をコピーしようとしました。

pointer dereference fault

ターゲット変数の評価など、ポインターの逆参照演算中に障害が発生しました。