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9.6.3. yum プラグインの使用方法

以下では、便利な yum プラグインの説明と使用方法を紹介しています。プラグインは名前で表示されており、括弧内はパッケージ名になります。

search-disabled-repos (subscription-manager)

search-disabled-repos プラグインを使用すると、依存関係を解決するために無効なリポジトリーを一時的または永久的に有効にできます。このプラグインが有効な場合は、依存関係の解決に失敗して Yum がパッケージのインストールに失敗したときに、無効なリポジトリーを一時的に有効し、再試行することが提示されます。インストールが成功した場合、Yum は使用されているリポジトリーを永久的に有効にすることも提示します。プラグインは subscription-manager により管理されているリポジトリーとのみ連携し、カスタムリポジトリーとは連携しません。

重要

yum--assumeyes または -y オプションで実行されるか、/etc/yum.confassumeyes ディレクティブが有効になっている場合、プラグインは、確認を求めるプロンプトなしに、一時的に、そして永続的に無効なリポジトリーを有効にします。この結果、有効にしたくないリポジトリーが有効になるといった問題が発生することがあります。

search-disabled-repos プラグインを設定するには、/etc/yum/pluginconf.d/search-disabled-repos.conf にある設定ファイルを編集します。[main]セクションで使用できるディレクティブのリストについては、以下の表を参照してください。

表9.3 サポートされている search-disabled-repos.conf ディレクティブ

ディレクティブ詳細

enabled=value

プラグインを有効または無効にできます。value1 (有効) または 0 (無効) にする必要があります。プラグインはデフォルトで有効です。

notify_only=value

プラグインの動作を通知のみに制限できます。value1 (Yum の動作の変更なしで通知のみ) または 0 (Yum の動作の変更) のいずれかにする必要があります。デフォルトでは、プラグインはユーザーへの通知のみを行います。

ignored_repos=repositories

プラグインで有効でないリポジトリーを指定できます。

kabi (kabi-yum-plugins)

kabi プラグインは、ドライバー更新パッケージが公式の Red Hat kernel Application Binary Interface (kABI) と適合するかどうかを確認します。このプラグインが有効な状態で、ユーザーがホワイトリストにないカーネルシンボルを使用するパッケージのインストールを試行する場合は、警告メッセージがシステムログに書き込まれます。さらには、プラグインを enforcing モードで実行するように設定すると、そうしたパッケージがインストールされないようにできます。

kabi プラグインを設定するには、/etc/yum/pluginconf.d/kabi.conf にある設定ファイルを編集します。[main] セクションに使用できるディレクティブの一覧を以下の表に示します。

表9.4 サポートされている kabi.conf ディレクティブ

ディレクティブ詳細

enabled=value

プラグインを有効または無効にできます。value1 (有効) または 0 (無効) にする必要があります。インストール時には、プラグインはデフォルトで有効です。

whitelists=directory

サポートされているカーネルシンボルを持つファイルがある directory を指定できます。デフォルトでは、kabi プラグインは kernel-abi-whitelists パッケージ (/usr/lib/modules/kabi-rhel70/ ディレクトリー) が提供するファイルを使用します。

enforce=value

enforcing モードを有効または無効にできます。value1 (有効) または 0 (無効) にする必要があります。デフォルトでは、このオプションはコメントアウトされ kabi プラグインは警告メッセージのみを表示します。

product-id (subscription-manager)
product-id プラグインは、Content Delivery Network (コンテンツ配信ネットワーク) からインストールされた製品の製品識別証明書を管理します。product-id プラグインはデフォルトでインストールされています。
langpacks (yum-langpacks)
langpacks プラグインは、インストールされているすべてのパッケージ用に選択された言語のロケールパッケージを検索するために使用します。langpacks プラグインはデフォルトでインストールされます。
エイリアスyum-plugin-aliases
aliases プラグインは、yum のエイリアスの設定と使用を可能にする alias コマンドラインオプションを追加します。
yum-changelog (yum-plugin-changelog)
yum-changelog プラグインは、更新前後にパッケージ変更ログの表示を有効にする --changelog コマンドラインオプションを追加します。
yum-tmprepo (yum-plugin-tmprepo)
yum-tmprepo プラグインは、リポジトリーファイルの URL を取り扱う --tmprepo コマンドラインオプションを追加し、1 つのトランザクションに対してのみダウンロードおよび有効化します。このプラグインはリポジトリーの安全な一時的使用を確保します。デフォルトでは、gpg 確認を無効にしません。
yum-verifyyum-plugin-verify
yum-verify プラグインは、システム上の検証データを表示するための verifyverify-rpmverify-all コマンドラインオプションを追加します。
yum-versionlockyum-plugin-versionlock
yum-versionlock プラグインは選択されたパッケージの他のバージョンを除外し、パッケージが最新バージョンに更新されることを防ぎます。versionlock コマンドラインオプションを使用すると、ロックされたパッケージを表示して、編集できます。