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10.3.5. レスキューモードへの変更

レスキューモード は、便利なシングルユーザー環境を提供し、通常の起動プロセスを完了できない状況でのシステムの修復を可能にします。レスキューモードでは、システムはすべてのローカルファイルシステムのマウントと、いくつかの重要なシステムサービスの開始を試みますが、ネットワークインターフェースをアクティブにしたり、他のユーザーによるシステムへの同時ログインを許可したりすることはしません。Red Hat Enterprise Linux 7 では、レスキューモードはシングルユーザーモードと同等であり、single user mode パスワードを必要とします。

現在のターゲットを変更し、現行セッションでレスキューモードに入るには、root で次のコマンドを実行します。

systemctl rescue

このコマンドは systemctl isolate rescue.target と似ていますが、システムに現在ログインしているすべてのユーザーに情報メッセージを送信します。systemd がこのメッセージを送信しないようにするには、コマンドラインオプション --no-wall を付けてこのコマンドを実行します。

systemctl --no-wall rescue

緊急モードに入る方法は、「緊急モードへの変更」 を参照してください。

例10.14 レスキューモードへの変更

現行セッションでレスキューモードに入るには、root で以下のコマンドを実行します。

~]# systemctl rescue

Broadcast message from root@localhost on pts/0 (Fri 2013-10-25 18:23:15 CEST):

The system is going down to rescue mode NOW!