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9.5.5. yum リポジトリーの追加、有効化、および無効化

注記

専門知識を深めるには、Red Hat System Administration III (RH254) トレーニングコースの受講をお勧めします。

「[repository] オプションの設定」 では、yum リポジトリーの定義に使用できるさまざまなオプションを説明します。本セクションでは、yum-config-manager コマンドを使用してリポジトリーを追加、もしくは有効または無効にする方法を説明します。

重要

システムが Red Hat Subscription Management で証明書ベースの Content Delivery Network (CDN) に登録されている場合、/etc/yum.repos.d/redhat.repo ファイル内のリポジトリー管理には Red Hat サブスクリプションマネージャー ツールが使用されます。

yum リポジトリーの追加

新しいリポジトリーを定義するには、[repository] セクションを、/etc/yum.conf ファイルか、/etc/yum.repos.d/ ディレクトリーの .repo ファイルに追加します。このディレクトリーにある、.repo ファイル拡張子が付いたすべてのファイルを、yum が読み取ります。リポジトリーは、/etc/yum.conf ではなく、ここに定義することが推奨されます。

警告

ソフトウェアパッケージを、Red Hat の認証ベース Content Delivery Network (CDN) 以外の未検証または信頼できないソフトウェアソースから取得してインストールする場合には、セキュリティー上のリスクが伴います。セキュリティー、安定性、互換性、保全性に関する問題につながる恐れがあります。

yum リポジトリーは、一般的に .repo ファイルを提供します。このようなリポジトリーをシステムに追加して有効にするには、root で以下のコマンドを実行します。

yum-config-manager --add-repo repository_url

repository_url は、.repo ファイルへのリンクになります。

例9.27 example.repo の追加

http://www.example.com/example.repo にあるリポジトリーを追加するには、シェルプロンプトで以下を入力します。

~]# yum-config-manager --add-repo http://www.example.com/example.repo
Loaded plugins: langpacks, product-id, subscription-manager
adding repo from: http://www.example.com/example.repo
grabbing file http://www.example.com/example.repo to /etc/yum.repos.d/example.repo
example.repo                       | 413 B   00:00
repo saved to /etc/yum.repos.d/example.repo

yum リポジトリーの有効化

特定のリポジトリーを有効にするには、root で以下のコマンドを入力します。

yum-config-manager --enable repository…

ここでの repository は一意のリポジトリー ID になります (利用可能なリポジトリー ID を一覧表示するには yum repolist all を使用)。別の方法では、glob 表現を使用すると、一致するすべてのリポジトリーを有効にできます。

yum-config-manager --enable glob_expression…

例9.28 /etc/yum.conf のカスタムセクションで定義されるリポジトリーを有効にする

[example][example-debuginfo][example-source] セクション内で定義されたリポジトリーを有効にするには、以下を入力します。

~]# yum-config-manager --enable example\*
Loaded plugins: langpacks, product-id, subscription-manager
============================== repo: example ==============================
[example]
bandwidth = 0
base_persistdir = /var/lib/yum/repos/x86_64/7Server
baseurl = http://www.example.com/repo/7Server/x86_64/
cache = 0
cachedir = /var/cache/yum/x86_64/7Server/example
[output truncated]

例9.29 すべてのリポジトリーの有効化

/etc/yum.conf ファイルと /etc/yum.repos.d/ ディレクトリーで定義されたすべてのリポジトリーを有効にするには、以下のコマンドを入力します。

~]# yum-config-manager --enable \*
Loaded plugins: langpacks, product-id, subscription-manager
============================== repo: example ==============================
[example]
bandwidth = 0
base_persistdir = /var/lib/yum/repos/x86_64/7Server
baseurl = http://www.example.com/repo/7Server/x86_64/
cache = 0
cachedir = /var/cache/yum/x86_64/7Server/example
[output truncated]

成功すると、yum-config-manager --enable コマンドは現在のリポジトリー設定を表示します。

yum リポジトリーの無効化

yum リポジトリーを無効にするには、root で以下のコマンドを実行します。

yum-config-manager --disable repository…

ここでの repository は一意のリポジトリー ID になります (利用可能なリポジトリー ID を一覧表示するには yum repolist all を使用)。yum-config-manager --enable と同様に、glob 表現を使用して、一致するすべてのリポジトリーを同時に無効にできます。

yum-config-manager --disable glob_expression…

例9.30 すべてのリポジトリーの無効化

/etc/yum.conf ファイルと /etc/yum.repos.d/ ディレクトリーで定義されたすべてのリポジトリーを無効にするには、以下のコマンドを入力します。

~]# yum-config-manager --disable \*
Loaded plugins: langpacks, product-id, subscription-manager
============================== repo: example ==============================
[example]
bandwidth = 0
base_persistdir = /var/lib/yum/repos/x86_64/7Server
baseurl = http://www.example.com/repo/7Server/x86_64/
cache = 0
cachedir = /var/cache/yum/x86_64/7Server/example
[output truncated]

成功すると、yum-config-manager --disable コマンドは現在の設定を表示します。