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22.4.3. ネームスペースの使用
LMIShell ネームスペースは、利用可能なクラスを組織化する自然な方法を提供し、他のネームスペースおよびクラスへの階層的なアクセスポイントとして機能します。root
ネームスペースは、接続オブジェクトの最初のエントリーポイントです。
利用可能なネームスペースの一覧表示
利用可能なネームスペースの一覧を表示するには、以下のように print_namespaces()
メソッドを使用します。
object_name.print_namespaces
()
object_name を、検査するオブジェクトの名前に置き換えます。このメソッドは、利用可能なネームスペースを標準出力に出力します。
利用可能なネームスペース一覧を取得するには、オブジェクト属性 namespaces
にアクセスします。
object_name.namespaces
これは文字列の一覧を返します。
例22.4 利用可能なネームスペースの一覧表示
例22.1「リモートの CIMOM への接続」 で作成した c
接続オブジェクトの root
ネームスペースオブジェクトを検査するには、インタラクティブプロンプトに以下のコマンドを入力します。
> c.root.print_namespaces() cimv2 interop PG_InterOp PG_Internal >
このネームスペースの一覧を変数 root_namespaces
に割り当てるには、以下を入力します。
> root_namespaces = c.root.namespaces >
ネームスペースオブジェクトへのアクセス
特定のネームスペースオブジェクトにアクセスするには、以下の構文を使用します。
object_name.namespace_name
object_name を検査するオブジェクト名に置き換え、namespace_name をアクセスするネームスペース名に置き換えます。これは LMINamespace
オブジェクトを返します。
例22.5 ネームスペースオブジェクトへのアクセス
例22.1「リモートの CIMOM への接続」 で作成した c
接続オブジェクトの cimv2
ネームスペースにアクセスするには、ns
という名前の変数に割り当て、インタラクティブプロンプトに以下のコマンドを入力します。
> ns = c.root.cimv2
>