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21.7.3. Net-SNMP の設定

Net-SNMP エージェントデーモン設定を変更するには、/etc/snmp/snmpd.conf 設定ファイルを編集します。Red Hat Enterprise Linux 7 に備わっているデフォルトの snmpd.conf ファイルには、多くのコメントが含まれているため、エージェント設定の際の適切なスタート地点となります。

本セクションでは、システム情報と認証の設定という 2 つの一般的なタスクにフォーカスしています。利用可能な設定ディレクティブの詳細については、snmpd.conf(5) の man ページを参照してください。また、net-snmp パッケージには snmpconf と呼ばれるユーティリティーがあり、これを使って有効なエージェント設定を対話形式で作成できます。

本セクションで説明されている snmpwalk ユーティリティーを使用するには、net-snmp-utils パッケージがインストールされている必要がある点に注意してください。

注記

設定ファイルの変更を反映させるには、root として以下のコマンドを実行し、snmpd サービスに設定の再読み取りを強制します。

systemctl reload snmpd.service

21.7.3.1. システム情報の設定

Net-SNMP は、system ツリー経由で基本的なシステム情報を提供します。たとえば、次の snmpwalk コマンドはデフォルトのエージェント設定を持つ system ツリーを示しています。

~]# snmpwalk -v2c -c public localhost system
SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Linux localhost.localdomain 3.10.0-123.el7.x86_64 #1 SMP Mon May 5 11:16:57 EDT 2014 x86_64
SNMPv2-MIB::sysObjectID.0 = OID: NET-SNMP-MIB::netSnmpAgentOIDs.10
DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (464) 0:00:04.64
SNMPv2-MIB::sysContact.0 = STRING: Root <root@localhost> (configure /etc/snmp/snmp.local.conf)
[output truncated]

デフォルトでは、sysName オブジェクトはホスト名に設定されています。sysLocation および sysContact オブジェクトは、syslocation ディレクティブおよび syscontact ディレクティブの値を変更することで、/etc/snmp/snmpd.conf ファイルで設定できます。以下に例を示します。

syslocation Datacenter, Row 4, Rack 3
syscontact UNIX Admin <admin@example.com>

設定ファイルに変更を加えた後は、再度 snmpwalk コマンドを実行し、設定を再読み込みしてテストします。

~]# systemctl reload snmp.service
~]# snmpwalk -v2c -c public localhost system
SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Linux localhost.localdomain 3.10.0-123.el7.x86_64 #1 SMP Mon May 5 11:16:57 EDT 2014 x86_64
SNMPv2-MIB::sysObjectID.0 = OID: NET-SNMP-MIB::netSnmpAgentOIDs.10
DISMAN-EVENT-MIB::sysUpTimeInstance = Timeticks: (35424) 0:05:54.24
SNMPv2-MIB::sysContact.0 = STRING: UNIX Admin <admin@example.com>
SNMPv2-MIB::sysName.0 = STRING: localhost.localdomain
SNMPv2-MIB::sysLocation.0 = STRING: Datacenter, Row 4, Rack 3
[output truncated]