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9.4.2. トランザクションの検証

単一のトランザクションのサマリーを表示するには、root で以下の形式で yum history summary コマンドを使用します。

yum history summary id

ここでは、id はトランザクションの ID を表します。

特定のトランザクションを詳しく調べる場合は、root で以下のコマンドを実行します。

yum history info id…

id の引数はオプションです。これを省略する場合は、yum は自動的に最後のトランザクションを使用します。複数のトランザクションを指定する場合は、範囲を指定することもできます。

yum history info start_id..end_id

例9.23 yum history info の出力例

以下は、2 つのトランザクションに関する出力のサンプルです。それぞれ新しいパッケージを 1 つインストールしています。

~]# yum history info 4..5
Loaded plugins: langpacks, product-id, search-disabled-repos, subscription-manager
Transaction ID : 4..5
Begin time   : Mon Dec 7 16:51:07 2015
Begin rpmdb  : 1252:d2b62b7b5768e855723954852fd7e55f641fbad9
End time    :      17:18:49 2015 (27 minutes)
End rpmdb   : 1253:cf8449dc4c53fc0cbc0a4c48e496a6c50f3d43c5
User      : Maxim Svistunov <msvistun>
Return-Code  : Success
Command Line  : install tigervnc-server.x86_64
Command Line  : reinstall tigervnc-server
Transaction performed with:
  Installed   rpm-4.11.3-17.el7.x86_64         @rhel-7-server-rpms
  Installed   subscription-manager-1.15.9-15.el7.x86_64 @rhel-7-server-rpms
  Installed   yum-3.4.3-132.el7.noarch         @rhel-7-server-rpms
Packages Altered:
  Reinstall tigervnc-server-1.3.1-3.el7.x86_64 @rhel-7-server-rpms
history info

また、トランザクション時に使用された設定オプション、特定のパッケージをインストールしたリポジトリー、その理由などの追加情報も閲覧できます。特定のトランザクションに関して入手可能な追加情報を表示する場合は、root としてシェルプロンプトで以下を入力します。

yum history addon-info id

yum history info と同様に、id が指定されていない場合、yum は自動的に最新のトランザクションを使用します。別の方法として、最新のトランザクションを参照するには、last キーワードを使用することもできます。

yum history addon-info last

例9.24 yum history addon-info の出力例

履歴の 4 番目のトランザクションを指定すると、yum history addon-info は以下のような出力を返します。

~]# yum history addon-info 4
Loaded plugins: langpacks, product-id, subscription-manager
Transaction ID: 4
Available additional history information:
 config-main
 config-repos
 saved_tx

history addon-info

yum history addon-info コマンドの出力では、以下の 3 種類の情報が表示されます。

  • config-main: トランザクション時に使用された yum のグローバルオプション。グローバルオプションの変更方法は、「[main] オプションの設定」 を参照してください。
  • config-repos: 個々の yum リポジトリー用のオプションです。個々のリポジトリーのオプションを変更する方法については、「[repository] オプションの設定」 を参照してください。
  • saved_tx: 別のマシンでトランザクションを繰り返すために yum load-transaction コマンドにより利用できるデータです (下記参照)。

選択した種類の追加情報を表示するには、root で以下のコマンドを実行してください。

yum history addon-info id information