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12.3.3. sftp ユーティリティーの使用
sftp
ユーティリティーを使用すると、セキュアでインタラクティブな FTP セッションを開始することができます。その設計では、ftp
と似ていますが、暗号化された接続を使用します。
リモートシステムに接続するには、以下の形式でコマンドを使用します。
sftp username@hostname
たとえば penguin.example.com
という名前のリモートマシンに USER
というユーザー名でログインするには、以下のように入力します。
~]$ sftp USER@penguin.example.com
USER@penguin.example.com's password:
Connected to penguin.example.com.
sftp>
正しいパスワードを入力すると、プロンプトが表示されます。sftp
ユーティリティーは、ftp
で使用されるコマンドセットと同様のものを使用します (表12.3「利用可能な sftp コマンドの抜粋」 を参照)。
表12.3 利用可能な sftp コマンドの抜粋
コマンド | 詳細 |
---|---|
| リモート directory の内容を一覧表示します。指定がない場合は、デフォルトで現在の作業ディレクトリーが使用されます。 |
| リモートの作業ディレクトリーを directory に変更します。 |
| リモートの directory を作成します。 |
| リモートの directory を削除します。 |
| localfile をリモートマシンに転送します。 |
| remotefile をリモートマシンから転送します。 |
利用可能なコマンドの詳細リストは、 sftp
(1) の man ページを参照してください。